一般質問の通告書提出からの、ヒアリング。もっと提出前に調査などしてからにすればいいものを・・・と思いながらも。あとは市民の方からご意見をいただいて、それへの対応。11月号のニュースのポスティングと、多摩市小学校の連合音楽会を見に行って、それから教育委員会の傍聴をしてみたり・・・。限りある一日の時間をどうやって有効活用するのか・・・これは誰しもの悩みですが、他の議員さんもホントお忙しそう。
でも、やっぱり「議員さんって何をしているの?」ってお尋ねをよくいただきます。「議会のないときは、いろいろやってます。」ということで、「これが議員の仕事」って一言で語れるものではないですし、議員の数だけその活動がある・・・ということにしかならないのですが、でも、それを説明するのもまた難しい。
最近思うことは、もっと情報を得て、知識を増やして、勉強もしなければならない。日常的に市民の方からのご意見やお願いごとなどを行政につなぐ、届けるという仕事以上に、少々大げさなものの「多摩市政をこれからどうやって導いていくのか?」を考えていくために、「めざすもの」を見定めたり、「あるべき姿」を考えることと、ただ、それを言っているだけでは意味がないので、実現するためにどうやったら具体的な動きがつくれるのか?とか・・・「動く人」を発掘するのか?などなど・・・現状分析も必要ですね。
教育ICTについて、マイクロソフト社さんが中心になって開催された「Education Day」というセミナーに参加してきました。多摩市内全小中学校タブレット導入・・・ということで、一人一台ではなく、従来のコンピュータールームに配備されていたパソコンの買い替えにあたってのタブレット化というのが正しいと思っておりますが、全国での実証というか、これからの教育を展望するとき、やっぱりタブレット活用は不可欠。過渡期とも言えず、まだまだ多摩市内の状況で言えば、過渡期前の夜明け・・・みたいな状態にしかなっていないけれど、全国先進的に進み取り組んでいる事例を聞くと、「こうなっていくんだろうなあ」と思うわけですね。大流行りの「マインクラフト」。先般、愛和小学校に行ったときにも、子どもたちが取組みを見てきたのですが、セミナー内でも「愛和小学校」が紹介されておりました。ゲームではなく、プログラミングを学んでいく・・・これをプログラミング教育だと理解するために教える側の意識改革の方が求められるのかもしれませんが、いずれにせよ、今後の子どもたちは「プログラミングを学ぶ」・・・私にも’やや’というかなかなかまだ理解しがたいものがありますが、避けて通れないというか、これからを生き抜いていく術としても身につけるべき要素であると感じた次第です。
こうして先進的な取組みを学び・・・さて、では多摩市でどう展開できるのか?を考えるのですが、やっぱり教える側の「人材」がまずは大きな課題ですね。現場を変えることの難しさについては、東京都教育委員の乙武洋匡さんからも特別講演があってお話をいただいたのですが、新しいものを取り入れていくってやっぱりホント壁が立ちはだかります。セミナー総括では民主党で大活躍されていた鈴木寛さんからも教育改革の方向性等示されたわけですが、大きな方針と方向が出たところで、末端と言うか、そのマインドを一人ひとりが理解していくところへの到達・・・長い道のりなんだろうなと感じます。でも、時代変化をきちんと読み、先取りをしていれば、「現状維持」がいいとは思えない・・・「変えていかねば」という使命感のようなものが小さいところからでも広がることに期待するしかありませんね。今は奇異に見えてきてもいずれ理解されていくはず・・と思うんですが。
なので、私は愛和小学校で取組んでいること・・・「遊びにしか見えない」とおっしゃる方もおられるのですが、そうではないんだ・・・ということを理解してもらうべく・・・・引き続き注目をしつつ、取材もしつつ、時間の経過とともに学校に蓄積されていく事実を確認していきたいなと思っております。夜空を見上げるとすっかり「冬の空」。いよいよ12月へ・・・今年最後の一ヶ月・・・まずは寒さ対策を!