2007年12月31日

今年最後の一日。

 先週末からブログの更新ができずに本日を迎えてしまいました。一年を今日一日で振り返ろうとするのはやっぱり難しく・・・・というか、ほとんど不可能に近いですね。


 今年は「選挙year」とも言われたように自分自身の3回目の選挙も含めて、一年の半分以上は「選挙活動」で終わりました。やっと夏を過ぎてから、落ち着きを取り戻しましたが、それでも政局の動きは激しくて「解散総選挙」がいつになるのやらハラハラして今日に至っています。何とかお正月はゆっくり過ごせそうでホッとしています。


 実は年明けに、久々に会った方に「ずいぶん議員の顔つきになってきた。」(かなり意味深な言葉)と言われて私はショックだったのですね。そのことを随分と引きずりながら選挙活動をし続けました。単なる冗談の一言にすぎないのかもしれませんが、私にとっては深刻でした。一年を振り返って真っ先に思い出した印象深い言葉=「議員の顔つき」です。そんなことをいちいち気にしている時点で甘いのかもしれませんが・・・・・。

 

 選挙三昧で終わった一年の成果。選挙続きだったからこそ「『自分の活動』は何のためにあるのか?」という気持ちに日々向き合えたことはよかったのかもしれません。自分自身の活動がいつのまにか「選挙に当選するため」という目標だけに変質してはいないだろうか?・・・・・本人気がつかないうちに、いつしか本来の目的や目標を見失ってはいないだろうか?・・・・・そのことに日々自問自答することができた一年でもありました。 

 冒頭でも書いたように、一年間の出来事を今日一日で振り返るのは無茶なこと。なのでブログを更新し続けることは私にとっても意義あることだとしみじみと思う今日この頃です。私自身の記録にもなっているブログをご覧いただいている皆さまに心から感謝申し上げます。どうぞよいお年をお過ごしくださいませ。来年も皆さま一人ひとりにささやかな幸せや喜びがたくさん訪れますように。

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2007年12月25日

明日でようやく最終日

 12月定例会がようやく明日で終わります。今日は明日の議事運営の準備などがあるため「事務整理日」と位置づけられて休会です。

 偶然に出会った市民の方に、「いいな!議会は4連休じゃないか・・・・。」と言われて・・・・ある意味そうかもしれないと思ってしまいました。実際に最終日前日の休会日は準備で忙しい議員さんのほうが多いと思っています。連休だからと言っても遊んでばかりいるわけではないんだけどなあ・・・・と思いつつ。「確かに、4連休ですね。」と一般社会よりも休日が一日多いことを認識した次第です。

 でも、多摩市議会はクリスマス前に閉会しない珍しい議会かもしれません。他自治体議会の友人に尋ねてみると・・・多くはクリスマス前には終わらせるところも多いそうです。誰の都合なのかはわかりませんが、「何とか、議会はクリスマス前には終えて欲しい。」という理由で、予め「閉会日」を決めてから開会日を設定しているところもあるとか。その点、多摩の市議会は粛々、生真面目に議事運営をしているように感じます。明日が年内最後の議会です。


 さて、最近読んでいる本。「迷走する両立支援 いま、子どもを持って働くということ」。やっと読み終わりそうです。「ワーク・ライフ・バランス」という言葉も随分と一般的になってきたように思いますが、それが実現できるような方向になっているのかどうか疑問だらけ。本書からもその実態が浮き彫りにされています。
 実は、この本・・・・電車の中で女子学生が読んでいたのを目撃し、私も読んでみようと思って題名を記憶していたもの。就職活動風の彼女がどういう意図で読んでいたのかなあと想像しつつ、読み進めてきた私です。

 
 クリスマスすぎ・・・年の瀬です。私はここ数年・・・・世の中全体が忙しく、年末年始も「のんびり」という言葉が似合わなくなってきているように感じます。「のんびり」が大事にされなければ「ワーク・ライフ・バランス」の実現も難しそう。「急いで子どもを育てることなんてできない。」・・・・社会にもう少し「のんびりさ」が必要だなあと思えてならない今日この頃です。

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2007年12月06日

12月定例会 一般質問4日目

 発言順を明日に控えていると、その前日の一般質問の時間は予習でいっぱい・・・・という感じです。

 今日一日でちょっぴり話題になったこと。議員は一般質問について一週間前に通告書を作成し提出をします。それに対し、市長は答弁書を準備し、発言をします。質問はまず、議員が通告した質問を読むことから始まります。基本的に議員は通告しなかったことを尋ねてはいけないし、市長も通告されなかった質問については答えることができないというのが原則です。もちろん、多摩市議会の場合は市長の答弁をもらった後からは一問一答方式でやりとりが展開されるのでそこでは自由に発言することが認められます。

 ところが、今日は通告書のどこを見ても書かれていないことを質問した議員がいたのですが、それに対し市長が答弁をしたのです。

 議場からは「ルール違反・・・・」との声も飛びましたが、とりあえずその場はどんどん進んでいきました。普通?通例?・・・一般的な場合???通告書にない質問をすると市長も臨機応変できず答弁に窮し議事がストップしてしまうことがほとんどで、議長も発言している議員に注意を促します。

 「発言者に申し上げます。通告されていない質問ですから・・・云々」


 ところが、今日は市長があまりにも滑らかに回答してしまったので、議事運営にも支障がなく議長も注意する暇もないほど。さらりと答弁をした市長が身のこなし軽く一礼してから自席に着いたのが印象に残りました。


 さて・・・・・それに対し、うちの会派の代表は「おかしい」ということで、後から副市長と話す機会があったそうですが、準備万全で整えられていた市長の第一答弁原稿にはなかったことを市長が発言したとのことです。市長も随分と大胆なリップサービスをしたというわけですね。もちろん、市長の意思に基づいてちょっぴりルールを逸脱したわけで、それについて後に波紋を広げるのかどうか・・・・私にはわかりませんが、通告していないことでも答えてもらえるのなら、いっそのこと「事前通告制はやめてしまったらいいのではないか?」なんて思ってしまいました。(でも、そうなるととっても困ると思います。)

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2007年11月28日

ユーザーの顔。

 桜ヶ丘に行ったので、改めて関戸公民館のお手洗いを使ってみました(ちなみに8階)。関戸公民館のお手洗いはお掃除も行き届いていて清潔感があって使用する者としては心地いいですね。
 でも・・・・誰が使うことを想定していたのかわかりませんが、コートをかけが随分と高い位置に取り付けされていることには正直あきれてしまうほど。「使う人の顔」を思い浮かべて設計されたものかどうか疑問になります。相当程度背が高い人でなければ、コートをかけることなどできないほどの高さ。背伸びをしてコートをかけてみようかと思いましたが、それにしても高すぎて、ただのデザインとして設置してあるものと理解しました。


 というわけで、「たかがトイレ」の話ですが、こういう場所のデザイン一つとっても配慮が行き届いているかどうかを推し量ることができますね。「ユーザーの顔」を思い浮かべることは何をするにもとても大切。ちなみに8階のお手洗いにはわざわざパウダーコーナー(?!)「お化粧をする場所」まであって、そこは多摩市のどの公共施設のお手洗いよりも一見優れているのですが、正直・・・ちっとも実用的ではなくて使いづらいお手洗いにランクインしちゃうのは本当に残念。


 今日は一般質問の準備に向けて市民の方にヒアリングをした一日でした。「多摩市の行政はどこに顔が向いているのかねぇ・・・・。」という言葉は印象的でした。

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2007年11月22日

誰が当事者になるのか・・・。

 パルテノン多摩で上映された「日本の青空」を見に行きました。日本国憲法の制定経過を紐解いた映画です。今は少し声を潜めていますが、改憲論議が盛んだったときに憲法はアメリカからの押し付け憲法だったということが言われていました。それに対する反論を描く映画といえるでしょう。憲法制定の立役者となった鈴木安蔵という人物の記録をもとに真相を明らかにしようとするものでした。

 会場であった小ホールはほぼ満員でした。午前中の状況しかわかりませんが、やはり「壮年」の方々が圧倒的多数でした。

 昨年、教育基本法が改正されたときにも同じことを感じましたが、国民にはその内容が十分に理解されたと言えないまま、一部の人たちだけの議論だけでどんどん進んでいくのが改定作業。「何がどう変わったのかもよくわからない。」「何が問題なの。」・・・・教育基本法改正の話を知らない人も少なくないと思います。私の周りでは知らない人のほうが多いのが現実。「何だか、そうらしいねー。」という感想を述べている人も多いです。そんな私の周りの人たちから見ると「改正しよう」と旗振りをしている人の姿も、「守ろう」とか「改悪反対」と論陣を張っている人の姿も「奇異」にしか映ってこない・・・・それが現状ではないかと感じます。

 今日の映画も実行委員会をやっている方々は憲法9条を守る会などにも所属をしている方が中心でした。戦争体験をなさった当事者の方々がその悲惨な記憶や経験をもとに活動をされています。「二度と繰り返してはいけないこと」・・・実体験があるからこそ、活動にも力が入るのでしょうね。この種のイベントなどに参加するたびにそう思います。

 
 でも、今後・・・・状況が変わり、日本が軍隊を持つことになったら当事者になるのは誰か?


 それは当然ながら、私たち世代や私たちよりも若い世代が中心。「今の若い人たちはたるんでいるから、軍隊にでも入れたほうがいいんじゃないか。」という乱暴な意見を聞いたこともありますが、私たちの当事者意識はほとんどないのが実情ですね。もし、当事者意識を持てるような切実な状況があったなら、私たち若い世代はどう行動するのだろうか・・・・と思います。


 映画の中で印象に残ったのは「女性が選挙権を持つ」ということは「戦争に反対する声」と結びついていくということ。「母親は自分の子どもを戦場に送りたくない。」それは今も変わらない母親の共通の気持ちだろうとしみじみ思いつつ、会場を後にしました。


 それにしても、当事者意識をいかに持つのか・・・とても難しいことだと思います。人との係わりなくこなせる仕事は別として、何をするにも同じことがいえると思いますが、私にとってもいつもいつも「最大の課題で最大の難問」だからです。考える角度や捉える視点によっていろいろな「当事者性」を理解することはできても、やっぱり理解を超えたところあるものを掴まなければいけないと感ずるからです。でも、その前提として想像力が鈍らないようにしておきたいものです。

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2007年11月20日

市議会中継は不必要?

 記念すべき?第30回の市政世論調査の結果が概要版で議員に配布されました。この中に市議会に関する質問と回答。

①市議会を傍聴したことありますか。
     複数回ある    2.6%
     1度だけある   2.9%
     まったくない  93.1%
     無回答      1.5%
②庁舎ロビーで行っている市議会中継を見たことがありますか。
     複数回ある    2.5%
     1度だけある   5.1%
     まったくない  90.7%
     無回答      1.7%
③市議会中継を見たいと思いますか。
     思う           37.4%
     あまり思わない    33.4% 
     まったく思わない   26.1%
     無回答          3.2%

 そもそも質問者の意図するところはどこにあるのでしょうね・・・・?市議会が「市民への公開」の一環として、インターネットやケーブルテレビによる中継などに取組んでいこうとしていることに対し、その必要性を判断するため?

 議会は平日の真昼間に開催されているわけで、「市議会の傍聴」についても「まったくない」と回答した人が90%を超えているというのは当然のことでしょう。むしろ、その後の質問に「市議会を傍聴したいと思いますか。」という問いが欲しいところです。それについては、「市議会中継を見たい」ということと関連づけて考えることも可能なのかもしれませんが、もし、市議会を‘生’で見たいという市民の希望が多いなら「夜間・土日議会」の開催も検討の余地に入ってきそうです。

 でも、市議会がどんな活動をしているのか、市議会の場所の知らないし、市議会がいつ開催されているのかもわからない、市議会議員の名前も一人も知らない・・・・等などという市民のほうが多数を占めるはずなので、「夜間・土日議会」を開催しても、インターネットなどの中継を試みても・・・議会が孤軍奮闘で取組んでは見たものの、結局は自己満足改革で終始してしまう場合もあるようです。
 なので、議会改革をするときには自己満足に陥らず、はまっていかないようにしたいものです。

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2007年11月06日

これで本当に進めていいのだろうか・・・?

 今年の6月から街づくり条例が施行されています。日常生活ののなかではあまり馴染みがない条例かもしれませんが、実は、ひとたび大規模開発などが行われる際・・・・地域で繰り広げられる事業者と地域住民との争いを回避し、解決するために有効な手段になりえる可能性がある大事な条例です。

 しかし、この条例にはいわゆる「高さの制限」が設けられていません。「高さ制限」こそが重大ポイント。地域紛争での争点になるからです。事業者はその土地の用途に従って、最も有利な建造・建築物の設計をしますが、得てしてそれが周辺住民の生活環境を破壊することにもつながりかねない。多摩市内でも大規模マンションの建設などでは事業者の利益と市民の生活権との調整がつかず、最後には市民が泣き寝入りせざるを得ないという状況も生まれてきました。結局、事業者は法律は遵守しているわけで、住民が「高すぎる」「大きすぎる」と主張しても認められないからです。

 というわけで、街づくり条例に高さの制限を設けるかどうかについては議論の余地があり、策定過程でも少しは議論されてきたことでした。しかし、制定する段階で「慎重に取り組む必要があり。」という判断で、盛り込むことが見送り?先送りされてきた事項でした。
 現在、「建築物の高さの最高限度等の見直し説明会」が開催されています。言うまでもなく、「高さ制限」というのは、市民の財産権にも深く関る重大事項。全市域の主だった場所で説明会が展開されています。しかし、小難しそうな説明会に参加者の集まりが悪いようです。

 説明会に参加者が少ないのは市民の関心が低いから・・・とは言い切れるでしょうか。個々人の財産権を侵害する恐れがあるような重大事項。これはPRに仕方によっては人が集まる内容で、集まらねばならない内容とも思います。市民が知らない間に・・・財産権を制限するような内容のルールが定められていたともなれば、そちらのほうが重大ではないかと思えます。とりあえず、市民向けの説明会を実施したという実績は残るのかもしれませんが、参加者が集まっていない限り・・・それを十分な手続きを踏んだと判断できるかどうかは微妙です。

 個人的にはあまり高すぎる建物は好まないので、街並みや景観の視点からも高さ制限を設けることがあってもいいと考えています。とは言え、日本社会はとかく財産権重視、財産権優先で街づくりを進めてきたことを考えると、市民の発想そのものの転換が求められる事項ともいえます。それだけにていねいな説明で市民の合意を取り付けることが必要かと思います。条例で制限を設けたことを後々悔いることにならないようすべきでしょう。


 市民への説明会が「証拠づくり」に終わることにないように・・・ここは着実なる手続きを踏んでもらいたいと思っています。今のまま、閑古鳥がなく市民説明会をどのように受け止めて今後の取組みが進んでいくのだろうか?その行方が少々心配されます。

 *説明会は今週の日曜日まで開催されています!→日程はこちらでご確認ください!

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2007年11月02日

市長の街頭啓発・・・

 市長の「有料指定袋による家庭系ごみの収集」について街頭でのキャンペーンが始まっているようです。ちなみに、日程は市長の公務日程(予定)でも確認できます。日程を確認すると「有料化キャンペーン」となっているので、何のことやらわからないのですが、何かチラシでも配布をするのかしら?・・・・もちろんスタッフは市職員ということになるのでしょうね。今後、順次開催される地域説明会の日程案内などするのであれば有意義なキャンペーンになるのかもしれませんが、「有料化キャンペーン」ではなく、「ごみ減量化キャンペーン」ではないかと思ったりもしますし、そのように理解したいと思います。

 しかしながら、なぜ今の時期?

 先に書いたとおり、地域説明会に日程案内をするならば意味がありますが、実際に実施される時期は来年の4月であることを考えると、今の時期にやることに有効性には少々疑問だったりもします。来年3月から4月にかけたくらいで、集中的な啓発活動をしていただいたほうがいいのではないか?と思ったり。

 でも、啓発活動はどんどんやるに越したことはないので、今回限りに留めず・・・・市長の職務が激務であることを考えれば2ヶ月に1回ずつくらいのキャンペーンに活動を希望したいですね。1議員が呼びかけるより、市長が呼びかけるほうが宣伝効果は絶大ですから。ただしスタッフ(職員)付ということを考えるとかなりきついですね。議会からはそのために余分な人件費を使ったと指摘されかねないですから・・・・・・・・(議会では地域説明会などを実施し、このために時間外労働に費やした経費のことを指摘する議員さんもいらっしゃるので。)
 以下・・・・予定。朝は7:00~8:00 夕は16:00~17:30。やっぱり付き人になる職員は大変そう。ローテーションできるほど担当者の人数がいるわけでもないですし。

 11月5日(月)朝 桜ヶ丘駅東口交番前
         夕 永山駅ベルブ広場
 11月6日(火)朝 唐木田駅
 11月7日(水)朝 永山駅前
         夕 多摩センター駅三越前広場
 11月8日(木)朝 多摩センター駅前
         夕 桜ヶ丘駅東口交番前

 やらないよりやるほうがいいけど・・・・啓発活動は単発でやってもあまり実をあげないのだから、継続することが必要なことは間違いないだろうな・・・・。

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2007年10月24日

視察にまつわる小話♪

 視察から帰宅しました。愛知県の犬山市→大阪泊→兵庫県の尼崎市という行程はちょっと非効率な感じでしたが、先方との日程調整があるのでこればかりは仕方がないことですね。全国的に地方議会の視察シーズンということで、行きの新幹線でも帰りの新幹線でも同業者と思しき集団に出会いました。私たちが訪問した犬山市ではこの時期ほとんど毎日のように視察が入っているとか。そして尼崎市でも一日2~3自治体からの訪問を受けているとの話でした。ちょうど私たちが訪問した時間帯、別室で清瀬市の総務委員会も訪れていました。

 というわけで、全国で地方議員がさまざま行脚する時期です。行きの新幹線で座席が隣り合わせだった‘とある’自治体議会の視察は昨年まで3泊4日で今年から2泊3日になったとか・・・・。その自治体では合併で60名を超えてしまった議員数に市民からの批判が集まり解散、そして現在は議員数が3分の1になったとの話でしたが、議員さんの面々・・・・女性は一人もおらず真っ黒い集団でした。それに比べると私たち委員会の顔ぶれは女性が3名、男性も3名というバランスで老若男女(議会最年長議員と最年少議員)という取り合わせ、、、、あちらの方々の眼にはどのように映っただろうと思いました。男女比だけでは語れないのかもしれませんが、やっぱり男女比率はその自治体の「都会度」を示す一つの指標になるのではないかと感じます。ちなみに犬山市では外国人の方が副議長さんをお務めになっていましたが、女性はたったの1名(全22名)で尼崎市は女性は8名(全42名)でした。

 さて、視察と言えば・・・議員の道楽で観光だと誤解され批判の目が向けられがちですね。もちろんそれぞれ個々に状況があるのだと思いますが、多摩市議会の場合にはかなり真面目に視察が行われているような気がします。ほぼ全議員が市民の厳しい眼を意識しているからでしょうね。しかし、単に最寄り駅から説明を受ける当該自治体の会議室までしか行き来しないというので十分なのかどうかは議論が分かれるところなのかもしれませんね。たいていの場合、「せっかくなのでぜひ市内も見ていってください。」(これはただの儀礼文句?!)って言われますね。

 犬山市では2時間ほどの視察後、帰りの電車までの時間(25分くらい)で犬山城に寄ることができましたが、これも非難される行動になるのでしょうか?時間がないのでとりあえず必死に天守閣まで登りましたが、ただ登っただけで降りてきたという感じでしたが、これは視察中の行動として不適切になってしまうのでしょうか。犬山城は国宝で犬山市の歴史にも欠かせない存在、なおかつ重要な観光資源で年間5百万人を超える人が訪れる場所です。もちろん視察の主眼は城に立ち寄ることではありませんが、+αのメニューにするならばいいのではないかと思ったりもします。

 ところで今では考えられない話ですが、かつての視察旅行では訪問先の自治体で過剰なる歓迎が待ち受けていたとか。昼間から豪勢な会席料理アルコール付きという場所もあったらしいです。もてなしの表現なのでしょうが、今考えたら、行き過ぎですよね。私にとっては笑い話で一昔前のお話。いかにもバブル時代真っ盛りには当たり前に行われていたと想像できるわけで、私にとってはその時代に行われていたさまざまなこと・・・・滑稽すぎること多いですから。そのときの時代時代に合わせて、視察スタイルも変わってきているのでしょうね。ある意味でお金に踊らされて、お金に惑わされていた時代の話は、「恵まれた」時代と言えるのかもしれませんが、虚しい時代の失笑買うだけの昔話だと思えてしまうので。


 視察も随分と変質してきました。各常任委員会の視察報告書が楽しみですね。そこにもまた委員会の個性が表れるのでしょうね。議会事務局の職員に作成をお願いしてしまう委員会もあるかもしれませんし。明後日には建設環境常任委員会が視察を振り返った意見交換をするそうです。初めての試みになるでしょうね。傍聴してみたいと思っています。

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2007年10月22日

視察シーズンです♪

 議会は視察シーズン?に。今日から厚生産業常任委員会は佐賀県の伊万里市に。明日は私も文教常任委員会で愛知県犬山市へ出かけます。そして大阪で一泊してから兵庫県の尼崎市まで足を伸ばして帰宅する予定です。犬山市は全国学力テストを実施していないなど独自のポリシーで教育活動を進めている自治体で全国的にも有名中の有名ですね。尼崎市は放課後に地域の大人などの参加により、子どもたちの学習サポートをする活動をしているとのこと。その2自治体の事例に学びます。(学べるといいけれど。)
 ちなみに総務常任委員会は大阪府池田市と兵庫県芦屋市、建設環境常任委員会は大阪府の寝屋川市(とあともう一つあったかもしれないが。)に行くことになっています。いずれも今週中に1泊2日の日程で行われます。あと、来月に入ると議会運営委員会が三重県伊賀市に行く予定です。

 実は、ちょっぴりですが視察について実施方法を変えたところがあります。「変えた」・・・というよりは、「当然の姿」に戻したと説明するほうが適切なのかもしれませんが、従来は議会事務局の職員が作成をしてきた視察報告書を各常任委員会の委員長が取りまとめることになったのです。一般の感覚だと「議会事務局の職員が作成している方がおかしい。」となりそうですね。でも、今までは「事務局の仕事として当然の業務」だったわけで、各常任委員会に張り付いている職員が視察の最中に熱心にメモを取り、それを最終報告書とし、委員会報告として提示をしてきたわけです。誰も違和感を覚えていなかったはずです。
 けれども、私は「あれっ」と思ったのです。というのは、昨年度(改選前)の委員会視察の報告書の中に1委員会だけ委員長自らのとりまとめた報告書があったからです。その報告書はさすがに光ってました・・・私にとって。つまり、必ずしも議会事務局で作成をするべきものでもないことが確認できましたし、委員長の仕事の範疇には視察報告書の作成が入ってくるはずだと確信したのでした。

 そこで、ほんの雑談、立ち話にて・・・・私は議長に「委員会の視察報告書の作成に何かルールがあるのか?」「議会事務局の職員が書かなければいけない理由は何か?」などなど素朴な質問を尋ね、「議会のあり方や議員の主体性が問われるのであれば、視察報告書の作り方も変更したら良さそうですね。」と伝えたことがありました。


 議長は、おそらく副議長とも素朴な私の質問を検討してくれたのでしょう。9月定例会の最中に、各常任委員会の委員長と副委員長が議長室に集められ、「これからの視察を迎えるにあたっては、視察報告書をできればぜひ、みなさんの手で書いてもらいたい。」という提案があったのでした。
 「委員会の視察なのだから、事務局の職員に任せないで自分たちでやってみるという意欲や姿勢が大切だと思っています。」という議長の言葉を否定する人はありませんでした・・・もし否定する人がいたら、その方にはおそらく冷たい視線が集中するでしょうね。各委員長(副委員長)ともに、その方向で取り組むことに即座に合意形成できたことは、議員そのものの意識も従来型とは変容しつつあることを示しているようにも思います。
 それにしても私の素朴な疑問を雑談に片付けず、きちんと検討してくれた議長には感謝するものです♪

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2007年10月01日

やっぱり難しい意見書の提出。

 今日は代表者会議でした。市民の方に「代表者会議って何をする場所なんですか?」と尋ねられ、思わず「・・・・・」すぐに返答できなかった自分がいました。でも、いまいち何をやる、どんな位置づけの会議なのかよくわかりませんね。

 ただ、他の自治体では「非公開」で行なわれている場合が多い。多摩市の場合は交渉会派(3人以上)でなくてもオブザーバーとして出席することができますが、他の自治体では交渉会派の代表者しか参加できないことが多く、「密談の場」と批判されることもあります。

 多摩市議会では議会運営委員会(議運)で議論するにはなじまない重要事項の決定に当たり、意見調整を行なう場だと思っていますが、議運の場合も意思決定は「合議制」によるので意見調整は十分に可能です。となると、代表者会議の存在意義をどこに求めればいいのかっていまいち不明ですね。
 
 ただ、毎定例会・・・・代表者会議の役割で大事だと思うことは市議会として提出する「意見書」の内容を調整することだと思っています。市議会として東京都、国その他・・・・・に意見書を提出することは「多摩市民の意見表明」としても意味あることと考えていますが、市議会でのルールは「全会一致」の場合に提出できることに決まっています。
 ちなみに「どんな内容の意見書を提出するのか」については、各会派からの提案となっています。

 今日の会議ではここのところ話題になっている教科書検定の「集団自決」削除の件について意見書を提出しようとの提案がありました。ぜひ、これについては各会派の歩み寄りで提出できればよかったのですが、1会派(自民党)の拒否にて残念ながら市議会の総意は成立せず。国立市や東久留米市ではすでに全会一致で意見書提出が決まっていると聞いています。
 これもまた多摩市民の民意であると理解することができ、そのように理解することが適当なのかもしれませんが、私自身は納得しがたい結論が出ました。


 ・・・・・ということですが、「東京都がオリンピックを招致」することについて支援し、後押しするための意見書提出について「提出しない」ということを決めることができたのも「全会一致ルール」のおかげ。(東京都は都内全議会に意見書の提出を求めているようですが・・・)


 意見書の提出が多数決で決まらないというルールは「痛し痒し」なところもありますが、市議会の総意をつくっていくという意味では堅持していきたいものですね♪

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2007年09月19日

ストックマネジメント(資産管理)計画と公共施設の配置のあり方特別委員会(長いっ!)

 いつもどおりにタイトルを本日開催の委員会名にしてみました。・・・けれど今日はどんな感じで議論しているのかなあと委員会室にちょっとだけ顔を出しただけであとは決算委員会に向けての準備をして過ごしました。


 ・・・ってそれ以上に、、、、重要な?!一大事?!


 すでにテレビでもばっちり放送されていましたが、今朝の多摩センター駅はにぎやかでした。何といっても総裁選挙で注目を集めている有力候補の駅前ミニ集会があり、その後ニュータウンの視察をなさったようですね。昨日、「明日の朝9時に多摩センターに来るよ!」と情報を得たので私も興味深く足を運んでみました。直接のお話を伺ってみたいな・・・と思ったので。けれどマイクの調子がいまいちなのか肝心な演説そのものはあまりよく聞き取れませんでした。残念。


 しかし、、、私が驚いたのは招待席?というか準備されていたギャラリー用の椅子、最前列真ん中に市長が座っていたこと。


 今は総裁選挙中・・・・・その候補者を支援するために準備・設定された場・・・、例えゲストで招かれているとはいえ、市長が存在していることに違和感を覚えたのは私だけでしょうか?何だか市長が居合わせることの場違いを感じました。発言を求められ、マイクを手に取り、ニュータウンのことを訴えていた市長の姿・・・・もちろん一地方自治体の長として伝えるべきことや伝えたいことがあったのかもしれませんが、そのためには別の場、違う場があるのではないでしょうか?よりふさわしい場があるはずです。
 
 もちろん、自民党員である多摩市議会議員の姿もありましたが、それはごくごく自然な風景であり光景でした。でも、市長については「違う」と思いました。ちなみに市議会議員らは市長がミニ集会に出席することをご存じなかったそうです。


 不思議な光景を見た私・・・・市長の活動予定表には「週の打合せ」って書いてありますが、おそらく急遽予定を変更したのでしょうね。今月後半の「公務日程」報告には何と記載されるのでしょうね。

 
 おまけに今日は特別委員会。多摩市議会では、委員会については必要に応じて市長に出席を求めるのが通例とは言え、よほどのことがない限り・・・・市長は議会に即対応できるよう控えているのが普通です。来客はあったとしても外出はしないというか・・・・・。


 そういう意味で、今日の出来事は市長にとって「最重要事項」だったのでしょうね。何よりも優先度合い高く位置づけられた不測の事態であったのだと理解した次第です。そして、一政治家としての市長の表現としても受け止めることができるかもしれません。でも、市民に何をアピールしたいのだろうか・・・・と素朴な疑問が残ります。

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2007年09月18日

文教常任委員会

 文教常任委員会に出席しました。審査議案は条例と陳情がそれぞれ一つずつ。条例は市立図書館の本館の移転に伴う単なる住所変更だったのですが・・・・。
 よくよく考えると、なぜ住所を変更しなければならないのだろうか?と思えてしまうのでした。どうしても。・・・・反対はしませんでしたけれど、考えれば考えるほど移動させてしまっていいのだろうか?と条例変更に賛成するかどうか相当迷ってしまいました。


 というのも、「耐震の問題などもあり緊急やむなし」とされる移転。旧西落合中学校の跡地に移転することを反対するわけではありませんが、あくまでも「暫定活用」の施設。昨年の9月定例会の補正予算で急浮上した提案には議会でも質疑が集中したことの記憶はまだまだ新しいところ。

 「図書館の耐震性が乏しいことは平成8年からわかっていた話。それなら、なぜ、学校跡地施設の恒久活用方針にて、『図書館の本館を移転する』としなかったのだろう。これが第1の疑問。」という気持ちは全く払拭されていません。

 暫定活用をしている学校跡地について、市民のためになる活用方法を考えてきたのでは?むしろ、、、暫定活用という中途半端な活用方法を改めるために「学校跡地施設」の活用方針を決定したのではなかったの?

 にも関らず、市長自ら率先して暫定活用を進めてしまうとは?

 
 多摩センター地域は図書館がない空白地域。もちろん図書館設置を要望する声も小さくはなかったと思います。だから・・・・暫定活用とはいえ移転することで市民の利益は大きい!・・・・なんて説明されるのかもしれませんが・・・・。


 今回の移転は「緊急措置」・・・・それでも約2億5千万円の工事を施しての移転。ちなみに、暫定活用とは言っても、その先の見通しがあるわけでもないところもミソ。だから、今回の条例提案になっているのでしょうね。
 暫定活用であるならば、「住所移転の必要なし」の判断も可能でしょう。あくまでも暫定的な移動で仮住まい仮住所であるのなら、わざわざ条例を変更しなくても対応することはできるはずです。なので、私としては整理上は暫定活用で「概ね10年間は使用します。」(って10年も暫定活用を続けるの?!って感もありますが)とのことですが、実は本音の本音の部分では「本格移転」として位置づけられているのではないかと思っています。
 つまり10年どころではなく、それ以上・・・永遠とあの場所は図書館本館になるのではないか?と私は思えてきます。と同時に・・・多摩市の温めてきた?「中央図書館的機能」の話などにも早々と決着をつけるべきではないのかと考えています。


 本日もう一つの案件は学校統廃合の件に関する陳情でした。継続案件として審査をしてきた陳情でしたが、内容的にも現在の時点で結論を出すことは難しいので、再び継続をしていくことで合意しました。また、文教常任委員会でも「学校の一定規模適正配置の件」を調査事項にし、視察、議論その他・・・進めていくことが決まりました。議会活動は活性化していくことにもつなげていきたいものです。

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2007年08月30日

議会という場は・・・・

 議会運営委員会があり、9月議会の日程を確定しました。今回は「家庭系ごみの収集手数料の負担」について・・・・いわゆる「有料化」に対する反対の陳情が9本も提出されています。建設環境常任委員会では審査が大変になりそうです。
 
 ところで・・・・今日の委員会においてちょっぴり考えさせられたことがありました。それは9月末で退任を迎える教育長の「退任挨拶」についてです。
 議会のこれまでの慣例というか伝統???では、本会議において退任挨拶があり、議事録上に挨拶が記録されてきました。退任挨拶の後、議会を代表して議長が餞の言葉を贈ることとなっています。


 さて、今年度の9月議会は特別委員会やらの日程もあり、定例会最終日が10月の4日になります。教育長は9月末日に退任。そこで、従来どおり最終日の挨拶となればすでに教育長退任後となってしまうというわけです。
 そこに配慮してなのか、今日の議会運営委員会に対し市長から「教育長挨拶」のことについて定期がなされていました。9月の日程で全議員が集まっている場は決算特別委員会の最終日で9月28日の金曜日。そのときに「退任挨拶」ができないものか・・・と言うのです。


 「えっ・・・・ええっ。」もちろん、疑問の声多数。決算特別委員会は本会議ではなくあくまでも特別委員会。その場で退任挨拶が行われるの?
 しかも特別委員会は議長や監査委員を除くメンバーで構成されますし、そんな場所での退任挨拶?

 

 確かに9月末で退任なさり、10月になれば多摩市との縁がなくなってしまうのかもしれませんが・・・・。退任挨拶のためにご足労いただけないものかと思うのです。


 議会という場は・・・「議場は・・・・」。


 単に教育長の退任挨拶は議場にいる人たちだけに向けられたものではないのです。ここで正式に発言される内容は「市民に向けられている」のです。だからこそ記録される。


 私たち議員の一般質問も事前に質問内容を通告し、その答弁はしっかりと準備なされる。これについて事前に書面でやりとりして、第一質問以降をもっと簡素化できるのではないかと思ったこともありますが、決してそんな単純なものではないのです。教育長の退任の挨拶も同じことではないかと思うのです。「議事録に正式に残しておく。」

 それは、退任にあたって教育長が述べる言葉が形式的な挨拶にとどまらず、多摩市の今後の教育行政につながっていくような展望もこめられているからではないか(「こめられて欲しい」と私は思う。)・・・そう考えています。


 9月定例会では新たな教育長人事案件の提案があり、可決されたなら、就任ほやほやの教育長も本会議に出席していることとなります。その場で「退任の挨拶」が行われることに違和感があるとするのかどうか・・・・。


 今日の議会運営委員会では「できれば・・・10月4日本会議最終日に退任の挨拶を。」と市長に打診してもらうこととなりました。
 とはいっても、市長がそれについてどう受け止めるのかは別のこと。最終的には判断を議長にお願いすることとなりましたが、「市民に対する言葉を述べる」という観点を再確認するのなら、本会議にて挨拶するのが自然です。


 こんな考え方は先例・慣習にとらわれすぎ?


 私はそうは思いません。退任の挨拶で「ありがとうございました。」だけではないでしょう。先にも書いたように、4年間多摩市の教育行政を見つめ、そして今後の展望を指し示すような言葉が述べられるとすれば「本会議」にて最後の思いを表明することが最もふさわしいと感じます。

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議会という場は・・・・

 議会運営委員会があり、9月議会の日程を確定しました。今回は「家庭系ごみの収集手数料の負担」について・・・・いわゆる「有料化」に対する反対の陳情が9本も提出されています。建設環境常任委員会では審査が大変になりそうです。
 
 ところで・・・・今日の委員会においてちょっぴり考えさせられたことがありました。それは9月末で退任を迎える教育長の「退任挨拶」についてです。
 議会のこれまでの慣例というか伝統???では、本会議において退任挨拶があり、議事録上に挨拶が記録されてきました。退任挨拶の後、議会を代表して議長が餞の言葉を贈ることとなっています。


 さて、今年度の9月議会は特別委員会やらの日程もあり、定例会最終日が10月の4日になります。教育長は9月末日に退任。そこで、従来どおり最終日の挨拶となればすでに教育長退任後となってしまうというわけです。
 そこに配慮してなのか、今日の議会運営委員会に対し市長から「教育長挨拶」のことについて定期がなされていました。9月の日程で全議員が集まっている場は決算特別委員会の最終日で9月28日の金曜日。そのときに「退任挨拶」ができないものか・・・と言うのです。


 「えっ・・・・ええっ。」もちろん、疑問の声多数。決算特別委員会は本会議ではなくあくまでも特別委員会。その場で退任挨拶が行われるの?
 しかも特別委員会は議長や監査委員を除くメンバーで構成されますし、そんな場所での退任挨拶?

 

 確かに9月末で退任なさり、10月になれば多摩市との縁がなくなってしまうのかもしれませんが・・・・。退任挨拶のためにご足労いただけないものかと思うのです。


 議会という場は・・・「議場は・・・・」。


 単に教育長の退任挨拶は議場にいる人たちだけに向けられたものではないのです。ここで正式に発言される内容は「市民に向けられている」のです。だからこそ記録される。


 私たち議員の一般質問も事前に質問内容を通告し、その答弁はしっかりと準備なされる。これについて事前に書面でやりとりして、第一質問以降をもっと簡素化できるのではないかと思ったこともありますが、決してそんな単純なものではないのです。教育長の退任の挨拶も同じことではないかと思うのです。「議事録に正式に残しておく。」

 それは、退任にあたって教育長が述べる言葉が形式的な挨拶にとどまらず、多摩市の今後の教育行政につながっていくような展望もこめられているからではないか(「こめられて欲しい」と私は思う。)・・・そう考えています。


 9月定例会では新たな教育長人事案件の提案があり、可決されたなら、就任ほやほやの教育長も本会議に出席していることとなります。その場で「退任の挨拶」が行われることに違和感があるとするのかどうか・・・・。


 今日の議会運営委員会では「できれば・・・10月4日本会議最終日に退任の挨拶を。」と市長に打診してもらうこととなりました。
 とはいっても、市長がそれについてどう受け止めるのかは別のこと。最終的には判断を議長にお願いすることとなりましたが、「市民に対する言葉を述べる」という観点を再確認するのなら、本会議にて挨拶するのが自然です。


 こんな考え方は先例・慣習にとらわれすぎ?


