いまどきの学生さんたち。

20160614

ブリリア多摩ニュータウンにも道路アダプトのボランティアが組織され・・・毎週のお手入れ作業、活動が行われています。それ以外にも、遊歩道沿いの育ち盛りのピンピンした雑草を黙々と引っこ抜いておられる方、ほぼほぼ毎日早朝に掃除をし、通勤通学路をきれいにしてくださっておられる方・・いらっしゃいます。「ちょっとでもお役にたちたい」という気持ちがあっても行動にまで結びつけるのは本当に難しい。実践されている方には頭が下がる思いです。

さて、拓殖大学で教鞭をとっている友人の授業にお招きをいただきました。毎年恒例になり、今年で3回目です。ホント・・・いまどきの学生さんには「代返」というのがないのですね。もう死語になっていると思われます。授業に出席をしたら、毎回ショートレポートがあるような感じ・・・こちら出席替わりになっています。学校によっては各個人の所有するタブレットなどから「出席しないとわからないパスワード」を入力させるようなところもあるとか。しかもその場合、校内からでないとアクセスできないような仕組みになっている等など・・・という話も聞いたことがあり、時代はずいぶん変わったなと思うわけです。

それもそのはず・・・すでに・・・本日の講義に出席の大学1年生と私は20歳以上の年齢差!・・・よくよく考えたら娘と彼ら彼女らとの年齢差の方が小さいという・・・「嗚呼!びっくり!」ということで、友人によれば今年入学した大学1年生で「小泉純一郎」を知らない子がいた!・・・と。いわゆる私の大学生の頃にものすごい政治好き、政治オタクという言い方かもしれないけれど、戦後の首相のことにやたら詳しい知人もいましたが、一方で、関心もなければチンプンカンプン。もちろん私もその一人でした。おそらくはそんな感覚かと。「小泉純一郎」は歴史上の人物で・・・昭和50年代なんて、すでに「日本史」の1ページなんですよね。「昭和生まれ」という響きに「旧人類」のような感覚かと。

そんなわけで、いよいよ18歳選挙権。講義の中心は「どうして選挙に行くのだろう?」を考えてもらいながら話を聞いてもらえたらと思ったのですが、さて、学生さんたちの感想はいかに?後ほどまたショートレポートでの意見や感想を届けていただくことになっていて、楽しみにしております。ちなみに「政治学」の授業なんですが、「政治学とは何か?」とか「政治学で何を学ぶべきか?」とか、学生時代にはつきつめて考えることはなかったです。しかし、「政治学」ってよくよく考えると難しいですね。一言で説明できるような説明できないような感があります。「さまざまな価値観や考え方があり、お互いに認め合いながら(妥協し合いながら?)社会の課題をどう解決していくかを考え続ける」・・・その必要性を学ぶことではないか?とか自分なりに言葉を置き換えてみたり。

「学」って難しいですね。とてもとても考え始めると、答えが出ない。

ただ、「学び続けること」で少しでも成長したいというのは誰しもの願いではないかと思います。別に机に座ってじっと勉強したりする・・・ということだけではなく。今日の講義にも某市役所を退職されから・・・入学された方がおられ、「学ぶことへの意欲」を感じさせられました。少子化時代の大学・・・教室の風景も変わってくるかもしれませんね♪

それにしても「いまどきの学生さん」たちは、ある意味とても真面目に勉強していると思いました。感心感心。