他市も羨む?…相変わらず、多摩市議会は安定の「全会一致」にて補正予算は可決しています。年度末なので、決算を見据えての整理が多く、契約差金などがほとんどです。今度、金曜日から始まる来年度予算の審議を前に、関連するところだけ「前哨戦」のつもり?にて、少しだけ指摘しておきました。
特に、「ビジネススクエア多摩」・・・ニーズがあるのかないのか・・・そろそろ見極めたらいいのではないかとも思っていますが、毎年度末になると「個室利用料」が収入見込み通りではありませんでした・・・という結果になってしまいます。つまりは、ブース入居者が思うように集まらないということです。ビジネススクエア多摩については多摩信用金庫と多摩大学さんと多摩市で、行ってみれば「産学官連携」でやっているはずで、ここは強みとして活かせるはずなんですが、いまいちですね。私としては、「女性の活躍推進」の視点からも女性の創業起業支援についても取り組んでいける可能性を示唆しておきましたが、ちなみに、現在は女性の入居者はたった一人なんだそう。
地方創生とか何とかで、国を上げても起業支援と言っているので、他市などでもずいぶんと同種の施設が増えています。他市よりも「ここが優れている!」という魅力が決してないとは言えないはず・・・と今のところはまだ考えているので次年度以降の奮闘に期待するしかないですね。少し運営手法などを見直すそうです。(次年度の内容については予算審議で質疑しよ。)
「連携」が大事・・・行政だけやるのではなく、民間の力を借りてサービス内容の向上と発展をめざす・・・言葉どおりに行くものではなく、行政にとってはと言うよりか、多摩市役所の不得手な分野だなとつくづく感じます。
ところで、昨年に引き続き、グリナード永山の広場で図書館を中心にして開催されている「ほんともフェスタ」の展示が。市民の方も足をとめながら、ご覧になっていました。
こうして展示物などを並べると・・・各学校の力の入れようというか、良くも悪くも、図書館司書さんたちの取組みの違いを感じることができます。連光寺小学校のパネルや多摩永山中学校の司書さんが中心で作成しているパネルやら・・・力が入っているなあと思うわけです。「だから、どうなの?」と言われると、なかなか返答に困るわけですが、「どこの司書さんもそれぞれ個性を活かして力を発揮していただいている」ことを前提としつつも、せっかく全校に配置している図書館司書さんの全体の底上げやバックアップにどうやって取り組むかは古くからの課題です。
見ているだけで楽しさを感じられるパネル♪・・・きっと、連光寺小学校の図書館は、子どもたちが「足を運んで楽しい!」という雰囲気があふれているんだろうな?・・・と想像させられる。
ビブリオバトルの紹介パネル。加えて、手づくりの小さいパンフレットも置いてあり。すごくかわいらしくて手に取りたくなる。司書さんが楽しく仕事をしていそう!・・・楽しく仕事ができることで次々アイデアがひらめいたり、やってみようという前向きな気持ちになれる・・・だから、こうしてパネルまで作成してしまうのでしょう。
こちらは落合中学校のボランティアさん作。おいしそう。地域の方が関わって学校図書館の活動を支えたり盛りあげたりしていく・・・というのもめざしたいかたちの一つ。完成が近づく多摩第二小学校についても、学校図書館を地域に開放していけるようなツクリがされていると聞いています。地域と子どもの交流の場としての図書館があるのもいいなあって思います。子どもがいて当たり前の学校の図書館ですから・・・「子どもの声がうるさい!」と苦情があることは一切考えなくていいのが良いですね。図書館は子どもから高齢者までみんなが気持ちよく使える場所であってほしいのに、そうなっていない場合もあるのです(施設的な制約もあるかもしれませんが)。
展示を見ながら、あれこれと感じさせられました。うちの娘はやっぱり自分の学校の展示のところに一目散に飛んでいきましたね。ただ、展示だけではわからないところも実はあります。私も各小中学校の学校図書館めぐりをしなければならないと思いつつ、なかなかできていないので、来年度は一巡りすることをちょっと目標にしてみようかな。
明日は休会になりましたので、じっくり?会派での意見交換などしたいと思っております。