 私はそうは思いません。退任の挨拶で「ありがとうございました。」だけではないでしょう。先にも書いたように、4年間多摩市の教育行政を見つめ、そして今後の展望を指し示すような言葉が述べられるとすれば「本会議」にて最後の思いを表明することが最もふさわしいと感じます。

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2007年08月28日

NPOセンターのこと。

 NPOセンターについて、請願を提出したいとのことで市内の団体から説明をいただきました。ちょうど、私も一般質問することになっている内容ですが、請願の趣旨は「多摩NPOセンターについてそのあり方を再検討してほしい」ということで、私の主張にもピッタリと合致するものです。請願の場合には紹介議員が必要になりますが、紹介議員になるかどうかは会派にて検討することにしました。趣旨については賛同するものですが、誤解されたくないのは私の一般質問にあわせて、本趣旨の請願もしくは陳情が提出されていると受け止められること。


 まれに・・・、議員の一般質問と請願とをセットにして市長に要望要請を行うというような手法を用いる政党もありますが、私は全くそんなことは考えずに質問を組み立てしてきたので、そのことだけは変に理解されては困るなあと思っています。
 一般質問と請願とをセットにした手法の場合、請願が採択された場合にあたかも「我が○○党の実績!」とか「私たちの成果!」とか主張することが多々あり、遠目から眺めていても「独りよがりっぽい」感じがしてならないわけですが、私にはそんな考えは毛頭ありませんので。
 ということで、政策的にどうなのかをきちんと判断してもらえるような環境をつくりたいなと思います。

 NPOセンターの問題で一番致命的だったのは、市民協働や市民参画に最も重要な「信頼関係の構築」を大きく後退させるような行政の手続きがあったことだと考えています。「公設備・市民設立・市民運営」という高く掲げた理念は踏襲するとしつつも、行政主導で受託団体の変更を実施してみたり、その後も色々なことが有耶無耶になったままにNPOセンター事業実施要綱を設置してみたり・・・と私にも不可解な状況があります。
 今のNPOセンターの運営云々ではなく、それ以前の問題として行政の透明性を欠き、市民への説明不足を指摘せざるを得ず今に至っていることそのものが問題なのです。


 今回の請願の趣旨もそのようなものと理解しています。結局は・・・・・

 「多摩NPOセンターのあり方については改めて初心に戻るといいますか、このあり方を含めてやはり5年たった段階でいま一度市民の方と交えて話し合いをして、そういう中で次のステップになるだろうというふうに考えております。そういう意味では、18年度、市民の方を交えた中で検討していきたいというふうに考えております。」

 と答弁しているにもかかわらず、その答弁の内容が反故にされていることに対して、市民が疑問を持つのは当然のことと思います。
 私は憤りを覚えます。私が質疑したことに対する答えなので。なおかつ、これについてはここ数年ずっと取り上げてきている問題でもあります。なので、今回の一般質問で市長がこれまでの経過をどう総括したのかを尋ねないわけにはいかないというのが私の立場です。

 それとは別個に、今回の請願(陳情)が提出されたことの意味もまた大きいと思われます。何せ、NPOセンターについては現在その運営を受託している団体と市長とのパートナーシップ協定の期限(概ね3年間)が今年度末になっているので。


 少々結論めいて・・・私個人的な見解ですが、NPOセンターは発展的に解消することも一つの道だと思っています。もう少しきちんと位置づけされた市民活動支援機関が必要です。

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2007年08月13日

残暑続き・・・

 季節はお盆。街の中の人も大分少なくなっていますが、それでもお仕事されている方はいつもどおりの出勤。今朝は定例の朝遊説をして、その後・・・以前取材を受けた日経ウーマンの方を通じて連絡をいただいていた同雑誌の編集者の方とお会いしました。働く女性の出産・育児を考えるような企画をしているそうです。

 ところで、残暑というよりは本格的暑さというよりは、異常な暑さに見舞われている今日この頃。「地球温暖化」を実感してしています。クーラーを使わないと過ごせないような暑さ、ますます皆がクーラーを使用するので温暖化が進む一方という悪循環・・・・というわけで、、、地球のエネルギー問題が気になる日々です。前々から気になっていた本をようやく図書館にて借りてきたので、クーラーのきいた場所で読み始めました(この暑さは意識が朦朧としてしまいます・・・クーラー使用にゴメンナサイ・・・と思います)。

 「ピーク・オイルパニック」と「石油最後の1バレル」。


 食糧でさえ、その大部分は石油エネルギーがなくしては生産できないような時代。食糧自給率もエネルギー自給率についても日本が低いことは周知の事実。この先どうなるのかなあ・・・と考えると不安が先立ちます。

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2007年07月30日

一夜明けて

 開票速報を朝方からちょこっと見てから、永山駅前に。「民主党、よかったね!」と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。それにしても、夏休み・・・・人通りがいつもより少ない駅前でした。

 選挙が終わり冷静になったところで、9月議会に向けての準備を始めなければ・・・一気に現実に引き戻されています。一般質問については、6月議会の時から引き続きで「発達障害者支援」「特別支援教育」のことを取上げる予定なので、関係機関にヒアリングをしていこうと考えています。

 明後日に文教常任委員会が開催されるのですが、その際に教育センターを視察することになっています。教育センター内には、現在総合福祉センター内にある療育機関「ひまわり教室」が移転する予定で、ようやく図面が完成した模様です。しかし、この図面は専門的に療育にたずさわっている方から見れば不十分なところもあり、療育内容をきちんと捉えた上でのものになっていない部分もあるところが問題点だと思っています。それについては、まだ変更の余地があるのかないのかを聞いてみようとは思います。少なくとも工事予算が発生するということは、議会の審議を経る必要があるので、その中で十分に提案や修正が可能なものであるのかどうか・・・事前確認をしようと思います。
 当面、片付けていかなければならない種々雑多なこともあるので、それをこなしつつ・・・昨年度予算にもう一度目を通して、決算特別委員会に向けた準備もしていかねば。


 それにしてもものすごい豪雨には気が遠くなりそうでした。そのおかげで地球が冷えてくれたようで、涼しさをもらうことができたことには感謝ですが・・・。明日でもう早7月も終わります。7月は気持ち的にはやっぱり「選挙一色」という感じでした。

 

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2007年07月22日

お休みをいただきました。

 先週末から少しだけ休息をいただきました。活動報告もお休みをしました。もちろん今週から再開します。

 週末に、中・高時代、私は演劇部だったのですが○年ぶりの同期会があったので顔を出しました。後の予定があったので、懐かしい面々とほんのひとときの再会でしたが、彼女たちはとってもパワフルなので、元気をもらいました。母校はみんなが「Going MY WAY」。個性を尊重しあえる関係を育てあいながらの6年間の学校生活を送ってきました。そこで培われたパワー!こそが私の原動力にもなっているのかもしれませんね。

 ということで、メンバーの一人は最近、1stアルバムを出したとか。って、相方も同級生だったりします。もしよかったら、ぜひ!☆☆☆Utako Tayama&Reiko Tada (Kiiiiiii)

 
 それから、土曜日にはこちらも後の予定があったので、少しの時間でしたが、多摩市平和展の桃井和馬さんのトークを聞いてきました。
 キーワードは「想像力」。私たちには想像する‘力’が備わっているのに、、、今は鈍りぎみな状況にあるのかもしれませんね。
 
 私は神様や仏様の存在についてはよくわかりませんが、人間にもコントロールできないもののが存在すると思って暮らすことはとても大事なことだと思います。それは言葉にしてしまうと陳腐化してしまうかもしれませんが、「自然界」「地球」そのものだと思っています。ですので、桃井さんのおっしゃる「ヒトを超越する存在」を意識すること、そこに生まれる「人間が持たねばならない節度・謙虚さ」には心から共感するものです。桃井さんは戦争ばかりを追いかけていた時代もあったけれど、そのうち「環境」ということを真剣に考え、撮り続けるようになっていると言います。

 「たった一枚の写真に思いを馳せてみる。」
 そこには写真家のさまざま思いがこめられている。奥が深いですね。

 ところで、私たちは新聞、雑誌、チラシ・広告の写真やら、年間約1万枚の写真を目にしているそうです。写真を見ている時、無意識ながらも想像力が働いているのかもしれませんが、意識をしなければ「奥深く」までは辿れないのでしょう。どんなことについても「じっくりと考える」。・・・スピード感も大事なことなのかもしれませんが、それ以上に大事な価値を見失わないようにはしたいものです。鈍らないように・・・・。

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2007年07月18日

市民協働研修

 午後から行われた「市民協働研修」をちょっとだけ覗いたのですが、ちょうどパネルディスカッションが始まったところでした。

 パネラーの議論では「NPOの自立」ということが話題になっていましたが、「行政の支援は受けない」という意味での「自立」で語られていたのが気になりました。 
 
 10年前ほどの調査にてNPOの抱えている課題として挙げられていた「お金がない、人材不足、活動拠点の確保」といった悩み・・・現在でもほぼ変らぬ悩みとして訴えるNPO団体が多いという調査結果があるそうです。実際に私もそのとおりだと思います。
 先立つもの(おカネ)がなければ、人材確保そのものが困難で、担い手を育てることができないために事業の拡大もできず、存続の危機を抱えている団体があることも事実です。

 「お金がなければ知恵を出せ」

 となんて言われるのかもしれませんが、これはとても乱暴なつき離し方だと思います。
 市役所の仕事全体を考てみれば、やっている仕事の内容は収益をあげることを強要されないNPOみたいなものでは?自分で収益をあげる努力をしなくてもいいNPO活動とも捉えることもできそう!
 ・・・・最近、NPOについていろいろと考えるうちにそう思うようになっているので、その行政が「行政の支援は受けるな!」ということで「NPOの自立」を語ること自体に何だか滑稽さを感じています。

 行政はお金を集める苦労をしなくてもいいわけで、NPO以上の力を発揮できていいはずですよね。にも関わらず、NPOの方が効率も良く、行政よりも肌細かなサービスも提供できる・・・市民にとって有益な公共サービスを作ることができる・・・と説明されることが多いですね。それならば、「税金」でガッツリ、しっかりとNPOの活動を支えることは何らオカシナコトではないはずですよね。


 ところで、コーディネーターの先生から「会場のみなさんの中で「市民協働」をイメージできるという方がどれくらいいらっしゃいますか?手を挙げてみてください。」という呼びかけがありましたが、残念ながら「し~ん」という状況でした。もちろん、心の中ではわかっていても、わざわざ手を挙げなかった方もいらっしゃったと思います。しかし、私は「はっきりいって、よくわからない。」と思った人の方が多いと考えます。

 この研修、「協働研修」というように職員も参加でき、一般市民も参加できる(だから私も覗くことができた)公開研修だったわけですが、おそらく・・・・参加していた職員一人ひとりに「市民協働とは?」とお尋ねしたならば、口々に異なる回答が飛び出すのではないかと思います。そのくらい「市民協働」というのはとても難しいことです。

 ですので、「市民協働研修」という冠をつけた研修を実施し続ける・・・今年で○回目だと思っているのですが、変更した方がよろしいのでは?と感じています。

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2007年07月17日

わたしの位置は?

 面白いテストを見つけました。・・・その名は「政治ポジションテスト」。

 私の結果は・・・「リベラルかつ小さな政府を目指すタイプ」とか。

 診断結果についてのコメントは

【リベラル】あなたは個人の自由や権利を尊重しながら古い仕組みを変えていく政治が望ましいという考え方を持っているようです。また、新しい価値観や仕組みを積極的に取り入れようとする姿勢を持っていますが、そのせいで従来の社会が持つ良い面を見落としてしまうこともあるかもしれません。
 【小さな政府】
あなたは政府が行う公共事業や社会保障などを抑制し、同種の民間サービスを受けるほうが、国民により多くの幸福がもたらされるという考え方を持っているようです。しかし「小さな政府」の場合、その種の民間サービスが存在しないところで暮らしていたり、裕福でない人たちはサービスを受けられず、格差が広がる現実を受けいれねばなりません。

 ちなみに、このグループに近い考えの政治家は・・・・
 B.クリントン (前米国大統領で、連邦政府の財政再建を進める)
 T.ブレア (英国首相で、「結果平等から機会平等へ」をコンセプトに教育や雇用政策を実施)
 青島幸男 (前東京都知事で、世界都市博覧会を中止)

 の以上お三方の名前が挙がっていました。・・・えっ、青島幸男さん?!と思ったりもしました。そもそも16の設問にて行っている分析。 このテストがどのくらい信憑性を持っているものなのかはわかりませんが、私の位置(リベラル度+3/小さな政府度+2)と同じくする方々は少なくはないけれど多いとは言えないようです。もちろん、このテストを受けた方々に限ってのデータですが・・・。

 それにしても、性別、年代別さらには所在地別、職業別、支持政党別での調査結果分析も掲載されていて、意外と興味深いのです。この診断だけで「リベラル」とか「保守」とか決められるものではないでしょうが、何となく参考にはなりそうですね。私の場合はどちらかと言えば「無党派」っぽくて「民主党」っぽいという傾向は当っているのかもしれません。どうぞお試しあれ!!

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2007年05月30日

「団塊の世代」

 今日は朝からたて続けに人に出会い、多くのことを学ばせてもらいました。その中で話題になっていたのが「団塊の世代」ということ。いろいろな意味で「団塊の世代」が注目されていることを改めて感じたのでした。

 ところで、最近読んだ共感できるコラムを思い出していたのですが、団塊の世代はこれから本当に地域貢献する人材になり‘地域デビュー’を果たしてくれるのでしょうか?

 多摩市でも市民活動情報センター事業を新たにスタートしたり、定年準備講座なるものを公民館で実施するなどしています。こちら報告書を見たいと思っていますが、ここでのちょっとした指摘のように

「国および一部の自治体には、まちづくりや地域振興のために「団塊世代を活用する」という発想がないとはいいきれないように思われる。これは、いわば「団塊世代=道具」論である。しかし、このような議論は、行政側の都合を優先した議論であり、団塊世代の立場や意見に配慮したものとはいえず、団塊世代の理解を得られない可能性がある。いうまでもなく、行政がいかに手を尽くしても、コミュニティ活動に参加したい人は参加するし、参加したくない人は参加しないのである。 」
全くのその通りだと私は思うのです。ですので・・・・
「もし自治体が、「団塊世代がいま流行だから」または「2007年問題に対処するため」という問題意識だけで団塊世代の地域参画を促す場合、特徴のない「横並び施策」となってしまい、期待されたほどの成果をあげない可能性がある。」
についてもその通りだと思っていて、「流行だから」ということとは違うのかもしれませんが、何だか「2007年問題」という言葉に煽られすぎている気がしてしまい、明確な方向性なきままに事業展開だけ進んでいるように思えてならないのです。

 今日は、ニュータウン在住の団塊世代人との会話がとても弾んだわけですが、「ニュータウンの人がわざわざ桜ヶ丘にまで行かないよ!」との一言に・・・・「じゃあ市民活動情報センターには行かないよな・・・・。」とついつい結びつけて考えてしまった一日でした。(考えすぎ?!)でも、大量退職の団塊の世代はニュータウン地域に大量に住んでいるのでは?

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2007年05月29日

先がまったく描けない感じで。

 昨日の市長、副市長、教育長からの説明会でとっても疑問に思ったので質問したことがありました。それはこれからの多摩市の小中学校の統廃合問題のこと。

 現在は、多摩市立学校の一定規模及び適正配置等に関する審議会(覚えられないくらい長い名称!)の第1期目が終了。結論は竜ヶ峰小学校と多摩第二小学校が統合され、貝取中学校と豊ヶ丘中学校は青陵中学校として再出発するということ。そして、第2期目がスタートしています。ここで議論されているのは貝取・豊ヶ丘地域の小学校4校のあり方についてで、昨日の教育長からの説明では貝取・豊ヶ丘の地域を南北の地域に分けて考えているとのことでした。

 当然ながら・・・・現在は北貝取小学校・南貝取小学校・北豊ヶ丘小学校・南豊ヶ丘小学校なので、北地域にある小学校と南地域にある小学校どうしが統合されるんだろうな・・・・という予想くらいはつくのだと思います。つまりこのうち2つの学校についてはまたまた「学校跡地」になるということですね。
 そうなると、今後の学校跡地の活用がますます気になるところですが、その前にもっと気にしたいことは既に廃校となっている学校の活用のことです。それについては市民委員会も最終報告書を提出し、行政も恒久活用方針なるものをとりまとめているのですが、その後の動きがまったく見えてこず、市民も議会もまきこんでスッタモンダしていたあれは一体なんだったのだろうか?とさえ思えてくるのが情けないところです。

 それはさておき、新たに竜ヶ峰小学校が学校跡地になることは決定。青陵中学校については貝取中学校の場所での開学が決定しているものの、改築・改修などを実施するために最初の2年間ほど要するらしく、その間は豊ヶ丘中学校の校舎が活用されるとのこと・・・・つまり豊ヶ丘中学校はその後に‘跡地化’するのかなあと思い考えていました。

 ところが、教育長の説明によると、目下進行中の第2期目の審議会では「南貝取・豊ヶ丘地域」の小学校については豊ヶ丘中学校の跡地を活用することがいいのではないか・・・・?という方向性が提示され議論されているとのことです。「中学校の校舎を小学校の規格にするためには少しお金がかかるけれども、そういった方向で考えている。」らしいです。

 思わず「えっ?!」と聞きかえしてしまいました。一体どのくらいお金がかかるのかまでシミュレーションが描かれているのかと思いましたが、それについては第4次総合計画終了後の‘オハナシ’になるという認識にあるようで、まだその先のことは見えていないというような印象でしか説明を受けることができなかったのです。


 通学路のこと、とりわけ気になるのが子どもたちの安全安心の確保であることもよくわかりますし、その上でどこに学校を配置するのかを考えなければいけないこともわかります。とは言え、財政的な見通しや使わなくなる学校(学校跡地)の活用に対する考えや方向性も示していく必要があるように感じます。学校の統廃合については審議会の意見が最大限尊重され、財政的な措置もいとわないというのであれば別ですが。。。
 これは多摩市にとって今後も大きな課題になること間違いありません。貝取・豊ヶ丘地域の小学校のことが終われば、次には愛宕地域の小学校のとなども議論されることになっていて、その次には方針によれば諏訪地区や落合・鶴牧地区も視野に入って来るようなので・・・・。

 
 ちなみに、この方針のスケジュールどおりにいけば、北・南貝取と豊ヶ丘地域の小学校は2009年(平成21年)4月から統合されるようですが、青陵中学校の工事が完了してリニューアルした貝取中学校でのスタートは平成22(2010年)年4月から。豊ヶ丘中学校を小学校規格にしなおす工事期間のことやらを考えても統合予定の2009年4月には全く間に合わないことだけはわかりました。


 先が見えづらくて不安になりますね・・・・。っていうのは私だけかもしれませんが。

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2007年05月09日

世代交代を進めたい。

 5月はさまざまな活動団体の総会の時期を迎えます。お招きをいただき参加させて頂き、活動の一端を伺うことのできる貴重な機会でもあります。

 さて、今日は午前中に「手をつなぐ親の会」(知的障害児・者の保護者の方々のグループ)の総会がありました。今回で第39回目を重ねた総会には、歴史を感じますね。来年は40周年ということで一つの節目を迎える予定です。冒頭に会長さんより「70歳を迎えたけれども、まだまだ知らないことがたくさんあり、いつも学んでいかなければいけない、成長していかなければいけないと思う。」と実感こもった挨拶がありました。考えてみればその半分にも満たない年月しか重ねていないのが私・・・・謙虚に学び続けていきたいと改めて感じた次第です。

 障害者の福祉政策については自治体は独自施策を打ち出せるとは言うものの、財源確保問題からしても非常に厳しいのが実情です。障害者自立支援法に伴う負担割合の増加に対応し、自治体独自での負担軽減策を講ずるなど対策の必要性を感じる一方で、やはり制度全体のあり方含め、国において現場を踏まえてもっと議論してもらいたいと考えています。
 何しろ自治体行政の現場の事情からすれば、国の方針決定に翻弄されているのが現状です。制度変更に対して素早い取り組みが求められ、自治体で十分議論する時間的余裕もなく、とりあえずは新制度に対応させるために煩雑な事務手続きや体制を整えるだけで手一杯。職員も右往左往せざるを得ない状況にあると考えます。それについては、総会での来賓挨拶で市長も「現場の声をしっかりと国に届けていきたい。」と言っていたように、ここは自治体どうしの連携と自治体に最も身近な市民の活動・運動と連携を図りながら、国を動かしていくことが求められている部分です。当然、市議会としても国への要請行動などできるものと考えます。

 ところで、今日の総会では新たに副会長を一名増やし、会の今後のためにも世代交代をはかっていきたいとの方針も示されました。副会長に就任された方は会長よりも私のほうが年齢が近いと思われます。
 総会の終了後に会長さんと少しだけ言葉を交わしたなかで、「会を充実していくためには新しい力が必要。思いきった世代交代がやっと図れる‘きっかけ’ができたから、あとは若い人にどんどん任せていきたい!」とのおっしゃっていたのを聞きながら・・・・私は議会のことも思いました。

 来週の火曜日15日には臨時議会があるのですが、議会を改革をしていく力や新しい議会のあり方を目指していくためにはやはり「新しい力」になれるような人材の登用が必要ではないか?ということ。議会は年功序列のような部分があり、議長などの人事も期数の長い順から・・・・というような暗黙の了解のようなルールなどもあるようですし、‘長’というポストには市長不支持派の人を配置することをなるべく避けようとする傾向もあるのですが、そういう発想こそ変えていかなければいけないと感じます。新人議員がいきなり議長になることは難しいと思いますが、議会改革を進めていく斬新な発想を持っている世代に任せていくということも必要だと思いますし、変なポスト争いをするのではなく‘ふさわしい人材’を登用していきたいものです。議会も若返りを進めていきたいものです。そのきっかけをつくることができるか?議会にも問われていることかもしれません。

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2007年05月05日

こどもの日

 今日はこどもの日でした。この3日間は天候も良く、多摩センターのこどもまつりも盛況だったのではないかと思います。観光スポットの混雑ぶり(こどもまつりも?)といえば、昨日はお誘いをいただいて高尾山までケーブルカーに乗りに行きましたが、行きも帰りの順番待ちにあわせて1時間半はかかったと思います。高尾山は年間250万人から300万人の登山客(観光客)が訪れるそうです。ちなみにサル園と野草園だけに行っただけでしたが、ニホンザルについて少し学んできました。
 サル社会のサル関係?とでも言うのでしょうか?ボスはゆっくりと食事を食べるそうですが、ボスではなく窓際族にあたるサルはものすごい勢いで食事をほおばって食べ終わるのだそうです。どこかで見られるような風景では?

 ところで、今日は東京多摩少年少女合唱団の定期演奏会に足を運んだのですが、この合唱団発足も公民館講座をきっかけとしています。公民館の役割がとても大切だということがわかります。こどもまつりでもベルブブラスバンド(こちらも昨日に演奏会がありました)が大活躍で、子どもたちに楽器を楽しむ場を提供して下さったのですが、公民館の講座から育つ、巣立つ活動が数多くあるのです。
 つまり・・・公民館は単なる‘貸し館’ではないのです。むしろ‘貸し館’で終らせてはならないということです。‘貸し館’としての機能は公民館業務からすると‘ほんの一部’と捉えたいです。お堅い言葉で言えば‘社会教育’。社会教育を担う重要な場=公民館・・・そして、そこに存在する職員の力量が何よりも問われることとなります。合唱やブラスバンドなどの例を見ればわかるのは、プロになるかどうかは別として、生涯に渡って‘楽しみ’(趣味?)にできるようなものと出会うわけで、そのことの意味がどれほどのものかは想像に難くありません。たくさんの子どもたちが公民館から育ち巣立っていくわけです。
 もちろん・・・これからは新たな地域デビューのことも言われているように、公民館を中心に蓄積されてきたノウハウを活かすとき・・・活かされなければならない時期だと考えています。‘社会教育’=市民活動ではないことを念頭におきながらこれからの活動展開を進めていくべきと考えます。

 今日の定期演奏会には地域で合唱団を主宰されている方々もいらしていたようです。子どもたちの合唱団と地域の合唱団が合同で一つの舞台を創るとか・・・合唱を通じた世代の交流が生まれたらいいなと思いました。

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2007年05月01日

今日から3期目スタートしました!

 13時から議員説明会がありました。新たな気持ちでスタートとなりますが、新しい議会の顔ぶれ・・・と言っても、あんまり変わり映えしないのかもしれませんね・・・・。結局は26名のうちで、純粋に新人は4名、経験者(元職)2名で、私も含めて20名は引き続きの現職組。

 今日は臨時議会が5月15日に開催されることの確認がありました。臨時議会では議長や副議長の決定や議会運営委員会、常任委員会のメンバー(常任委員会の委員長などの人事)、そして組合議会(多摩ニュータウン環境組合他)、農業委員会委員などの決定がなされる予定です。
 
 そしてまた、会派届けの提出が来週の月曜日で、その翌日には早速代表者会議があり、議会人事などの話合いが行われる予定が示されました。会派についてはどうなるのかが注目されていますが、3人以上がいわゆる交渉会派として、代表者会議、議会運営委員会のメンバーになれる資格を得ることができるわけで、おそらく水面下ではいろいろな動きもあることと思います。あとは議長など役職を得るためにも大人数で会派を結成した方が有利になることはいわずもがな。・・・・民主党はとりあえず3名はいるので、単独でも会派を結成することが可能です。

 実は・・・・市長に純粋に追随するだろうと言われる‘与党?!’(地方議会に‘与党’があるのは変ですが)の人数は11名だと言われていて、議会の過半数が獲得できていない情勢です。そのために、議会運営は難しくなりそうですね。市長もおそらく対議会との関係をどう築くことができるのかはたまた問われることとなるでしょう。黙々と市長が提案することに対して挙手してくれるような議員が少ない・・・ということですので。
 そこで問われるのは議長力。議長がどうやって議会を取り纏めるのか、その手腕が何よりも重要となります。相当の人格者でなければ難しそう。相当の人物でなければ務まらないのではないかと思っています。少々無責任な発言になるかもしれませんが、私は相変わらず最年少ということで、議長や副議長などのポストとも無縁。傍観者として、議長・副議長ポスト獲得争いを見ている立場としては、「議長になりたい人」よりも「議長にしたい人」という人選で進めるほうが望ましいと考えています。議長になりたいという意欲を買うことも大事かもしれませんが、やっぱり人物本意で誰もが「この人なら。」と思える方を選ぶべきと考えます。
 議長人事など・・・・さまざまな思惑が絡み合うらしく、いろいろと難しいようです。目下、私は、常任委員会をどこにしようかな?と考え中なのと6月議会の一般質問のテーマを考え中です。

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2007年04月30日

進まないごみの減量・・・

 今日は「まったなし!」ごみ減量懇談会」がありました。祝日なので参加者数が心配されたのですが、午前中の見学から思った以上の方にご参加いただけたようです。私は午後の意見交換会に遅れて参加をしましたが、ちょうどそのときには「パブリックコメント」など、行政の市民への情報共有のあり方が議論されている最中でした。

 確かに・・・行政としては考えられる範囲での情報提供をしているわけですが、しかし提供するだけで受けてである市民がしっかりとキャッチしてくれているかどうかはわからない・・・事前に周知している事柄であっても「後から聞いた」とか「そんなこと聞いたことない」などと言われることも多いのが現実。その際、「以前に説明しましたので。」とはねっかえすのではなく、経緯を説明をしながら、理解を押しつけて求めるのではなく、きちんと市民の立場から考えて応対することが必要なのだと思われます。いずれにせよ、そのあたり・・・職員の応対姿勢が何よりも重要だと言えるでしょう。「ちゃんと情報を察知しないことが悪い。」という態度では市民との溝を深めるだけです。
 そういう姿勢を変えていくのはまずはトップである市長から。市長、副市長、部長などなど・・・・彼らの姿勢や態度が変わらなければ職員が変わるわけありませんので。


 さて今日はたま広報の配布のあり方にまで話が及びましたが、新聞をとらない家庭が増えている中で、全戸にポスティングするなど新聞折り込みに頼らない方法を考える時期に来ているのではないか?と考えていらっしゃる方多いようです。若い世代のみならず、高齢世帯でも新聞をとらないところが増えているとのことでした。
 実は議会でもこの問題が指摘されているのですが、今のところ新聞折り込み方式を変更する意思はないもの受けとめています。経費の問題のみならず、ポスティングをするのに一定の期間を要するために、情報の伝達が平等ではないということも課題になっているようです。・・・でも、今回の都知事選、市議選と2度の選挙では選挙公報は全戸にポスティング方式でした。そのことを考えると・・・(お金さえ出せば?!)ポスティング方式で可能と言うことになるのでしょうか?費用対効果などとの選択にもなりますが、「ポスティングに一定の時間を要する」という点はクリアできそうですね。あとからどのくらい経費をかけたのか調べてみたいと思います。


 ・・・・それにしても、今日のごみ減量懇談会で改めて思ったことは、情報を受け取ることも難しさです。というのも、選挙の際に「ごみ減量30%は達成している!」と大々的に宣伝をしていたところがあることが引き合いに出され、家庭系ごみの有料化の必要性を感じないと考えていらっしゃる方がおられたのですが、実はこの2年間で見ると毎年5%ずつ家庭系ごみの量は増加傾向であるとの事実にとても驚かれていたのです。
 ごみの30%減・・・というのはダストボックスを廃止したころと比べたら・・・という話に過ぎず、直近の比較では家庭系ごみに限っては「増加している」という事実。情報が不正確に流れていたとしか思えませんし、それを宣伝に使用することに私は心から残念に思います。今大事なことはダストボックスを廃止をし、ごみの減量が順調に進んできたにもかかわらず、また微増傾向になっていること。その事実を伝えることが大事なはずです。今、市民に届けなければならない情報を歪めて伝えているとしたらその責任はとても重いのではないかと感じてなりません。

 いずれにしても家庭系ごみの減量が進んでいない現実があります。家庭系ごみの有料化は確かに負担だとの話もききます。でも手元で負担をするのか税金で負担をするのか・・・どちらを選択するのか?という話ではないでしょうか?これはとても極端な言い方かも知れませんが、周辺の自治体でごみの有料化になり、生活が苦しくなって大変だ、厳しくて大変で、ごみが捨てられない・・・・という状況に陥り、地域中に「ごみ屋敷」が増えたということも聞いていません。もし、そのことが生活の負担になるようであれば、そこはしっかりと福祉的配慮をすべきで、対応をすべきとは考えています。
 家庭系ごみの有料化については近々、議会でも再度議論されることと思います。でもその前にもう少し市民のみなさんと議論を進めたり現状を理解してもらえる工夫をしていきたいものです。

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2007年04月27日

やっと一区切りで。

 選挙期間中、市内の4駅で朝の街頭挨拶をしていたたので、月曜日から今日まで5日間は朝の6時から今日までは同じように朝の街頭で選挙の結果報告をしていました。やっと今日でそれも終了し、2007年4月の選挙は終りを迎えたという感じです。
 でも、引き続き今月号の「ほうれんそう」を配布する仕事が残っています。今日のような晴れやかな一日はチラシのポスティングもなかなか楽しいですし、これからは季節も暖かくなるので助かります。冬の薄暗さはそれだけで気持ちが滅入ってしまうので。

 あっと気づけば新緑の季節。我が家の目の前の公園の木々の成長が目覚しく、毎日の変化に目を見張る今日この頃。うれしい季節です。・・・・毎年毎年の季節のめぐりですが、そこにいる自分が日々成長できていればいいなあとふと感じました。

 新たな気持ちで新しいことにも取り組んで行きたい。6月議会に向けての準備をはじめたいと思います。

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2007年04月11日

無力ではない。

 都知事選の時に届いた記事。
 

東京の都知事選の投票が8日にせまっています。

 2期におよんだ高齢の石原知事による都政をこの機会に転換させるべく、皆様にこの記事の転送、ブログ転載をお願いしたいのです。落選運動です。


 という書き出しで始まった長文。この記事の文末にある呼びかけに私はとても共感をしました。
 かつて団塊の世代から親の戦中世代がつきつけられたように、私たちの子供たちから「あの時、何をしていたの?」と突きつけられないで済むように、今、できることをしませんか?・・・(略)・・・私たちの「微力」が積み重なって、もしかしたら大きな力になって、日本、そして世界の未来を変えられるかもしれません。・・・・(略)・・・私たち一人ひとりは「微力」ではあっても「無力」ではないのです!

 このことは市議会の選挙についても言えること、考えたいことだなと思います。私が一人でも多くの人に呼びかけたいことだなと思います。 政治に対するあきらめや不信感が広がり続けていて、このままでいいはずはありません。

 最近、いろいろと考えるのですが、大人自身も前向きで社会に対して躍動感が持てている時代には、子どもも大人と同じように未来にわくわくしていたように思います。大阪万博の頃の話を懐かしくしてくれるちょっぴり年上の先輩がいるのですが、そのころのに抱いた‘わくわく感’が今でも忘れられないといいます。ちょうど高度成長まっただなかの大阪万博。大人も生活がぐんぐんと豊かになっていくことへの期待感があり、少し先の未来にもその後にも希望が持てていたのでしょうね。
 そんなことを考えると、大人がうつむいていてばかりはいられないと思います。「微力」であっても「無力」ではないという言葉に私も何だか励まされ、勇気づけられました。あきらめてしまえばそこでthe END.

 子どもに手渡したい未来。真剣に考えたいですね。「大人は本当に僕らのこと考えてくれているのかなあ・・・」なんて言われないように。一票を持たない子どもの立場も大事にできる社会をつくりたいなと思います。

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2007年04月10日

うれしかったこと。

 選挙の告示日まで残り5日。今朝も駅前はにぎやかでした。最後に作成をしたニュースを配布していますが、何だか突如ノシノシと近づいて来た30代半ば?くらいの男性に思いっきり目の前、足もとに唾を吐かれたことには、さすがの私もたじろいだわけですが、市民にとってはやっぱり迷惑きわまりない存在なのかもしれませんね。
 とは言っても、市民が選挙に行く時に判断するための材料をどう提供していくために駅前での活動はかなり重要な位置づけになっているので理解していただけるとありがたいなとは思います。

 そんな今朝の風景でしたが、うれしかったことがあります。それは、顔見知りの男性が「こんな風なわかりやすいものがあるから、ぜひ今後の参考にしてほしい。」と手渡してくれたパンフレットです。とある自治体の選挙のために配布された選挙の届出ビラでした。ささやかなことかもしれませんが、とっても明るく、前向きな気持ちになれました。唾を吐かれた記憶も瞬間的には一掃されました・・・。また、中には「もう少したくさんチラシをいただけますか?」と数部受け取って下さる方もいました。ありがたいですね。

 今回のニュースは「子どもの安全安心まちづくりのための10の提案」を書きました。子どものことしか取り組まないかのように思われるかもしれません。けれども、子どもにとって住みよい社会環境は大人にとっても住みよい地域環境があるように感じます。子どもの置かれている状況が変わるということは、大人のあり方、社会全体が変わっていくということだと思います。子どもたちに手渡したい「未来」を今、真剣に考えていきたいものです。

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2007年04月04日

変なチラシ?!

 都知事選挙がスタートしてから駅前などで配布しているチラシですが、公職選挙法のルールに粛々と従っているだけなのですが・・・・。候補者名の記載がどこにもありません。おかげで「何、このチラシ・・・・。」「誰の応援をしているの?」と言われてしまうのが本当に悩ましいところです。

 おまけに、今回の知事選挙ではイメージカラーがを‘空色’が人気。イメージカラーだけで候補者本人の印象をつけることも難しいですね。前回は女性候補者はイメージカラーを‘ピンク色’にしていたのでわかりやすかったですが・・・・。
 チラシをポスティングしたところで、市民の方にわかってもらえるのかしら?・・・・とはなはだ疑問に感じる部分があります。

 それにしても盛りあがりにかける街の空気。このまま投票日まで過ぎてしまうのでしょうか?今日から駅前投票も可能です。私も便利な駅前投票所を利用したいと考えています。本人確認ができるものがあれば投票できると聞いています。駅前投票の宣伝にもう少し力を入れてもいいのかもしれませんね。おそらく、駅前投票所があることについても周知されていないように思います。駅前にめいすい君の着ぐるみがPRするとか・・・?一工夫しなければいけないでしょうね。

 ところでめいすい君にも‘ご当地’キャラがあるみたいです。多摩市でもご当地めいすい君を考案してみてもいいかもしれませんね。いずれにしても、選挙への関心をどう高めていくのかは課題。「ぜひ、投票に!」と呼びかけた声が寂しく響く状況を‘良し’と考える人は少ないはずです。このままでいいはずはありません。

 ‘変なチラシ’と思う・・ということは公職選挙法が変だと感じることとイコールになるような気がするのは私だけでしょうか?

