やっぱり、現場に足を運ぶのは楽しい。

東京オリンピック・パラリンピックをテーマに一般質問をする三階みちお副議長と国士舘大学体育学部を訪問してまいりました。大会前の緊張感ある練習風景を見学させていただき、充実のひととき。学生のみなさんが、すれ違う時には必ず「オッス!」とあいさつをして下さったりして、とても感じが良く。さすが体育会系!

大学はスポーツだけやっていればいいというのではなく、しっかりと授業にも出席し「文武両道」で日々を過ごしているのだとか。朝練をやって、授業に出てから、また練習をして…それからバイトもして…。サークルではなく部活ですし、その練習たるやハンパない感じで…。すごい体力だなと思った次第。

女子ソフトボール部の練習を見学させていただこうとグランドに行ったところ、「誰も何も指示もしていないのに…」ベンチとテントがサラサラサラ…と組立されるというフットワークというか、テキパキとした行動力にも驚かされ…炎天下のもとですがすがしい気持ちになるひとときでした。

多摩市はオリパラに向けて、どんな取組みを考えているのか?…今年から「準備室」を設け、組織体制は一見強化されたように見えるわけですが、まあ、いろいろ指摘をしなければならないくらい「やる気も志気も高まらない状況というか…」。そもそも「オリンピック・パラリンピック準備室」のあるフロアというか場所の条件が悪すぎ。たぶん、今の市役所のどの部署よりも「イケテない」執務環境。手狭な庁舎の中で「準備室」を設けようにも場所の確保が難しいとする事情も理解しますが、それにしてもあまりにもイケテない状況に…同じ会派のとある議員は「牢屋のよう」と表現しておりました。

いろいろあっての場所と聞いているものの、準備室のある場所に行くためには「立入禁止」の看板を無視しなければならず。その先さらに奥へ奥へと…。副議長も私も、執務環境的にも改善が必要だと考えています。オリンピックパラリンピックをそもそも誘致することへの賛否はあるにせよ、すでに方向性は決まっている状況に、「せっかくの機会を活用して、多摩市の街づくりに活かす」ことをしたいですね。副議長が議場でどのような質問を展開するか楽しみです。

午後から、ご縁をいただいて永山にあるこどもデイサービスラフさんへ。多摩市内では医療的ケアの必要な子どもたちに対応できる放課後デイサービスと言えば、島田療育センターには設置されていますが、それ以外では初めての場所ではないかと思います。私よりも10歳年下の若者が立ちあげた場。今日は、1歳児の双子ちゃんから、小学校低学年くらいの子どもたちまでが利用していました。昼下がりに訪問し、子どもたちが帰路に着くまでの約2時間…滞在し、時々、子どものお相手もしつつ、いろいろ意見交換もさせていただきました。

もともと訪問看護ステーションでケアをしていてた子どもたちの「居場所」のなさを痛感し、立ち上げたとの伺いましたが、まだまだ潜在的ニーズに応えきれていないこと、何よりも日々の介護者である主にママたちや家族支援の問題など、私たちが手を差し伸べていかねばならない課題が多いと実感。

スヌーズレンのお部屋もありました。音楽療法士さんもいらして、とてもあたたかく、子どもたちの成長を見守る場でした。これからも、状況を見守りつつ、地域で何ができるかもともに考えたいなと思っています。24時間看護をしているご家族の支援を何とかしていきたい。島田療育センターではショートステイの受入が今、休止しているそうです。

今、多摩市では障害者福祉基本計画を改定しています。その中で、医療的ケア児に対する地域環境をどう整えていくか等…どんな風に内容が盛り込まれているかも見ていく必要がありますね。この件は、「医療的ケア児」という表現が具体的に法律に中に明記されるようになり、やっと光があたるようになり…議会でも関心を寄せて、取り上げた議員もいます。課題を共有し、私たちが何ができるか、一緒に考えたいですね。

 

そんなことで、今日は午前中も午後も…市内の「現場」に足を運び、いろんな話を聴くことができ、ホント楽しかった!「こんなことできそう」「あんなこともできそう」という思いとかアイデアとか思い浮かぶと気持ちがわくわくするなあと。久しぶりにビールのおいしい夜でした!