2006年08月23日

9月議会に向けて

 いよいよ9月定例会まであと1週間ほど。明日が通告書の提出締切日です。

 私のテーマは「多摩市の女性施策」ということで、TAMA女性センターの活性化を目指して質問をしたいと思っています。
 通告書についてはこちらで。

 ポイントは大きくは2つ。
 ①指定管理者の導入を目指すのか
  →公民館などとの複合施設なので、指定管理者制度を導入することは不可能に近い。
  →なので、行政の直営方式をとらざるを得ない。
  →そうであるならば、女性センターの存在意義を再確認し、市民にそれなりに評価されるにならなければ。
  ★女性センターには市民運営委員会がある。そこの活動をさらに充実させることが必要ではないか?

 ②相談体制の充実
  →女性センター相談室における相談体制は心理カウンセラーが対応していて、面談による相談が週に2回(3時間ずつ)・電話による相談が週に1回(3時間)
  ★相談室の活用の面からも、新たに「女性のための法律相談」「女性の体の悩み相談」などができるのではないか。
  
 それから、ドメスティック・バイオレンスに対応するための体制づくりに関して、国分寺市で設置されているような関係部課担当者による連絡会を開催して、横の連携をしっかり図れるようにしてもらいたいと提案したいな~って思っています。


 ちなみに、今日、通告書を提出したのですが、順番はくじびき。24番だったから、9月7日水曜日の午後が私の出番?です♪
 なので、まだまだ自分の一般質問本番まで時間があるので、妙に気持ち的な余裕ができてしまいました・・・・。
 

 今日は、決算特別委員会に備えた資料がドッカーン!と届きました。全部で2冊。市民の方には頒布価格が2冊で4500円!市の公式ホームページでも公開されるはずですが、ホームページで閲覧するのはかなる辛いだろうと思われます。

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2006年06月09日

パブリックコメントの集め方・・・・

 先日の一般質問でも意見をしたけれど・・・。
 多摩市で行なっているパブリックコメントで一番不満なことは、市民に不親切であること。

 例えば、ただいま実施中の「多摩市国民保護計画(素案)」について。一応・・・市民の参画の手続きを経るためのアリバイづくり?・・・なんて誤解されかねないと思っています。

 なぜなら・・・当該計画(素案)はPDFにてホームページ上からも見ることが可能ですが・・・なんと恐るべし!!!開いてみたら「115ページもある!!ありえな~い!!!」「意見なんか出す気分が削がれちゃーう!」。

 これをじっくりみるとしたら、一体パソコンの画面を何時間見つけることになるのでしょうか。そしてまた、印刷するとしても・・・家庭用のプリンターでは耐えられなさそう・・・少なくとも我が家のプリンターはヒィーヒィーだと思います。

 それに、仮に公共施設等で閲覧して、ご意見BOXに投稿するにしても・・・。何時間その場に滞在しなければならないのかしら?当然ながら閲覧用だって持ちだし禁止なはず。

 というわけで、私は「計画」素案などに対するパブリックコメントを集める時には必ず概要版をつけるべきだと思います。だって、作成担当者は「計画」に熟知していてポイントをきちんとつかんでいるはず。そのことを市民にわかりやすく説明する・・・そういう仕事こそ職員に求められているのではないかと思っています。

 もし、これに対する意見が一件もなかった場合には・・・「意見がありませんでした。」という一言で終わってしまうのでしょうか?

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2006年06月07日

自治基本条例を子どもたちにも

 今日は定例会も5日目。一般質問の日程がすべて終了しました。
 
 ちなみに・・・今日は改正地方自治法の公布日です!ちょっとした改正?・・・議会に関する事項も改正されていますので、市議会でもそれなりの対応がなされると思っていますが、現在のところ多摩市議会ではそれらしき動きはないので、もうしばらく様子を見てから、どのように対応するのかを・・・誰に尋ねるかな?議長かな?議会事務局長かな?などと考えているところです。