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2007年03月31日

ふりかえり。

 明日から4月1日です。定例会の最終日が終わったので、気持ちの整理をしなおして、来月22日に向けて本格始動という感じです。

 その前に東京都知事選がありますが、投票率の行方は気になります。‘まち’の空気は今ひとつ。選挙を意識している人は少数派だということをヒシヒシと感じる今日この頃です。都知事選挙は先週22日からスタートし、昨日から都道府県レベルでの選挙などもスタートしました。東京都では都議会議員の補欠選挙が実施されます。
 この期間中に配布してもいいと認められているチラシには氏名が書いてあるわけでもなく、「誰のチラシ配ってるんでしょうか?」などと言われることも。

 もちろん当選すればいい!という考え方もあるとは思うのですが、やはり半分にも満たない投票率であっては寂しいと思います。

 今日はこの間インターンとして一緒に活動してきた学生たちから感想や意見などをもらったのですが、「きらびやかなイメージの政治家」とは真逆な地道な活動にびっくりしたこと、そして予想どおり、予想以上の政治への無関心をまざまざと感じたことなど・・・率直な声を聞くことができました。改めて「伝え続ける」ことの大切さを思いました。決して、自分の主張を押しつけるのではなく、ひとつの考え方として問題提起をしながら、政治に関わることの意味や意義を考える機会、きっかけづくりをしていくことから始まることを思った次第です。


 新年度・・・新しい気持ちになり迎え、新たな心構えでスタートすることができそうです。そして何よりもステイツマンのメンバーで4年間ずっと活動を支えてくれていた相棒が卒業を迎え、めでたく社会人デビューするので、新しいチーム編成となります。4年間一緒に活動をしてきた仲間を失うことは寂しいことですが、変化がなければ成長もしないかも・・・なんて思っているところです。


 さて、今日は夕刻から・・・ちょっとした食事会に参加をしたのですが、その帰り道・・・乞田川沿いに夜桜を見ました。明日はちょうど見頃になりそう!何とか天気も持ちこたえてくれそうですし、お出かけしたいものです。

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2007年03月28日

明日が最後の最終日。

 明日で3月定例会も最終日。実質的には任期最後の一日になりそうです。毎日あわただしく、あっという間に一日一日が過ぎていたような気がしているのですが、一ヶ月を振りかえると何だか長かった・・・という不思議な気持ちになっています。

 ところで明日は朝の8時45分から代表者会議が急遽召集されることとなりました。最終日開会前なのですが、重要事項が議題になる予定です。その内容については明日が終わってから報告できると思います。

 それにしても桜がちらほら・・・・場所によっては満開に近く咲いている場所のいくつかに出会った一日でした。今週末は「開花」にあわせて、聖蹟桜ヶ丘でも多摩センターでもイベントが予定されているのすが、天候が心配ですね。今日は暖かくというよりか、暑い一日だと思いました。そしてまた、春めいた「もやっ」っとした感じがしました。このまま一気に暖かくなるといいなあ。

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2007年03月22日

失われた世代・・・

 閑話休題。私の世代は最近・・・ロストジェネレーションと言われているようですね。先日の朝日新聞の記事より(2007/03/19)。

●ロストジェネレーション@選挙~地方議員に育てます。

▼ヒナをタマゴからかえすように、若い地方議員を誕生させるゆりかごみたいな組織がいくつかある。どの党で出るかより、まずは体験→次はノウハウ→当選後もみんなで勉強会。フリーター感覚のところもあるけれど、不況の荒波にもまれたさまよえる世代(ロストジェネレーション)の参加なくして日本の将来はない。だから、普通の若者が入りにくい地方政治の「参入障壁」を突き崩すゆりかごなのだ。(太田匡彦、多田敏男)

まず政治に参加させる
▼佐藤大吾さん(33)のもとに春の統一地方選に出る若者が10人ほど来た。「出ることにしました」と自信に満ちた顔、「何から手をつければいいでしょうか」と不安げな顔。選挙区も大都市ばかりではなく、政党もばらばらだが、「母校」は98年に立ち上げたNPO法人ドットジェイピー(東京都港区)だ。
 国会・地方議員の事務所へ、学生をインターンシップで派遣する仲介事業。データ整理や演説の準備、あいさつ回りにも同行する。昨秋までにのべ4794人が経験した。この春の立候補予定者は30人を数える。
 はじめから政治家志望の学生は「10~20%程度かな」。それでいいと佐藤さんは思う。「若者が投票に行かないということは、その意見を代弁する候補者、当選者が出てこないということ。そのままだと若者にとって生活しにくい社会になる」
 25歳のフリーターが地方議員をめざす連載マンガをしかけ、藤田晋サイバーエージェント社長(33)ら若手経営者と巻き込んで「マニフェストを読んで選挙に行こう」と呼びかけるイベントも。
若者を政治に連れ出す「孵化」機能が一番のねらいなのだ。
 卒業生のひとり、山口県宇部市議選に立つ穐村将人さん(28)。神戸大3年生の時にインターンを体験し、昨年末、東京のコンサルティング会社をやめ、Uターンで立候補を決意した。
 ただ、無所属だけにツテも技術もない。佐藤さんに紹介してもらった国会議員の秘書に一から学ぶ毎日だが・・・・・・。

塾で出馬への準備
▼まずはマニュアル。2枚組を読ませる。
 「演説は幼児連れの方が通り過ぎるまでマイクを切る」「チラシを配る時は名前を書いた面を表に」。若者政治家養成塾の千葉塾長、中村実船橋市議(39)がつくった。
 2月にも15人の応募者から2人を選びマンツーマンで指導。公職選挙法の解説や、駅前での演説とビラ配りの研修も。
 その1人、千葉県議選に立つ田沼隆志さん(31)は昨年8月、大手経営コンサルタント会社を辞めたが、「顔が隠れないマイクの持ち方さえ知らなかった」。
 自民、民主両党にも養成講座を持つ地方支部はあるが、無所属はそうはいかない。「政治の世界は目に見えない参入障壁がある。一から挑戦するのはたいへん」と田沼さん。企業家と同様、地方政治の世界でも新規参入の壁は厚い。
 埼玉養成塾=表=で講師を務めた松本武洋和光市議(37)は、無所属新人の看板が有利とみる。
「無党派層から共感を得られやすい。養成塾で学んだ人は、7、8割の確率で当選している」千葉でも埼玉でも、無所属候補を優先的に塾に入れる。ただ、現場では研修で分からない現実がある。三重県鈴鹿市議選に立つ中村有宏さん(27)は、埼玉養成塾の菅原文仁戸田市議(31)に電話でしかられる毎日だ。
 菅原さんは毎日メールで報告を送らせ、「現職のように後援会があるわけじゃないんだぞ」。最後は現地に入って手助けするしかないか・・・・・・。

党派超え当選後も勉強
▼どの党かより大事なことがある。
 全国若手市議会議員の会。千葉県市川市議の高橋亮平さん(30)が会長で、自民、民主、公明各党、そして無所属議員の混成団だ。「当選しても思うような活動ができない若手議員は多い。党派を超えてレベルアップを支援する必要がある」
 研究会で、行政評価や市役所改革の条例案や政策提言をまとめる。議会の質疑はどうなるのか台本もつくってみる。会員数は300人を超えた。
 高橋さんは学生時代から、ドットジェイピーの佐藤さんやアイカス=表=代表理事の田村広行さん(28)らと、若者の投票率向上をめざすNPO活動などを通じて交流を深めた。ネットで参加者を募り、連載マンガでノウハウを伝授する佐藤さんの活動は孤独なものではない。今風のツールを利用してゆるやかに広がる連携の輪がある。
 「僕らはネットワーク世代だ」。高橋さんは言う。「NPOや社会企業家、若手経営者らと連携し、政党など既存の枠組みにとらわれず、自分たちの世の中は自分たちがつくる必要がある」

■他にもこんな動き■
●「I-CAS(アイカス)」
 99年に中央大生らが立ち上げ、02年にNPO法人。約1千人の学生に議員にインターンを仲介、統一選は3人の候補が出る予定。
●「WAAV(ワーブ)」
 首都圏の学生らが97年設立。99年から政策立案コンテストを行い、この参加者から候補が出る動きも。
●埼玉養成塾
 若手市議や町議たが開講、03年の統一選も今回も約20人が参加。5人前後が春の立候補を検討中。

就職期に不況が重なり、フリーターやニートの多い25歳から35歳までの世代。地方選への立候補も増えそうだし、参院選のゆくえを決める層にもなりそう。新年連載に続き、候補者編と有権者編に分け、政治参加のありようを追いかけます。ご意見、情報はlost-gen@asahi.comまで。

 今日はひょんなことで、この記事のことが話題になったのですが・・・・私も「。「若者が投票に行かないということは、その意見を代弁する候補者、当選者が出てこないということ。そのままだと若者にとって生活しにくい社会になる」というのはその通りだと思っていて、若い世代が共感を持てるような議員の存在は貴重な存在だと思います。
 
 でも、若くして議員になるということは、そのままずっと議員を続ければいつか「若くなくなる」わけですよね。年を積み重ねるということは経験を重ねることになり、それもまた議員にとっては大事な要素になるのかもしれませんが、経験があるから「いい」ということにもならないのかもしれませんね。積み重ねた経験をどうやった社会に還元していけるのかも含めて視野にいれていかなければいけないのだと思っています。
 「議員しかできない人間にならないように研鑚を積みなさい。」と言うのが私の恩師の言葉です。議席にしがみつくような人間にはならないで欲しいと言うことだと思って受けとめています。考えてみれば、私も・・・25歳で初当選をしてから5年目。30歳になりました。あっという間ですね。

 つい昨日は顔見知り(でも名前は存じ上げないのですが)の紳士から「えーーーーーっ、もう30歳になったの!」なんて言われました。「見た目はまだまだ大丈夫だよ~」なんて慰めてもらいましたが・・・・


 今日から都知事選ですので、来月8日の投票日までは通常の政治活動にも一定の制約が生まれてしまいます。その間に市議会も終了し、統一地方選挙本番を迎えることになるのでしょうね。

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2007年03月19日

卒業式

 午前中に諏訪中学校の卒業式に出席しました。卒業生は85名。「卒業式は新しいスタート。」ということばどおり、新しく始まる生活に期待感と緊張感があるのだろうなあと思いながら卒業証書の授与式を見ていました。
 3年前に小学校の卒業式・中学校の入学式で出会った顔も本当にぐんと大きくなった感じがします。中学校の3年間の成長を支える家族や友達と学校の先生たちの存在で子どもたちは大きく変化するのでしょうね。

 今日は市内で一斉に中学校の卒業式。それとあわせて多摩幼稚園の最後の卒園式もありました。すべて式の時間が重なってしまうので出席することができなかったのですが、最後の卒園生ともなれば、その思いもひとしおなのではないかなと想像しました。
 多摩幼稚園の卒園式が子どもたちにとっても新しいスタートになるのはもちろんのことですが、多摩市の幼児教育や子ども政策にとっても新しいスタートになるのかどうかがまだ確定していないところだけは本当に心残りなことです。いち早く新たなスタート、そしていいスタートになるような園舎の活用をしたいものです。

 桜がチラホラと咲いているのを目にしました。それにしても最近の寒さには体が参ってしまっています・・・・。

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2007年02月28日

都知事選

 浅野史郎さん擁立の動き・・・・どうなるのかなと思っていましたが、決意を固められたようですね。民主党も独自の候補者を擁立しない方針とのことです。党としてどうなのかを問われると、答えに窮する部分もありますが、私自身は浅野さんを擁立しようとする皆さんの活動を聞いた時から、個人的にはぜひ!立候補してもらいたいなと思っていたので、うれしいです。(⇒こちら


 ということで、明日から3月議会がスタート。初日から一般質問の順番が来てしまうので、準備に追われています・・・・。
 

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2007年02月22日

「ほうれんそう」の役割

 任期最後の「ほうれんそう」は52号目です。「市議会がみえる」特集号をお届けする予定です。冒頭に沿えるメッセージを考えているのですが、なかなか上手くまとめられずに日付が変わってしまいそうです。
(実際にパソコンの画面がついたままで、日付が変わってしまいました・・・・)

 ところで、ある人から「ほうれんそう入りのクッキー」を作ったらどうか?なんて提案をいただきました。普通のクッキーよりもヘルシーなのかもしれませんが、美味しくするためにはレシピの工夫が必要かもしれませんね。あんまり想像したくない味かもしれませんが、鉄分補給にピッタリのクッキーになるかもしれませんね。


 今日は朝遊説後、2月号のニュースレターを配布しながら歩きました。「いつも読んでます♪」と声をかけていただけるだけで励まされます。
 「ほうれんそう」が政治の現場と市民との架け橋の一つになってくれればいいなあ・・・と思い、発行し続けてきましたが、その思いがどこまで到達しているのかは未知数。だから、続けていくことが大切なんだろうなあと改めて思った昼下がりでした。

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2007年02月20日

通告書の提出

 明日の午前中が3月議会一般質問の通告書提出締切日です。なかなかその他の雑務などに追われていて、通告書の作成や議会の準備に十分な時間を確保できていないのですが、過去の質問を振り返ったり、今までこだわってきた「市民自治」の内容に焦点を当てて質問書を作成しました。

 早速提出をしたのですが、初日の4番目に発言順。正直、土日を挟んで3月5日くらいに順番が来たらいいなあと思っていたのですが、そんなに上手くはいかないですね。残念。ということで、一週間は一般質問の準備やらにできる限り費やしたいと考えています。
 通告書は後ほど「議会報告」のところで掲載したいと思いますが、市長が掲げている情報公開や市民参画という点についても尋ねてみたいとは思います。市民とともに対話を積み重ねながらまちづくりをすることは粘り強さも必要ですし、時間もかかることだと考えています。「手間」をかけなければ市民の自治は育たない・・・という言葉をある自治体の長の方から伺って、そのとおりだと共感をしたのですが、市民との合意形成にどのように努めようとしているのか・・・問われていると感じています。

 4年間で最後の一般質問になります。これまでのことを総括できる質問になり、今後につながっていけばいいなと考えています。

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2007年02月18日

昨日・今日。

 昨日は、民主党TAMAの早春の集いでした。いわゆる「決起集会」みたいな位置づけで、4月の統一地方選挙に向けて公認が決定している候補者の紹介がメンイでしたが、生活者の感覚に照らし合せながら考えてみて、このような集会をどんな企画にて行なうのかなどに宿題をもらった気がします。何となくこのような集会は一般の市民からはハードルが高い感じがして仕方なく感じるのでは私だけかもしれませんが・・・・・。

 さて、今日はポランに足を運びました。「岡田清和ちぎり絵の世界」を開催中しています。

 しかし私の目的は、ドキュメンタリー映画「心の杖として鏡として」の舞台である平川病院の造形教室を主宰されている安彦講平さんにお会いすることでした。安彦さんのお話会があることを先週末の朝日新聞多摩版で知ったからです。
 昨年10月に中沢にある東京都の多摩総合精神保健福祉センター で開催された映画会にて安彦さんの実践を目の当たりにしたわけですが、その実践を直接伺うことができる貴重な機会です。今日の予定を急遽変更して参加をしました。

 想像していたとおりでした。安彦さんのアートに対する哲学は奥深いものがあります。アートセラピーなども今では随分と取り入れられるようになっていますが、絵画療法も間違うと患者のトラウマになってしまい逆効果を招くこともあるそうです。

 ひとつの枠組や価値観では判断できないもの。 

 「教育や治療のように、上から、外から課題を与えていくものではない。そして、外から解釈していくものではない。」との考え方は、「癒しとしての自己表現」として患者に受入れられ、多くの患者を支えてきました。描くことは自分の存在と向き合うことであり、その表現方法はまさに多様で多彩。造形教室を長年続けて来た経験に基づいて語っていただいた「アートセラピー論」は説得力がありました。
 

 「癒し」「ヒーリング」・・・・一頃の「ブーム」は過ぎ去った気もしますが、今でもやはり私たちが強く求めているものではないかと思っています。それは、「自分を素直に表現をしていく」ということに結びつくのかもしれませんね。自分の心が解放されていくわけですから・・・・。

 安彦哲学に基づけば、誰もが素晴らしい芸術家になれる気がします。自分自身の表現として‘描く’という作業は一つの手段。芸術の分野はとても幅広いわけです。絵画だけではなく、音楽や陶芸などなどさまざまな分野があります。もし私が選ぶとしたら・・・何かなあ・・・・と考えてみたのですが・・・・。無理やり考えるのはやめました♪

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2007年01月10日

議員の通信簿

 改選期が近づくちょうどこの時期に市議会ウオッチングの会では「議員の通信簿」というものを作成します。現在、通信簿作成に取組んでいるようです。今回の通信簿では新たに議員それぞれの「広報活動」の点検もする運びとなり、再選した2003年の6月~2006年12月末までに発行したチラシ、ニュースその他などを資料として提出して欲しいとの依頼が来ています。

 ところが困ったことに、どうしても古い時期の原稿が見つからず家中を捜索しているのですが、見つからないのです。提出期限は来週の月曜日までなのでそれに間に合うように探したいと考えているのですが、いよいよ家の中に積んであるダンボールのどこかを開封することになりそうです。

 どんな通信簿に完成するのかは「乞う!ご期待!!」ということになるのかもしれませんが、公平公正な視点から各議員の評価が行なわれて欲しいものです。
 前回の場合は選挙公約に関して、どのくらい一般質問で発言をしているのか?という視点から評価されていた気がするのですが、大事なことは発言をしたかどうかという点よりもその発言内容、中味にあるのではないかと感じています。今回はどのような通信簿ができあがるのでしょうか。ちょっと楽しみですね。

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2006年12月24日

暖かい冬に感謝

 定例会が終わり、疲れがピークに達してしまった・・・という感じです。翌日は朝は定例の唐木田駅での街頭宣伝活動、その後は来月号のニュースの原稿を作成して、友人と会い、それから夜は議会の忘年会でした。市長や助役等を呼んでいたという古き良き?慣例もここ数年は踏襲せず。今回も議会事務局の職員と議員とでしとやかに?行なわれました。このような会では人間観察が面白いですね・・・・。ものすごくこまめにお酒を注ぎまわる議員さんもいれば、私のように「食べる」に専念している人もいますし。ここでも議員それぞれの持ち味を活かした動きが垣間見れ、「立ち振る舞い」の勉強になります。

 それにしても、暖かい冬にありがたく思っています。昨日も今日も日中は冬の日差しでまぶしかったわけですが、特に今日は桜ヶ丘、永山、多摩センターにて街頭宣伝活動をしたので大助かりでした。貼るカイロは必要なかったですね・・・・。

 ところで、今日の朝日新聞の朝刊の記事に注目。「首長まかせではすまない。自治体運営どうチェック?」データ的には少し古い(2004年)のものが、議員の仕事ぶりについて・・・・市議会に提出された条例案のうち議員提案は4%で市長提案は残りの96%だそうです。つまりほとんど大部分、100%近くが市長提案だと言えるわけですね。さらに・・・市長が提出した96%の部分ですが、これを「原案通り可決」した割合は99%。議会が修正したり、否決したり、市長が撤回するという事例は1%だとか。
 つまり、それぞれの議会で色々と議論は行なわれているのかもしれませんが、結果だけを見てみれば、市長提案がそのままノーチェックで議会を通過しているわけですね。

 けれども、本当にノーチェックなのでしょうか・・・・。本来は市民の眼に見えるかたちで議論がなさることが望ましいわけで、やはり議会の場で堂々と意見交換をし、最善の選択をしていくべきと思いますが、それは単なる理想の境地?!
 というわけで・・・市長が議案を提出する前に一段階ののプロセスがあるのかもしれませんね。どちらかと言えば私の立場は市長側とは言えないので、あんまり「お伺い」されることは少ないわけで、いつも事前に説明されることは内容的にもほとんど意志決定固められている状態ですが・・・。いわゆる市長派の立場にある議員の方々には濃淡あったとしても、事前の事前の事前の情報提供や情報交換があるのかもしれません。
 私にとっては「寝耳に水」と思えることであっても、そうではなかったんだなと感じられる場合や場面も実際にありますので・・・・。


 いずれにしても、「情報量や専門性、調査能力で議員は行政太刀打ちできないのが現状」と指摘されているように、議員活動を支援できる体制づくりが求められていると思います。市議会事務局の充実を考えてみたとしても、これまたとても難しく、事務局の職員も役所の人事異動の一部に組み込まれていることからもわかるよう、議会事務局の職員とは言え、純粋な議会専属スタッフになりきれない面もあります。
 議員が議案の提出など、政策立案能力を高めていくためには相応の支援体制を構築することが必要。ある意味で政党が抱えている政策スタッフがそれなりの役割を果たせればそれに越したことはないのですが・・・・ここが最も大きな課題かもしれません。政策をつくる市民政策スタッフ、市民のシンクタンクのようなものがあったらいいのになぁと思える今日この頃だったりします。

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2006年11月28日

楽しみ楽しみ・・・・

 今日は朝からとても寒い一日でした。今朝はイレギュラーで永山駅で朝遊説をしました・・・遊説というよりはマイクを持って一言も発しませんでしたが、「ほうれんそう」の今月号を配布しました。天気が悪く、雨降りだと傘があって、なかなかニュースを受け取ってもらえないので・・・・急遽、日程調整をしたのですが、残念ながら今朝も雨降りでした。受取り率は悪いので、その分、手を伸ばして下さる人がいるとうれしさも倍増です。

 さて、午後から一般質問の最終的な準備・・・・ということで、政策ゼミのメンバーと会いました。中央大学の学生たちなので、久方ぶりにキャンパスに足を運びました。多摩センターからモノレールで行くわけですが、小田急多摩センターの駅の下・・・・改装工事がそろそろ終了して新しいお店がオープン間近のようです。ちなみに、12月10日日曜日がリニューアルオープンの日。
 BAGEL&BAGEL東方見聞禄が出店するようです。そして成城石井のスーパーマーケット♪お花屋さんもできるそうですし、駅前がとっても便利になると思います。
 さらに・・・ちょうど改札出てすぐのところにはグラン・クリュ。グラン・クリュのロールケーキは有名ですし、私もおすすめですが、車の運転ができない私にとってはなかなか手にいれづらい一品。駅前の店舗はうれしいです。

 というわけで、小田急マルシェの西口側のオープン。東口側の遊技場には本当にガッカリしたことを思い出しますし、西口側からは市役所の出張所がなくなってしまった(追い出された?)こともありましたが、新たにオープンする店舗には期待感大!ちょっと「寄ってみたくなる」お店・・・新たな装い♪の駅前にどんな活気が出てくるのか楽しみです。

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2006年11月13日

スウェーデンの福祉

 先日、市民福祉ネットワーク多摩が企画をした「スウェーデンの福祉を学ぶ」学習会に参加をし、河本佳子さんのお話を伺いました。スウェーデンといえば福祉の国です。福祉のサービスがとても充実していますが、もちろん税金も高いです。福祉サービスではお手本の国として語られるわけですが、やっぱり人口規模が全然違うところは頭に入れておきたいところです。
 河本さんの話しでいいなと感じるところは「スウェーデンの福祉に学ぶところはたくさんあるけれど、それを日本に合うように取り入れることが大事。」と主張されていることです。何が何でもスウェーデン!というわけではなく、日本には日本の良さがあるのだから、そこはちゃんと活かしながら工夫をしていくことが大切なこと・・・という実感は、スウェーデンに長年暮している間に見えてきたり、感じたりする日本の良さがあるからではないか?と思います。日本に住んでいると「日本の良さ」ということをあまり意識しないですよね。もしかしたら、もっとミクロで言えば・・・・多摩市に住んでいると「多摩市の良さ」というものがわからなくなるのと同じかもしれません。
 
 というわけで、スウェーデンの福祉については関心は寄せていても、詳しく勉強することはしていなかったので、これを機にちょっと学んでみようと4冊の本を購入していたのですが、今日はやっと読書の時間を少しは確保できた一日で、頭が少しはリフレッシュされた気がします。
 ちなみに、河本さんはスウェーデンの法律に基づいて、一年間のリフレッシュ休暇を取得して日本に一時帰国しているそうです!この事実には驚かずに入られませんでした。これを進んでいると捉えるのかどうかは別としても、そんなことは日本の常識には全くあてはまらないと思いますので。

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2006年10月24日

ちょっと注目したいこと

 最近、子どもに関する話題に目が向いています。今日は朝日新聞の朝刊の「子どもの事故 どう防ぐ」という記事に注目。子どもの事故予防情報センターの存在を知り、子ども事故予防センターが池袋にあることを知りました。機会を見つけて、池袋の保健所には足を運びたいと思いました。

 そしてもう一つ。「今こそ、『学校医』をもっと、役立ててください。」という日本医師会の全面広告にかなりの期待を寄せてしまいました。その呼びかけ文には・・・・

 「小学・中学・高校の、学校関係者の皆さん。子供たちには『学校医』がいます。
『学校医』は教師ではない。親ではない。友達ではない。だからこそ。
変な言い方かもしれないけれど、私たちは子どもたちの『駆け込み寺』に、なりたい。
いや、もっとはっきり言います。「あの時、誰かがあの子の話を聞いてあげていたら・・・」という悲しいことを、少しでも減らしたい。」
 
 実際に、多摩市の小中学校でも子どもたちの悩みを受け止める体制づくりは課題です。今までも、相談員やスクールカウンセラーの配置もしながら相談体制の充実を図ってきた経緯があります。しかしながら、目に見える効果があがっているかといえば・・・例えば一つの指標として考えられる「不登校の児童・生徒の数」は決して減っていると胸を張って言えるような状況ではありません。結局のところ、勤務条件などとの兼ね合いもあり、現在の体制では十分な環境が整っているとは言い難いのが現実です。
 そしてまた、教育センターの相談体制についても抜本的な見直しが必要だと考えられます。こちらについても相談員の勤務条件や相談業務のあり方等について改善すべきで、もっと地域事情などにも明るい人材を配置することも検討して欲しいと思っています。
 今後、子どもたちの悩みを解決するために重要なのはスクールソーシャルワークの視点です。ただ単にその子ども自身のカウンリングをするだけではなく、根本的な問題解決を図るために、子どもを取り巻く周囲の環境にまで踏みこんで問題点を見つけ出し、解決策を見出すことが求められるのです。そのためにはスクールソーシャルワーカーの育成が必要だと考えてきました。

 そんな風に考えていたところで、『駆け込み寺』になりたいという日本医師会のメッセージに力強い支援者の存在を得た気がするわけですが、同時に思い浮かんだのは、もし「学校医」さんを今以上に活かすとなれば・・・それなりに財源措置が必要なのかな・・・ということ。先立つものの心配が先に頭にひらめいたことが少々情けなくも感じたわけですが、いずれにしても各学校で学校医さんにもっと協力を仰ぐことができたらいいなあと思ったのでした。

 全面広告にある気高いマインドが地域の医師会にどのくらい浸透しているのかはわからないものの、かなりインパクトのあるメッセージです。このメッセージどおりにもっと『学校医』さんの存在を活かして学校づくりができれば理想ですね。

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2006年10月13日

違って見える。

 「多摩ら・び」の40号が本屋さんに積まれています。多摩市が特集されています。

 特集のひとつとしてニュータウンの近隣センター(商店街)にある「永山福祉亭」と「カフェ・ドゥー・ドゥー」のことが描かれています。ここはコミュニティ・カフェ。近隣センターという場所がらなので「街角にある居場所」というわけではありませんが、地域に根ざし、地域の顔の見える関係を大事にしながら運営されています。「利益よりも大事な‘価値’」を・・・という志、ボランティア精神により支えられている場所です。
 実は、先日、諏訪から鶴牧地域の商店街をそれぞれ見て歩きました。ちょうど、永山福祉亭では「唱歌」の合唱の時間。キーボードでの伴奏にあわせて懐かしいメロディーを口ずさむ人たちの姿。一人、また一人と店内に入ってくるお客さんの姿。福祉亭のスタッフの人と話をしている間の店内の雰囲気からは、ここに来る人にとっては地域に欠かせない存在になっていることを感じます。
 ますますの高齢社会、そして独居になる高齢者も増えてきます。このような地域の居場所こそ生活の潤いにつながってくることと思います。その様子を肌で感じてきたので、「多摩ら・び」の記事にも実感が持てました。


 ところで「多摩・らび」は「多摩に生きる大人のくらしを再発見する」ことがコンセプトで編集されている雑誌のようです。私も「多摩市・特集」に、何となくいつもとは違ってこの‘まち’が見えてくるのが不思議です。
 「多摩ら・び」・・・ちょっと素敵に描かれている多摩市。ぜひ機会あれば手にとってご覧いただきたいと思います。

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2006年10月08日

まったなし!ごみ減量懇談会

 6月から始まった「まったなし!ごみ減量懇談会」。
 初回に出席して以来の参加です。一番最初の会議はエコプラザで、その後、永山、多摩センター、桜ヶ丘と駅前において開催、昨日の会議は「全体会」という位置づけで、今までの参加者全員に呼びかけて開催されました。今日の出席者は市民が10名、職員が5名、議員が2名でした。

 今までの取組みについて報告がありましたが、「いつでも、どこでも出前説明会」の開催は現在までに39ヵ所開催し、793名の市民の参加があり、今後も18団体からの開催要請があるそうです。担当の職員のキャラクターもあるようですが、「呼んで下されば喜んで駆けつける!」をモットーに夜間、土日休日と市民の要請に応えているようでした。休みなく活動しているようなので、個人的には担当者たちの体調管理のことが心配になります。適度なゆとりと休息がなければ、仕事は息詰るし行き詰ると思うからです。

 それにしても、ごみの減量とごみ処理手数料の問題が市政の課題になっており、議会にも陳情があがってくるわりには、「ごみの有料化反対」とか「もっと他の減量の工夫を」と主張している方々の出席がほとんどないという状況をどう考えればいいのかな・・・と思います。


 ごみの減量の問題は私たち一人ひとりの問題。行政だけで、議会だけで解決できる問題ではなく、みんなで知恵を出し合わなければいけないことだと思ってます。
 「私も有料化は嫌だと思うし、おかしいと思う。でも、だからこそ、こうしていろいろな会には出席をしながら、他の人の意見も聞きたいし、状況も知りたいなって思う。そういう中で、私の意見も変わりつつあるのよね。」帰り道に、こう話してくれた市民の意見がとても印象に残った昼下がりでした。

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2006年10月06日

よかったと思える瞬間

 「魂の歌会」という企画に参加をしました。前都議会議員の新井美沙子さんの追悼コンサートとして企画されたものでした。私の今は、彼女との出会いなくしては語れないのです。昨年末の訃報には心の支えを失ったようでしばらくの間ぽっかりとした気分でいたことを思い出します。

 このコンサートはご遺族の方の強い気持ちと彼女を支えてきた多くの人たちのおかげで実現したものだなと感じました。コンサートを開催したのばパルテノン多摩の大ホール。チケットを売るのは、そんなに簡単なことではなく、彼女と関わりが深かった多くの方々の力があってこそだと思いました。最終的なことは聞いていませんが、約1400席のうち半分以上は埋まっていたと思います。


 もちろん「満席」になればそれに越したことないのかもしれません。けれども私は来て下さった人が新垣さんの歌声に触れ、そして彼女の思いを感じてくれた瞬間がどこかにあったのではないか。それで十分なのではないかな・・・と思いました。


 私は彼女から学んだことを改めて思い出しました。「無関心じゃいられないわよね。」・・・自分には無関係な問題なんてほとんどないのではないか?いろんなことが全て関わりあっているという視点から、彼女はいつも社会を見つめ行動していたような気がします。そしてまた、知ってしまった以上はきちんと問題に向き合おうとしていたことも思い出します。とても勉強熱心な方でした。 「多くの人たちに支えられる感謝を忘れないように。」と活動をしていた姿が目に浮かびました。
 そんなことをしみじみ思い出せた時間・・・・そしてまた「子どものことを考えて、子どものためにがんばれることって幸せなこと。」と言われたことも思い出しました。


 
 ちょっぴりいつもとは違う時間に心が洗われた感じがします♪気持ちを新たに進んでいくことを後押しされたような気がしました。
 

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2006年10月04日

最近よく考えること

 心の健康が言われていて、特に30代に心の病を抱えている人が増大しているとのこと。私も同世代として他人事ではないなあ・・・という感じ。多摩市でも市職員に対するメンタルヘルスケアの重要性は認識していると聞いているものの、「心のストレス」を患う人の数は減っていないのが現状。なおかつ一般的な傾向と同じく、若い世代にかなりのストレスが溜まってきているよう。この原因分析はさまざまできるかもしれないけれど、なかなか議員の立場からは介入できない問題だなと思いつつ、今の多摩市役所の職場風土を改善していくことは緊急の課題。
 職員が気持ちよく働ける環境がなければ、市民サービスが停滞する(もしくは最悪の場合には後退する)ことはあっても、決して発展、向上していくと思えないから。

 ・・・何となく市役所には活気がない。これは私だけではなく、市民からも聞く言葉。今の時代環境がそうさせているのかもしれないけれど、そこにはやはり職場環境をより良くしようとするリーダーのマネジメントが問われるように気がする。

 そう言えば、多摩市はマネジメント機能を強化すると言って、助役二人制にしたけれど・・・そのことがどう職場を変えているのかは全然見えない。市民からは「助役が二人になって、どんなふうに市役所が変わっているのか。」という難しい質問をもらって、答えに窮する始末。


 トップマネジメントが強化されたということは、それだけ組織全体に目配りできる体制が充実したのだと理解しているので、市役所の職場風土改善や職場環境の向上、職員の働き方等など・・・気配りもできる体制になったはず・・・というのは私の勝手な思いこみ?期待しすぎ?
 市長も助役の二人ももともと多摩市役所の職員だったので、議員よりも職場事情を熟知していて当然。他市に比較してもメンタルヘルスケアが必要だと言われている多摩市役所。長期欠勤している職員数の割合も他市よりも多いらしい・・・・・。


 この状況をどうやって改善しようとしているのだろう。職員の意欲が減退する一方であっては本当に困ってしまう。


 議員ではなかなか介入し難い問題。ただ外から見ていて、意見を言うことができても、実際に職場のマネジメントに直接手を加えることはできない・・・・。管理職の育成にも関わってくるのだと思っているけれど。職場の人間関係のこともあるだろうし。


 
 同世代の職員が元気を持って働けるような職場であって欲しいと思う。今日も、市民に会い「職員が元気ないよね。」と言われたので、改めて考えさせられてしまった。(でも、この問題を即効解決する効果的、有効な手法を思いつくことができず、とても忸怩たる思い・・・・。)

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2006年10月03日

再チャレンジ推進のこと

 「多様な機会が与えられ、何度でも再挑戦が可能となる仕組みを作っていくことは、内閣の重要政策課題であるとの認識の下、こうした再挑戦の仕組みについて政府全体として取り組むため、内閣に「多様な機会のある社会」推進会議」が設置されて中間報告がとりまとめられています。とても総花的だなというのが印象。老若男女・・・さまざまな立場での「再チャレンジ」が検討されているみたいです。私としてはやっぱり「若者」「女性」を重点的に考えてもらいたいと思っていますが。


 さて、再チャレンジとかやりなおしということは、実は私の人生にも深く関わることだと思っています。なので、「再チャレンジ推進」も決して他人事とは思えず、自分自身に照らし合わせて考えている今日この頃です。
 なぜなら、「議員はやり直しがきかない職業だ。」と言われます。つまり「議員を辞めたらタダの人以下。」と言うのです。私がはじめて議員に当選した時、恩師から次のように言われました。「議員しかできない人にはならないように。」
 今でも忘れられない言葉ですし、このことを肝に命じて活動したいと思っているわけですが、「議員」というのは、正直、辞めた後の人生設計がとても難しい職業。「議員」という経歴が邪魔になりそうだな・・・と思えてくることが多々あります。議員は、一般的には「偉そうで扱いにくい」「特別なスキルがない」等と見られているのかもしれませんし、悲しいかな実際にそれは言い得て妙・・・自分自身に照らし合せて考えても特別な技能があるわけでもなく、どうやって自分の再チャレンジを考えていくのかは大きな課題です。


 ところで、地方議員の仕事で考えてみれば、自分自身の生活課題から問題解決策を導くことが必要で、それは特別な人ではなく、この地域に住んでいる人であればできる仕事だと思っています。そしてまた多様な人材が地方議会に関わって欲しいと思います。その意味で、議員に挑戦しやすい環境づくりが必要ではないかと感じます。特に、多摩市の場合には企業で仕事をしている人、つまりサラリーマンが多いので、もっと民間企業経験者にも議会参加してもらいたいと感じます。その点で‘多様な挑戦の機会’を考える時、「議員休業制度」等が整備され、一般化されるような方向も少しは考えてもらいたいと思います。
 議員に立候補することそのものが大きな決断、家族がいれば尚更のこと・・・立候補したからといって議員になれるかどうかの保障がない・・・サラリーマンについては、そこもまた大きな壁になっていると考えています。
 

 「議員休業制度」のような仕組みが当たり前に整備されてくれば、私が時々悩みに陥る「議員後の人生設計」への不安も少しは解消されるのかな?と考えていますが・・・。


 議員云々ではなく、新政権でどんな風に「再チャレンジできる社会」への取り組みが進んでいくのか期待したいものですね。これは新政権の目玉政策になってくると思いますので・・・・。

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2006年10月01日

ほんのひとりごと

 今日から10月。そして今日は都民の日でした。
 今週末は・・・・昨日は小学校の運動会に足を運びました。そして、今日は桐朋祭(卒業した中高の文化祭)に行ってきました。
 思ったこと。やっぱり「母校」っていいものだなあ・・・・って。今、小学校には知っている先生が一人もいませんが、中学高校にはまだまだ顔見知りの先生もたくさんいるので懐かしかったです。私立の学校は、卒業してから足を運んでも知っている先生がいることがメリットかもしれませんね。困った時、悩んだ時、「18歳」に戻れる居場所があるような感じがします。
 小学校の運動会では・・・・同級生の顔がありました。ニュータウンの場合、親子で同じ学校に通う人はそれほど多くないように思います。自分が育ってきた地域で、自分の子育てをすることができる・・・・幸せなことだと思います。


 今日は読書ができました。「憲法は、政府に対する命令である。」
 本の紹介にもあるように・・・「つまり、『憲法なんて、私は関係ないよ』といえる国民はいない。そのことをわかっていただければ、著者としては満足である。 」そのことを再確認というよりは、改めて認識させられた一冊。もう一度じっくり読み返してみようと思った一冊でした。

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2006年09月28日

公共施設の使用料

 明日が定例会の最終日。それに向けての打合せをしました。実は、悩ましいなと思っているのが「公共施設の原則有料化を見直す」という陳情への判断。

 この陳情が付託されていた委員会では「趣旨採択すべき」という結論です。これは委員長判断でした。委員長は同じ会派なので、会派としてどう判断するのかが問われているのですが、私たちはもともと公共施設の使用料については「原則有料化」の立場にたってきたので、陳情趣旨そのものだけで考えると同意することは難しいと言えます。
 
 この間、決算特別委員会の時にも使用料の問題で質疑する議員さんもいたのですが、今年の7月から施設の有料化が行なわれたものの、全体的には特段に施設利用が抑制されている状況は見られないようです。しかしながら、特に公民館のホールについては使用が減っていることが指摘されており、実際の状況でもホールについては使用率が下がっている模様です。施設の使用料負担に反対する立場からは「せっかく施設があるのに宝物持ち腐れ。使用してもらったほうがいい。使用料負担があるから使われなくなったんだ。」という主張がなされています。
 その一方で、「今までは使用料が免除されていたので、本来、その施設が想定している利用用途ではない使用のされ方が行なわれいて、その状況が改善されていたことは望ましいのではないか。」という意見も存在しています。
 両方ともの意見に頷ける部分もあるので、実際に市民活動をしている人たちに意見を聞いてみたのですが、「使用料の負担については、一人で利用するわけではないのでそれほど負担には感じない。」「前までは(施設の定員と見合わない)少ない人数で利用していたけれど、利用しなくなった。」「(永山公民館の)サークル活動室のような無料で使える場所があるのであまり不自由は感じない。」等・・・ホールについては日常的に利用するわけではないので、利用する時にそれなりの負担をすることは「仕方がない。」と考えている人の方が多いようです。

 聞くところによると、ホールについてはわりと頻繁に利用していた活動団体もあるようです。その団体にとっては施設の利用料の負担が大きく影響しているとか。


 全体的に考えれば、やはり「原則有料化」の考え方で、使用料を負担していく方向を選択せざるを得ない時代だと思っています。しかし、その使用料の料金設定については議論の余地があるのかもしれませんね。ちなみに、全く施設を利用していない人にとってみれば、「利用する人が負担するのは当然。」という意見しか聞こえてこないわけで、私の周りで施設を利用していない人たちは「無料で利用している方がおかしい。」との意見を持っています。そのことを考えれば、やはり「原則有料化」という考え方を見直すことは難しいのではないかと思っています。

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2006年09月27日

しばし休息かも。

 今日は・・・議会では明後日の最終日に向けた日程確認などを議題にして議会運営委員会が開催されているんだろうな・・・と思いつつ、自宅で作業。最終日の準備です。陳情に対する討論原稿を書いたり等の諸々の作業。


 傍聴できなかったので、議会運営委員会が終了したと言うことで、ちょっぴり報告をもらったところ、来月20日に議会では全議員対象の研修会を開催するのですが、市議会ウオッチングの会よりその際、傍聴?議員の勉強態度の監視?!・・・・一緒に研修に同席できないものか?という申し入れがあったそうです。
 とりあえず各会派ごとにどうするのかを話し合った後、その結論を持ち寄ることになりました。最終日に結論が出る予定です。


 各会派がどんな結論を持ち寄るのか・・・ちょっと楽しみかもしれません。と言いつつ、我が会派ではまだ議論していないので、早急に会派としての見解をまとめなければなりません。個人的には市民の方が議員研修会に参加したいのであれば拒むものではないと考えていますが・・・・。


 それにしても今日はよく降りましたね。 大雨のあとで晴れあがったので、虹があがることを‘おおいに’期待してしまったけれど・・・。


 でも、見ることができなかったから、それはそれは残念でした。今日は能率が悪く、朝から作業をしているのに全然進まないのです・・・・だから余計に「虹、見たかったなあ・・・」という気持ちが強くなってしまったのかも。今日はちょっと休息な一日だったなとふりかえって、何となく反省。

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2006年09月17日

続・閑話休題

 多摩市の公式ホームページのトップページがリニューアルされました。より見やすく、使いやすくを目指すということ、バナー広告の掲載も始まるようです。
 今回は「見やすさ」の改善。情報をどのように掲載していくのかについては、今後まだまだ工夫が必要でしょう。しかしながら、ホームページ上に掲載できる情報量には制約もあります。市民も個々さまざま。それぞれが必要とする情報の内容は当然ながら異なってきます。そのことを加味しつつ、情報公開の観点から積極的なおかつ可能な限りで情報提供するというのは、実はとても難しいことです。
 

 トップページがリニューアルされたこともあり、久しぶりに隅々を見てみました。図書館のホームページに行ってみたところ・・・・「たま市民文庫」がオープンしたという情報が掲載されていました。このような情報は結構有用かな?と個人的には思います。なので、もう少し市民に知れ渡るように公式ホームページでも宣伝すればいいのに・・・これについては図書館専用ページだけの情報掲載に留まっているのは残念なことです。(でも、私だけ・・・あくまでも主観の主観・・・・)
 それから、もうひとつ、「団塊の世代の生涯学習に関するアンケート」の集計結果が掲載されていました。これについては以前にアンケート結果がどうなるのか楽しみ・・・・というの感想を書いた記憶がありますが、思ったとおり・・・回答数83件のうちいわゆる団塊の世代は18件のみで約21%。そんなものなのかなと思ったのですが、アンケート結果のまとめのところには次のように記載されています。

「ある民間調査機関の調査結果によると、団塊世代は知的好奇心が旺盛で新しいことにチャレンジし人生の幅を広げていく、と予想されています。今回のアンケートでも、団塊世代には限りませんが学習の場への参加意欲を持ち、その成果や経験を地域で活かしたいとお考えの方が半数を超えていることがわかります。 」

 このアンケートについてお題目としては「団塊の世代」だったのに・・・アンケート調査の結果をどう総括しているのかしら・・・と思いました。これについては9月5日の最新情報だったようですが、見逃していました。ところで、例えばこのようなアンケートの調査結果などはホームページ以外、どのような場所で公開されているのでしょうね。この場合、回収箱による回収が79件もあったようですし。


 ・・・要するに、情報提供や情報共有って試行錯誤で進んでくんだろうなと思ったわけです。

 さて、子育て5連休も残すところあと1日のみとなりました。やれやれ・・・・というわけで、閑話休題。書くのがある意味でストレス解消かも?!

