週明けの一般質問に向けて、ちょっくら教育長と意見交換をしたいと教育長室へ。なんと!現在、建て替え中の多摩第二小学校から出土した縄文土器に市内の華道家の方に行けていただいた作品が飾られておりました。いつもとは違う雰囲気の教育長室。文化財をこうして活用する方法もあるのですね♪ぜひ・・・市役所ロビーにも・・・って思いました。
一般質問は折り返し。今日は同じ会派から3名が連続して質問に立ちました。遠藤ちひろ議員からは「パークマネジメント」の視点、増田議員からはずっと追い続けている地域の諸課題の解決、遠藤めい子議員からは「職員の人材育成」の質問がありました。
「やらなければならないことにどう取り組むのか」
頭では理解していても、なかなか動いていかないことも多い。その原因と要因をどう分析していくのか。そして、どのようにしたら組織として動き始めるのか・・・取組みが前進するのか・・・・。
実は、これは私の質問に関しても共通して、大きく立ちはだかる壁だったりします。今回の質問のテーマである「特別支援教育推進計画」についても同様で、計画はつくったはいいけど・・・にしないための方策をどう構築するのか。とかく、どんどんどんどん空気を入れ続け、風船がパンパンに膨らんでいる状況であり状態・・・パチン・・・と割れてしまっては元も子もない・・・現場の学校は四方八方からの要請要求に何だか四方八方になっている気がしてなりません。本来、学校って何をすべきなんだろう?とか先生たちは何に力を尤も注ぐべきなんだろうか?とか・・・大した専門家でも何でもない私から言えることは数少ないわけですが、でも私は「学校を助けたい」という気持ちが年々増しています。学校を助けるということは、先生たちを支援するということで、そのことはひいては「子どもたちを救う」(救うという表現はなじまないかもしれませんが)につながる気がするのです。
学校の校務支援の一環で導入したICTシステムは本当に先生の業務を楽にしただろうか?学校は地域の核に・・・確かに地域から学べることもたくさんあり、やる意義を感じて進めているけれど、でもその分学校が様々な諸調整で忙しくなってはいないだろうか?多摩市で言えばESDとか、特別支援教育とか、食育とか、今度は英語とか、いじめ対策とか等等等など・・・・学校の先生は単にクラスの担任をしていればいいというものではなく、日々‘校務分掌’の中で忙殺されている実態もある気がします。でも、毎日登校してくる子どもたちに向き合って、一人ひとりに持てる力で対応してくれる先生たちがいる・・・・私たちが想像以上に辛く大変な状況があるにはあるのが今の学校だと私は考えているのです。そしてまた、何よりも副校長先生の業務の忙しさ!
副校長先生は「教頭先生」って呼ばれていた時代がありましたね。教頭先生と言うのは「教員集団の頭」となるわけですが、副校長と言う呼び方は、教員集団のトップと言うよりも校長の業務を助ける「サブ」みたいな感じ。なんか立ち位置とても難しそう。そして、副校長先生・・・・例えば学生ボランティアなんかのシフト調整もしているということで、まあ、ホントに忙しい方が多すぎます。「これ以上、学校に物を頼んではいけない。申し訳ない。」と思ってしまうと、特別支援推進計画をせっかく策定して進めるにしても、その進め方が何よりもポイントとなり、「やりなさい!」と上から目線で計画を下すだけでは何にも進展していかないと考えています。
で、ここに知恵の絞りあいがあるのだろう・・・って思っていて、教育長と意見交換をしてまいりました。清水教育長がわが市で指導室長だった時代に始まったのが特別支援教育。発達障害者支援法ができて今年で10年を迎えている。この10年間の振返り、そしてまた、今、特別支援教育の在り方も変わろうとしていて、来年の4月からは障害者差別解消法も施行される・・・これ、大きな改革だと思っています。教育長はこの環境変化をどう捉えているのだろうか?とか・・・実はこの9月で清水教育長は任期満了。でも、続投してもらいたいということで、人事案件が提案される予定になっていることもあり、特別支援教育推進計画を策定して動かすところ、引っ張っていくために手腕が問われるところだなって思っています。
そのあたり、今回の一般質問で聞いてみたいなあ。ちゃんと尋ねられるような質問の組み立てをそろそろ考えようと思います。発言の順番がなかなか回ってこないため、エンジンがかかりません。これは、おそらく週末勝負でしょう・・・♪