 やっぱり「議会基本条例」を策定したいと思います。これは来年の統一選の公約にしたいです。


 ところで、私は昨日、一般質問をしました。かれこれ自治基本条例に関する質問をしてから5年目を迎えました。毎年度一度はこのテーマでの質問をしたいと考えているのですが、制定にこぎつけて以後の質問づくりには苦戦しています。
 「制定しなさい!」ということは簡単ですが、発言しっぱなしではいけないと思うのと、やはり自治基本条例をお蔵入りさせないようにするためには議会の‘監視機能’を働かせなければいけないし・・・日々、どうやったら自治基本条例でいうところの情報共有や市民参画が進んでいくのだろう・・・と考えています。


 私は子どもたちにも自治基本条例の価値を伝えたいなと思ってきました。その手段として、自治推進委員会の委員長さんが学校で使用する「副読本」はどうか?という提案をしていたことを思い出したので、その発言を後押しする意味で、昨日の一般質問でとりあげたところ、願ってもない前向きな回答が・・・・実は今年度、タイミングよく中学校の社会科副読本の改訂作業をする年にあたっていたそうで、ぜひ、自治基本条例についても改訂版に掲載していきたいとする教育長の積極的なる発言が飛び出しました。願ってもないことです。
 
 それにしても、自治推進委員会の委員長さんは元東京都の副知事さん。とても官僚的な感じがするので、自治推進委員会の委員長という役回りとのイメージに落差がないとは言えませんが、私は委員長さんの「副読本」発言を知ってから、親しみを感じるのは不思議です。

 *自治推進委員会とは・・・多摩市自治基本条例に第30条にて設置されている市長の諮問機関。多摩市の自治の推進についての提言などを行なう機関とされているものの、実は、本委員会で何に取組めばよいのかは不明確であり、試行錯誤ながらの運営がなされている。ある意味でやるべきことがはっきりと決まっていないところが「自治」ならではだと思う・・・・。

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2006年06月01日

定例会が始まりました。

 今日は「出生率最低1.25」の発表がありました。それから「自殺者」も8年連続で3万人を超えたという記事も掲載されていました。
私はどちらかというと後者の記事に注目をしました。というのは、与野党の合意で「自殺対策基本法」が成立される見通しだとのことだからです。
 あくまでも新聞情報では、「国や自治体が行なうべき具体策として、自殺防止に関する調査研究や人材の確保、自殺する可能性が高い人を早期発見するシステムづくりをあげている。」となっていたのですが、自治体として一体どんなシステムをつくることができるのか・・・・具体的なイメージをすぐには思い浮かべることが出来ず、そしてまた、この施策の実効性の確保のために国では内閣府に「自殺総合対策会議」を設置するそうですが、今、多摩市の場合ならどこが取り纏め部署になっていくのだろう・・・パッと思い描くことができなかったからです。
 これは単に勉強不足と言われれば、それまでかもしれませんが、実際に自治体の現場を見た時に、即具体的に動ける仕組みがないことは事実です。本当は「新しい課題」ではないのだと思いますが、現場にとっては「新たな課題」になること間違い無しです。これもまた横断的な取組みが必要な分野です。

 
 この問題に限らず、少子化の問題にせよ、ますます行政組織のあり方や仕事の仕方が問われる「脱・縦割り行政」に向けた組織運営が求められる時代です。でも、長年しみついた縦割り行政スタイルを自ら、質していくのはとても難しく、行政のもっとも苦手で不得意分野であることは間違いなしですね。
 だからこそ、議員の役割があるのでしょう。行政の「具体的な取組み」ができるように提案をしなければいけないのでしょうね。そのためには、さまざまな事例を探し歩くことが大事だなと感じています。
 

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2006年04月06日

市長選に向けて

 4月16日に行なわれる市長選挙。ポスター掲示板が地域のあちこちで見られるようになりました。準備が着々と進んでいます。今週の日曜日が告示です。1週間、選挙戦が始まるとうるさい!煩わしい!等などお感じになる時もあるかもしれません。
 でも、どうして騒がしくしなければならないのか・・・それはもちろん支持をお願いするためでありますが、それ以上に、市長選挙があることを知ってもらうためなのかもしれません。

 政治に対する不信感の高まりがあり、本当に最近の選挙は盛りあがりません。低投票率の中で私たち市民の代表者が選ばれていく流れです。横浜市長選挙も約35%と投票率でした。