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2006年09月16日

閑話休題

 昨日の活動報告はお休みしました。

 
 子どもが体調を崩してしまったので土日祝日と5連休になってしまいました。なので、私もあわせて5連休・・・。昨日は文教常任委員会が開催されましたが、傍聴できていません。確か、審査案件はちょっと気になる陳情のみ(だったかしら?)。「教育基本法改正に反対する意見書提出を求める陳情」について。おそらく、委員会メンバーの顔ぶれを思い浮かべても、意見書を出すことそのものは不可能でしょう。結果については週明けに確認しようと思っていますが。


 というわけで、来週火曜日から始まる決算特別委員会の準備もままならない週末になっていますが、暇を見つけて「市町村の教育改革が学校を変える~教育委員会制度の可能性」という本を読みました。
 多摩市の場合、現在は学校教育部と生涯学習部にて構成されている教育委員会。次の12月議会には大幅な組織改正が提案されると聞いています。その際、教育委員会の今後のあり方についても問われてくるのだろうと思っています。
 実は教育委員会は、議会と同じように大事な決定の場にも関わらず(だから議事録が検索できる)、会議そのものも市民にとっては馴染みが薄いのは残念なことです。例えば、市民には教育長の顔は見えても、教育委員会の長である教育委員長の顔は見えにくいのではないかと思います。教育委員会制度廃止論もある中で、今一度その役割を考えたいと思います。

 
 それにしても子育て休暇5連休・・・・「仕事ができない」ストレスが少しずつ蓄積されつつあることを自覚中。やっと中日がすぎたって感じ。

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2006年08月30日

視察のこと。

 今日は議会運営委員会があり、9月定例会の日程等が確定しました。その後、秋に予定されている議運の視察についてが話題となりました。議運では三重県の四日市市を視察先として候補地にあげていたようです。ところが、日程調整が難しい、なおかつ視察内容としている「議会基本条例への取り組み」に関して、「まだ視察してもらえるような状況にはない」という理由にてお断わりされたとのこと。

 そこで、新たな視察先として選ばれたのが北海道の栗山町です。もちろん視察内容は「議会基本条例ついて」。栗山町の議会基本条例には視察が殺到しているようなので日程調整できるのかが心配ですが、実現して欲しいものです。(私は議運のメンバーではないので参加できなくて残念ですけど。)

 この件については、「(当然ながら、来年の春には改選期を迎えるのですが)来期以降の取り組みにつなげていくためにも、この時期に視察に行くことは有効だと思う。」という発言がありました。確かにその通りではあるのですが・・・「来期以降に取り組みがつなげられる」という自信に裏づけられた発言に脱帽。私はそこまで言えないな・・・と思うので。
 

 というわけで、栗山町議会のことで思い出したこと。それは、栗山町議会では本当に必要に迫られた視察についてだけを実施することにしています。それについては「補正予算」にて対応するそうです。
 多摩市の場合には、当初予算の中で「1泊2日まで」という条件にて視察が行えるように費用を計上しています。なので、初めから「視察をしない」という選択肢がありません。そのために「視察をしなければならない」という義務感が先立ってしまうのが現状です。「視察先ありき」ではなく、どちらかと言うと「予算ありき」にて視察プログラムが組まれているような印象があります。

 今日も会議の中では「せっかく予算があるのだから、別の視察先を考えないと。」との流れでした。私は別に予算があったとしても、行きたい場所が選べなかったり、思いつかなければ無理して行く必要もないと思っているのですが、そういうわけにはいかないのかもしれませんね。とは言え、予算消化のための視察に受止められる可能性が大きい・・・というのは気になるところです。
 もし、多摩市で栗山町方式を取り入れた時・・・どうなるでしょうか。「視察は個々人の議員で行けばいいよ。」という風になり、委員会ごとの視察はなくなりそうな気配がします。それはそれで、一つのあり方かもしれないと思っています。

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2006年08月24日

決算事業報告書

 9月定例会では決算特別委員会があります。そのために決算書と決算事業報告書という2つの資料が配布されています。この2つは私にとってはセットといえるものです。 
 でも、決算書を見ても、数字だけが羅列されていていて、収支の全体像を掴むことしかできません。そこで決算事業報告書が必須です。この報告書は言ってみれば、決算書の支出部分が各事業ごとに細かく分解されており、それぞれの事業に行政の自己評価、次年度予算への視点や、当該事業に対する長期的な視点などが記載されている資料で、「事業明細」としての役割を果たすものです。各事業の今後の方向性や見直し方針も記載してあり、行政の考え方が一応はわかるものとして役立つ資料になっていると思います。さらに過去3年間、もしくは5年間を遡った各種データもあるので現在までの取り組み経過などもわかるので、かなり親切な資料集となっています。

 この決算事業報告書は全部で2冊。1冊が約3センチ強ありますので、2冊を持ち歩くのも大変!と言えるような立派なものです。行政評価の必要性がいわれたことに伴って、事業報告書の形式が現在のように変更したのですが、それはそれは‘大作’なので、市民の方は内容以前に、資料の分量に驚愕してしまうようです・・・・。内容に一つ一つ目を通すのも大変な作業です。

 
 ところで、気になることがあります。それは、決算事業報告書は全2冊で4,500円と頒布価格が記載されています。ところが決算書については頒布価格がどこにも記載されていないのです。(ちなみに決算書の編集は会計課ですが、事業報告書の編集は企画課、財政課(以上企画政策部)、文書法制課(総務部)というのにもちょっと注目。)
 つまり、考えられることは市役所売店にて事業報告書は頒布されるけれど、決算書は頒布されない。もしくは事業報告書を購入した人にはもれなく決算書が添付される。売店では事業報告書だけが頒布され、決算書が欲しい場合には編集した会計課の窓口に行く。または、決算書はどこでも頒布されないということ。いずれかが考えられそうです。
 

 もちろん事業報告書にも、全体的な状況がわかるデータ資料も掲載されているので、それがあれば十分とも言えます。でも、やっぱり、そこにはまず決算書があり、そしてその先に明細である事業報告書が存在するのではないかと思うので、行政は一体どういう対応を考えているのかな?と思っています。


 確かに、市民のニーズという点で「売れる」「売れない」を基準に考えるなら、事業報告書だけを購入希望する人はいても、決算書だけを購入希望する人はいない・・・・とも言えますし、事業報告書だけが必要で、決算書は不要だと言う人のほうが多いのかもしれません。
 議員の中にも事業報告書は見るけれど、決算書は見たことがない・・・という人もいるらしいと聞いています。
 環境資源節約の面から考えても、事業報告書だけを頒布対象にしているという点は現実対応すぎて妙に納得できてしまいます。でも、市民の要望があった際の決算書の頒布に関する取扱いは決めておいた方が良さそうですね。(そもそも市民から要望があるということを想定していないのかもしれませんが・・・・)確認事項だなと思っています。

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2006年08月15日

終戦記念日

 今年は8月6日も、8月9日も・・・・「あっ、気がついたら終わっていたな。」という感じ。去年は戦後60年と言われて、もう少し意識していた気がするのですが、今年はさらりと通りすぎてしまいました。

 終戦記念日。テレビをつけても「靖国神社」で新聞報道も「靖国神社」・・・・。先週の土曜日に、多摩平和イベント実行委員会が企画をした「アンニョン・さよなら」の上映会を見に行ったのですが、このドキュメンタリーでも「靖国神社」の問題がテーマでした。
 この問題は個々人のレベルで「それぞれの価値観や個人の気持ちを優先すればいい」というところに留まらないところが非常に難しくて複雑だと考えています。


 予想通り、公約に従って参拝を行なった首相には、早速にアジア諸国からの反応がありましたね。・・・・・・でも、(後押しする声も強いけれど)参拝をやめるべきだという反対の声を押しきって、颯爽と参拝する首相の姿に「格好よさ」があるのかもしれません。去年の「郵政民営化」の時に反対派を振り切って解散総選挙をした時と似ていると感じます。去年は今の時期を過ぎて、解散総選挙があり、ものすごい暑い中で選挙したことを思い出しました。あの選挙の時もそうでしたが、内容はよくわからないけれど、何となく「格好いいかも。」・・・一本気な感じがするリーダに対し、「何となく」の感覚が優先して、今の状況を受け止めている若い世代も少なくないように思います。

 私は「靖国神社のことがどうしてこんなに問題になるのかがよくわからない。」と思ってきた一人です。今はその理由も以前よりは理解できるようになったと思っていますが・・・・。学校教育の中でも、政治的話題になってしまう靖国神社の問題はほとんど触れられていないと思います。なので「靖国神社」が一体どんな神社であるのかを正しく認識している人もまた、多くはないと思っています。

 ところで、私にとっての終戦記念日とは、戦争のこと、それにまつわる話題をいつもより‘ちょっとは’考える一日です。いつもそうなのですが、過去のこと以上に、10年後は?20年後は?30年後は?・・・・といつも未来のことを思います。
 靖国神社のことも50年後にはどうなっているのでしょうか。「何となく」の感覚で通りすぎてきた過去があり、首相が神社を参拝することも「いつのまにか」恒例行事化されるようになっているのかもしれませんね。終戦記念日もまた「特別な日」でなくなる時が来るのかもしれません。

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2006年08月07日

不快指数・・・・

 やっと梅雨明け。暑さが本番になり、今年は少ないのかな・・・と思って、ほっとしていたのに蚊が大量発生しているような気がして、さらには去年よりはマシだけれど蝉の声が騒音のように聞こえるようになってきました。暑さのために、活動が?思考停滞気味です。

 朝からものすごい紫外線。今日は月曜日なので定例の永山駅での遊説でした。・・・・早朝から通勤に急ぐみなさんの不快指数をさらに倍増させているのではないか・・・・などとちょっとは心配しています。急ぎ足の中、笑顔で頷いてくれる方、手を振ってくれる方、そして「頑張って」と声をかけてくれる方々がいることは何よりの喜びです。

 ふと、気がついたのですが、毎月発行してきた「ほうれんそう」も45号になりました。今まで発行して来たニュースの振り帰りをしなければなりませんそしてまた、任期最後の年なので活動全体の振り帰りしなければならない時期にさしかかっています。「ほうれんそう」に書いた意見、そしてまた議会での発言などが今、一体どうなっているのかについて評価してみたいと思っています。これまでの活動を総括しなければならないと感じています。

 ・・・と思ったので、今朝は遊説の後でステイツマンのメンバーとともに地域でのポスティングを行ない、その後、打ち合わせをした後に、さっそく作業に取り掛かかりました。そして、昔の議事録を読んでみたりしたのですが、その内容が恥ずかしくて、クーラー入れているのに不快指数のポイントが上昇・・・作業中断・・・・。


 その後、インターネットで検索をしていたら、公開調査を見つけ、こちらに興味深く見入ってしまいました。
 ちなみに、このリサーチ会社はその他にも面白い調査をしているので、そちらのほうもあわせてみてしまいました。団塊の世代の今後やってみたいことについては、「ボランティア」とか「地域貢献」という項目はないなあ・・・。

 そうこうしているうちに、不快指数がクールダウンしました。

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2006年08月06日

とある学習会。

 昨日とある会合に参加。

 というのは・・・公明党が主催をしたサマーフォーラム。パルテノン多摩の第1会議室。基調講演に曽根泰教さん。マニフェストに関する研究などで名前だけは聞いたことありました。

 ちょうど1ヶ月前ほどに公明党のニュースが新聞折込に入っていましたが、そこには基調講演の講師名が公表されていなかったのですが、何しろ、公明党としてローカルマニフェストに本格的に取組んでいることを噂では聞いていたので、それへの関心もあったので今日の会合に出かけたと言うわけです。


 やっぱり会場に入って「組織力」を感じました。市役所の関係者もいました。たぶん市長が基調講演後に予定されていたパネルディスカッションのパネラーの一人だったからかなと思いました。私は基調講演だけを聞いて会場を後にしましたが、曽根先生の話の中で一番参考になったのは・・・・。


 マニフェストの役割は「米屋、酒屋モデル」の政治スタイルを変えるところにあるということ。つまりはお得いさんを固めればいいというよう古いスタイルの政治を変えるためのツールということでした。でも、いろいろな選挙を見ていて思うことですが、やっぱり、地方議員の選挙になればなるほど、「米屋、酒屋モデル型」が主流。来年の統一地方選挙ではどうなっていくのでしょう。国政選挙にて定着しつつあるマニフェストが地方選挙でどのくらい重視されるのかなと思いつつ、昨日は話を聞きました。
 選挙にて、マニフェストを示し、それを責任を持って進めていきたいと宣言するためには、議会において多数派を形成することもある程度、有権者、市民に示さなければ説得力がなさそうです。


 マニフェストについてはまだまだ私も勉強段階です。

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2006年08月03日

相談に行くまでの道のり

 今日は子どもを連れて健康センターに行きました。言語聴覚士の先生による相談日でした。

 子育て相談に出かけると言うことは多くの人にとって「敷居の高い」ことだと感じます。私自身が今日までは、「相談室」に足を運ぶことに何となく心理的なハードルの高さを感じてきたので、一人で子育ての悩みを抱えてしまう母親の気持ちがそれなり理解できる気がします。
 特に、わざわざ「相談を受ける」ということは、何かものすごい問題を抱えているような、とても大層なことのような気がしてしまうこと。それから、「こんなこと」は相談するに値することなんだろうか・・・等、考えているうちに時間ばかりが過ぎてしまいます。時間が解決してくれる問題もたくさんあるのだと思いますが、悩んでいる時には前向きに考えられなくなることも多いです。


 仮に、相談する場所があることを知っていても、そしてまたその場が気軽で気安く相談できる体制が用意されていたとしても、なかなか一歩を踏み出せないという場合が少なくないと思います。なので、実際に相談に行くというところまでの道のりが結構長くて、辛かったりするのです。一般的にも少子化、核家族化の中で周囲に相談できる人がいなければ尚更だろう・・・・と思います。
 そういう状況に上手く対応することができれば、子育てをもう少し‘楽’にするはずです。しかし、ここにどうアプローチすればいいのか・・・が一番難しい課題になっているわけです。


 私の場合・・・今日の相談に行くことを決めたのもやっぱり背中をポンと一押ししてくれる人がいたから。「そうか、じゃあ行ってみようかな。」と思い、実際に相談を受けてみてよかったと思います。自分自身の安心感と納得のために行くことができて、そして地区担当の保健師さんにも会うことができたことがよかったです。
 そう言えば、保健師さんが地区担当制になっているとは言え、どの保健師さんが自分の地区を担当しているのかについて全く知られていないような気がします。ということで、自分の地区担当の保健師さんを知っておくということは必要なことかもしれないというのが今日一番の感想でした。

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2006年08月02日

気になっていること

 多摩センター駅バスロータリーのところに社会福祉協議会の運営によるアンテナショップ(福祉ショップ)ができ、そこで、図書館の予約貸出サービスが行なわれる予定です。6月の補正予算の際、図書館のサービス部分に関する経費が計上されていました。

 実は議会からも、多摩センター地域には図書館がなくて不便をしているという強力な意見があり、実現しそうだなと思っていました。私の予想としては、カリヨン館に移転した出張所で行なわれると考えていたのですが、先の補正予算の際、障害者の雇用を考えている福祉ショップで実施することになったとの説明だったので、「ふーん」と思っていたところです。(この新たな事業は障害者の就労支援にもなるとのこと。)


 6月議会の補正予算の審議の際、福祉ショップを介して、どのようにサービス提供するのかという手法や福祉ショップオープンまでの段取りなどを確認したのですが、ショップ開店の日程については確実に決まってなさそうで、「できるだけ早く」・・・できれば9月頃にはサービスを始めていければ嬉しい(というのが図書館としての見解)ということだったと記憶してます。


 図書館としては多摩センター地域でもサービス提供が手薄であるという観点から一日でも早くに実施したいと考えているはずです。そもそも、福祉ショップのオープンの目途が十分にたてられていない状況で、6月補正予算で(慌てて)予算を組みをしていることからも明らかです。(補正予算には賛成しましたけれど、今後の予定がはっきりしていないことは疑問でした。)


 でも、今、そのときに直感的で感じた疑問点が・・・・当たりそう???
 
 多摩センターに行くたびに気になって、福祉ショップの入居予定場所(バスロータリーの運転手さん休息所の隣のスペース)に目をやるのですが、いつもと変わらぬ風景のままです。


 補正予算の時にも意見を述べておいたのですが、アンテナショップがオープンしたからと言って、いきなりのサービス開始とはいかないはずです。貸出サービスをアンテナショップ側にお任せし、お願いするかたちになるので、若干のテスト期間?というか、準備期間が必要なはずです。そのためには、アンテナショップの開店、予約貸出サービスの開始などの段取りをつけることが必要だと思われます。補正予算が可決されて以後、スケジュール調整などがどうなっているのでしょう?
 
 「どうしたのかなあ・・・・」と思っているうちに9月になってしまいそう。福祉ショップのオープンの動きが見えてこないので、6月補正予算で緊急的に予算措置した意味あいが感じられないのですが。


 これが、近頃気になることのひとつです。

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2006年07月31日

喫煙スポット

 今朝は定例の永山駅での遊説。駅前に見慣れない看板・・・それは「喫煙スポット」のご案内の看板。実は、昨日も駅北口側のパチンコ屋さん沿いの道路に大きくて目立つ「禁煙」の立て看板がしてあったので、「Oh~・・・これが、喫煙スポットをわかりやすくするために計上した補正予算の成果なのか!」と思っていたわけですが、さらにパワーアップして、夕方頃には駅周辺で職員2人組がマナーアップキャンペーンののぼり旗を括りつける作業をしていました。同じく桜ヶ丘駅でも、ちょうどバス停のところのガードレールに喫煙スポットの案内表示の看板を取りつけている職員2人組を見かけました。

 永山駅、桜ヶ丘駅に先だって喫煙スポットを設けていた多摩センター駅では、駅周辺が(原則)禁煙地域であることを知らせる表示がされていたのですが、まったく目立たずに(せっかくのエコロ君キャラクター入りなのに、道路上にマークしてあるので、エコロ君の顔は真っ黒)いて、駅前には吸殻がたくさん落ちていました。なので、大きな案内表示(大きくなくても目立つように)が必要だなと個人的には考えていたので、今回の目立つ表示には少し期待をしたいな・・・・と思っていたわけですが・・・・。


 思った矢先に、私の期待も既に打ち砕かれ・・・今朝の永山駅前には看板を気にせずに、その前にてタバコをプカプカしている男性・・・。そして、別時間帯には得意そうに携帯灰皿を持って、タバコをふかしている女性を目撃。


 これは「喫煙スポットの場所がわかりにくい」とか「不便なところにある」というような問題ではないと思えるのですが、いずれは定着してくれるのかどうか・・・・・。最終的にはマナーアップさせるしかなさそう。市民からは「歩きタバコ」を規制して欲しいという要望もありますが、市民マナーに行政権力がどのように介入していくのかという問題について、まずは地域をまきこんだ議論をしていく必要があると感じています。その議論の過程が、規制条例を策定しなくてもマナーアップにつながっていくのが理想的ですね・・・・。


 私も朝の遊説で、しばらく喫煙スポットの話題をとりあげていこうかなと思っています。

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2006年07月27日

水切りダイエット

 先週の土曜日、多摩市立資源化センター=エコプラザ多摩の設備変更についての説明会に参加。その際、参加者に「水切りダイエット」が配布された。

 これは、ゴミ減量大作戦の新兵器!生ゴミの水切り器。青梅市では全戸配布されたとか聞いていますが、どのくらい使用されているのでしょうか?この「水切りダイエット」は特許出願済みのアイデア商品らしく、

①ごみ減量に効果があります。
          ②焼却場の能力も向上します。
          ③堆肥化にも水切りが必要です。
という3つの効果を謳い文句にしているようです。ひと押しするだけで5~10%程度の水切りができるらしく、使いこなせば手放せなくなるくらい便利な発明品!なのでしょうか?


 というわけで、使用してみたのですが、確かに手を汚さずに済むという点では優れものかもしれませんが、使い慣れるまでに逆に時間がかかりそう・・・というのが私の感想です。
 ちなみに入間市環境まちづくり会議のホームページをご覧ください。必見!水切りダイエット。(入間市環境まちづくり会議のページ参考になりますね)

 
 この「水切りダイエット」については、6月の補正予算で予算計上されたもの。今後、「まったなし!ごみ減量懇談会」に参加した市民などにも配布される予定です。


 というわけで、ぜひ、「水切りダイエット」の効果を試してみたい方は足を運んでいただきたいと思います。

 エコプラザの設備変更については、まだ詳細は決まっていないようですが、容器包装リサイクル法に基づいた廃プラスチックの資源化を進めるためのステーションとして新たな設備を導入していきたいとする説明でした。この説明会の存在はあんまり知られていなかったのですが、エコプラザ多摩周辺地域の諏訪4、5丁目、永山4丁目地域の団地には職員が全戸配布でチラシまきをしたとの話です。
 参加した市民からは、どうやって説明会のことを知らせたのか・・・などと質問が出たのですが、職員がチラシまきをしたとの答えを聞いて、「意外・・・。」という空気が流れたのが印象的でした。努力を感じられる瞬間だったのかもしれませんね。

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2006年07月20日

バックラッシュ!

 9月定例会の一般質問のテーマが「女性施策」という風にざっくりと決まっているのですが、一体、どんな内容から質問をすればいいのか悩んでいるところ。

 ここ数日間、書店に見に行っては買うか買わないか迷っていたのですが、「バックラッシュ!なぜジェンダーフリーは叩かれたのか」という本をとうとう購入。半分くらいまで読んだのですが、勉強不足さを痛感。

 あわせてネットで検索をしていて遭遇したページ。その後、いろいろなページを見ているうちにあっというまに時間が経過・・・・。今読んでいる本についても、こんなページを発見。今月末まで発売キャンペーンをやっているみたいです。

 とても時間を費やしたわりには、一般質問をどうやって組みたてていくのかはまだ全然先が見えない感じ。とても悩ましい。多摩市議会にはいわゆるバックラッシュ的な雰囲気はないように思うけれど、男女平等関連の質問をしている時、「もう、すでに男女平等じゃなくて、女性の方がエライよ!」なんて野次が飛んだりもする。「我が家は女のほうが偉そうだ。」などとつぶやく人もいる・・・・。

 さて、今日は、ステイツマンのインターンシッププログラムに協力することになっているので、これに参加したいと希望している大学生と面談。現場を見てみたいと思ってくれる学生たちの希望にどこまで応えられるのかについても努力のしがいがありそう。午後から約4時間にわたって行なった面談は、久々に息抜きとも感じられるようなとても楽しい時間でした。
 

 というわけで、今日はちょっと息抜き手抜きの活動報告です。

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2006年07月17日

祝日なのに・・・・

 午後1時半頃。突然、防災無線が「ピンポンパンポーン」・・・・。

 子どもたちの下校時刻にあわせた注意喚起のアナウンス。地域への「子どもの見守り」活動の呼びかけが・・・・。

 今日は祝日なのに・・・単なるミス?それとも・・・平日昼間に留守にしている市民にもちょっとしたアピールをするための確信犯的なミス?


 いずれにしても、やっぱり祝日に「子どもたちの下校時刻」があるのはとても変。そういえば、夏休みが始まるけれど、その期間中はどういう対応になるのでしょうね。学校がないから呼びかけもなくなるのでしょうか?夏休み中など長期休業期間の対応をどう考えているのか確認しなくちゃ・・・って思いました。
 

 

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2006年07月13日

挨拶状とチラシと

 今日、手元に新たに就任した助役の挨拶状が届いたのですが、「市政発展のため、渾身の努力をいたす所存」と書かれたあいさつ文は新助役名なのに、封筒の差出人は「多摩市役所」・・・・今回はなぜだか、ちょっぴり違和感を感じました。

 これは大事な挨拶文書。もちろん個人的な通信文書ではありません。だから「多摩市役所」になっているのかもしれませんね。もっとも、今までにも同じような挨拶状を受け取ったことはあります。しかし、すでにそのときの記憶はなくなっているので、今回たまたま気分的にそう感じただけの話かもしれません。封筒は「多摩市役所」で統一されているのかもしれませんし、別に「おかしいのか?」と言えばそういうわけでもないですし。


 ただ、今回の場合については、多摩市として助役二人制という新たな仕組みにしたことと新助役の紹介も兼ねる大切な挨拶状となるはず。書面上には「現助役との二人体制により」と書いてあるものの、市長から何の言葉も添えられていないことが私にとっては不思議でした。
 会社の挨拶状などでも、ケースバイケースなのかもしれませんが、新たな役員が就任した際など、私が見たことがある文書では社長など会社の代表者の挨拶文も添えられている場合が多い・・・という印象があります。
 
 
 
 助役が二人になったと言う組織変更そのものも結構大きいことですし、例えばいろいろな場面で市長の代理を務めるのが助役。会合などでの代理出席の場合、挨拶もピンチヒッターとして務めることもあるわけで・・・。そう考える(のは私だけだと思いますが)と、挨拶状に不十分さを感じてならないのでした。

 
 昼間の日差しが少し和らぐように雨が降り、傘を持たずに出かけたことに後悔していたことも手伝っったため?・・・何だかとっても味気なさを感じました。でも、「こんなもの」なのかもしれませんね。


 それにあわせて、今日は「多摩市の税金のムダ遣いをなくす会」として住所と個人名が明記された「多摩市の助役2人制に反対」というチラシが同時にポストに投函されていました。そこには「反対した議員の皆様には、市議として市民の側に立って活動してくださったことに心から感謝いたします。」と書かれていたのですが、反対したけれど、結局は助役2人制は決定してしまったことを考えると複雑な気持ちになってしまいました。
 このチラシは全戸配布されているものなんだろうか・・・と思いながら、あわせて「ゴミ袋有料化反対」の意見表明文を読んでいたのですが、「出前説明会」はいたずらに職員の時間外手当や休日出勤手当を増やすものでしかなく「親切心を装った説明会」という受け止め方をされているようでした。私は「出前説明会」のような発想を持つことは大事だと考えていたのですが、違った視点もあることを改めて感じさせられた次第です。


 
 挨拶状とチラシとが奇遇にも同時に手元に届いたことは、偶然とは言え、すごいめぐり合わせ・・・・と思ってしまいました。

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2006年07月08日

ニュータウンの再生と団塊の世代

 ローカルデザイン研究会の勉強会に参加をしました。「多摩ニュータウンの再生」がテーマでした。約70名ほどの人が集合し、多摩センターから落合・鶴牧地域を歩いてから、落合・鶴牧商店街で「カフェ・ドゥードゥー」を主宰している横山さんのお店へ。その後、コミュニティセンター・トムハウスにて、ゲストスピーカーによる話を聞きました。
 
 多摩センターからパルテノン多摩、落合5丁目、鶴牧3丁目から5丁目へと、まちの風景を眺めながら、住宅を見つつ散策をしたからなのか、参加者した方々は「ニュータウン、緑が多いし、素晴らしい。」という感想をお持ち下さったようです。
 今日歩いた地域は比較的新しいところで、建物のデザインもおしゃれな感じ。いわゆる団地と言えば、思い浮かぶような四角いマッチ箱のような建物が乱立しているような風景とは異なるので、参加者たちのイメージを転換させるのには非常にいい散策だったとは思います。でも・・・多摩市でも他の街区があるので、そちらもあわせて見ることが出来れば、「ニュータウン」というまちの感じ方がまた違ってくるはずです。


 さて、参加者の方々は横山さんの「コミュニティカフェ」を視察し、商店街の空き店舗を利用した地域の活性化の取り組みとして共感を持つとともに、これからのニュータウンの再生や地域の活性化につながることを期待したようでした。そしてまた、団塊の世代が戻ってくることを考えると、ニュータウンに新たな地域づくりやコミュニティづくりが進むのではないか・・・という希望を抱かれたようです。


 これについて、私もそうなればいいな・・・って思います。期待したいのもやまやまです。例えば他にも永山商店街では「福祉亭」があり、地域の居場所のひとつになっています。
 けれど・・・実は、このような取り組みを続けていくために「熱意」だけではどうしようもなく、やはりそこには「志」+「資金力」が必要で、特にコミュニティカフェともなると「気軽な値段」がポイントになると思っているので、運営資金が非常にネックになると思っています。

 というのも、ニュータウン地域に空き店舗。そして、その近隣に居住する人が空き店舗でコミュニティ事業を始める・・・私は簡単ではないと思っています。団塊の世代のお財布事情はよくわかりませんが、退職金を住宅ローンの返済に充当する場合もあると思いますし、老後のことを考えても不安も多い・・・そんな中、相当に覚悟を決めないと自分のポケットマネーをちょっぴり(かなり?)犠牲にするような事業展開は難しいのではないか?と思うからです。もちろん一人ではなく仲間を募って・・・などやり方の工夫はできるかもしれませんが、それにしても簡単には行かないはずです。


 地域でのNPO事業等を見ていますが、「資金のことは心配要らない!」と言ってくれるような奇特なお方がいなければ、儲からない事業を続けるのに「志」一本ではいかないと感じている今日この頃です。 

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2006年06月30日

市役所の空き部屋?

 今日にて収入役は役目が終了。多摩市では週明けから収入役が空席となります。私は一度きりしか足を踏み入れたことがありませんが、市役所庁舎1階、ちょうど東京三菱銀行の窓口業務をやっている一角が会計課・・・その奥が「収入役室」でした。あの部屋はこれからどうなるのでしょう・・・・?

