パルテノン多摩に始まり、パルテノン多摩に終わる・・・

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今週は月曜日に一般質問で発言し、テーマは「パルテノン多摩」・・・そして、昨日の補正予算も「パルテノン多摩」で、今日もまた午前中は「パルテノン多摩大規模改修」についての説明会。だから、パルテノン多摩に始まって、終わった感じです。何だか長かったなあ一週間。

今日の説明会では、大規模改修の基本計画策定について設計事務所のNASCAさん、そして共に関わって下さっている東畑建築事務所さん、森村設計さんといわゆるCM事業者である明豊ファシリティーズさんのみなさんから直接お話を伺い、そしてまた、意見交換などをさせていただきました・・・・って、もちろん副市長、担当部長、課長以下係員のみなさんもご一緒。先日来話題になっている大掴みな改修費用として・・・・今の段階では「約80億円」と示されていて、どういう内容でつみあがった金額なのかを質疑したり、あとは各議員の要望を伝える感じでしたね。

 

正直、私は・・・事業者さんが積みあげしてきた数字以前の問題で、行政に対する不信感や不満の方が大きく・・・とてもとても事業者さんに質疑を求める気分にすらなりませんでした。例えば、マジックサウンドルームにある自動演奏楽器をどうするのか?・・・ということについても、ちゃんと市の方針が明確化していないにも関らず、今日説明を受けた素案の素案の素案くらいの話しでは既に自動演奏楽器」を保管する場所もなければ、今のマジックサウンドルーム含めて内装を大胆に変えていく提案・・・・仮にもこの提案の内容で行くならば「自動演奏楽器」の行き先はどうなるの?という感じです。少なくとも今日の説明内容だけで判断するとすれば、自動演奏楽器の居場所はありません。

 

ということで、前提条件・・・どうなっているのだろう?自動演奏楽器について、もしも、大規模改修後もパルテノン多摩で維持保管することが市の方針であるなら、そのことを明確にしないと設計内容には反映できない。「今月中にでも方向性を決めてほしい。」ってお願いしておきました。なぜなら、もう、かなりのところまで基本的な設計内容が決まりつつあるから。

 

何にせよ、問われるのは市の方針。議会としても、「方針の明確化」に向けた議論にちゃんと加わらなければいけないでしょう。公明党の荒谷さんが指摘していたけれど、「大規模改修後のランニングコストがどうなっていくのか?」って視点が大事だと思っています。今はまだ、十分に示しきれないそうですが、30年前よりも確実に省エネ化は進んでいると思いますし、設備機器の性能だって飛躍的に進化しているはずだし。あと、気になっているのは「みどり」のこと。植栽の手入れにもバカにならない経費が掛かります。聞いてびっくりしたのは、植栽管理費を削った分、・・・財団の職員たちが、時に草取りとかしているそうです・・・アリエナイ・・・・。そんなことも考慮しながら考えていきたいものです。

 

たくさんのこと同時並行的にできないので、あまりにも「パルテノン多摩」に集中しすぎて、夢にまで出てくるという・・・・。どんなストーリーだったかは秘密ですけど。