 本当に今のままでいいと思っている人ばかりなんだろうか?生活は安定して豊かで、幸せを満喫出来る状態なんだろうか?将来への不安は全く感じていないのだろうか?・・・一人でも多くのみなさんに、少しでいいので、立ち止まって考えもらいたいと思います。今の自分の生活を見つめてみること・・・毎日あくせくした忙しさの中で、もしかすると私たちは自分たちの置かれている環境を振りかえる暇さえ持てないのかもしれません。
 そしてそのことが、実は・・・とても不幸なことではないのかと思っています。先月終了した議会の最終日、私は次のように発言しました。

「今、私たちは、どういう社会に生きているのでしょうか。
右肩あがりの経済成長に夢や希望を託せなくなって以降、社会を問い、自分自身を問いながら、日本社会の置かれた厳しい現実に向きあっているのだと思います。しかしながら、今、私たちがどんな社会に置かれ、そして今後、私たちが目指すべき「あるべき社会の姿」をどう描けばいいのか、答えが出ているようで出ていないのではないでしょうか。将来像を明確に示すことができるリーダーシップの不在、政治の責任はとても重いと感じています。」

 一人一人が自分の未来に思いをはせる、そして、そのために多摩市政をどうしたいのか意思表示をする大事な大事な選挙の機会。そのことを多くの人と再確認できたらいいなと思っています。

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2006年02月20日

あがらない投票率

 日野市議会議員選挙の結果が出ました。生活者ネットワークは議席を守ることができませんでした。同じくネットに所属する立場として、残念な結果です。結果に学ぶことは多いと思います。
 昨年は都議会議員選挙で6名いた都議を3名に減らしてしまいました。そしてまた、小金井の市議会議員選挙でも生活者ネットワークの議席を失っています。組織のあり方を含め、今後の活動展開を再考する時期にさしかかっているのかもしれません。
 先週の土曜日、私は日野市議選の応援に行ったので欠席したのですが、東京・生活者ネットワークの定期大会がありました。事前に配布された議案書に「選挙は政治を変えるチャンス」という言葉があります。生活者ネットワークは政治をどう変えることができたのだろうか、そしてまた、政治をどのように変えていきたいのか・・・・市民に本当に伝えることができているのだろうか・・・・等々考えさせられます。

政治のあり方に疑問を持つ人は決して少なくないはずです。でも、選挙が政治を変えるチャンスになっているかと言えば、必ずしもそう言えないと思います。投票率を見てもわかります。どうしてなんでしょうね。疑問を抱いている人が多いわりには、投票率が上がってきません。
 一つには、やはり政治家のメッセージが市民に届いていないこと、伝わっていないこと、不足していることが理由に挙げられるように思います。もちろん地方議員の端くれの私も、そしてまた生活者ネットワークを含めて、既存政党全てにもその責任はあるのでしょうね。
 
 日野市議会議員選挙も投票率が下がっていました。最近の選挙は軒並み投票率がふるわず、投票率が下がる一方です。選挙戦で「まずは投票所に足を運んでほしい。」、「一票を無駄にしないで欲しい」との思いをそのまま言葉にしても、言葉どおりに受けてもらえないのでしょう。「私に投票して欲しい。」という風にしか受け取ってもらえないのかも知れません。「きっと裏があるに違いない」と深読みされている気がします。
 もちろん願わくば「私の投票して欲しい。」なのかもしれませんが、私自身はそれ以前に選挙がどんなに大切なチャンスであるのかを伝えたいなと思っています。自分で考え、自分で選んで投票行動にすること、とても価値ある意義あることのはずです。きれいごとすぎるとか、恰好つけすぎると言われるかもしれませんが・・・。


 それにしても、投票率が下がっていくというのはとても深刻です、そして心配です。意思表示しない人たちが大半。つまりは、過半数以下の人にしか支持されていない議会が税金の使い道を決めていくことにつながるのです。・・・それを「良し」としてもいいのでしょうか。私自身は疑問もありながら、現状で精一杯活動しているというのが現状です。

 多摩市でも4月16日に選挙があります。「低投票率」が今から心配されています。「政治を変えるチャンス」にできるかどうか・・・挑戦しながら望みたいものです。

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