 と思っていたところ、新たに助役が一名追加されたことに伴って、当然ながら「助役室」も急遽増設しなければならず、簡単な?工事が行なわれると聞きました。私は今の「助役室」を二つにパーテーションか何かでしきるのかと思っていましたが、どうやら別々の執務室にするようで、現在の助役室に隣接した場所に「新・助役室」が誕生するとのことです。
 助役を二人にすることについて、いかに準備不足、用意周到でなかったのかがわかります。別に項目だてをして予算化するようなものではないのかもしれませんが、どこかにやりくりできるだけの資金があることは確かです。なぜなら、助役室増設のための改装費用は項目としてきちんと予算計上されているわけではありません(といっても、そもそもあまりにも急な提案だったので、補正予算に計上する‘間’がなかったというのが事実かと思いますが)。予備費対応でもなさそうです。急遽の事態にしっかりと対応できるだけの‘へそくり’?ってあるのかなあ・・・議員にはわからない(予算書を見ているだけでは全く見えてこない)お金ってあるのかなとか想像してしまいました。あくまでも想像の域を越えませんが・・・・。
 そうは言っても、必要最低限での対応をするとは思っているので、「新・助役室」設置のための費用については後日尋ねてみようと思っています。

 その一方で、気になるのが「収入役室」。今後、どう活用されるかに密かに注目してみたいと思います。狭い庁舎なので、スペースの有効利用は必要だと思いますし。まさに「空き室有効活用方針」。
 
 週明けから、助役二人制になりますが、どんな風になっていくのか、どのような変化が生じてくるのでしょうか。即効果を求められるものではないのかもしれませんが、「やっぱり助役二人制にした意味があった。」と市民が思えるようなあり方を追求してもらいたいものですね。そうするのが市長の責任であることは確かです。そこに助役二人制を議決した議会としての責任も生じてくることと思います。賛成をしたとしても、反対をしていたとしても「議会」の責任を担う立場としての議員は同等なはず・・・私自身もその責任の一端を負うことになると重く感じています。

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2006年06月29日

‘off’な1日

 今日は朝からとても暑い1日でした。紫外線対策をばっちりして外出しました。
 私は今日は予め完全に‘off‘と決めていて、子どもを半年に一回のアトピーの診察に連れてきました。夏と言えば、‘蚊’の季節。アトピーには天敵。蚊に刺されると皮膚が異常なる反応を示し、赤みがものすごく広がるのが特徴のようです。それに刺し痕が相当期間残ってしまいます。去年の経験を活かして、今年は蚊に刺され防止対策をしてあげなくちゃと思っています。それに、このような暑い日は汗疹!これもまたアトピッ子の大敵です。

 というわけで、今日はお休み。「教育格差絶望社会」の本を読みました。タイトルだけでもすごいですが、「生まれた家庭によって、子どもの受けられる教育が決まってしまう社会」が実在しているという分析が披露されていて、それを何気に理解できてしまう自分自身・・・気分的には重いです。でも、一日お休みできてよかった。

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2006年06月28日

子どもの安全・安心

 子どもの危険回避研究所の方を招いた学習会がありました。主催したのは多摩市子ども110番連絡協議会。「子どもが安全安心であるために」というタイトルで、子ども・大人はどうすればいいのか、地域での見守り方はどうあればいいのか?についての講演会でした。

 今年は多摩市でも各学校にて「安全マップづくり」に取り組んでいく方針だと聞いているのですが、危険を事前の予測して、未然の防ぐための手段として、「安全マップ」はとても有効なんだそうです。
 ところで、多摩市では今、防災無線を使用して子どもたちの帰宅時間になると「地域の見守りをお願いします」というアナウンスが流れるのですが、そのアナウンス効果ってどのくらいあるのかなあって思っています。
 
 いずれにしても、子どもたちの安全安心環境を作っていくことは大人の責任なので、今、取り巻く環境に対応していかなければいけないとは思っています。ただ、子どもの危険とは・・・子どもの危険回避研究所のサイトでも「子どもをとりまく危険分類図」が掲載されていますが、実は、犯罪や事故だけでなく、それ以外にも、いじめ虐待、病気、環境問題、災害と危険の種類はさまざまあるのだと思います。「危険」を考えるときの意識バランスは考えていく必要がありそうです。
 今は、「子どもたちの安全安心」と聞くと・・・すぐに「地域の見守り」と結びつく傾向が強いからです。私は体感治安の悪化と同じくらい、特に、環境問題などは深刻だと思ってますが・・・・。

 さまざまな危険を回避していくこと、未然防止できるのかをそれぞれに考えてみると、どれも深刻。そしてまた、そこに行政の役割をどう考え、位置付けていくのかも課題になっているなあと思います。
 どこまでの役割を行政に求めていくのか・・・例えば、6月議会でも小学校に監視カメラをつけるための補正予算が計上されたわけですが、監視カメラを増やしたとしても犯罪がなくなるわけではありませんし、監視カメラがあれば安心感が持てるかと言えば、決してそういうわけでもありません。仮に、監視カメラのある学校で危険が回避できなかった場合、行政の役割と責任はどう問われるのか、そして行政はその時どんな説明責任を果たすのでしょうか。
 危険の未然防止手段や犯罪の抑止効果をねらって、カメラの設置をするわけで、設置する前からあれこれと考えても仕方がないし、取り越し苦労だと言われるかもしれません。けれども、この問題は「行政の責任とは何か。」を考える上での大事な視点の一つではないかと感じています。 

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2006年06月21日

ひとこと

 明日の最終日を前にして、助役2人制に関連することを図書館やインターネットで調べものをしました。それにしても蒸し暑い日だったので、今年初めて「あぶらとり紙」が大活躍しました。
 「あぶらとり紙」というと京都のよーじやさんが有名ですが、よーじやさんのあぶらとり紙は評判通り休主力がとてもいいと思います。吸収力ともうひとつ、あぶらとり紙のサイズも結構大事だと思っています。よーじやさんのあぶらとり紙の大きさもちょうどいい加減です。

 ところで、助役2人制についてですが、控え室にいたところ助役がふらりとやってきました。意見交換?をしましたが、「細かいところはこれから決めます。」みたいなのん気にも感じられるよな口ぶりに、私は本当にそんな説明で議会に提案できる状況といえるのだろうかと思わずにはいられませんでした。助役に聞いたからそうなのかもしれませんので、市長に直接尋ねたら、ちゃんとした明確なビジョンがあるのかもしれませんが・・・・。
 私たちの会派は委員会の審査には加われないので、総括質疑の時にいくつか質疑をしてみる予定です。

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2006年06月18日

紫陽花とかたつむり

 雨上がりの朝にほっとしたのに、午後からは激しい雨が降りました。傘を持って出かけなかったので失敗しました。

 午前中に「まったなし!ごみ減量懇談会」に参加しました。約100人ほどの参加を見こんだ会合だったようですが、参加者は15人ほど。でも、私自身は職員も交え、市民どうしのフリートークで話合いをするとしたらちょうどいい人数だったと思います。
 ごみの減量の一手段として「家庭系ごみ有料化」が提示されてきたわりには、減量対策よりも「有料化導入」に重きをおいた取組みが進んでいるという印象を持っていたのですが、今回の「ごみ減量懇談会」は、どうにかしてごみを減量しなければならないという問題意識が以前よりも感じられる取組みです。
 懇談会における話合いのルールも、参加者で決める、今後の運営もできれば参加者で決めて欲しい・・・と参加者主体での会議の運営を試ようとする点でも私自身は好感が持てましたが、実際に参加者主体でやるためには、参加者自身の気構えも必要なので、そう簡単に進められるものではないというのが実感でした。
 いずれにしても、これから地域ごとに懇談会などを開催していく方向性で動きそうですが、懇談会の趣旨や目的がもう少し明らかにされないと参加者の増加も、参加者を次の取組みにもつなげていくことも見こめないかもしれないと思いました。

 どうせなら、市長もごみの有料化については「市民の信認を得た」と確信しているようなので、テーマを「ごみの減量」に設定をし、堅苦しい行政説明会とかではなく、地域ごとに市民とざっくばらんに会話の出来るような「タウンミーティング」を積極的に開催した方がいいのではないかと思います。
 担当者たちが涙ぐましく、人の集まり状況も気にしつつ休日返上で懇談会を開催するよりは、市長が政治家として、市民との対話を大事にするという意味からも、「ごみ減量」だけをテーマにして各地域でタウンミーティングを開催する・・・・その中でもっともっと市民に身近な場所で市長が直接働きかけをし、ごみ減量への協力を求める方が有効だと感じてしまうのは私だけでしょうか?その方が人も集まりやすいと感じてしまうのですが・・・・・。


 帰り道に雨にうたれている紫陽花を見ました。紫陽花や梅雨の時期というとかたつむり・・・なのですが、最近、かたつむりを見かけていません。急に、かたつむりを見たくなってしまいました。

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2006年06月12日

休会

 今日は思わぬ休会。委員会前に休会があると、気分的には少し余裕が持ててうれしいです。私が所属している厚生産業常任委員会は明後日なので、その予習を少しだけしました。3月定例会の時に提出されていて、「審査継続」になっている児童扶養手当に関しての陳情があるので、インターネットで調べていたところ、円より子参議院議員のページで国会には母と子支援議員連盟というのがあることを発見。この議員連盟の現在の活動状況はどうなっているのだろう・・・・。円より子さんと丹羽雄哉さんという二人の議員の対談は参考になるけれど。
 しかし、少子化対策と言われているわりには、この件については国会ではそれほどに優先順位が高く位置付けられているとは思えないなあ・・・。それから児童扶養手当については、父子家庭は受給されないという状況に生じる不公平感の是正も必要かもしれません。もちろん経済的には母子家庭の‘母’が抱えるリスクの方が大きく、実際に就労支援といっても就職活動はそう容易いものではないと聞いているので、そういう点から父子家庭の‘父’は受給対象になっていないと考えられますが・・・。

 ちなみに、シングルマザーに関してよく見ているブログ。杉並区には「ひとり親家庭自立支援施策検討会」というものがあったことを知ったので、私も早速入手しようと思います。
 この問題は自治体レベルで解決できるものとは考えにくく、それこそ大きくは「働き方」「働かせ方」に関することにもつながってくる壮大なるテーマを抱えているのが現状です。とは言っても、特に母子の自立支援については多摩市が責任を持って相談員を配置し、対応を進めることになっているので、今後ますますしっかりとしたプログラムが求められる分野のひとつ。地方分権ということを謳い文句に権限ばかりが移譲され、自治体にとっては正直‘いい迷惑’している問題は少なくないと思っていますが、それに該当するものの一つではないかと個人的には思っています。「母と子支援議員連盟」の活動を頑張ってもらいたいものです。自治体にきちんと受け皿(特に財源的に)があるのかを見てもらいたいです。

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2006年06月04日

明後日の質問

 私の一般質問が明後日に迫りました。土日をゆっくりしすぎて?やっと最終準備に入っています。一応、第1質問のあとの再質問についても、明日、答弁する行政担当者側と打合せをしたいと思っています。
 ・・・これでは「出来レース」ではないか?と言われるかもしれませんが、決して、そうではありません。自分に有利な答えをもらうために事前打合せをするつもりは毛頭ありません。今回の質問は「行政手続法」が改正されたことを踏まえて、「パブリック・コメント」をどう捉えるのかという内容に重点を置きたいのですが、どういう視点と意図があり質問をするのかを前もって伝え、一応こちらの立場を理解しておいてもらいたいと思うからです。


 実は、とても驚いたことがあります。というのは、ある職員の方とお話をしていたところ「前向きな答えが出ないとチラシに書けないですよね。」と言われたのです。まったく意味がわからず「????????」だったのですが、その真意とは「来年の選挙がある時に、自分の実績をチラシと書く必要がある。」→「だから、実績として書けるような材料が必要ですね。」ということだったみたいです。
 私には全くそういう考えがなかったので、そう言われて始めて「そっか・・・実績づくりのため・・・それも必要なんだなあ。」と気がついたわけです。(私の実績・・・でも思いつかない←チラシに書けない?!)
 でも、議員の実績って何なんでしょう。私は「議会としての実績」というのはわかる気がしますが、議員個人の実績にはあんまり関心ありません。そもそも、そんなに自分に強腕あるわけではないですし・・・。議会での発言を行政が取りいれたとすれば、それは「議会」からの意見として受け入れたわけで、「○○議員がが言ったから」ではないはずです。私の発言は私個人に帰属すると同時に議会に属するもの。だから私は「議会の実績」だと思っているのですが・・・・。


 だから、私に有利な発言が返って来るとか返って来ないというのは二の次以下の問題。私にとって大切なのは、自分と行政との認識の違いについて、質問でのやりとりを通じて確認すること。そしてまた、問題提起したり、提案したりすること。
 質問の事前打合せをするのは、質問をする前段で、互いのいる位置を確認しておけば、質問のやりとりがよりスムーズに行きそうだから。きっと質問に対する答弁そのものは私の満足行くものにはならなそうだな~・・・・と思っているので。


 ちなみに・・・明日の朝の永山駅での遊説はお休みします。配布するニュースが未完成なのです・・・・・。 

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2006年05月25日

説明責任のこと

 今日は一般質問の通告書の締切日だったので朝一番で提出をしました。いつもどおりにくじ引きをして発言順が15番目。たぶん4日目の一番最初になるかな?と予想しています。6月議会は木曜日から始まるので、土日が挟まった翌週に順番が回ってくることになり、気分的には何だか余裕を感じます。でも、実は通告書を出して一瞬はホッとするものの、あわせて議案書が配布されているので、「議会始まるなあ」とちょっと緊張感が出てきます。もちろん一般質問のための準備もしなくてはならないし・・・。

 というわけで、昨日は横須賀市に行きましたが、今日は「パブリックコメント」に関する学習会に参加してきました。これも準備の一貫です。
 最近、私が関心を寄せていることのひとつには、「指定管理者」のパブリックコメントというのがあります。これはパブリックコメントをするしないの問題と言うよりは、「指定管理者」の情報公開や情報提供のあり方、つまりは、市民への説明責任はどう果たされていくのか・・・という問題関心に基づくものですが、公の施設の「指定管理者」になるということは、その分、これまで以上に市民に対する説明責任も負うはずなので、例えばパルテノン多摩とその駐車場(多摩中央公園内駐車場)の指定管理者になっている財団法人多摩市文化振興財団の対応など、これまで市民からは敷居が高くて見えにくいと言われていた組織にどのような変化が見られるのか、その対応ぶりに注目しています。
 他の自治体では指定管理者が市民からの情報公開に応えなかったという事例も出ていると聞いています。指定管理者が民間企業などの場合には「企業秘密」に関わると言われ、情報公開の拒否をされる場合も考えられます。実際にどういう経緯だったのか調査してみたいと考えます。


 ところで、先に書いたように「指定管理者」がどう説明責任を果たすのかという問題もありますが、他にも多摩市が出資している団体、特に私が思っているのは財団法人多摩都市交通施設公社のことですが、市民の税金が多額に投入されている団体などに対しても説明責任をどう求めていくのかが課題です。特に交通施設公社は非常に閉鎖的な組織であり、議会に対する資料提供でさえ、前向きではないのが実情です。
 多摩市には自治基本条例がありますが、この条例の定義では「市民」とは「市民 市内に居住する者、働く者及び学ぶ者並びに市内で事業を営むもの又は活動する団体等をいいます。<第3条(2)>」となっています。その意味でも、今後、「市内で事業を営むもの」として、とりわけ文化振興財団や交通施設公社が果たすべき説明責任のあり方に対し、一層の透明性の確保をすべく市長の働きかけを期待したいものです。

 「説明責任」の果たし方はこれからの行政運営で最も重要になるはずです。なぜならば、バラマキ行政、税金をとりあえず分配していれば何とかなってきた時代とは異なるからです。もちろん、議会や議員に問われる説明責任もこれまで以上になってくると感じつつ、今日の学習会でもパブリックコメントの重要さを改めて認識させられました。

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2006年05月21日

名称が大事・・・。

 天気の悪い日が続いていましたが、今日は洗濯日和すぎて・・・紫外線も強すぎて・・・暑い一日になりました。急激な気温上昇には体もついていくのが大変!・・・という感じで一日を過ごしました。

 ところで、昨日の午前中にベルブ永山で開催された「新たな市民説明会」=今後のごみ行政に参加しました。市長も‘まったなしのごみ減量を’と述べておられますが、そのこと自体には反論の余地なく、ごみ問題が多摩市の・・・むしろ私たち人類にとって本当に深刻な課題になっていることに危機感を覚えます。「何とかごみを減らす必要がある。」そのための努力を市民「消費者」として行動にしていかねばならないと考えています。


 新たなる市民説明会では、今後のごみ減量対策について現在までの経過も含めたレクチャーが行われるわけですが・・・・「家庭系ごみの有料化ありきではなく、もう一度、そのことも含めて市民のみなさんと一緒にごみ問題を考えていきましょう」という職員の繰り返しの説明がなぜか空しい余韻となって響いていました。
 というのも、説明会には環境部でごみを担当している3人の課長が出席していますが、その中に「ごみ有料化担当課長」という肩書きをつけた課長さんが存在するのです。この名称を持ち仕事をしている課長さんにはある意味同情してしまいますが、「ごみ減量化担当課長」くらいの名称に変更することが適切かと思います。「ごみ有料化を担当する課長」という名称は昨年度ならまだ良かったのかもしれませんが、一応仕切り直ししたのであれば、誤解を招くような名称は避けるべきです。「これからのごみ減量を一緒に考えていきたい!」というスタンスを大事にしていきたいのであれば、名称変更をするべきでしょう。そうでなければ、「市民と一緒に考え直していく」との言葉や気合いが何となく嘘めいてしまうように思います。そのことをしみじみ感じてしまった説明会でした。

 それにしても3人の課長のうち2人は・・・なんと、この4月の人事異動にて配属されたお方です。つまり、去年開催されていた説明会の状況なども全く把握できていない状況のままなので、知識はどうしても俄仕立てにならざるを得ない・・・という事情も。その状況下で、説明会を開催し、市民からの鋭く厳しいご指摘の数々に答えなければならず(当然といえば当然なのかもしれませんが、今までまったくこの問題とは無縁の仕事をしていたわけなので)、またまた私には変な同情心が生まれてしまうのでした。(見方を変えれば、3人のうち2人を刷新したと言うことで「仕切り直し」の姿勢を明確にしていると受け止めることもできそうですが・・・?)

 
 「名は体を表す」という言葉があるように、やはり組織の名称は重要です。「ごみ有料化担当課長」・・・この名称を耳にした瞬間に、多摩市の方向性が鮮明になるわけです。にも関わらず、「必ずしも有料化ありきではない」とする繰り返しの説明。どうしても齟齬がある気がしてならない・・・そう感じるのは私だけなんでしょうか。

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2006年05月16日

諏訪商店街にて・・・

  「落ちるところまで落ちているから。」とめっきりと人通りが少なくなり、寂しくなった諏訪商店街で出会った商店主さんが話してくれました。諏訪商店街は分譲されている店舗と都市再生機構が賃貸している店舗とがありますが、どちらもシャッターが目立ちます。私が話を聞いたのは分譲の店舗の方でしたが、「税金だって払えないよ。」とため息をもらしていました。
 ちょうど都市再生機構が賃貸している店舗は「募集中」の貼り紙がされていました(3店舗)。現在、都市再生機構のホームページでも見ることが可能ですが、公募期間は5月22日月曜日から今月末まで、ちなみに家賃ですが1階部分(店舗)と2階部分(住宅)は分かれていて、それぞれ86,520円(共益費3,100円)、78,000円(共益費3,100円)になっていました。

 実は、都市再生機構が店舗の事業者を募集していることがどんなふうに告知されているのだろうとホームページを確認したわけですが、あわせて・・・久々に都市再生機構様のホームページで企業情報などをみてしまいました。

「人が輝く都市を実現すること。都市再生とは、まちづくりをとおして日本を再生することにほかなりません。それが私たちに与えられた使命です。私たちは、すべての人びとが生き生き暮らす都市をめざし、「アーバン・ルネッサンス・プロデューサー」として21世紀の日本の都市像を描いていきたいと思います。

 ここで表明されている使命感は一体多摩ニュータウンの再生ではどのように発揮されているのだろう、そして今後、どのように発揮しようとしているのだろう・・・・と思わずにいられません。少なくとも市内にも公団の賃貸住宅の今後については「街に、ルネッサンス」という視点から積極的に取り組んでもらいたいものです。

 ところで、諏訪商店街のことですが、結局は分譲店舗部分ではそれぞれに地権者の方々がいらっしゃり、聞くところによるとどうやらさまざまな考え方があるようです。諏訪団地でも建替え問題が大きな課題になっていますが、同じく分譲店舗の老朽化も激しく、「建替え」も視野に入れながら、話合いを進めなければならないようです。しかしながら、商店主のみなさんも高齢になっており、なかなか方向性を見出すことができないのが実態・・・「自分たちがやらなければいけないことはわかっているんだけどねえ・・・」という本音もありながら、果たして自分たちがどこまでできるのかを考えた時、返答につまってしまうのが現実なのかもしれません。

 実は、一緒に諏訪商店街を視察して下さった大学の先生がいらっしゃるのですが、立ち並んだ店舗を眺めながら「そうか・・・美容院が3軒もあるねえ。」とつぶやいていました。気がついてみると、そういえば美容院が3軒ありました。「住んでいる人たちのニーズがどこにあるんだろう。」と先生はそのことをおっしゃっていました。確かにニーズ調査や分析が大事になってくると思いました。市でも「諏訪商店街をどうするのか?」と限定して、ていねいなニーズ調査を行なったことはないと思います。そこはもし協力を得られるのであれば、大学のゼミなどに協力してもらえるといいなあと考えたりしました。

 それとは別に、ニュータウンのこれからのことを議論する機会がありましたが、人口減少社会を見据えた時、建替えをする場合には、同じキャパシティ、もしくはそれ以上のキャパシティを持つような住宅を建設する必要があるのだろうか?という話になりました。もちろん、建設費用の負担などの話にもつながるので、安易なことは言えないことは十分承知していますが、これからは住宅余剰の時代に入ることが確実に予測されることだけは頭に入れておきたいものです。

 これからのニュータウンはどうなっていくのだろう・・・・そこには何年先から今をとらえるのかが問われていくのだと感じています。

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2006年05月09日

憧れの人

 今日は空模様と同じく、何となく気分晴れない一日になってしまいました。その理由は簡単・・・ただ単に、連休中にできていなかった仕事やこれから考えなければいけないこと、やらなければいけないことがたくさんあると考えすぎたのが原因です。
 久しぶりに息苦しさを感じた一日だったので、ぼーっと過ごしているうちに時間だけがたってしまって深夜になってしまいました。こういう日は少し後悔してしまうので、夜になるとその分・・・何かしたくなるのは本当に不思議です。

 というわけで、今日の活動報告は実質的にはお休みなのですが・・・・本の紹介をしたいと思います。それは私が近頃、もっとも憧れている人が書いた本です。(すぐに影響を受けてしまうので・・・。)
  紹介したいのは「1945年のクリスマス」という本です。昨年頃でしたか・・・?「ベアテの贈り物」という映画の上映もあったようですが、この本は、‘日本国憲法に「男女平等」を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさん(女性)の自伝’です。

 彼女は著書の中で「女性が幸せにならなければ、日本は平和にならないと思った。男女平等は、その大前提だった。」そしてまた「日本の国がよくなることは、女性と子どもが幸せになることだと考えていた。」と記しています。実は、この自伝を読み進めていると、彼女がもともと考えていた構想どおりに、憲法の中に男女平等が謳い込まれなかったことがわかります。しかし、自伝には、彼女の構想がそのまま条文化されいたら・・・と思うほどに、刺激的な条文提案をした経緯が綴られているので、ぜひ関心がある方には読んでいただきたい一冊としておすすめです。(あえてここで内容は触れません。)
 今、読みながら考えていること。それは、彼女が理想としていた「女性の幸せ」が今、本当に社会の中で実現してるのだろうかということです。もう一つは、憲法の中に「条文化」されるのかされないのか、条文として実際に文章上の表現があるのかないのか・・・・その違いはとても大きいということです。

 後者について考えれば考えるほど、法律や条例を作成する責任の重さを感じます。実際、地方自治体の場合には、首長の条例提案が圧倒的多数を占め、行政職員が作成した条文を議会において審議している格好ですが・・・(本当はもっと議会が活発化して、自らの立法権を生かせると望ましいですね)。その際、いかに文言の一字一句を気にしなければならないのか、特に、現在、多摩市では最重要課題・・・「(仮称)街づくり条例」の策定作業が進められているので、そのことを思い出しつつ・・・・、「ことば」一つひとつ見ていく作業に時間を惜しむことなく、慎重に丁寧に中味を検討することの必要性を再認識させられた次第です。

 そのことを改めてベアテさんから教えてもらっている最中です・・・・。いかに法律や条例策定作業に関わることの責任が重く、そして大切な役割であるのかということを。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年05月07日

永山駅前雑木林観察会

 今日はお休みも最後。番外編で昨日行なわれた「永山駅前雑木林観察会」の報告を少しだけ。

 集合したのは約20名。常連さんもいますが、誘われて初参加という方もいらっしゃいました。私は、観察会が第1、3土曜日の定例行事になってから初めての参加です。前に参加をしたのは・・・ずいぶんと以前のことで昨年の11月30日でした(ちょうど12月定例会の直前でした。)

 つまり、すごくご無沙汰していた雑木林に久々に訪問したのですが、「生命力」をものすごく感じさせられました。都市再生機構が安全管理のもとで、雑木林を無造作に刈りこんで丸裸状態だったわけですが、実は長年全くと言っていいほど下草刈りなどの手入れをしていなかったので、却って丸裸になったおかげで今まで地面でじっとしていた植物たちが姿を見せてくれているそうです。
 私が初めて間近で見て覚えたのが「キンラン」と「ギンラン」(たぶん、雑木林を守る会のblogには写真が公開されるかな?)、それから「ホオノキ」の花から風に乗って運ばれてくるほのかな薫り、それから落ちていた「ホオノキ」の花びらに顔を近づけてしっかりと香りをいただきました。「ホオノキ」はすばらしかったです。特に永山ハイツの駐車場からちょうど雑木林の中央付近にどっしりと根をはっていると思われる「ホオノキ」の姿・・・見ているだけでうれしくなります。小田急線のホームにまでホオノキの香りが届くそうですが、残念ながら・・・小田急線のホームは現在窓がぴっちり閉じられています。(「窓をちょっとでも開けてくれるようにお願いしたい。」という意見も出ていました。)
 それから、「コジュケイ」という鳥を見ました。なきごえだけが聞こえていたので・・・それも初めて認識したわけですが、実物がカサコソカサコソ歩いているのを発見!発見したのはもちろん私ではありません。さすが・・・子どもが目ざとく見つけて教えてくれました。
 

 約1時間半ほどの時間、ゆっくりと土を踏みしめながら歩きました。雑木林を守る会では、先日「なな山緑地」への見学会を開催し、同じく多摩市内において雑木林保全活動を行なっている市民の方々と交流をしながら、永山駅前の当該雑木林をどんなふうにつくっていこうかと検討しているところです。・・・といっても今度の6月議会で正式に補正予算が通過しなければという条件がありますが・・・・(急に我に帰ってしまいますが、そういう意味では、補正予算の賛成反対の判断がとても難しい。)。

 今日は子どもたちの参加もありました。子どもたちが雑木林の中で楽しそうに走りまわる姿を見つつ、ここを保全して、子どもたちと雑木林の危険を伝え、ともに学びながら、一緒に守り育てていきたい場所だとの思いが強くなったのは私だけでしょうか。きっと、同じような感想をもった人たちが多いのではないかと思います。

 次回の観察会は・・・5月20日土曜日 14時~になります。(詳細は雑木林を守る会HPにて)

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年05月05日

まとまったお休み

 この3連休は久しぶりにお休みらしいお休みでした。土日、祝日は何かと行事などが入ったりするのですが、一年の中でGWの期間中と年末年始だけは「自分のための休日」に使える貴重なお休みにできる気がします。

 というわけで、私もここ3日間はゆっくり過ごせました。近場で遊びに行くと思いついたひとつはやっぱり多摩センターの「こどもまつり」だったので、子どもと保育園のおともだちと行ってきました。なかなか盛況でした。消防車、救急車、パトカーの展示に子どもたちは大喜びしていました。ちなみに、目が離せない年齢の子どもたちを見ているだけで、あっというまに時間が過ぎてしまうにも関わらず、私が気になったのはゴミです。パルテノン大通りに立ち並んだ屋台で購入し、木陰などで飲食するのはいいわけですが、ちゃんとゴミを捨ててもらいたいなと思ったのがひとつ。ゴミを最終的にきれいにして、パルテノン大通りなどを元通りにするための清掃が大変そうだな・・・・ということ。
 それから、やっぱり思ったことは「市民参加」ではないということ。去年も全く同じことを感じ、活動報告に記しているのですが、市からの補助金がなくなり、すべて民間力に移行したわけですが、それとともに市民活動団体やNPOの出店が激減。
 ボーイスカウトの各分団とつくし作業所とあといくつかの福祉系の団体のブースとシルバー人材センターと赤十字の活動をしている方々と・・・・子どもが迷子にならないように気を遣いながら屋台を眺め、とりあえず見つけましたが、1ブースを借りるのに、聞くところによると3万5千円だとか・・・これでは、市民団体が参加をするためにはハードルが高すぎます。ここは本当に何ともできないのかしら?と思います。


 市民団体が出店をすると言うことは、そこに関係、関連する人々が集うことにもつながるので、私自身はそういう意味でも、従来形式での開催には意義があったと思っています。多摩センターでやるお祭りは、客層のジャンルが幅広いと言えます。多摩市外からの来客も多いといわれていますが、新しい交流や新しい出会いを生み出せるチャンスに期待をすることはできます。例えば福祉まつり等、こどもまつり以外に市民団体が参加をして実施されるお祭りがありますが、この場合の来客は極めて限定的…関係者のみしか集まってこない傾向が強いのではないでしょうか。
 というわけで、何が言いたいかというと実質的にも「市民参加度」を高めていくための工夫を今後も求めたいと思っています。(これに関しては決算特別委員会の時にも発言しています。ちなみに・・・下記のとおり・・・お時間のある方だけどうぞ!)

 いずれにしても、遊びに行ったはずなのに・・・いつもいつも仕事を完全に忘れることはできない私です。それでも、負担に比べると「お休みできたな~」っていう実感がもてて幸せな3日間でした。

 

◯岩永委員 それでは行政改革、再構築プラン推進事業に関連してお伺いするわけですけれども、この再構築プランの目的、全体的にコストを削減していくというところはあるわけで、一定の結果としては240ページの事業報告書にも載っているように、目標よりも結果のほうが多かった、多い金額を削減できたと、お金的に見たら削減効果はあったのかなというふうに思います。
 しかしながら、本当にこの再構築プランをお金だけの削減効果で図っていいのだろうかというところが一つ疑問でして、例えばイベント事業の見直しというところでは市民主体型、民間主体型へ移行するというふうなところがあったわけですけれども、例えばいきいきTAMAフェスティバル、またガーデンシティ多摩など、これによってお金は削減した。そのかわりにそれに対して何か別の効果が得られたのかどうか、それに対する評価をどうしているのかというところを1点お伺いします。


◯経営改革推進担当課長 再構築プランはお金の削減ということだけを目標にしているわけではございません。プランの中では3つの目標というのを立てておりまして、1つはスリムで変化に強い行財政運営の確立、2つ目が新たな支え合いの仕組みによる市民サービスの向上、そして3点目が安心して暮らし住み続けることができるまちづくりということでございます。
 1点目のスリムで変化に強い行財政運営の確立、これについてはくだんの目標とする財政フレーム、これを16年度についてはおおむね達成できたというような状況でございますけれども、今のご質問の中にもございましたように、新たな支え合いの仕組みによる市民サービスの向上、これについてはイベント事業についても市民主体型に移行していくというような方向性。あるいはそのほかにつきましても、新たな支え合いの仕組みづくりということで、ファミリーサポートセンターとか、さまざまな仕組みづくりを進めておりますけれども、なかなかそれがどういう達成ができたのかということはすぐに効果があらわれるというようなことではない、なかなか難しいというふうに考えております。ですので、イベント事業等も含めまして、市民主体型に移行していったときに、それで市民の皆さんがどういう意識を持たれたのか、どういう効果があったのか、そういうことはこれからご意見等々いろいろ伺いながら進めていくということになるかと思います。


◯岩永委員 今、イベントとかが市民主体に移行できたのかどうかというところではご意見をということでしたので、あまりご質問ばかりしていてもあれなので、意見のほうだけ簡単に述べます。例えばいきいきTAMAフェスティバルなどを見てみますと、これまでは市民、特に福祉団体などが多く参加をして、自分たちの収入源として祭りを楽しむというふうな状況があったかと思うんですが、ずっとガーデンシティ多摩、いきいきTAMAフェスティバルなども足を運んでみますけれども、これまであったような市民団体の参加が少なくなっているような気がしたわけですが、そのあたりは市としてはどのようにとらえていらっしゃるでしょうか。


◯くらしと文化部長 イベント関係でございますので、お答え申し上げますが、確かにいきいきTAMAフェスティバルですとか、あるいはガーデンシティ多摩、これはこれまでの実行委員会方式から市民主体型といいますか、多摩センターの活性化というところに着目をいたしまして、地元の連絡協議会、こういったところが主体になって市民のNPO団体等々が協力をしながら開催してきたというところがございます。
 その中で、出店といいますか、店舗を出すというところでは今まで福祉団体等が出ていたということでございますけれども、今回出店料といいますか、負担金、こういったものが実費徴収ということになりました関係で、福祉団体の出店、こういったものについてはこれまでと比べてやや少なくなったというような認識はございます。ただ、これにつきましても市民主体型ということで、ぜひ自分たちの出店をする際の負担というところも含めて一緒になってまちの活性化、多摩センターの活性化、こういったものを図っていただきたいというふうに考えているところでございます。


◯岩永委員 やはり私などが見ていても、市民というのが随分とお客さんに変わってしまったなというような印象があります。昨日行われた永山フェスティバルなどを見てみますと、本当にすごく公民館の職員の方々がしっかりとサポートされているというふうな理由もあるかもしれませんけれども、近隣商店街の方々とも協力をしながら、非常に毎年、毎年盛り上がる形でお祭りが大きくなっているなというのが私の行った印象としてあります。
 それに比べて、多摩センターのお祭りというのは、非常に市民の主体的な参加というところでは、お客さんとしては参加しているかもしれないけれども、そこの実行委員会に実際に加わりながら今までやってきた、福祉団体などはそういうところを通じてかなり自分たちの活動のアピールもしてきたし、そこで自分たちの活動を一緒にやってくれる人も探したりしていた、そういう場としてもその場を活用していたわけなんです。そういうものを大事にしていきながら再構築を進めていかないと、本当に目的としていたところがそれていってしまうようなおそれもありますので、そのあたりの検証も注意深くやっていただきたいというふうに思います。


 というわけで、一応、昨年の決算委員会での部長の答弁(特に下線部)はどう取扱われたのかを確認する必要があるなあと改めて考えているところです。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年04月28日

駅前争い?

 私は一応、毎週月曜日の朝に永山駅で街宣活動することにしています。ただマイクを持って、しゃべっているだけであれば、天気関係なく、毎週月曜日に固定をすればいいのですが、毎月発行するニュースレター「ほうれんそう」を配布することが目的なので、私の場合は天気に左右される街宣活動となってます。

 さらにはニュースの発行が段取りよくいかなければ(一応、それでも他の選挙などとぶつからない限りは、毎月発行することにしているので)、月の後半になって立て続けに駅前に出没しているわけです。
 というわけで、今朝は、市長選があって、自分のニュースは配布できなかったので、今週の月、木、金の3日間を街宣予定としてしたのですが、昨日の朝はあいにくの雨だったので中止。今朝は快晴、雨上がりの心地よい天候のもと、「おひさまに感謝!」で駅前に出かけたのでした。

 永山駅の場合には次のようなスケジュールになっています。(住んでいる地域も書いてみました)
 月曜日  辻議員・永山と時々、小林義治議員・諏訪(公明党)+ わたし・諏訪
 火曜日  安斉議員・永山と橋本議員・諏訪(共産党)
 水曜日  菊池議員・永山(無所属)
 木曜日  藤原忠彦議員・鶴牧(無所属)
 金曜日  安斉議員・永山と橋本議員・諏訪(共産党)と藤原マサノリ・桜ヶ丘(自民党)
 
 になっているようです。
 長年、固定して駅での街宣活動をやっている議員にとっては、新人が参入してくることに対し、あまりいい気持ちがしないようで、駅前スペースにも「既得権争い」がある気がしてなりません。新参者はとても肩身の狭い思いをしながら駅前の街宣活動‘争い’に加わっているわけで、マイクの音量などにとても気をつかっているのが現状です。
 そんな遠慮はいらないのではないか・・・・他自治体の議員に聞いてみると、そんなほかの議員に遠慮することなく、かちあってしまった議員どうしガンガンと演説争い?みたいなことをやっているそうですが、多摩市の場合には、その辺はとてもお行儀がいいわけで、驚かれたことがあります。駅で街宣活動をやろうと思う時、他の議員さんの日程に配慮しなければいけないな・・・と誰しもが真っ先に考えていると見受けられるからです。
 もちろん、これは日常のことなので、選挙戦が近づき、議員活動や政治活動にとって「非日常」な期間が訪れると話は別です。遠慮していられないというのが現実です。


 私の場合は月曜日はマイクを通じてしゃべりたいというのがありますが、基本的に他の議員さんの曜日の場合にはマイクは持参するものの、ニュースだけを配布しているだけ・・・なので、一応遠慮の気持ちを示しているつもりですが、それでも、他の議員さんがやっているところに割り込んでいるわけで、心象あまり良くなし・・・だな・・・・という風に感じた今朝の1時間でした。

 でも、駅前ってみんなの広場で、正直、朝からうるさくしゃべっている議員というのは・・・私の短い会社員時代を思い出すと、少々(かなり?)迷惑な存在には変わりなく、今、自分が迷惑人になっていること(かもしれないこと)については葛藤がないとは言えません。
 ただ、議員になり都合のいい解釈をしていますが、わかったことは朝から、「うるさくしゃべっている存在でなくなればいい(そう思われないようになればいい)」ということ。誠に勝手な解釈ですが、わたし的には発想の転換だと思い込むことにしています。

 議員になって5年目。永山駅での街頭も、毎週固定の月曜日とは言えないまでも、毎月なんとか発行し続けている「ほうれんそう」も認知されてきました。ただ、どのくらい「迷惑人」と思われていないのかはわかりませんが・・・。
 
 それにしても駅前スペースの既得権争いってすごくつまらないなあって思う今日この頃。来年4月の多摩市議会議員選挙に向けて、新人の候補予定者と現職議員との静かなる対立が繰り広げられるのも、そう遠くないことでしょう。でも、新人の候補予定者が来たことで動揺するというのも、考えものかもしれませんね。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年04月27日

うれしいこと

 昨日の活動報告を読んだ市民の方から感想が届いたのと、それから、ニュータウン学会に参加したいと思います・・・というメールが続けて届いたので、今日はとてもHAPPY!!なのです。ただの自己満足だとはわかっていますが・・・元気になれます。


 今日はネットの議会対策会議で、6月議会に向けて一般質問をどうするのかの話合いをしました。市長選後の初めての市議会。6月議会は市長の施政方針演説やら、補正予算やら・・・注目の議会です。それから、議員にとっては次の統一地方選挙までの一年間を見据えて、どういう取り組みを進めていくのかが問われ、そのことが見える議会でもあるかなと思っています。
 結論的には6月議会の一般質問では、市長選で政策協定を結んだひとつ、これが最重要政策だったわけですが、

1 市民が元気になるように市民活動推進計画の策定に取り組む ・納税者が自らの市民税の1%を市民活動団体支援に使える仕組みをつくる・パブリックコメント条例を制定し、市民参画を保障する
に関連しての質問をすることとなりました。
 あと一ヶ月で質問を完成させなければならないので、これから情報収集に入ります。

 ところで、多摩市の市議会では毎定例会、ほぼ全議員が一般質問をします。一般質問は持ち時間内で自由な発言ができるわけで、議員はその機会を十分に生かすことが必要です。ただ・・・私が思うのは3ヶ月に一回、必ず一般質問をつくることはとても大変だと言うことです。自転車操業仕立てで、質問が終われば、また次の質問づくり・・・・という形で質問づくりに追われがちです。十分な調査活動などができないままに準備不足で質問する場合もあるわけです。
 実は、それでいいのか悪いのか・・・本来は問わねばならないでしょう。発言したという実績だけを残すのであれば、内容は問われないのかもしれませんが、やはり質問の内容が質的にどうなのかは大事な観点だと考えています。
 とは言え、市民が組織している市議会ウオッチングの会では一般質問をしなかった議員に対する風当たりは強いです。サボっている議員・・・みたいな言われ方をするからです。確かに、市民にはそのように目に映るのかもしれませんが、やっぱりこれからは質的、内容的な問題にも踏みこんで評価が欲しいところです。
 でも・・・・やっぱり市議会ウオッチャーの皆さんの眼は気になるので、一般質問の機会をフルにいかすべく毎回発言に立ってしまう私です。一応、自分の中ではできる限りの準備はしているつもりですが、それでも毎回毎回・・・反省点がたくさんです。今回は準備期間が1ヶ月。連休返上で質問準備をしなければと覚悟しています。


 
 そんな中で今日はとてもHAPPYな気分になれたので、やる気がわいてきたのでした。(とっても単純かもしれません。・・・単純ですね。だけど、議員ってそんなものだと思います。市民に頑張ってって言われるのが一番嬉しいんです♪)

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年04月23日

よかった♪

 実は、私は今日の千葉7区の衆議院議員の補欠選挙をすごく気にしていたので、普段は明日の朝の遊説に備えて早寝をするのに開票速報を見るために無理矢理起きていました・・・。

 よかった。本当によかったです。投票率は50%いかなかったので残念だけれど、太田和美さんが当選しました。26才の女性。もちろん、若くて女性であることが売りだったようです。
 「若い」、「女性」というのは選挙を戦う時の二大要素で武器だと言われることが多く、実際に私も自分が立候補した時に周囲の人からさんざんそう言われたわけですが、それってよくよく考えてみると、結構辛いものがあるんだよなぁ・・・・・・。
 と言うわけで、私は個人的にも親近感がある太田和美さんをひそかに応援していたので結果が出た時には本当に嬉しかったです。地方議会と国会とでは全然異なると思うけれど、萎縮しないで、遠慮しすぎず、のびのびと活動してほしいなと思います。
 その点で考えると、私はとても周囲の方々に恵まれていて、この4年間、わりとのびやかに活動できたかなと思っています。

 だけど「若い」というのも4年前のこと。私だって来年は30代になるし、「女性」っていう点でも私は「女性だからいい」という考え方も違うと思っているので・・・。やっぱりこの2つを強調されすぎる選挙をふりかえるとちょっぴり悲しいものがあるわけです。(そう深刻に悩んではいませんけど・・・・。)

 とにかく太田和美さんを応援したいと思っています。やぱり世代が近いというのは親近感が違います。そして「女性」というところでも親近感が増すことも実感しています。そのことを考えると、議会の場にはさまざまなジャンル?の人がいて欲しいし、そういう人がたくさん立候補することによって、政治に関心を持つ人の広がりも違ってくるのではないかと思った次第です。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年04月15日

投票率の行方

 日曜日の告示から一週間の選挙戦が終了。不規則な生活が続くので体調を少し壊したところに、地声を使いすぎて、ここ2日間は声が全く出ず、使い物にならない。これは致命的。

 有権者は約11万8千人。選挙管理委員会の方では投票率の予想を約35%と見込んでいるという噂もあり。多摩市民の多くが政治に無関心だと鼻から予測してしまうのは残念。でも、それが現実かもしれない・・・・・。しかも天候によっても投票率は左右されるし。

 今日は多摩センターの駅で選挙活動ができる日付が変わるまで、候補者とともに挨拶。相手陣営もいたので挨拶合戦になっていて、「もし、私がただの通行人だったら・・・どう思うかな?」とか考えてしまう。朝早く、夜遅くも今日まで。できる限りで精一杯選挙活動をすることが大事。なぜなら、悔いを残したくないから・・・・そのことを有権者の方々がどう受けとめて下さるのだろうか?

