週末の食育フェスタ。「農の生け花」がとてもすばらしく。これ、もっと広めたいなあって思いました。来場していた親子にも人気があり、子どもたちが喜んで畑の野菜を手にしては、その感触も楽しんでいたように思います。
食育フェスタ…大元にあるのは「食育基本法」…こちら施行されてから既に10年が経過しておりますが、私たちの食生活は法律の施行により質されてきたのでしょうか?ここは疑問。
学校給食センターは今年は「豚汁」の試食でした。テーブルの隅っこには多摩市の野菜たちが展示されていました。給食センター長が豚汁を受け取りに来た子どもたちに一生懸命話しかけようとしている姿が印象に残りました。でも、調理員さんたちがもっと積極的に来場者の方々と会話できたらもっといいのになあ。マスクしているから難しいのか・・・。こうして、普段は見ることのない調理員さんたちの姿に子どもたちが出会えるだけでもいいのかもしれませんが。調理員さんたちが直接に「おいしかった!」と感想を耳にすることができることもまた励みになるのかなとも思います。
さて。3月定例会に向けた議案説明でした。今回はてんこ盛りに条例提案だけで25本。そこに今年度補正予算と来年度予算の審議も行われるので、事前準備がかなり忙しくなります。新設条例案としては「空家等対策の推進に関する特別法」を受けて、市民からも要望があった空き家対策に取り組むための提案があります。あと、議会でも問題提起されてきた事項として父親の育児参加促進の視点・・・これに関連しては日曜日の児童館開館に取組むための提案もあり。また、心苦しくも国民健康保険税の改正=値上げに関わる条例案他、議会でもきちんと討議をしておくべき事項がいくつもあります。基本的には会派の中で議論を重ねていかねばならないので、結構大変です。条例市審査などにあたってももっと情報収集が必要で、会派のメンバーで手分けをしつつやっていかねば・・・。とその前に市長の施政方針演説の原稿(案)も配布され、代表質問の原稿作成も急がないと、会派の会議に間にあわない・・・ということで、久しぶりに夜更かしをしてしまったわけです。
合わせて、議案説明の後にパルテノン多摩の大規模改修に向けた説明が行われましたが、これまた行政側の見解に疑義が生じました。結局、パルテノン多摩・・・の運営についてどう考えていくのか、もっと市民が活用できる施設にしていくべきであり、時代環境の変化にも応じることのできるような内容にしていくべきなのに・・・なんか「何にも考えていないのね。」という感じがしたのが本当に残念。大規模改修にあたって、市民の意見をどう取り入れようとしているのか道筋が見えず。単なるマイナーチェンジでしか捉えていないような気もしましたが、今、傷んだところをただ修繕するだけ、復旧工事をするかのような大規模改修しかしないのであれば、「そもそも施設そのものの必要性と費用対効果」が問題となり、約60億はくだらないとも言われる施設改修に市民の理解をいかほどに取り付けるつもりか・・・と思います。「はっきり言って理解が得られるものではない。」って思わず断言してしまいましたが、どうにもこうにも東京オリンピックパラリンピック開催までに工事を終了させたい段取りのため、本来、熟考に熟考を重ねるべき視点が置き去りにされている気がしてならないのです。
議会としても・・・・議員誰しもがほぼ・・・「こんな状況であり、状態ではマズイ」と考えていて、何らか対応をせねばと議長を中心にしながら、対応が協議されているところ。次年度予算には大規模改修工事につながっていく、基本計画や基本設計に関わる予算が計上されますが、十分な議論もなく「総論賛成」で予算が可決してしまうことがあれば、市民に対しあまりにも無責任になってしまう・・・議員ここにそんな思いを抱えているような気がしました。もちろん、私はその思いでいっぱいです。パルテノン多摩は応援していこうという気持ち、パルテノン多摩をもっと活用することで、まちを発展させていかねばならないと思っているのですが、そんな私の気持ちは挫かれた気分になった昼下がりでもありました。
とりあえず、代表質問全体を急いで書き終えたのですが、私他6名の会派のメンバーで稚拙な文章をさらにたたき上げる作業がどこまでできるか?!他のメンバーは一般質問も作成しなければならないし、ホント・・・忙しい。でも、この忙しさが当たり前と言えば当たり前なんですけどね・・・・やればやるほどに仕事も増えるし、自分で仕事を作り出すのが議員ですね・・・・といろいろ周囲に目を向けてみれば各地域で活動して発信している人を見るとまだまだ自分は甘いなあと思っている今日この頃です。さ、頑張ります!