 明日の投票率の行方と結果をあとはただじっと待つのみ。選管の投票率の予測をいい意味で裏切ってもらいたいけれど・・・・。

 

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年04月11日

評価の視点

 今日は告示日から数えて3日目。市長選挙戦も中盤戦に入りました。少しは街の雰囲気も‘選挙’って感じになって来つつあるかなあと思いますが、それでも30人ほどが立候補する市議会議員選挙の時とは違って盛り上がり不足。当然ですね。市議会議員選挙の時に数十台の選挙カーが走りまわるのとは大違い!静かすぎる選挙です。

 さて、街中のポスターなどで「市民参加」では日本一の実績!と宣伝しているものがあります(私が応援している候補者のポスターではありません)。これはある民間調査会社の全国自治体調査による評価で、多摩市行政でもさまざまな場面でPRしています。でも、かれこれ2年前の調査結果です。当時、多摩市では自治基本条例が制定され、そのことが評価されたと考えています。
 ・・・・・でも、これは市長の実績になるのでしょうか?・・・・そういう捉え方をするのに疑問を覚えます。市民参加の実績とは市長の実績ではなくて「市民の実績」ではないでしょうか?

 収賄事件で逮捕されてしまったとは言え、前市長の音頭とりにより進められて来た市民自治基本条例の策定作業。それを現市長が何とか継続してくれたというのが事実。もし、この自治基本条例策定の経過なども含めて多摩市における自治基本条例を評価するとしたら・・・・・。この条例の市民案が完成したとほぼ同時期の市長逮捕・・・そして新しい市長のもとで大幅に変更した策定スケジュール・・・パートナーシップ協定が反故にされようともしました。それでも踏ん張ってがんばってきた市民の存在がありました。そのことを市長はどう受けとめているのだろうか?と思います。

 市民参加の実績は市長の実績ではなく「市民の実績」だと私は思うので、ポスターを目にするたびに複雑な気分です。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年04月10日

法定ビラ

 昨日が告示の多摩市長選挙。再選を目指す現職と新人の一期打ちでの戦いになりそうです。昨日、今日と候補者とともに駅頭で法定ビラを配布しています。法定ビラはおそらく全戸配布されると思います。

 しかし・・・この法定ビラとやらには「候補者氏名」を書くことは禁止されているのです。数名の方から、ビラの中に候補者氏名が入っていないのはなぜか、入らないと全然わからない・・・というお声をいただいたのですが、告示日以降に配布するビラ、さらに街中に無造作に貼られるポスター(もちろん、選挙掲示板のポスターには候補者の顔と名前があります!)については、「候補者氏名を書くことはならぬ」という掟があるのです。おかしなキマリだなと思うわけですが、そういうルールにしたしかるべき理由があるはずなので、また時間があって気が向いたら調べようと思います。
 公職選挙法は本当にがんじがらめ・・・。選挙期間中はホームページの更新もできないし。(ただし、これについてはいろいろな説があり、自分が候補者でなければ更新しても差し障りがないのかもしれない・・・でも、特定候補者の応援になるようなことは書いたりしたらダメらしい・・・もちろん氏名なんてもってのほか?!)立法府にいる国会議員の皆さんにがんばってもらうしか道はなし。

 でも、どうして国会議員の中でもホームページに対する認識に温度差があるのかを考えると、そこにはパソコンを「使える」「使えない」という議員のスキルの違いがあると思われます。
 というのは、多摩市議会でも、せめて議員の連絡先の一つにメールアドレスを加えて、住所と電話番号とともに公表したらいいのではないか・・・・という意見はずいぶん昔からあるけれど、「メールをやっていない。」という立場の議員に配慮をし、公平性を期すために掲載することが出来ないのが実情です。公平性も大事だけれど、市民の利便性をもう少し重視したら、メールアドレスの掲載は今の時代に「自然」なことと言えると思うけれどなあ・・・・。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年04月01日

市民活動情報センター

 今日オープンした市民活動情報センターに行ってきました。情報ライブラリーがリニューアルしたところです。でも、あんまり見た目的にはドラスティックに変わったわけではなく、印象が薄い感じがしました。まだまだこれからPRしなければならないでしょう。

 実は市民活動情報センターのオープンにあわせて、組織改正がありました。そして市民活動事業担当課長が市民活動情報センターのとりまとめとして配置されることとなりました。担当課長は女性センター長も兼ねることになるようです。というわけで、新たに任命された課長さんは女性です。彼女はこれまで経営改革推進担当課長として、現市長の下でかなりの仕事をこなした一人だと言えるでしょう。とにか女性センターに初めて女性のセンター長の配置ということで、私は大歓迎。これでようやく親近感を持てる場所になりました。女性センターの今後のあり方なども含め議論ができるかなあと期待しています。

 夕刻からは市長選の公開討論会。今日一日で市民活動情報センターに登録した人が60名いたとの話でした。この数字について現市長は高く評価していたようです。でも、去年の予算委員会で「否決」の原因の一つだったにも関わらず、とにかく4月1日オープンにこぎつけたいと無理矢理に補正予算を組んでまで立ち上げた事業だったはず・・・・それを思うと、60人と言うのは決して「たくさん」とは言えないよな・・・・というのが感想です。
 

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年03月31日

明日は公開討論会!

 市議会が終了し、市長選に向けた動きが加速しそうです。

 今日は夕方、永山駅にて駅改札前では新人候補のせのお浩也さんが、そして交番前では現市長の再選を目指して応援している自民党、公明党など保守系の議員たちが勢揃いして演説をしていました。

 でも・・・・市長選があることについて知らない人が多い・・・・・・。


 明日の公開討論会に一人でも多くの人が来てくれればいいなと願っています。公開討論会の主催者でもある学生中心メンバーたちも毎朝、毎夕と駅でのPR活動に勢力を尽くしてきました。先週末には団地内の商店街などでも宣伝活動を行なったと聞いています。

 私個人的には、今日は午前中にネットの会議がありました。月一回の都議と市議(多摩・稲城)との情報交換会です。新聞にも掲載されていましたが、ある都議会議員の方の調査活動をめぐっての調査特別委員会が設置されたみたいです。その採決にネットは反対しました。採決の時の状況を聞いてみると、なんと民主党は34名の議員のうち30名が退席したとか。一般市民に知らされない事実はどこの議会でも山ほどありそうですね。びっくりしました・・・。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年03月29日

休会日

 明日が定例会の最終日です。最終日の前日は「事務整理日」として確保されており、必ず休会になります。ということで、明日のために討論原稿の準備をしたりして過ごしました。

 それにしても今日は風が冷たく吹き荒れた一日でした。あまりに寒すぎて、昼間からストーブをつけてしまいました。ずいぶんと土手の桜や川沿いの桜も色づいてきたのに、この寒さ・・・・またまた手先の冷え性が復活です。ところで、今週末がお花見日和になるでしょう。でも、日曜日の天気予報は「曇り時々雨」。お花見するなら土曜日のほうが良さそうです。 

 それから忘れてはならないこと・・・お花見も大事かもしれませんが、実は同じく土曜日、ちょっと注目をしたいイベントがあります。来月の多摩市長選挙に向けた公開討論会です。
 ぜひ、こちらの討論会にも多くの来場者があればいいなと願っています。

 今日の休会日。過ごし方として特筆すべきコトといえば・・・・2か月くらい伸ばしっぱなしになっていた髪を切りに美容院に行けたこと。「やっとやっと美容院に行けた~。」と思いで(多少髪型についての不満はあるけど)、今日は満足感でいっぱいの一日でした。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年03月27日

6-1=0

 今日は代表者会議がありました。今、多摩市議会には大きい順から多摩市議会改革議員連盟、公明党、共産党、清新クラブ、新政クラブ、民主・生活者ネットと無所属の会の全部で7会派あります。しかし、交渉会派(代表者会議、議会運営委員会に参加できるのは構成員が3人以上必要)は6会派です。つまり代表者会議に出席して発言権が認められるのは無所属の会以外です。

 市議会のルールの中で、代表者会議や議会運営委員会は合議制と決まっているために、結論が「まとまらず」となるケースが多々あります。1会派でも反対をすれば、それまでで終わり。だから「6-1=0」なのです。
 というのも、前前前々・・・くらいから懸案事項になっている「議会への市民参加のルールづくりをどうするのか」という問題について。代表者会議で話し合うのが相応しいと主張する会派、議会運営委員会にすべきと主張する会派で意見が別れました。(ちなみに私たちの会派は正式な議事録も残るため議会運営委員会で議論すべきだと主張)
 議会への市民参加の必要性などは議員誰もが認識することであり、誰も否定はしないのですが、「どの場で議論をするのか」では意見が対立してしまったのです。そこで、議長から第3の道が提案されました。それは代表者会議でも議会運営委員会でもなく「小委員会」的なものを設置(ここには無所属の会も参加可能)してはどうかというのです。
 前回の代表者会議(・・・・前回と言うのは、この間の定例会において開催された代表者会議なので12月!)にて、議長からこの折衷案が提示されていました。その場ですぐに「議長の提案でいい」と即答できた代表者もいたのですが、議長の提案に対する会派の考えを代表者一人で決定できないという発言があり、その場で「小委員会」の設置については次の会議の時まで結論が先送りされていたのでした。

 そして、今日。改めて、議長提案に対してどうするのかの結論を出すべく話合いを持ったところ、一つの会派から「あくまでも議会運営委員会で話すべきである」との意見が出てしまったのです。

 これは、とても困ったことです。つまり「6-1=0」なので、折衷案でも各会派の納得がとりつけられなければ、最終的には「議会への市民参加のルールづくり」に取り組むことができなくなるからです。現状維持のままになってしまいます。

 ・・・・・なぜ?

 一歩でも進めたいのに、ブレーキがかかってしまうことはとても残念なので、もう一度もう一度、会派としての意見を議論してもらうことになりましたが、「議論に入る前の段階に一体どれくらいの時間を費やしているのだろう・・・・もったいない。」ということ。
 それでもなるべく全員の合意のもとで進める必要があるという考えも一方では理解できることでもあり、ジリジリと進んでいるのか進んでいないのかわからないような、焦げ付いている状況にしばらく我慢我慢・・・・。


 次の代表者会議に結論が持ち越されたので、「議会への市民参加のルールづくり」が本格着手されるとしたら6月以降になりそうです。やれやれ・・・。

投稿者 hisaka [ひとりごと]

2006年02月20日

つぶやき・・・

日野市議会議員選挙の結果が出ました。生活者ネットワークは議席を守ることができませんでした。同じくネットに所属する立場として、残念な結果です。結果に学ぶことは多いと思います。
 昨年は都議会議員選挙で6名いた都議を3名に減らしてしまいました。そしてまた、小金井の市議会議員選挙でも生活者ネットワークの議席を失っています。組織のあり方を含め、今後の活動展開を再考する時期にさしかかっているのかもしれません。真剣にやる必要があると思います。
 先週の土曜日、私は日野市議選の応援に行ったので欠席したのですが、東京・生活者ネットワークの定期大会がありました。事前に配布された議案書に「選挙は政治を変えるチャンス」という言葉があります。生活者ネットワークは政治をどう変えることができたのだろうか、そしてまた、政治をどのように変えていきたいのか・・・・市民に本当に伝えることができているのだろうか・・・・等々考えさせられます。

 政治のあり方に疑問を持つ人は決して少なくないはずです。でも、選挙が政治を変えるチャンスになっているかと言えば、必ずしもそう言えないと思います。投票率を見てもわかります。どうしてなんでしょう。疑問を抱いている人が多いわりには、投票率が上がってきません。
 一つには、やはり政治家のメッセージが市民に届いていないこと、伝わっていないこと、不足していることが理由に挙げられるように思います。もちろん地方議員の端くれの私も、そしてまた生活者ネットワークを含めて、既存政党全てにもその責任はあるのだと感じています。
 
 日野市議会議員選挙も投票率が下がっていました。最近の選挙は軒並み投票率がふるわず、投票率が下がる一方です。選挙戦で「まずは投票所に足を運んでほしい。」、「一票を無駄にしないで欲しい」との思いをそのまま言葉にしても、言葉どおりに受けてもらえないのでしょう。「私に投票して欲しい。」という風にしか受け取ってもらえないのかも知れません。「きっと裏があるに違いない」と深読みされている気がします。
 もちろん願わくば「私に投票して欲しい。」なのかもしれませんが、私自身はそれ以前に選挙がどんなに大切なチャンスであるのかを伝えたいなと思っています。自分で考え、自分で選んで投票行動にすること、とても価値ある意義あることのはずです。きれいごとすぎるとか、恰好つけすぎると言われるかもしれませんが・・・。


 それにしても、投票率が下がっていくというのはとても深刻です、そして心配です。意思表示しない人たちが大半。つまりは、過半数以下の人にしか支持されていない議会が税金の使い道を決めていくことにつながるのです。・・・それを「良し」としてもいいのでしょうか。私自身は疑問もありながら、現状で精一杯活動しているというのが現状です。

 多摩市でも4月16日に選挙があります。「低投票率」が今から心配されています。「政治を変えるチャンス」にできるかどうか・・・挑戦しながら望みたいものです。

 日野の選挙結果を通じて考えたこと感じたこと・・・つぶやいてみました。

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2006年02月02日

今期の風邪は

 月曜日の朝遊説が終わってから、突如、体調不良になってしまったのですが、どうやら風邪のようです。今期流行している風邪は「腸」に直撃するのでしょうか。かなり辛い状況に陥っています。すっかり食欲がなくなり、お正月以降拡張ぎみの胃袋がやっと元の大きさに戻りそうです。
 私は洋菓子も食べますが、どちらかというと和菓子が好きです。ところが、大好物の豆大福や羊羹(小倉)を見ても全く食べる気がしないというのも珍事です。

 ところで知人から送られてきたメールにあったのですが、自民党内に「若者応援議連」が発足したみたいです。

ニート対策など検討 自民若手が「若者応援議連」結成
2006年02月02日20時55分(朝日新聞)

 自民党の当選1、2回の若手議員約40人が、ニート、フリーター、少子化対策など若者に関する政策を研究する「若者応援議連」(西村康稔会長)を2日発足させた。フリーターや子育て世代と対話するタウンミーティングを各地で開いたり、子育て支援の環境整備を企業や経済団体に訴えたりする。5月をめどに研究成果を提言としてまとめ、政府予算への反映をめざす。

 若い世代に光があてるのは嬉しいことです。残念ながら、一般的には若い世代は政治への関心が薄く、投票にも行きません。そこで政治家はどちらかと言うと、投票率の高い世代に顔向けした政策を並べてきました。結果、若い世代向き施策が手薄になり、疎かになってきたとも言われています。どんな提言がまとまるのか注目したいと思いますが、少子化対策に税金をつぎこんでいるわりに出生率が回復しない理由を政府はどう分析し、今後につなげていくのでしょう。

 
 実は、今日は会派説明があり、来年度予算について説明をうける予定でしたが、私は欠席。あとから、話しを聞いたところによると、唐木田のコミュニティセンター用地の取得や庁舎建替えなどに関する経費については4月の選挙を経て、市長が再選してから改めて予算化するようです。つまり現市長の選挙公約になるとも言えるでしょう。少なくともコミュニティセンター建設について私は反対、だから用地の取得も要らないのではと考えますが・・・・。「お金がない!」と緊縮財政で行財政の再構築を進めてきた結果、コミュニティセンターが完成しました(もちろん、それだけではないけれど)というのは、私の思っている再構築の状況とはずいぶんと乖離しています。
 とにかく早く風邪、治って欲しいです。

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2006年01月16日

小休止?

 今日から朝遊説をスタートする予定で、ニュースの作成など準備をしてきたのですが、子どもの不調により今朝はキャンセル。「体調不良の子どもは仕事よりも優先」と決めているので、どうしても欠席できない議会の時以外、病気の時くらいは努めて「母親らしく」しています。
 子どもの不調を理由にして、あれこれ自分の用事を取り止めたり、先延ばししたりすることには辛いものもありますが、「育児も立派な仕事の一つ」だと言い聞かせながら、在宅ワーク(ほとんどできないけど)の1日でした。

 結局、子どもがインフルエンザにかかっていることが判明したので、保育園には登園許可が出るまで預けることが出来ません・・・・。困った時の神頼みと言いますが、神だの仏だのとあんまり信心深くない私でも、今の心境は‘神頼み’にしかなり得ない。子どもにもっと体力をつけてもらいたいし、何よりも早くインフルエンザを我が家から追放しなければなりません。私にうつさないで・・・・念力が通じて欲しいものです。

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2006年01月15日

雑感

 お正月明けから、便秘気味だったので薬局で紹介してもらった一番自然に近い?漢方薬の便秘薬を服用したところ、翌日の昼すぎから素晴らしく激しい効き目を発揮。風邪の症状など全然見られなかったのに、発熱までする始末で正直とてもびっくり。寝込んでしまいました。もちろん、用法を注意深く読み、決められた数の錠剤を服用したわけですが、あまりにも効きすぎて夜中を通して眠れなかったのには参りました。

 それでもおさまったところで、昨日の午前中は4月の市長選に向けて今後の取組みをどうするかについてネットでの話合いがあり無理矢理出席しました。結局のところ、共闘することができるだろう他の政党の動きがもう少し見えてから結論を出し、当面の間は様子をみることにするとともに、ネット独自で候補者を擁立することも視野にいれることとしました。独自で候補者を擁立することとなると、一番の課題は選挙資金です。市長選には少なくとも約1千万の資金が必要だと言われています。もちろん、工夫によってはお金がかからない方法も考えられるわけですが、現職とは異なり、知名度が全くない新人候補者を擁立することになると相当程度、広報・宣伝活動に力を入れる必要があります。その宣伝費用だけでも馬鹿にならないのです。
 ・・・・「地盤・看板・かばん」のうち、やっぱり‘かぱん’がなければ選挙できない・・・・となれば、お金に余裕のある人しか選挙に出ることができないことになってしまいます。少額であっても多数の市民がカンパを寄せてくれれば選挙資金も何とか賄えるのですが、現況はそうではありません。そうなるとやはり自力でお金を何とかできる人(もちろん、その中にはお金集めが上手という能力も入るのかもしれませんが)というのが候補者になるための条件の一つになるのでしょう。
 でも、‘かばん’というのが、候補者を選定するための重要な要件となると、はじめからハードルも高くなり、慎ましく暮らす大多数の一般市民の気持ちを理解できるような人を選べなくなる危険性が大きくなると言えそうです。

 ところで、このことを市議選にあてはめて考えてみると、資金力がない私のような者でも生活者ネットワークの活動の中で代理人として立候補することが可能です。そのかわり議員報酬の資金管理は全て生活者ネットワークで行なわれ、議員報酬としては20万円(都議会議員も同じです)となります。でも、生活者ネットワークの議員報酬だけで生活していくことはとうてい無理な話です。
 結局、ここでも‘かばん’の問題がネックとなります。議員報酬が高いハードルになってしまうからです。

 いずれにしても、それなりに選挙活動をするとお金がかかります。「政治と金」の問題もそんなところから派生してくることなのかもしれません。市長選挙、都議会議員選挙、国政選挙となってくると、ますますその傾向が強まります。
 確かに候補者を知ってもらい、その政策を浸透させていくための選挙活動が必要です。しかし、そのためにとてつもなく多額のお金が使われていること、使わなければならないこと・・・・・やはり、このことが一般市民層の代弁者を政治の場に送り出しにくくしているように思えてならないのです。

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2006年01月09日

成人式で・・・

 多摩市の成人式に出席しました。当事者たちの実行委員会により企画運営する方式で実施されます。今年のスローガンは「挑戦!全力でハタチ」。いいスローガンだなと思いました。

 テレビのニュースでも各地の成人式の様子が報道されていましたが、新成人たちのパフォーマンスぶりには手を焼いた地域もあったようです。このような話題は毎年のことですが・・・・。成人式を廃止するという流れもあるようです。

 さて、ご当地多摩市ではどうたったのか?と言うと・・・・。式典の前座として諏訪中学校の吹奏楽が演奏されました。都のコンクールで表彰されているだけあって、素晴らしい演奏でした。しかし・・・・会場のパルテノン多摩の大ホールは半分以上、90%くらい空席。市長、市議会議長をはじめとする来賓の面々が彼らの演奏に最大限の拍手を送っていたのですが、何とも言えない気分で私は舞台を見つめてしまいました。もちろん、会場の外(パルテノン多摩の正面玄関などは)はいつになくにぎにぎしく、晴れ姿の新成人たちであふれかえっていました。

 例年もそうだったのかもしれませんが、今回の成人式で私が特に目についたのは、民間警備会社のガードマンの方達。会場の辻辻に起立して‘見張り番をしていました。今までは気がつかなかっただけかもしれませんが、やたらと目について仕方がありませんでした。
 警備員を配置をしてまで執り行う成人式って・・・・と考えさせられました。

 それとともに、式典が開始をし、市長や市議会議長の式辞が述べられましたが、発言の前と終了後の拍手はとりあえずするものの、発言中のざわざわぶり・・・(これも私が出席した成人式では当然と言える模様ですが)は目に余るとさえ感じます。
 しかしながら、それにも笑顔を絶やさず、苦言を一言も発しない市長。その寛大ぶりというか、私はそのような寛大ぶりは不必要だと感じてしまいますが、一言も注意を与えないことにとても不思議さを感じました。議長はどちらかというと笑顔は出さず、淡々と準備をした式辞を読んでいたので却って、同情してしまいました。

 晴れ姿を楽しみし、成人式を心待ちにしている・・・そんな未成年たちがたくさんいます。そのことを考えると「成人式廃止」と簡単に言うことはできないと感じつつ、成人式を開催するためにも税金が開催されていることは頭に止めておきたいと思います。市民が、このような成人式の場を目の当たりにするとどんな風に感じるのだろう・・・・。

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2006年01月07日

既成事実

 私が気が向いたら、見るのは国のパブリックコメントと意見募集のページです。
 結果も公表されているのですが、ごくごく普通に生活している人にとっては何が何だかわからないものばかりで意見のしようがないものばかり・・・もちろん私もその一人です。
 しかし、公表されている結果を見ると、一件しか意見が寄せられていない案件もあり。それでもパブリッコクコメントをしたことになるのが現実・・・・これは多摩市と同じです。一応手順は踏みましたと言う既成事実をつくるだけにしかなっていないのが悲しすぎます。
 国の案件とは異なって、多摩市の場合にはもう少し市民に身近な話題が多いことを考えると、市民に意見をもらいやすいような工夫を施す努力はできるだろうなと思っています。

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2006年01月04日

仕事はじめ

 今日から「仕事始め」にしました。議員の仕事はいつが仕事始めでいつが終わりなのかは自分次第。でも、今日から保育園が始まるのでそれに合わせました。
 年末年始と本を一冊は読みたいと思いましたが、本どころか新聞も読めずに過ごしました。すっかりと子どもに時間を奪われたわけですが、それはそれで有意義だったと思いながら、保育園に子どもを預けた瞬間にほっとしました。
 
 返信せずにたまってしまったメールに返信をしたり、大学院の卒業がかかっているリサーチペーパーの手直しをしたり、今月号の「ほうれんそう」のニュースの内容を考えたりしているうちに、瞬く間に時間が過ぎて、あっという間にお迎えの時間。
 
 ところで、永山駅前北口のパチンコ屋さん。年末に開店し、年始早々も忙しそうでした。店頭では、この寒い中を店員さんがティッシュ配りをしていました。今日は増築された一階の横も通行してみましたが、「にぎやか」でした。「音漏れ」は当り前なのかもしれませんが、やはり慣れるまでには時間がかかりそうです。
 「変化する」ということは決して悪いことではないのですが、「変化して欲しくない」と言うこともたくさんあるのだと感じます。北口側の変貌ぶりを見るにつけ、永山駅前の雑木林を守りたいという思いがますます募るのでした。

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2006年01月03日

今年の抱負

 2006年。4年間の任期もあっという間に3年が過ぎようとしています。私の任期もあと1年あまり。補欠選挙の時から考えると、ほぼ一期4年間をつとめあげることになります。これまでのことを少し振りかえってみると・・・・当たり前のことだと言われるかもしれませんが、政治の世界にはいつも「清濁合せ飲む」辛さがあります。自分が正しいと思っていることも、正しいと判断されないことが山ほどあり、その中で自分自身の考え方を貫き通すのがいいのか、少しは自分の考えに変更を余儀なくされても、一歩前進を取るのかどうか(もちろんそれが前進かどうかも人によって評価が異なると思いますが)・・・4年間で多くのことを経験した気がしています。

 そして、「議員は市民にどう役立つべきなのか。」ということも私は4年間ずっと考え続けてきました。4年間も議場の場にいると、挙手するしないという行動にも慣れてしまいつつありますが、自分の判断が市民の未来を決めることって本当はとても恐いことではないのか。冷静に考えれば考えるほど、実は「恐さ」を感じます。例えば、特に、私は予算(補正予算も含めて)の議決には毎回、緊張します。自分が見たこともないような大金の使い道を決めるわけなので、「本当にこれでいいのかどうか。」、最後には覚悟をして態度を示すことになります。反対することも大変かもしれませんが、賛成することの大変さを身にしみて感じている次第です。賛成した責任、もちろん反対した責任をどう議員は果たしてきたのだろうか・・・・私はまだその答えを明確に掴んでいるわけではありません。さりとて、多くの諸先輩の歩みをたどってみても正直言って、その責任の果たし方が明確にされている事例はないといっていいでしょう。最終的な責任はやっぱり議員を選ぶ「市民」に帰着していくのでしょうか。

 ただ、ただ、私が心から実感することは、目の前の利益にばかりとらわれていると大変なことになると言うことです。残りの1年あまり、議員活動5年目に入ります。悔いのないように過ごしたいものです。「未来を決定することの恐さ」・・・常にその緊張感を忘れずに活動していきたいと思います。これがささやかなる新年の抱負です。

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2005年12月29日

駅前変る。

 永山駅前のパチンコ屋さんが晴れてオープン。年末年始は稼ぎ時何だろうな・・・と思っていたのですが、なかなか開店しなかったので、先延ばしなのかな?と毎日、店の横を通過するたびに考えていた矢先です。聖蹟桜ヶ丘に新規開店のパチンコ屋さんも本日オープンしたようです。
 駅前からの諏訪1丁目に向かう通路のところですが、中が見えないようにつるされていた黒いカーテンが開いていて、中が丸見え。電飾が煌煌としていて、音も聞こえてきて・・・小田急多摩センター改札前と全く同じような様相です。
 きっとしばらくしたら、馴染んでしまうし、通行する人も慣れてしまうのだと思いますが、雰囲気としては決して好ましいとは言えません。永山駅前に降り立ったとき、あの駅前すぐの静けさが結構気に入っていたものです。それがもうすでに過去のこと。改札から出てすぐに見上げる空の広さもなくなっています。
 「駅前変る。」・・・これも市民が望んでいることなんだろうか。すっかりと様変わりした駅前に考えさせられています。

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2005年12月28日

仕事納め

 今日で私は「仕事納め」。保育園も年末年始の休暇になります。子どもにあわせてお休みしようと思います。

 さて、北海道ニセコ町。全国で初めて「自治基本条例」が制定された町です。当時はまだ「自治基本条例」という名称を用いることへの抵抗も強く、名称こそ「まちづくり基本条例」となっていますが、誰もが認める「自治基本条例」の先駆け。あとから自治条例を手がけた自治体の参考事例としては必須です。
 ニセコ町の条例で多摩市の「自治基本条例」と違う点のひとつに「条例の見直し条項」があります。

第45条 町は、この条例の施行後4年を超えない期間ごとに、この条例がニセコ町にふさわしいものであり続けているかどうか等を検討するものとする。
自治基本条例は‘育てる条例’という言われ方をするのですが、まさにそれに相応しい条文だと感じます。時代環境の変化に対応して、自治基本条例の内容を質的に向上させていく、磨いていくことを宣言しているこの条文は‘すてき’だと思います。
 そして、4年が経過し、先般見直しが行なわれました。実は、ニセコ町の条例には「議会」に関する規定がありませんでした。自治基本条例には、市民、議会、行政と三者の規定が必要だと考えられますが、ニセコ町が条例を制定した時点では「議会規定」を盛り込むことが色々な意味で難しかったようです。しかしながら、今回の改定により晴れて「議会規定」が盛り込まれ、ますます条例がパワーアップしたわけです。
 当然ながら「議会規定」については、町議会自らが検討をし、起草していったようですが、最終的な「素案」に対する町民からの意見募集を行っていて、その手順には学ぶところが多いと思いました。まさに「まちづくり基本条例」に沿った条例改正の手続きです。
 あわせて、驚いたのは「議員定数削減」の条例案についてもきちんと意見募集を行なっているのです。実際に、意見募集を行なった結果がどうであったか・・・それについては、別途調査が必要ですが、さすが「ニセコ町議会」だと思いました。現在、多摩市議会でも議会への市民参加をどうするのかが話題になっているのですが、これは示唆に富む事例として、大いに参考にできそう・・・参考にすべき事例でしょう。

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2005年12月27日

お役所どうし

 「永山駅前雑木林を守る会」、今年最後のミーティングでした。
 先日、市議会において請願が採択されたことを受けて、会として市民に何らかの手法で報告をすること、特に署名などに協力してくれた団体に対してはお礼もかねて今後引き続きの協力依頼も必要、そして、都市再生機構に対しても直接 ‘ご挨拶と要望’をしに行く必要があるのではないかという諸々が話し合われました。

 実は、私たちが最も懸念している事項・・・それは市の担当者に対する不安です。というのも、この雑木林問題に関しては都市づくり部から環境部に担当部署が変更になっているのですが、先般開催された市議会の建設環境常任委員会において、質問に答弁していたのは都市づくり部長。担当の環境部長よりも都市づくり部の方がよくわかっているらしい・・・ことは傍聴者には一目瞭然でした。もちろん環境部長も「しっかりと交渉したい。」との姿勢を明らかにはしていましたが。

 それもそのはず。都市再生機構との窓口はどちらかと言うと都市づくり部で、都市づくり部の方が過去の経緯を含めて把握をしているのが実情です。以前から、都市機構が駅前開発をしたいという意向を持ちかけていたのも都市づくり部でした。(この時の都市機構の申し出は、市が受け入れられるものではなかったらしいです。)
 ところが、雑木林の開発問題を受け、守る会が10月20日にはじめて市長との面談を行なった際、市長が突然「買い取る方針」を明らかにしたのですが、それ以降、担当部署が変更した模様です。「みどり」の担当窓口である公園緑地課、環境部が担当することになりました。
 確かに「みどり」の担当は環境部かもしれませんが、突然に「担当」に命じられた環境部に対し、私は同情してしまいます。
 建設環境常任委員会を傍聴していた「守る会」のメンバーも、十分にその経緯を知っているので、今後の都市機構との交渉を懸念しています。市長と都市機構との話合いがどのように進められているのか、情報公開されていませんし、実態が見えてこないのですが、環境部長だけでなく都市づくり部長も同席しているのかどうか・・・等など気がかりなところです。

 それからもう一つ。現在、「守る会」では、請願を採択した議会、行政と市民という「三者」協議の場も設定できないか考えています。‘多摩市’として交渉をするのであれば、議会も行政も市民がまとまる必要があるからです。少しでも都市機構との交渉を有利にしたいとの動きを模索している最中です。

 ・・・・・でも、都市再生機構は・・・・「守る会」のメンバーが担当者と電話で話したところ、あとはまかせて欲しいし、交渉に水を差すようなことはしないで欲しいとの姿勢のようです。「守る会」が直接に都市機構に出向くことについても「その必要は全くない。」「せっかく都市機構が前向きに検討しようとしているのに。」と述べたそうです。

 市の環境部の担当者も交渉の詳細については「差し障りがあるかもしれないから明らかにできない。」と説明するに留まっています。

 いずれにしても「お役所どうし」の交渉に市民は口を出すな・・・ということでしょうか?特に、都市機構の姿勢はとても頑なで、むしろ「余計なことはしないでほしい・・・」というニュアンスがにじみでた話ぶりだったようです。
 市長の交渉、言ってみれば、市長が市民のかわりに行っているわけです。都市機構と環境部との交渉だけならば、ただの「お役所どうし」の関係になってしまうのかもしれませんが、市長と都市機構との交渉を「お役所どうし」で済ますことはなりません。そのことを市長にはしっかりと認識してもらいたいと考えてます。例えば、市長には都市機構との交渉場面を市民にも公開するくらいの強さがあってもいいと思います。

 なぜなら、もし交渉が決裂した場合にも、その理由について一部始終を市民は知ることが出来るからです。都市機構がただの「不動産屋さん」になってしまった今、都市機構を「公的機関」としてみなすことが失敗の始まりなのです。(現在の都市機構の行なっている土地処分状況から私が感じていることです。)だからこそ、市民を都市機構との交渉の場に交えることは(実際に、交渉するのは市長でいいので、せめて立ち合せてもらいたい)有意だと思っています。
 市長には「お役所」としての交渉ではなく、政治家としての交渉をして欲しい、これが守る会の思いであり、私の市長に対する一番の願いです。

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2005年12月26日

親睦深まる?

 毎月2,000円ずつ積立をしている議員互助会費。批判も多いですが、この積立金により開催される議員互助会の忘年会があったので参加しました。これは毎年の恒例行事で、「政治的イデオロギー」を超えて開催される親睦会です(と議長が挨拶で述べていました)。

 私が初めて参加をした2002年の暮れの場合、互助会で主催するという意味で、どちらかと言うと強制参加っぽい会でした。が、2003年の改選以後は「参加不参加自由」になりました。それは忘年会の開催に対する異議があり、開催する必要はないという意見があったからです。強制参加には疑問を感じていたので、自由参加になったことには賛成です。なおかつ「やりたい人がどうし、参加費を徴収して行なえばよい。」という意見もありますが、それに対しても確かにそうだと思います。
 しかし、一年間の労をねぎらうという意味で、その場には議会事務局の職員も参加することを考えると、互助会主催という点を全く否定する必要もないだろうと感じます。ただし、互助会の積立金による開催となれば、参加する人としない人で不平等感を覚えるとの意見もあり、参加しなかった人にはその分を返金するべきだとの主張が存在しています。でも、「全員参加を前提に開催」される議員忘年会であることを考えると返金することはないという意見の方が強いです。

 私の議員忘年会への疑問。それは、議員になって初めて参加した議員忘年会(2002年の暮れですね)の時、なぜかそこの場に市長、助役、収入役、教育長という四役も参加をしていたことです。議会で行なっている会なのに、なぜこの4人が招かれているのか理解に苦しむと言うのが感想でした。四役の参加にはどうしても違和感がありました。そこで開催するのであれば「四役抜き」というのが、その後、私たち会派の主張となりました。

 というわけで、今年を迎えました。予め代表者会議の場で忘年会を開催するのかどうかを決定しましたが、その際にはもちろん全く開催する必要はないという意見もありました。でも、結果的には「四役は呼ばない。」ことになり今日に至ったというわけです。「開催不要」と考える議員はもちろん不参加・・・・ということで、結局は一つの会派を除いては全員が参加しました(病欠の人はいましたが)。

 私は・・・といえば、どちらかと言うと黙々と食事をいただきつつ、両親世代(もしくはそれ以上)の方々の経験談を聴かせてもらうという貴重な場?になりました。こういう場に来ると、つくづく思うのは、同世代の仲間が欲しいなと言うこと。あまりにも周囲との年齢差がありすぎて「親睦」とか「親交」を深めることは難しすぎます・・・・。

 

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2005年12月25日

「第九」を歌う

 多摩市民「第九」演奏会を聞きに行きました。会場のパルテノン多摩大ホールは満員でした。パンフレットで改めて知ったのですが、パルテノン多摩の柿落とし行事の一つとして開催された演奏がきっかけになって、多摩市民「第九」をうたう会が生まれたそうです。
 パルテノン多摩をもう少し市民文化の発信基地にしたいと考えているのですが、毎年行なわれる「第九」の演奏会は、そのひとつに位置付けられると感じます。まだ今年が終わっていないのに来年の話をするのも・・・と思いますが、既に来年度20回記念の演奏会の告知もされていました。来年は20回記念なので‘特別’演奏会としての開催を計画しているようです。ホームページによると、毎週日曜日が練習日になっていてかなりハードそうですが、パルテノン多摩大ホールでの演奏会に向かって練習するのはやりがいがありそうです。合唱(発声すること)はとても健康にもいいそうです。時間があったら私もやってみたい活動のひとつです。

 ちなみに、公務の時とは違って、表情の柔らかな市長にも出会いました。毎年、この演奏会を聞くと「年末!」という気分になります。それだけ定着して、恒例になっている行事です。パルテノン多摩が指定管理者になってもしっかりとバックアップしてもらいたいですね。

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2005年12月12日

都市計画税

 今日は総務常任委員会があり、「都市計画税の一部を改正する条例の制定について」が議題になっていました。都市計画税は自治体にとっては無視できない税源の一つと考えられますが、目的税なので、多摩市の場合には都市計画税の使い道をどうするのか、結構悩ましいとも言われています。
 今回の条例改正と言うのは、現行の税率0.23%を来年度からの3年間も引き続き据置くための提案です。委員会では全員一致で「可決すべき」となりました。委員会における説明では東京都の市部の中で最も低率のところで0.22%、高率のところでは0.28%なんだそうです。0.22%のところは1市しかないので、多摩市は2番目に都市計画税率が低い自治体なのです。こういう事実はあんまり知られてませんし、私も委員会の傍聴をし、初めて知りました。 

 ところで、「ごみの有料化」問題について。補正予算の審議を踏まえて「反対」することを決めましたが、実は「ごみの有料化」を含む「「多摩市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について」という議案には①その他プラスチックの収集②有料化③不法投棄(氏名公表)④事業系の手数料改定という4つの事項が含まれています。「有料化」に反対をしてしまうと、その他の部分はどうなるのか?という意見をいただきました。

 そこで、今回の提案に至るまでの経緯をもう一度、たどってみるために「多摩市廃棄物減量等推進審議会」の答申「今後のごみ行政について」を読んでみたり、武蔵野市のホームページ等を改めて見たりと情報収集しています。ところで、武蔵野市では「ごみの有料化」をはじめる2ヶ月前に、「分別方法」の変更を行ない、その後に「有料化」がはじまっています。現在、多摩市では「有料化」と新たな「分別」が来年の7月から一緒に開始することにスタートする方向で話が進んでいますが、武蔵野市の場合の「2ヶ月」ということに何か意味があったのだろうか?と感じました。それにしても、武蔵野市の「ごみ対策分別ホームページ」にはごみ行政への気合いを感じさせられます。多摩市も以前に比べると、ホームページにごみ関連情報が多く掲載されるようになりましたが、武蔵野市のホームページはお手本になりそうです。
 先に書いた廃棄物減量等推進審議会の答申ですが、最終的には「有料化を推進すべき」という方向で議論がまとまっています。しかしながら、この答申の中には、その結論に至る過程で出された意見が掲載されています。そこには有料化に反対の意見もありますし、また、有料化の実施に際して配慮すべき事項としてもたくさんの項目があがっています。これらについての行政の取組み状況や見解をもう一度確認する必要があると感じたところです。

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2005年11月29日

見に行きたくなるかも。

 所用で京王線に乗ったところ、車内広告で京王線沿線のイルミネーション案内が掲載してありました。「京王永山」「京王多摩センター」のイルミネーションの写真が並列され、ちょうど車内ドアの上のスペースに掲示されてました。とても写真映りがよく、これを見たら、「行ってみようかな・・・」って気になるかもしれないと思いました。
 ・・・でも、永山駅前のイルミネーションって・・・?これはベルブ永山のところにある広場の写真だと思います。確かにイルミネーションはイルミネーションですが、他の地域からわざわざ足を運んでまで見に来るだけの価値があるのかどうかって考えてしまいました。

 行きも帰りも同じ宣伝を目にしながら、「やっぱりちょっと映りが良すぎるな・・・」と恥ずかしくなったわけですが、宣伝の仕方って重要だよなあとつくづく感じたのでした。

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2005年11月24日

「会議の役割」

 今日は土地開発公社の評議会がありました。今回は保有している一ノ宮の土地を多摩市に売却をすることについてが議題でした。土地開発公社の土地を早く整理しなければならず、今回の物件を除けば、あと残りは2ヵ所。それについては来年度に多摩市に所有権を移す予定です。それにしても今回の場合、処分価格は利息を含めて約12億円。当時、購入した時の土地の価格は約10億円。すごい利子!塩漬けしている間に市民の負債が雪だるま状態でふくれあがっているのです。それでも、多摩市は近隣自治体よりもまだ‘マシ’と言われてしまうのが実情です。
 それにしても、毎回、あっという間に終わる評議会は、今日も10分あまりで閉会。そのくらい土地開発公社の役割がなくなっているわけです。そのことを実感しました。


 ところで、22日の活動報告で「多摩市安心安全まちづくり協議会」のことを書きました。その中で、私は予算の時にこれについて報酬などが計上されていた気がしていたのですが、実はご指摘をいただいて、確認したところ当協議会のメンバーに対する報酬などは計上されておらず・・・・つまり、メンバーの皆さんがボランティアで行政の呼びかけに応じていたことがわかりました。忙しい中、時間を工面して集まってくださっている方々。それなら、尚のこと、行政の責任は重いはずです。同じように市民などを集めて開催している会議であっても報酬が出ている場合もあります。それとこれとはどう違うの?・・・ということも整理をする必要があるでしょう。「要綱で設置しているから」と言うのも理由にはなりません。他に要綱で設置されている会議もありますが、それには報酬が出ているものもあるからです。
 「一体、この協議会に何を求めているのか。」、行政は再度、そのことを確認し、協議会メンバーに明らかにする必要がありそうです。最も、担当所管のくらしと文化部だけで考えるのではなく、市全体としてこの協議会の位置づけをどうしていくのか明確にすべきです。
 比較すべき問題ではないかもしれませんが、「会議の役割」を比べれば・・・・そろそろお役目終了の土地開発公社の評議会とはちがって、「防犯のネットワークづくり」というのは今、喫緊の課題の一つだと思われます。

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2005年11月20日

ごみの有料化地域説明会

 私が住んでいる団地の管理組合で「ごみの減量、有料化」についての地域説明会がありました。出席したのは約20名ほどでした。この人数は全世帯のほんの一部ですが、それでも私は参加者の多さにちょっとびっくり。
 賃貸住宅の管理組合は人の集まりがとても悪く、活動は苦戦中。ちなみに同じく午前中に行なわれた管理組合での地域清掃ですが、こちらへの参加者は10名にも満たなかった模様です・・・。

 さて、ごみの有料化については概ね致し方ないな・・・という感じで、住民の方は受け入れている様子でした。それでも、ごみの減量化について他には努力が出来なかったのか・・・という思いはあるみたいです。
 それにしても、とってもかさばるプラスチック類。大量にリサイクルされる予定プラスチックは、いったんはエコプラザに運びこまれる計画です。でも、エコプラザってそんなに広いスペースではないのです。私自身は、「ゴミ」として集めるか「リサイクル」として集めるかの違いだけで、プラスチックが大幅に減っていくとは考えにくいのです(もちろん減らすように努力すべきだって思いますが)。そこで、ひとつ心配なのは、狭いエコプラザで収集したプラスチックを保管しきれるのかどうか・・・。いざ、プラスチックのリサイクルが始まって「さあ、困った・・。」なんてことにならなければいいけど。
 

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2005年11月15日

開かれた議会ランキング

 今日は子どもの通っている保育園で「保育参観」がありました。子どもに気がつかれないようにして、そっとクラスの様子を見るわけですが、他の子どもたちの成長ぶりなども見ることが出来て、とてもいい時間でした。午前中の約2時間ほどの参観を終えてから、子どもと一緒に帰宅をしました。それにしても風邪が流行っているので、「鼻たれ」ちゃんがたくさんいました。
 こういう日は帰宅後は育児業に専念せざるを得ないわけですが、インターネットがあるので、子どもが寝てからは仕事がちょっとはできるかな~・・・という感じです。パソコンにずっと向かっているのは好きではありませんが、でも、これ無くしてはもう仕事が出来ません。
 というわけで、明日、滋賀県の湖南市まで視察に行くので、その準備のために情報を整理したり、ごそごそとしてましたが、夜になって子どもの熱がなんと40度まで上がってしまったので、明日の朝に熱が下がってくれることを祈りつつ・・・・伝え聞いた「開かれた議会を目ざす会」のホームページを見てみました。多摩市議会は第三位にランクインしています。


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●議会活性化:トップは東京・小金井市議会に
 --関東181市区アンケ

 地方議員らでつくる「開かれた議会をめざす会」は4日、関東1都6県の192市・区議会を対象に実施
した「議会活性化等に関するアンケート調査」の結果を公表した。情報公開度や一般質問の時間制限の有無など約40項目について回答を点数化し、「最も活性化している議会」は東京都小金井市議会だった。

 調査は181市・区から回答を得た。「活発な議論が可能か」「情報公開が進んでいるか」などの点を重
視して配点した。その結果、2位は栃木市▽3位、東京都多摩市▽4位、神奈川県逗子市▽5位、千葉県白井市と続いた。一方、最下位は千葉県八日市場市と茨城県常陸大宮市だった。

 事務局長の日野克彰・豊島区議は「会議や議事録の公開状況と住民の参加状況の違いが点の差につながった」と話した。【猪飼順】

(毎日新聞 2005年11月5日 東京朝刊)
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これについての感想。
「それほど喜んでもいられないはず。」開かれた議会ってどんな議会なのかなってことが問題になりそうです。情報公開をしているだけで開かれているとは言えないはずなので・・・・。

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2005年11月14日

PRされていない催し

 夜、パルテノン多摩で会議があったのですが、今日は大ホールでも何やら公演があったようです。大ホールのガラス扉越しには民族衣装を着ている外国人の姿が大勢見えたので、一体何があったのかとしばらくみていました。するとポツリポツリと観客が会場内からでてきました。
 
 私がぐずぐずと入口付近を見ていたためか、「もったいないよね。」と話しかけてきた高齢の男性の方がいました。彼は私も大ホール会場の観客のひとりだと勘違いしたようで、「すばらしかったのに、残念だよね。100人くらいしかいなかったよ。大ホールはガラガラだった・・・・というのです。」
 そこで、私も「すみません。私は別の用事だったんですよ。今日は何があったのですか?」と尋ねると「シルクロードの踊りだよ。」と言うのです。彼によるとエイズのキャンペーンで行われたということ、それから無料ということがわかったのですが、先ほどパルテノン多摩HPの全催し案内で今日の公演のことを探してみました。ところがどこにも載っていないのでした。
 それにしても何のための公演なのか疑問だった(パルテノン多摩の掲示板に貼ってあったポスターに「オープニング公演」と書いてありましたが、その理由がわからなかったのです。一体何のオープニングになっているのかな?と疑問でした。)ので、彼がポツリと漏らしていたエイズのキャンペーンというものをキーワードにして、再びインターネットで調べてみました。その結果、おそらく、今日の公演は「大シルクロード音楽舞踊祭」だったと思われます。今日からこの舞踊祭が始まるので、今夜の公演がオープニングになり、無料だったのかとわかったのでした。

 さて、この公演を無料でみることができるなんて・・・その点ではもっとPRをすれば、もう少しマシに会場がほどよく混んだかもしれません。私もこのような公演があるなんて知りませんでした。全く馴染みがないシルクロードの舞踊ですが、‘無料’であるなら、ちょっとは見てみたかったな・・・と思いました。出演者の方々も、できれば会場にたくさんの観客がいるほうが演技にも熱が入ると思いますし・・・・。「ガラガラだった」なんて本当にもったいないです。PRの仕方次第で人は集まった気がしました。
 

 ところで、昨日まで「身のまわり環境地図展」というのが市民ギャラリーで行われていました。これは小中学生がそれぞれの視点で調査をし、作成した地図の展覧会です。多摩市内の高齢化、ワンワンパトロール、コンビニ、公衆トイレ、リサイクルボックス、文化財、街路樹、クリームパン(市内のパン屋さんのクリームパン調査。これはとっても面白い!できれば私は‘あんぱん’も知りたかったけれど)などなど・・・。とても見ごたえのある展示でした。

 
 実はパルテノン多摩のHPには載っていない、つまりはPRされていない催しがあるようです。シルクロードの舞踊にせよ、身のまわり環境地図展にしてもそうです。市民がお金を払わずしても楽しめるような企画をもっと発信してもらいたいものです。パルテノン多摩に親しみを持ってもらうことは「市民のためのパルテノン多摩」にしていくための課題のひとつです。
 特に市民ギャラリーでは、結構色々な展示が行われています。もう少しPRを工夫すればいいのです。市民ギャラリーでの催しなどがHPではあまり詳しくありません。でも、市民がふらっと立ち寄っても、気軽に楽しめる何かがパルテノン多摩にあると伝えるのは大事なことかと思います。
 市民にとって敷居の高すぎるパルテノン多摩というイメージを解消していきたいものです。

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2005年11月10日

のーま

 健康センターの4階にある障害者支援センター「のーま」にフラリと行ってみました。開所してから4年目を迎えていますが、知る人ぞ知る施設で、「のーま」のことを知っている市民はそれほど多くはありません。私は「のーま」が発行しているニュースレターから、その活動内容について情報を得ていますが、簡単に言えば、一人一人の障害者に向き合い、さまざまな制度のコーディネートをしながら、地域での生活をサポートしてくれる場所です。今日は、たまたま個人的に「のーま」の職員の方に聞きたいことがあったので伺ったのですが、ちょうどお昼過ぎた頃で、数人の方がオープンスペースのところで歓談していました。
 「のーま」の施設長さんと話をしましたが、「他と比較すれば多摩市には社会資源が揃っている」ということをおっしゃっていました。ただ、揃っている社会資源を上手くつなぎあわせていくことが必要ですが、その点がまだまだ不十分に感じているそうです。私もそれについては同感です。特に障害者支援で考えてみると、生まれてすぐに関わりのある母子保健分野から障害福祉分野や子育て支援分野、そして学齢期になれば教育分野、そして就労支援については労働分野なども関わってくるので、ライフステージごとの支援のシステムがあることが大切なポイントになってきます。しかしながら、まだまだ多摩市の場合には縦割り行政の弊害が強く、各分野それぞれの担当者間ではそれなりのつながりがあるのかもしれませんが、しっかりとしたシステムが確立されているとは言えません。それを機能するシステムにすることが重要なことで、担当者が変っても継続されていくようにしなければなりません。そしてまた、この分野ではとかく「人」の問題が重要で、専門性はもちろんのこと、一人一人の障害者にていねいに根気よく向き合える人が従事しているのかどうかが何よりも重要なことです。財政難といいながらも人材確保のために、どのくらい財政的手当をしていけるのかが課題です。

 「のーま」はNPO法人多摩市障害者福祉協会が受託運営しています。その点では行政の担当窓口に行くよりは、気軽に立ち寄れる雰囲気があると感じますし、職員の方々も行政マンよりは近づきやすい?感じがします。まずは「のーま」の存在をもう少し、アピールしたいなと思いました。「のーま」では障害者の方々と地域の人たちの交流も積極的に図り、相互理解を深めるような取り組みもしてます。地域の人たちも立ち寄れる場所になっていくことが必要でしょう。
 その点で考えると、健康センターの入り口のところに「のーま」の看板がないので、まずはここから改善できると思った次第です。

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2005年11月06日

イルミネーションはじまる

 多摩センターではイルミネーションが始まりました。昨日の点灯式には残念ながら参加できなかったのですが、たくさんの人出でにぎわっていたそうです。
 巨大なハローキティがあるとのことです。華やかに飾られているらしいです。

 でも、ハロウィンが終わったら、一斉にお店にクリスマス商品が並んでびっくり。オレンジ色から赤と緑色という感じです。さすがに「ジングルベル」はまだですが、12月になると店中に「ジングルベル」が鳴り響いて、結構、せわしい雰囲気になるのがクリスマスです。クリスマスプレゼントを買いたい気分、買わなくちゃいけない気分になる曲だと思います。
 それにしても、気がついたら、年賀状も発売しているし・・・・「あぁ!今年ももう終わりに近づいているのか・・・。」・・・小さくため息をついてみました。

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2005年10月31日

昔の「夢」?

 今日は朝遊説からの諸々の一日の予定をすべてキャンセル。なぜって、子どもが体調を崩し、保育園を欠席したからです。
 そこで、子どもと遊びがてら、私が昔読んでいた絵本を押し入れから引っ張り出してきたのですが、懐かしいガムテープだらけの「ちびくろさんぼ」が出てきました。最近、「ちびくろさんぼ」が復刊していますが、これは一冊1,000円もします。そして、「ちびくろさんぼ2」も出版されています。でも、もともとは岩波の子どもの本で「ちびくろさんぼ」という一冊の絵本に二つのお話が入っていました。それが、今は二冊に分かれてしまっているのです。ちなみに、私の「ちびくろさんぼ」の本には当時の価格、定価430円と記されていました。今は2冊買うと2,000円。私は復刊されたことにもとてもうれしく、もちろん2冊とも購入してしまいました。でも、絵本はもともと安いものではありませんが、これにはちょっとびっくりしました。
 絵本は高いので図書館を利用するという手段もありますが、絵本は一冊一冊に子どもの頃の思い出が染みこんでいき、一冊一冊が自分の宝物に変わっていく感があります。もちろん個人的な考えです。そして、私の読んできた絵本はダンボール数箱の中で眠っているのですが、これらは自分の歴史みたいにも感じます。だから私自身は、こどもの本に関しては、返却期限がある図書館では満足できない場合が多いように思っています。絵本ではありませんが、小学生の時に図書館から借りてきたリンドグレーン作の「やかまし村のこどもたち」シリーズは返したくなくて返したくなくて仕方なかった覚えがあります。
 多摩市でもブックスタート事業として、乳児の3ヶ月健診の際に、本を二冊配布していますが、その後、どのように各家庭で絵本がくらしの中、子どもたちの生活の一部になっていくのだろうと思います。なかなか後追いをして、その事業の効果を検証するまでには至っていませんし、事業の効果を検証することそのものが難しいわけですが、いずれにしても絵本が子どもの育ちを豊かにしていくことは確かなのです。
そうであるならば、絵本がもう少し手軽な価格で購入できるような環境整備をしてもいいのにと思います。
 
 さて、大学生の頃、宮崎県の木城町の「えほんの郷」に行き、話を聞く機会があったのですが、当時、その場所にいたく感銘をうけ、私もどこかに「えほんの郷」を開けないかと考えました。今日は久々にそのことを思い出しました。真剣に考えた割には、まずは「どこに開くのか」という点では土地が必要なわけで、「じゃ、無理だ。」・・・あっさりと結論を出したっけ・・・。これはちょっとした昔の「夢」だったのでした。

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2005年10月27日

やっぱり

 昨日の活動報告で多摩センターのことを書いたわけですが、日経新聞の「東京の街イメージ」調査でも「変化に乏しく衰退している街」の第一位にランクインしていたようです。でも、その記事では調査結果の「印象とは異なって子連れを見かけることが多い」とコメントが付されて駅周辺の写真が掲載されてもいました。とは言っても、駅を中心とする69か所の街を例示して行われた調査で一位になっていたとは・・・ある意味で「スゴイ」。その記事に対して「やっぱりか・・・・」と肩をガックリ落とすことはしても、「そうじゃないって。」と言えないことが悲しい。

 さて、今年のイルミネーションについて、ホームページでは「今年度の「多摩センターイルミネーション2005」では過去最大数の35万個(2002年15万個、2003年20万個、2004年30万個)のイルミネーションで新たなストリートファンタジーを演出いたします。また、高さ4.5メートルのキティちゃんイルミや会場入口で皆様をお迎えする2基のペガサスをはじめとするNEWバージョンのイルミネーションオブジェも加わり、昨年を遥かに上回る壮麗さとファンタジックな光の回廊を演出してまいります。」とPRされているので、ぜひとも昨年を遥かに上回る来場者を期待したいものです。
 見たくなるイルミネーション、行きたくなる多摩センターになればいいなと思います。

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2005年10月22日

ひとこと

 最近、とても気になるのは駅前の有料駐輪場。今日も午前中、そして夕方に通ったけれど、数えられるほどしか自転車は停車しておらず・・・。立派な駐輪場だけに、閑散としているのがとても寂しい。
 
 今日は「ごみ減量特集号」のACTA(これは多摩市の発行の啓発情報紙です)が新聞折り込みに入っていました。多摩地域30市町村の燃やせる・燃やせないゴミ一日の量が少ないランキングで多摩市は17位でした。このランキングは家庭系ゴミだけのものなのでしょうか?家庭系ゴミと事業系ゴミ両方合計したものなのでしょうか。家庭系ゴミだけで算出したグラフもあわせて公表してもらいたいですね。
 私がごみ問題では頼りにしている「ごみ・かん」のページより⇒。「ごみっと・SUN

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2005年06月15日

近頃の悩みが少しだけ解消

 先月中旬に中央大学のある授業で「議会傍聴のススメ」というテーマでゲストスピーカーをやったので、先週行った私の一般質問の時に数名の大学生が傍聴に足を運んでくれました。
 私は都内の議会のなかでも特に多摩市議会は一見の価値ある場所だと考えています。なぜなら、一般的に議会と言って思い浮かべるのは階段式の議場だと思いますが、多摩市議会の議場は違います。議長席は少し高いところに位置しているのですが、あとは全部フラットです。傍聴席も全て含めて一つの大きな会議室の中にあるというイメージです。傍聴席から最後尾の議席までも‘すぐ、そこ’の距離です。と言うわけで私は地方議会めぐりをするならば、「ぜひ、多摩市議会を!」とオススメしているのです。

 それもあってか私の一般質問の時に学生たちが来てくれたのですが、その際に感想をお願いしていました。今日、手元に届けられた感想を読みながら改めて思ったことがあります。「傍聴する側としても若い人がいるのといないのとではかなり印象が違う。」という感想に、「同世代」の議員がいることは、学生たちがより議会を身近に感じられる要素になっていると感じたのです。

 時に議員の存在価値や議員としての自分自身の存在価値を考えさせられることがあります。今のように選挙活動に傾倒しがちな日常が続くと、特にぶち当たる壁とも言えます。そんな時に学生からもらった感想でまた少し元気を取り戻せた気分です。

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2005年05月08日

少しだけ多摩市の歴史を知る

 パルテノン多摩で開催されていた特別展「武蔵国一之宮」を見に行きました。多摩市一ノ宮小野神社の変遷について残存する資料を紐解きつつ展示するというものでした。「ぜひ、見にいって。」とすすめられたので最終日の今日、足を運んだのでした。
 ニュータウンのイメージが色濃く、「新しい」で語られることの多い多摩市ですが、小野神社にまつわる歴史のようにたどってみると興味深い話があると聞いています。今はなかなか時間がないものの、いつか多摩市の昔々のことも知ってみたいなあというのが私の「時間があったらやりたいこと」の一つです。

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2005年05月03日

「こどもまつり」

 選挙のためには人の多いところに足を運び顔を売ることが必要…「こどもまつり」に出向き、今夏選挙に向けた候補者の顔見せをしました。何をするかと言うと、市民が出店している屋台などに準じ挨拶をするだけの話です。

 毎年開催され、結構市外からの来客も多いとされていたガーデンシティですが、このイベントも行財政再構築の中で見直しを迫られました。イベントに対する補助金は大幅カットされるとともに、‘民間’主体での実施へとシフトしています。そこで今年から「こどもまつり」となり、少し趣向を変更して開催したわけです、ガーデンシティと大きく異なっているのは多摩中央公園を使わないというところです。ガーデンシティは‘みどり’のお祭りだったので、公園も含めた一体がイベント会場になっていました。フリーマーケットはあり、市民の出店もありましたが、公園での催しがなくなってしまった分、人の流れができにくいように見えました。

 ところでパルテノン大通りの両側にはガーデンシティの時に引き続いてたくさんのテントがあったわけですが、実はここにも大きな変化がありました。というのは市民団体のテントが少なくなっていることです。細々と活動していて、毎年のガーデンシティで活動資金をいくばくか稼いでいた市民団体の出店が今年は減っています。その一番の理由は「テント料」が高いということで、出店料と売上を考えると割に合わず、毎年恒例だった出店を見合せたところがあるようです。今日もテントめぐりをしていると、出店料の負担が重いという話がありました。そこをカバーするかのように、イルミネーションの時にお馴染みのワゴン車での飲食販売がいくつかありました。
 個人的には市民団体が減っていることには少し残念さを覚えますが、‘仕切り直し’でのスタートを来場者はどんな風に感じたのかなと思います。そもそも市民団体の出店かどうかなどを気にしながら、会場を歩く人はほとんど存在しないとは思いますし、むしろ去年と今年での変化を感じた人はどのくらいいるのでしょう(とは言え、このイベントへのリピーターがどれくらいいるのか測りかねますが…。)。いずれにせよ、大事なことは来場者が「次回開催も楽しみ」と思ってくれたかどうかです。

 さて、ほとんどの人が目もくれずに素通りしていくテントがありました。当然といえば当然…「多摩市選挙管理委員会」のブースです。選挙への関心を高めるPRって本当に難しい…このテントでは一体何をしているんだろう?というのが多くの人たちの印象だと思われます。

 それにしても今日は気持ちの良いイベント日和の一日でした。

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2005年04月09日

それにしても桜はきれいだ・・・

 昨日は議会運営委員会があり、今月18日に開催される臨時議会の日程を決めました。議会人事が行なわれます。委員会のメンバー入れ替えなどを含め、注目されるのは誰が議長になるのかということだと思います。議会のなかには「議長になりたくてなりたくて仕方がない」という人がいるそうです。議長になる人は年功序列なのか、わりとベテラン議員が就任するわけですが、私は新しい議会運営を目指すのであれば思いきって若手を登用することも考えたらと思います。しかし、議長をやるためには‘順番’があるようです。それなりの当選回数を重ね、そして長老格の議長経験者の議員から「そろそろいいんじゃないかな。」と認証をいただかなければ議長に立候補すら出来なかったのが今までの常識みたいです。

 ところで、昨日は子どもが保育園で熱を出したとの連絡を受け、慌てて帰宅しましたが、何せ子どもが病気になるという初めての経験だったので少々オロオロしてしまいました。何とか今朝には熱が下がりましたが、体温計で「40℃」台を見たのは初めてで、乳児の熱の高さに驚きました。熱が下がらなかったらどうしようかと心配して夜を過ごしました。「小児医療の充実」は大きな大きな課題ですがそのことを実感させられました。

 乞田川の桜はきれいです。電車の中から見えますが、「桜」の咲く季節は毎年なんだか心がワクワクするような、躍動感がわいてきます。年度の切り替え時期だからかもしれません。このやる気を早々に散らさないようにしなければと思います。

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2005年04月03日

すごい結婚式だった・・・

 今日は一日仕事で大学時代の先輩の結婚式に出席しました。彼はある自治体で私と同じく議員をしているのですが、さすがというか出席者の面々には市長、助役、収入役から市の幹部職がずらり・…媒酌人は元市長ということで見事な顔ぶれ、後援会などの方々が半分以上で総勢250名ほど。もちろん地元の代議士以下議員も多数出席。「御席表」を見た途端、お願いされていた祝辞を辞退したくなるほどでした。
 私、そして同じゼミから出席したメンバーは口々に「こういう結婚式に出席することは二度とない経験だ・…。」との感想。私も同感でした。とても貴重な経験ができました。ちなみに会場は帝国ホテルだったのですが、「地元には式場がないのかな~。」というのがいつも辛口で議論しあうゼミ仲間たちの素朴な疑問でもありました。

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2005年02月20日

パルテノン多摩のアトリエ

 三月定例会の一般質問づくりも大詰めです。生活者ネットワークのメンバーに向けて政策ゼミで取組んできた活動報告をし、質問内容についての更なるアドバイスをもらいました。

 ところで、今日は公共施設の会議室確保が難しく、パルテノン多摩のアトリエを使用しました。はじめてのことです。このアトリエという部屋は4階のちょうどカフェテリア?の隣りに位置していました。窓の外にはカフェテリアと同じく公園の噴水を見ることができ、非常にいいロケーションです。公園のスケッチなどにも出やすい場所にあり、ここを会議室として使用していることに少々気が引ける思いがしました。

 それにしても、パルテノン多摩の4階フロアは廊下が薄暗く、人通りがないとしーんと静まりかえっています。このひっそりさが神殿風なのかもしれませんが、私はこの雰囲気が市民を遠ざける気がしてなりません。
 帰り道、骨董品(オルゴール)の前を通過しました。人が訪れた気配も全くありませんでした。骨董品に配慮した照明にますます曇よりとした部屋の様子でした。
 パルテノン多摩は金食い虫で、市民のお荷物という言われ方をしていますが、それは市民に近づき難い存在だからだと思っています。ここは市民のための文化施設です。

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2005年02月05日

えんやこらと帰宅

 神戸より帰宅しました。今回も新幹線では多目的室にお世話になりました。人目を気にせずに授乳できるのは助かります。動きが活発になってきて聞き分けができない子どもと公共交通を使うと、こんなにも冷や汗が出るのかと思い知りました。

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2005年02月01日

女性専用車両のこと

 子どもの健診のため、神戸に来ました。子どもを連れて公共交通での移動は周囲に迷惑がかからないかと冷や冷やしてしまいます。新幹線の車内では仕事をしている人もいますし、休眠中の人がいるので余計に神経を使います。

 さて、神戸市営地下鉄には常時、女性専用車両があります。京王線も夜間帯に女性専用車両がありますが、この車両は一番後ろの車両です。夜遅くなったとき、この車両の存在はありがたいものです。
 京王線の場合には夜の利用ということで、利用する女性の年齢層の幅が一定限られてきそうですが、神戸市の場合には一日女性専用なので昼間の時間帯にはやはり高齢者がたくさんいます。そのことを配慮してなのか、専用車両はホームのエレベーターやエスカレーターに近いところに止まるようになっているのが特徴です。これは行き届いた配慮になっていると感じます。
 ちなみに、神戸市の専用車両にも京王線と同様に「女性専用車両」のステッカーが貼ってありますが、一応は見える大きさで高齢者や障害者もどうぞというような案内が付記してあります。

 それにしても女性専用車両の光景として特徴的だなと思うことは、他の車両に比べて車内でお化粧をしている人が多いことです。手鏡をのぞいている人の多いこと・・・・これには参るわけですが、デパートなどの女性用のお手洗いの中のようにも感じることもあります。

 女性専用車両などの存在については、例えば女性センターに対する批判の出所と同じように、「なぜ男性専用がないのか?」と皮肉を言う人もいますが、「女性専用車両」を設置しなければならない理由をもっと重視してもらいたいものです。

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2005年01月22日

学年末・・・

 大学院も一年が終わろうとしています。レポートとテストがあり、バタバタしています。勉強ばかりしていても意味がないのではないかと言われることもありますが、行政が取組んでいる行政評価システムなどを理解するためにはある程度の勉強をしておかなければ対応できないなと感じています。

 ところでNHKスペシャルで憲法について特集がされていました。最近テレビを見る時間がほとんどないのですが、これはビデオを撮っておきました。ゆっくり見ようと思っています。

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2005年01月06日

つまづいてスタート?

 新年明けの始動…初っ端よりつまづき、発熱によりダウンしてしまいました。何とか今朝になり熱が下がり、復活?というところですが、スタートダッシュで息切れせぬようにいこうと思っています。
 昨日の朝日新聞の朝刊に日本の企業社会を研究するロナルド・ドーア氏のインタビューが掲載されていました。日本社会について、最近は貧富の差が広がってきたように見えますが…という質問に対する答えの中で、「…米国の『貪欲こそ正義』という倫理観も浸透してきた。欲張りは人間らしくない、と考える人が減っているのは残念だ。」とありました。
 きっとこれは「欲」の持ち方の問題だろうと思うわけですが、「和を以って貴しとなす」を基本にした日本人が美徳としてきたような価値観が変化しているだと思います。私は結構、この聖徳太子の言葉が好きです。「和」については、私たちが今一度考えてみる必要がありそうだからです。地域づくりにとっても「和」はキーワードになると思っています。

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2005年01月01日

新年が明けたごあいさつにかえて

 昨日があり今日がある。毎日これの繰返しですが、12月31日から1月1日に変わる瞬間だけはやはり違った気分になるのは不思議です。新しい年になると、そういうことも少しは仕切り直しできるような、何となく前向きな気分を持ちたくなるように思います。

 数人の方から「初心を忘れずに」というメッセージが届きました。まずは「感謝」の気持ちからスタートする、それを活動の原動力とすることを改めて確認をしました。私に一票を投じてくれた人だけに顔向けせず、いつも「公平」であることこそが大切です。市民参加を推進していく立場ではあるものの、参加している市民だけが得する結果にならないような、声が大きい市民だけが有利にならないような構造を目指して、議員としてなすべきことを一歩一歩進めていきたいと思っています。

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2004年09月23日

イベント実施に思うこと

 女と男がともに生きるフェスティバルがスタートしました。今日と25、26日の土日に様々企画の催しがあります。今日の市民企画講座「‘いのち’を伝える授業~保健行動の選択ができる子どもに」に参加してきました。この話は以前にも聞いたことがありましたが、いわゆる性教育をどのように行っていくのかについてワークショップも取り入れながら、みんなで議論をする楽しい企画でした。東京都の教育委員会は養護学校問題や教職員の処分問題など、「性教育」には非常に敏感です。そのあおりを受けてなのか「性教育」という言い方を「保健行動」に変更しているというのが、今日の講師の話でした。この方は世田谷にあるアーニー出版のスタッフの方ですが、ここは日本の中でも性教育に関する取組みでは有名で、全国各地から「性教育」の実施にをどうすればいいのかとの問合せが殺到し、また年間数百回と全国出張して研修等を行っているところです。
 参加者の感想でも「自分自身が気がつかされた」という話があったように、子ども達向けの性教育の授業の中に、大人である我々自身も学ばされるヒントがたくさんある・・・それがアーニー出版で紹介し、実施している授業なのです。

 さて、今週末と言えば、永山フェスティバルもあります。女と男が共に生きるフェスティバルは女性センターのある桜ヶ丘、関戸公民館施設も利用したイベント、そして一方の永山フェスティバルは永山公民館を中心としてグリナード永山も参加するイベント・・・・市内あらゆるところで、このような市民を中心としたイベントが開催されることを決して否定するわけではありませんが、日程が重なっていることに私はいかがなものかと感じざるを得ません。
 なぜなら、人が分散してしまうのではないかと思うからです。もちろん市民にも興味関心の違いはありますし、イベントそのものの趣旨も異なるわけですが、しかし、あまり重ならずに開催するほうがいいと思います。
 特に、男女平等、男女共同参画社会を推進する一貫として開催されている女と男が共に生きるフェスティバルは毎年、参加者をどうやって集めるかに頭を悩まし、アピールがなかなか難しいイベントの一つ。けれども、フェスティバルの目的とする価値はとても大切なことで、より多くの人たちに呼びかけるべきこと。けれども、毎年思うことは、なかなか参加者の輪が広がってかないということです。そうすると、イベントの掲げる趣旨や目的がいかに重要なものであったとしても、そのイベント自体は、内輪だけでの集まりに留まってしまい、そして自己満足的にしか終了できず、またそのようにしか周りの目には映らない…という悪しき結果を招いてしまいます。
 そのことを考えると、今回のように日程が重なるとそれこそ最悪な事態だと私は感じるのです。永山フェスティバルに参加している客層があるとしたら、それらの市民の目が、もう一方の市民が中心として企画した女と男が共に生きるフェスティバルにも向いていくようなつくり方があるのではないかと考えるのです。
 両者ともに、市民の実行委員会が組織されているわけですし、何か上手く調整はできなかったのかと思えてなりません。それも使用している施設は公民館と同じです。(もちろん女と男が生きるフェスティバルは公民館主催ではありませんが。)それなのに、趣旨は違うから良しとしたのかバラバラにそれぞれのところでイベントが開催されている状況。これは是正してもらいたいなあと思います。

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2004年09月09日

つかのまのお休み

 補正予算の審議が昨日一日で終了したので、議会が休会になりました。いつもなら、休む暇もなく、総務常任委員会が開催されるので、テスト前のように頭を切換え、前日までのことはすっかり頭の角の方に追いやり、翌日の委員会に備えます。特に、事前に配布されている資料には目を通しておくこと、それから関連する資料なども見ておく必要がありますが、ほとんどは一夜漬け状態で翌朝を迎えてしまう…という感じです。一休みできた今日はありがたく貴重な一日でした。

 明日審査する条例関係では、自治基本条例に基づいて設置された自治推進委員会の委員報酬について定める条例改正、ハローキティにあえる街・多摩センターの活性化の一環で11月1日のキティちゃん30周年イベントに併せて発行がスタートする住民票の交付手数料の設置するための条例改正があります。
 自治推進委員会の報酬については、否定するものではありませんが、私自身は、「自治」の精神から言えば、自発的に手を挙げて、委員に立候補するわけで、そこには報酬や手当がなくても…(積極的にやる人がいるかな…いてほしいな)と思っていますが、やはりそういうわけにはいかないのが実情です。「学識経験者」もメンバーに加わることを考えても、報酬は必要なのでしょう。(ちなみに、私のこだわりとしては、多摩市の実態を全然把握していない学識経験者がやってきたら、迷惑な部分もあり!?と思うけれど)
 それから、自治推進委員会は市長の諮問機関。もちろん委員会から市長に「建議」することもできるけれど、キッチリハッキリ「物申す」機関にならなければ意味がないのです。報酬をもらっていることから、…そこに変な遠慮があって、いわゆる市長お抱えの「いい子」の機関であっては困ります。報酬辞退でもするくらいの心意気が欲しいところです。

 住民票交付についてですが、これはハローキティの絵柄入りを発行するためのものです。もちろん普通の住民票200円ではなく、400円で…ということです。個人的には、記念に一通交付を受けようと決めていますが、果たしてキティ効果はあるでしょうか?なかなか予測できない部分ですが、色々とアイデアを出して'街の活性化'にトライしているので、応援したいと思います。

 そして、学校跡地施設に対する陳情。これは昨年度以来、ずっと継続している審査している案件です。市民も、注目している問題の一つです。この審査は本当に難しいです。行政側はもう問題に取組み始めてから、多大な時間をかけていると言います。もちろん約10年くらいかけてきたとの事実は認めるのですが、その間の議論がなかなか見えてきません。どうやって自分の視点を据えていこうかと思案中です。
考えにふけっているだけで、あっという間に時間が過ぎた一日でした。

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2004年08月29日

「老い」とは

 多摩自由大学の次回の講座では、9月の敬老の日にあわせて「老い」を考えるパネルディスカッションを開催します。パネリストの最高齢は89歳ですが、今でもなお、多摩自由大学の運営の中心メンバーであり、そして地域でさまざまに提言活動、調査活動をされている方です。
 今日は自由大学の運営会議に出席しましたが、もともと運営委員として参加しているメンバー自身も既に65歳以上でいわゆる高齢とされる域にありながらも、元気に活動をされているかたばかりです。やはり健康が最大の関心事で、何よりも精神的にいきいきとすることを大事しながら地域で暮らしていることこそ、いつも会話の端々から伝わってきますが、気持ち的に「老い」を感じさせる場面に出会ったという記憶はなく、私はむしろ彼らの‘元気’さに力をもらうこともしばしばありました。
 ところが次回の講座では‘老い’を真正面から捉え考えていこうとのこと。「老いの本質」を考えて、問うていきたいとするのです。私にはとうていわからない、でも何だかある種の寂しさもある響きを感じたのでした。この問題に向かうことこそが敬老の日を意味のあるものにするというチラシの一文にもまた、私の未知で、そしてまだまだ想像もつかない思いが込められている気もしました。
 「高齢者」を考える時に、この問題をきちんと捉えておかねばならないことを投げかけられ、頭では何となくイメージができていても、今まで私があまり気にしてこなかった視点の一つだと気がついた次第です。

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2004年06月11日

電車の窓から・・・

 稲城市役所は電車の窓からとてもよく目立って見ることが出来ます。ついこの間までは「読売ヴェルディ」を応援する垂れ幕が庁舎の壁に大きく掲げられていました。
 ところが今日は、「家庭ゴミは指定袋制(有料)です」とそれこそ大きな文字が目に飛び込んできました。これに絶大なPR効果を感じてしまいました。というのも、無意識のうちに、視覚情報により認識されるように思ったからです。いわゆるゴミの有料化ということですが、大抵は市の広報などでPRするのでしょうが、男性よりもむしろ女性の方が意識をするはず。しかし毎日の通勤で電車を使い、そして窓から市役所が見えたなら、目に入らないわけがないのです。‘たまたま’でしょうが、稲城市役所の場所はなかなかいいなあと思ったのでした。

 さて、今日は建設環境常任委員会がありました。私は傍聴に行けなかったので、後から委員会の様子を聞きましたが、継続で審査されていた「ゴミの有料化を全市民的に議論する」と「プラスチックの焼却を再考する」という2つの趣旨の陳情が採択されました。
 ゴミの有料化方針は、ゴミを減らすと言う観点からも全国的な流れになっていますし、既に多摩の27市では市長会にて、その方針を一致させていると聞いています。稲城市でも始まっていますが、多摩市でも行財政再構築プランで導入方針を打ち出しています。財政的な観点とは切り離した上で、ゴミの減量を考えるべきだと思っていた私は、行財政再構築プラン上に「有料化」が載せられていることに何となくしっくりと行かないのですが、これについては財政的な観点から現在の廃棄物の状況を見た時には「有料化」が必要だと判断して載せました…というのが行政側の回答でした。
 陳情では、いきなり有料化をするのではなく、全市民的にこの問題を議論する場が欲しいという内容で、これについては、「ゴミ」が減量されれば、当然に廃棄物処理費用(税金)も減るわけですし、市民が「ゴミ」を有料化を選択しないかわりに、大幅なゴミ減量を進めるのならば、それは一つの在り方ともいえます。そこで、私も議論を広めることには賛成です。
 そして、もう一つの趣旨。プラスチックの焼却を止めると言うことですが、これは非常に「痛し痒し」のところがあります。もちろんこれもプラスチックゴミを減らすための市民的な努力があれば…との話ですが、うなぎのぼりで増加するプラスチック関連の製品。容器包装のことを考えてもわかることです。市民がそのような製商品を「買わない」という運動をすることでしか、減らしていく方向には持っていくことはできません。今は需要と供給がきちんとつりあっていると言えるからです。
 このままプラスチックゴミが増えつづけたら…もちろん地球資源の枯渇にもつながるでしょうが、もっと深刻なのはゴミ処理出来る場所がなくなる!ということです。プラスチックを燃やさない…となれば土に埋めるか(土壌汚染)、ウオーターフロントを拡大するか(海洋汚染)といずれにしても悪しき結果しか見えてこないのです。処分場も手一杯です。この深刻さは市民一人一人が重大に受けとめなければならないと思っています。

 「ゴミが有料化」されると一時はゴミが減量化されます。それは多くの自治体で経験済みです。しかししばらくすると、またゴミが微増する傾向で、結局は有料化することが本当にゴミ減量につながるかといえば、そこは市民自身がきちんと「有料化」の意味を理解することが大事だと思います。財政難だから「有料化」ではなく、ゴミ減量のための「有料化」・…もしも有料化をしていくのならば、その意義が正しく理解されるように望んでいます。

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2004年05月30日

「偉い」と思い慣れないこと

朝日新聞で掲載されている養老猛司さんのインタビュー記事「若い人たちの仕事選び」を読みました。
 「自分も変わる。大まかな方向さえ見えればいい」とつけられた見出しになるほどなと納得をしました。養老さんによれば、「若い人は、いまの自分がずっと変わらないと思い込みがち。」なのです。
 ご存知の通り『バカの壁』は爆発的に売れました。なぜ、この本が売れるんだろうと思いましたが、そのくらい、みんなが無意識のうちに「息苦しい」キチントさの中で暮らしているんだろうなと思いました。『バカの壁』をさらっと目を通して、この本は当たり前のことを言っていると言うのが私の感想でした。ゆったり構えることは大事さを確認したことは確かです。
 養老さんは、彼の周りに「自分は賢い」とか「偉い」と思い慣れていて、自分が弱い、無知な部分はいっぱいあるということに気づいていない人が多かったことが『バカの壁』を執筆する動機だったそうです。
 こんなにベストセラーになることを最初から予想はしていなかったのだと思いますが、見事に私たち一人一人が抱えている窮屈さを捉えたからこそ『バカの壁』ブームが起きたのでしょう。しかしながら、この本が放った効果がどう表れてくるのかなと思います。

 以前よりは変ってきたと思いますが、まだまだ「人気な優良企業」は若者に人気です。就職活動の話などを聞いてもそう思います。一方で若い人たちの「フリーター」が増えていて、もちろん失業して…という場合もありますが、みんなが本当に自分に合った仕事を探しつづけている、好きなことを探し続けているような印象もあります。
 そんな状況を捉えてかはわかりませんが、「どんな仕事にもある期間の集合は必要です。技術の習得には時間とお金がかかるもの。仕事に我慢の時期はつきものです。」と養老さんは指摘しています。私たち世代の「フリーター」は「大まかな方向性」を見ないままに我慢をすることをしていないのかなとインタビュー記事を読みながら考えました。

 今朝の新聞では参議院選挙に対する関心も低下していると世論調査がありました。私たちが自分の「大まかな方向性」を見る時に、やはり社会制度ってとても大事だと思いますが、そうは言ってもなかなかその重要性を伝える力量を持てていないのが今の政治です。それは現職議員が「偉い」と思い慣れている人たちが多くて、「任せて下さい」という意識が強い人たちが多いということなのでしょうか。
 そんなことを考えさせられた昼下がりでした。今週末は議会に向けた最終準備で終わりました。

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2004年05月25日

通告書の提出

 昨日のセミナーを受けて、通告書を再チェックしました。通告の文書は当日変更することが出来ますが、質問事項については予め答えが準備される関係で、内容変更できません。
 今回のテーマは「移動の自由」ということで、とても難しいために、担当所管とも何度も打合せをしたのですが、それでもまだ、意志疎通が上手く図れていない部分もあります。質問の順番は13番なので議会3日目が予定です。今回も議長を除く25人全員が一般質問をするということで、様々な自治体の話を聞くところから推測するには、多摩市の市議会は活発といえるのかもしれません。
 質問書を提出後には、予定をすませ、夕方からの授業に向けて準備をしました。予習はできませんが、せめて復習をしなくてはなりませんが、「国の流れ」「地域のあり方」を考えるための材料は膨大にあり、どこから手をつければよいものかと思っているところです。今更ながらですが、法律をすみずみまで読んで理解して、その上で条例などがあれば、それに目を通し、そして市で取組んでいる一つ一つの事業を点検していかなければと意気込みはあるのですが、それでも日々追われていると時間が足りない!のが正直なところです。

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2004年05月22日

「誰」のため?「何の」ため?

  小泉首相の訪朝でテレビ各局の競うような報道合戦。とても大きな出来事なので、私たちも動向が気になるところです。しかしながら、こういうとき、私は冷静になりたいと思います。
 「誰」のためなのか、「何の」ためなのか…そのことを忘れて、空港の様子を密着的に取材を繰り広げている状況に私はもっと想像力を働かせてもらいたいと感じます。特にわざわざ報道陣から遠ざけるまでして、空港で飛行機を到着させたにも関わらず、そのことは無意味。リポーターからは見ることが出来ていない場所なのに、画像はあまり良くないまでも、北朝鮮からの家族が飛行機から降立つ瞬間を無理矢理映しだす…速報性が必要かもしれないし、生中継で瞬間を捉えることが必要なこともあるけれど、でも本当にそうなのだろうか?と思い、私はテレビのスイッチを消すことにしました。取材の仕方に嫌気がさしたからです。
 第一に考えなければならないことは何なのか。視聴者としても、そこまで望む必要があるのだろうか。もちろん「知りたい」という気持ちを否定するわけではないし、私も気にならないわけではありません。でも私は今日の報道のあり方には疑問です。
 また、様々な立場から今回の訪朝について態度表明がなされています。会見などを聞いていても「誰」「何」のための訪朝だったのかと考えさせられます。私の眼ももっと研ぎ澄まし、私の視点できちんと捉えたいなと思っています。この問題はとてもデリケートで、そして複雑で難しいです。その複雑さを理解しなければ見誤る気がしています。私自身の結論を出すまでにはまだまだ時間がかかります。歴史のことからも含めて、学ばなければ簡単に発言できないと思います。
 報道を受けとめる力、情報を的確につかむ力を身につける必要性を痛感させられます。これだけ情報が溢れる中で、私たちはその‘力’について次世代に伝えきれているだろうか?そんなことも考えながら、私は再び会見を見ているところです。

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2004年05月18日

あっという間に6月になりそう!

 昨日、雨が降りそうだからと遊説日程を今朝に変更したのですが、まったく勘の鈍りもいいところで、朝は曇りで、途中から小雨がぱらつくどころか霧雨に!「あーあ・…」と思いながら、ニュースを配布している私に、通過しながら声をかけてくれる人が時々元気を取り戻させてくれました。そして以前より、高校生、大学生、20代の若い世代でもニュースを手に取ってくれる人たちが増えてきたように思います。そのことが私の励みにも大いにつながっています。でも、まだまだごく少数です。

 今日の午前中は市民活動推進課の担当者にヒアリングをしました。4月からの組織改変で新しく再編された部署です。今までは「市民活動推進担当」は聖蹟桜ヶ丘の女性センターのところに配置されていましたが、これが本庁に戻り、コミュニティセンターや自治会などを担当するところと一緒になったという意味で、私自身はこの変更はよかったのではないかと考えています。
 何しろ昨年までの「市民活動推進担当」は市民協働を積極的に推進するための別格組織で、しかも「NPO担当」とのイメージが色濃い印象でした。市民活動とはさまざまな形態によって担われていますので、やはり担当部署や窓口を統一した方がいいと思っています。自治会や管理組合のように地縁を基盤としている活動体であっても、NPOのように目的・理想ありきで団体形成している主体であっても、行政のスタンスは変らないはずです。地域で果たす役割は重なりつつもスミワケがあり、「市民活動推進課」が現段階で担う重要な役目とは、その交通整理をしていくことです。
 いろいろな自治体などに視察に行くと、自治会など地縁基盤の既存地域団体と、新しいタイプの市民活動団体との連携、協働がなかなか上手くいかない…との悩みをよく聞きます。多摩市でも全体的に見れば、た自治体の状況に同じだと思います。今回の組織変更で私が最も期待をしているのは、「市民活動」間にある分断みたいなもの、壁を低くすることです。決して対立するものではないのに、どちらがより重要な位置を占めるのか?ということで議会内でも意見に差異があるところです。この差異、溝を埋めていかなければ「市民協働」が目指す本来の目的は達成できないと考えています。行政だけでなく、議員も、そして市民自身も認識を変えることが求められるように思います。
 庁内には「協働推進会議」という横断的組織が設置されていますが、市民サイドにも同様に、横つながりのネットワーク型組織が必要なのかもしれません。(しかし、これは市民自身の必要性に基づいて、行く行く設置されればいいと思いますし、「官製」であっては困りますが)

 午後は6月議会に向けての一般質問対策。こちらはずいぶんと梃子摺り中。3月議会が終わって、ちょっとホッとしすぎたかしら?との感が今ごろに焦りに変っているところです。
 明日はもうはや市長の議案説明があり、来週の火曜日が一般質問の通告書提出期限。議会で「政策論議」をすることの難しさを痛感しながら、質問書の完成を急いでいるところです。

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2004年05月06日

一日がHAPPY!

 連休が明け、「やっぱり休みは大事だなあ…。」と思いながら市役所に。ちょうど正面玄関を入った時にちょっとした事件。…というのも人とのすれ違いざまに何と左目のコンタクトを落としてしまったらしい…。ところが一瞬のこと過ぎて、「あら?」何か変かもしれないと思いつつエレベーターに乗って、控え室へ。エレベーター内の鏡を見ながら、黒目からずれたコンタクトでも直そうと鏡を見たのに、眼の中にはコンタクトが入っていない。必死に鏡を見ていたけれど、ようやく「どうやら、さっき眼から落ちちゃったんだわ!」と遅れ馳せながら気がついて、最初は「仕方ないな…」と思ったものの、やっぱり「今、不便」。ちょっとの可能性を信じて、再びロビーに向かいました。
 ちょうど、用事で市役所に来ていた議員さんがいたので、「ひとりぼっち」ではなく、じっと床を眺めていたところ・…変な二人の様子を見た市民の方が加わり…受付の人に心配をかけ、おそらく10分は経過をしていたと思います。
 わざわざ市役所まで足を運んできた市民の方に探してもらうのは忍びないと「すみません、もう結構です…。」と言ったものの、「いや、私はまだ時間があるので大丈夫ですよ。」と私以上に床をじっと見つめて真剣に探して下さっています。こうなれば私もあきらめるわけには行かず、どちらにしても絶対にここの床のどこかに落ちているはずだと穴のあくほどに床をすみずみ凝視していました。
 すると、なんと落ちているではありませんか!と嘘みたいな本当の話。誰かの靴の裏に付着してしまうとか、踏まれてしまったとか…も考えられたのに、私のコンタクトはちょうど、障害者用の点字ブロックのすきまでひっそり「キラリ」と輝いていたのでした。
 息が止まるほどにびっくりしました。市民の方は「よかったですね。」と声をかけてくださり、私がお礼をする間もなく立ち去って行きました。私は以前にもデパートで同じようなケースに合い、床中を探して見つけ出したことがあります。その時は一人で床にしゃがみこんで探していて、ものすごく孤独感と周囲の冷たさを感じたわけですが、今日は違いました。「ありがたいなあ。」と思いました。
 今日はこれで一日がHAPPYな上に、何だか味気ない世の中だと言われるけれど、やっぱりそんなことないな…と元気が出ます。そして「だから、私も頑張れる。」とまた一段と強く自分にうなづいてしまいました。
 こういう何気ない日常の小さな出来事(きっと私にとってだけ一大事)の積み重ねを大切にしていきたいものです。

 ちなみに、今日は会派の打合せで今年度の決算特別委員会の運営をどうするかなど話し合いました。今までは議員の半数で4日間で行なっていましたが、予算特別委員会同様に全議員で5日間で行なってはどうか?と提案することに決めました。どうやって行うことが、最も合理的で効率的なのかについては議論の余地があると思いますが、一案として以前から提起されている、委員会付託方式(これは委員会ごとに所管事項のみを担当して審査する方式)の採用は、私たちの会派は文教常任委員会に委員がいないために難しいこと、それから、まだまだ今の段階ではどの議員にも公平に発言時間が認められたほうがいいと考えられることがあります。委員会方式であれば、各委員会の委員長のさい配にもよりますが、どうしても発言の多い少ないに偏りがでると危惧されるからです。
 来週月曜日に議会運営委員会があり、最終的にどうやって決算特別委員会を開催するかについて結論を導き出す予定です。しかしながら、合議制のため、一会派の同意が得られない時点で、「物事前に進まず」となります。現行方式を変えるとなれば…各会派から出ているメンバーの妥協点を模索するのには時間がかかるのではないかと思われます。

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2004年05月03日

女性増!を単純に喜べない私

  朝のニュース。総務省の調査によると都道府県議会の女性議員は全国で197人(+32人)、市区町村議会では4473人(+407人)で1969年の調査以来、女性議員の数は毎回増加しています。また、女性知事は4人(+1人)、女性市区町村長では13人(+2人)でこちらも微増です。
 このように数字として示されるとわかりやすく、「増えている」という事実には、うれしく思います。けれども一方で、そのことに対する評価まで踏みこんで伝えられるわけではなく、ただ単に統計的な数字だけが公表されるむなしさを感じてしまいました。つまり「だから、何?」という感じがしてならないのです。性別を特段意識することはほとんどない私ですが、今日の朝のニュースを見た時に、やたらと寂しさと無力感を覚えたことに自分でも不思議な気持ちになりました。

 女性が議会の場などで発言することで大きく変化を遂げたことやその効果は一体どこにあったのか?と考えた時、実は上手い事例がなかなか見当たらないような気がします。それは、まだまだ総体として、女性の絶対数そのものが少ないからなのかもしれませんが、もしかすると別の理由があるのかもしれません。でも「じゃあ、増えればいいの?」と言われれば、やっぱりそれだけではないのです。

 何となく今朝のニュースにしっくりいかなかった自分のもやもやを解消したい…と一日中考えてしまいました。これは今日のわたしのぼやきに近い‘つぶやき’です。

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2004年04月01日

地域で人に出会うとき

 やっと熱が下がって一息。こんなに晴れているなんてとばかりに、洗濯と掃除と冬物服の整理をして、その後、すぐに山積みになっていく書類の整理をしました。今までは「少なくとも一年間は保存」と考えていたのですが、最近は「半年保存」としています。もちろん書類を受け取った時点で「保管するもの」「半年保存するもの」と分けています。

 夕方頃、駅前までちょっと買い物に出かけましたが、その際に知り合いのおじさんに出会いました。既にリタイアし、地域でスポーツボランティアとして活躍をされている方です。登山の格好をされていたので、話を聞いてみると「元来、僕はスポーツマンでして…。神奈川県秦野の方にある山に行ってきたんですよ。」との話でした。山がとても好きで数名をとりまとめては近隣での登山を楽しんでいるそうです。「下山をしてから市営の温泉で一汗流して帰ってきたところ。」とスーパーの袋を両手に抱えていましたが、「今から、僕が食事づくりですよ!」と本当にはつらつと元気そのもの。このパワーに正直、私が押されてしまいます。地域で出会う元気な人には多いタイプです。みなさん現役時代にはそれぞれの持ち場でリーダーシップを発揮していた方が多いという印象があります。それだけに、個性豊かすぎる言える部分もあり、地域で一つのまとまりをつくる時には、なかなかすんなり行き辛い面が否めません。

 さて、話は少し変わりますが、私が地域の人に出会う時、いつも心に留めていることがあります。それはほとんどが年上の方ばかりだということです。地域で活動をしている人の多くはとても温かいと思います。ちょっとや少々の失敗をしても「また、次があるじゃない。」という目を向けてくれます。
 私はこれは「当たり前」ではないと考えています。なぜ、そうあってくれるのか?という部分を私なりにちゃんと受けとめなければならないと思っています。
 地域で長年の活動に関わってきた人や、社会で揉まれて経験を重ねてきた人に比べたら、私の歩いてきた道のりなんてまだまだ…だからこそ、私に対してすぐに諦めることをせず、粘りづよく色々なことを教えてくれたり、アドバイスをしてくれるのだと考えています。このことに私は日々感謝をしています。なぜなら、実は、その裏には、それぞれが蓄積してきた苦労があり、その苦労の上に‘やさしさ’もあるのだと思うからです。私は地域でさまざまな人に出会うたびにそのことを感じます。

 地域での人との出会いが私の活動の大きな支えになっている事は紛れもない事実なのです。

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2004年03月31日

やっと桜を見る余裕が・・・・

 午前中は主に都議会報告と稲城、多摩の地域情報の交換をするネットでの定例会議。市議会で考えたとしても、議員一人で多摩市全体の情報を網羅するのは難しいけれど、それこそ東京都の情報は膨大過ぎて、都議一人では正直消化しきれなくて当然という感じがします。もちろんネットの都議団にも数名のスタッフがいますが、他の政党組織とはやはりスタッフの数など規模が違うそうで、これは組織上の大きな課題だと思っています。
 私も3月議会を振りかえって、一番痛感していることは議員としての能力をどう高めていくのかということです。予算ひとつとってみても、市長のように提案権があるわけではないけれど、修正案をつくるにはそれなりに公会計の仕組み含めて知識を深めていく必要性を感じています。さまざまな財政力をはかる指数はありますが、これはあくまでも参考に留め、やっぱり自分自身の眼できちんと数字を捉えながら予算書を読み解くことが大事だと思っています。
 当然ながら、税金の使い方を決めることが私は議会に託されている最も重要な仕事だと思っているので、会計制度についてはもっと突っ込んで勉強する必要性を感じています。ただ単に使い方がおかしいと言うだけでは議員としては不十分です。

 さて、今日は事務所に行きながら、川沿いの桜に「きれいだなあ」と思える心の余裕がありました。あくせくした毎日だと桜を見ても、見過ごしてしまいますが、今日はちょっと違う気持ちになれたことが自分にとってうれしいことでした。
 それにも関わらず・…気温の変化とストレスと?色々な原因があり、午後は完全にダウンしてしまいました。午後には議会で予定がありましたが、パスをさせてもらって、家でずっと寝つづけました。おかげで夜中には熱が下がったようです。明日から新年度、会社とかでは人事異動などがあったりして切り替え時期を意識できるでしょうが、私にとっては淡々と続く・…日々でただ月が変わるだけ。それでも4月なので、心気一転で新たな気分で次に向けて活動スタートしたいものです。

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2004年03月24日

討論書を書きながら

 議会の最終日に討論をしますが、「自治基本条例」の可決するにあたって今までの一連の流れを整理しました。
 市民ワークショップからの資料をひっくり返すとその数は膨大で、見ているだけであっという間に時間がたってしまいました。

 自治基本条例に対するスタンスを討論することは、自分自身の今までの総括にもなるのできちんとまとめておきたいと思います。ここがまた一つの区切りで、原点になって活動を続けることになるからです。何しろ議会がルールとして議決するわけですから、その責任が一番重いことだけは確かです。

 さて、夕方から多摩自由大学の運営委員会がありました。終わった後に近くのお店で引き続いて、地域の事など話に花が咲きました。その際にやはり出たのは市立多摩幼稚園の問題。新聞での報道があるので、みなさんの関心も高いようです。ある人から「行政も、議会もこの署名を重く受けとめなければいけない。」と言われました。署名集めをした人の中には、今まで地域の事に全く関心がなかった人たちが関わっている、特に30代40代の男性で今までは自分の仕事に追われていた人まで立ち上がったことはしっかり受け止めてもらいたいとのことでした。
 もちろんそのことは私も重々承知です。でもやっぱり署名の数ではないというのが意見です。この問題をきっかけに市政に関心を持つ人が増えたとすれば、これは今後のまちづくりの力になります。もし、そういう人たち自身が今回の一件では動いたけれど、それが続かずに一件落着して、そこで終わってしまったら…ここが肝心だと思います。
 例え、今回の自分たちの動きに対する結果がどうあれ、それでも何らかの地域の課題に関心を持ち動いていかなければ変わるものも変わらない…私の考えです。市民活動などを続けている人は表現の仕方はふさわしくないかもしれませんが、勝ったり負けたりの波を乗り越えてきていると思います。
 まちづくりは「人任せ」(特に議会や行政)にできないことを経験した市民たちが今後どのような動きをつくるのか私は一番の関心があります。そういう市民たちが自治基本条例の動力になっていくからです。

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2004年03月10日

束の間のお休み

  明日から来年度予算の審議が始まります。今日は明日に備えての一日の準備休みでした。

 午前中は多摩ネットの運営委員会で情報交換をし、午後は会派で集って打ち合わせをしました。一人30分の発言時間なので、会派では全部で90分間。その中でどんな質疑をするのかなど調整を図りました。
 財政の全貌をつかむことは至難の技。特に歳入などは国の地方財政計画との関係性もちゃんと押さえておかねばなりません。ところがこれが全くのチンプンカンプンに近い状態で、ちょっとやそっと勉強しただけでは自分なりの見方、捉え方が身につくというものではありません。ここは私たちの会派の弱点です。なにせ経験浅い集団であることは否定できず、今日も他の会派の方にも「ご指導」を仰いでしまいました。

 かなり財政を得意とする熟練議員がいるのですが、彼の質疑の中味すら理解するのに苦しいわけで、今回の委員会のなかでも、まずは難解な質疑をじっと聞きながら学ぶので精一杯かもと思っています。

 来年度予算は、「行財政再構築元年」という位置づけです。その意味では、予算審議をして最終的に議決をする時、その判断は私たち自身の「行財政再構築プラン」に対する評価にも関わってくる事項です。なかなか難しい判断が迫られそうだなと思っています。ただ単に反対をすればいいというわけではない…じゃあどうするのか?を考えなくてはなりません。「こうしたらもっと良くなる」を提示できるのが理想的ですが、やはり市長の抱えるスタッフの数と議員のそれとを比較すれば…いかに議員が予算において対案を作成することは難しいこともわかると思います。本当はキャッチボールにもならないような質疑応答を繰り返すのではなく、議論を戦わせながら、まちづくりをしていくことが重要だと考えています。

 悲しいかな「議会不要論」を唱える声にさらされることが度々ありますし、私自身も「議会の役割」とか存在意義について考えることもしばしばです。法律により位置付けられた地方政治のアクセサリーであってはいけません。だからこそ、何とかもっと「議」を大事にしてもらいたいし、そう出来る場にしなければ存在意義をますます失うのではないかと危惧しています。

 明日からの予算委員会がどんな展開になるのか?十人十色、千差万別…さまざまな価値観の議員が「同じ題材」(来年度の予算書)について質疑をするので、ある意味で楽しみです。

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2004年02月28日

時間どろぼうの話

  強制的に休日を…と思い、一般質問の準備の傍らで、ミヒャエル・エンデの『モモ』を読みました。この作品は小学校の時に読みましたが、その時には中味に小難しさを感じていました。その後映画を見て、本の内容がやっと理解でき、私の中の「とっておきの一冊」にランクインしています。
 「あくせくしないで」と思う時、たまにこの本を読むのですが、ふっと読みたくなり「時間どろぼう」と真っ直ぐなきれいな心で向き合う『モモ』に出会いたくなったというわけです。これは児童文学作品なのですぐに読むことが出来ますが、本当に奥が深い物語です。小さいことにクヨクヨして、せせこましく迷ったり悩んでいる自分を解放してくれる気がします。議会の前に読むにはぴったりの本だと心から思いました。
 あわせて今日は録画しておいた「サウンド・オブ・ミュージック」も見ることができ、心いっぱいに元気を蓄えられた一日でした。普段、毎日に一生懸命だと、忘れてしまいがちな‘自分にとって’大事だと思うことや大切なことがあると思います。そのことを時に思い出させてくれる存在を手元に置いておく必要性をしんみりと感じています。
 

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2004年02月27日

よくわからない年金改革

  あれこれフォーラムで石毛えい子さんを招いて、年金改革についての学習会をしました。新聞などの報道を見ていても、とりあえずは離婚時の年金分割はどうやら実現しそうだということだけしかわからずに、あとは給付と負担のバランスなどチンプンカンプンだな…結局は私たちの世代がどうなるのかはわからないな・・・どうするつもりなんだろう?というくらいにしか理解できていません。
 どちらにしても社会保険システムそのものが破綻しているわけですから、これを解決するための新しい仕組みを構築することが必要ですが、どんなシステムをつくるにしても「移行期」をどうしていくのかが一番の問題だなと思っています。今日の話でもそう思いました。

 たまたま、朝まで生テレビでも年金改革がテーマでした。システムの変更と政治的な思惑とが絡みあっていることだけが妙に印象づいたままいつのまにか寝てしまっていました。 「政治ショー」みたいな感じであまり好きになれずにいる番組のひとつです。

 石毛さんの話の中で一番驚いたことは、今回の年金法の改正について、今までは5年ごとに見直され、その度に保険料の改定などが行われてきたわけですが、この改革では永久方式を取り入れることが考えられているので、今までのように定期的に年金法の改正をしないことが前提になっているということでした
 今は年金制度は世帯単位になっていますが、生活者ネットワークでは個人ベースで年金システム「年金一元化」を主張しています。特に第3号被保険者制度に対しては以前から疑問を投げかけています。ネットのメンバーというのは第3号被保険者の立場にある人が多いので、ここはちょっと面白いところかなと思っています。私たちが考えているのは働き方が多様化している世の中に合うようなシステムにしてもらいたいとの考えかたです。特にパートタイマー、派遣社員、ワーカーズコレクティブなどどのような働きかたであっても社会保障がきちんと保障される仕組みの構築を主張しています。「応能負担」の考え方です。
 今回の改正でネットの主張の中では離婚時の年金分割のみが実現し、これはうれしいことですが、このようなシステムの抜本的な見直しを今後はする予定なしというのが今の政権の考え方と判明したのです。要するに、今の政権では私たちのその他の提案は実現性が無に近いということになります。「えーっ」というため息しかありません。
 「少子高齢化」で支え手が減少するから、年金給付についても徐々に厳しくなっていく…これは誰が考えてもわかることだと思いますが、この現実によってオブラートに包みこまれている部分があるような気がしてなりません。すっきりしないのです。ちゃんと情報公開されているのかな?とやっぱり不信感が募ります。
 そもそも政治への信頼感がないことが飛び火していることが大きな原因です。制度改正をいくらやったって、市民の不安感が解消されるとは思えません。そのことはマスコミでの世論調査でも明らかです。とっても最悪な状況だなと思います。
 「みんながどうすればいいのかわからない」のか「わかっているんだけれど諦めている」のか…?とにかく先が見えないことだけがわかり、暗い気持ちになり学習会を後にしました。

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2004年02月12日

ネットの議員活動ってなんだろう?

 他地域のネットの議員数名と会し、お互いの活動の中味について意見交換をしましたが、やはり地域ごとに活動の仕方の違いが見え、面白いなと思いました。「議会活動」と「ネットの活動」という2本柱で活動を進めていくのが王道を行くやり方なのかもしれませんが、今日集まったメンバーはもともと生活クラブ生協やネットの活動に携わっていたわけでなくネットから立候補し当選した人が多かったので「ネットの活動」ってなんだろう?ということも話題になりました。
 ネットの議員は「代理人」として古くは位置付けられてきたのですが、現在は呼び方は「議員」という風になりました。けれども組織的にはやはり「代理人」という立場です。議会活動なども個人という側面もありながら組織である「ネット」がより重視されるので、組織と対立した時には自分自身をどう納得させるのかで葛藤を抱く時もあります。
 納得をするためには、そのための材料が必要で、やはりそこには喧嘩に近い議論も避けて通れない部分があります。私の場合は自分の両親世代の人たちに囲まれている感じで「世代の違い」をどう乗り越えていくかでは、それぞれのエネルギーが試されていると思います。私も頭ごなしに言われて「はい、そうですか。」と簡単に言うことを受け入れる性格ではないので、気持ちよく議論を終わらせるために自分がどうあるべきかということを常に考えている気がします。

 ネット活動の大変なところは「みんなで決める」という民主主義の原点みたいな部分を実践するために、とにかく遅々として進まない話し合いを積み重ねる必要にあります。自分の判断が優先されるわけではないのでそこは相手の意見をどのように受け入れていくのかという寛容さも試されます。
 そして何よりも、一番難しいことは「個人の顔」をどうつくっていくのかということです。例えば選挙の時で考えればすぐわかりますが「多摩生活者ネットワーク」に投票をしてもらうというのがネットでの考え方です。「市民(ネット)の議席」であり「議員個人(いわなが)の議席」ではないという考えに基づいているからです。つまり、私の場合も「岩永ひさか」に投票ではなく本来のあるべき論で言えば「ネット」に投票という形ならなければいけないのです。でも、それは理想です。だから活動の仕方がとても難しいわけです。
 
 私の場合もホームページやミニニュースの配布などしているわけですが、これは広く捉えれば「ネットの活動」のうちに入れることが出来ます。それはもっと広く市民の政治参加を進めることにつながるからです。でも、見た目には「岩永ひさかの個人活動」と映るのもやむを得ない面があります。つまり「岩永ひさか」としての活動がネットにはどう還元されるのだろう?と意識をしたとき、正直、その組立てに悩む部分も多いです。

 そんな話をしながら、あっという間に時間がすぎていったわけですが、「組織」と「個人」との距離関係をどう保っていくかには、やっぱり自分の力が試されるなと思いました。それはきっと組織に所属している限りは誰しもが同じような悩みを持っているのではないかと感じます。もちろん組織に埋没して「個」が見えなくなってしまうことを是とはしませんが、私自身はあまりにも「個」を求めすぎて「ひとりよがり」になることの方が危険で不幸せだと考えています。
 みんなでやっていく政治に変えていくという意味をもう一度考えてみたいなと思いました。

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2004年01月24日

「こんなものか・・・」と馴染まない強さ。

  区議をしているという同世代の方にお会いしました。マスコミ出身だと言うだけあり、何となく「それっぽい!」…マスコミ業界の人はとにかく情報収集好きで、好奇心が旺盛私のイメージにピッタリな感じの人でした。私はあまり同世代の自治体議員とのつながりは多くありませんが(もともと20代の議員が少ないですが)、不思議なことに政策的には主義主張が全く違う人と出会ったとしてもとにかく一致するのは「議会の体質」という壁にぶつかっているということです。
 今日も、それぞれ置かれている議会の状況は異なり、比較をすれば多摩市の議会は随分と議会改革が進んでいるように感じましたが、お互いに「議会の体質」というよりは、「こんなことがまかり通っちゃうの!」という議会の不思議、むしろ議員意識が理解できないという部分で話が盛りあがりました。もちろんその中で自分たちがどうやって行動していけるのかが大きな課題。まだまだ「政治力学」においては、残念ながら力不足の面があることは共通の悩みです。「なかなか辛いよね。」というのが本音です。でも、同じような悩みを抱えている同世代に会うと「何とか突っ張ってもがんばらなきゃ!」という気持ちが沸くものです。
 「馴染んじゃって、『郷に入っては郷に従え』になってしまったら終わりだよ。」が結論。そのためにはどうしたらいいかなあ…。私はやっぱり自分のことをきちんと批判してくれる人を大事にしなくてはいけないなと…そう思うのです。

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2004年01月13日

見聞を広めに?!

 同じ会派の民主党の篠塚さんに頭数…?として誘われて、民主党の大会を見てきました。品川プリンスホテルのものすごい広い会場は満員で、何と言ってもすごいマスコミ陣のカメラがあり、それだけでも「すっごーい!」と感激してしまいました。気持ちはまったくの‘おのぼりさん’で、代表の菅さんをはじめ、党の幹部は壇上にいるわけですが、いわゆる代議士と呼ばれる人たちが時折会場を出入りし、ちょうど立ち見で会場入り口付近にいた私の目の前を通過していきます。
 もちろん普通に同じ人間なはずですが、やっぱり国会議員と言うのは「エライ」という感じがします。特に、これは人によってですが、入り口までたどりつくためには立ち見の人たちに通路をあけてもらう必要がありますが、「すみません。」と会釈する人もいれば、そうではなく「眼でプレッシャーをかける」というか鋭い視線で合図を送るような態度の人もいて、ものすごく政界の序列を感じてしまいました。私にとっては居心地がいいわけありません。ネットでは都議会議員だからとか自治体議員だから…という区別は全くなく、みんなが対等な立場です。経験差はあったとしても、むしろ、その差に価値があるとの認識があるように思います。
 それからもう一つ、政党と言うのはとても中央集権的だなと言うことです。地方の方からの質疑でも、どうやって地方事情や意向を組み入れてくれるのか?というのがありましたが、そこはとても悩ましいようでした。ネットの場合は一応、東京ネットが都全体の中心に存在しているわけですが、各地域ネットごとのカラーは様々で、ある程度の共通点は見出そうとするものの、最終的には地域の決定が優先されて尊重されるので、ここが「ローカルパーティ」の良さかなと感じました。
 話を聞いていて思ったのは、政党が本気で「政策集団」になっていくことってものすごく大変なことだなということです。しかも現在の状況を見れば、まだまだ構造的に中央集権で、地方分権、地方主権になっていないので、中央で立案する政策が広く全国に適応できるような余地がなっている必要があります。だからもっと大変だということです。
 それにしても、あの会場の雰囲気、空気を吸っただけでもとてもいい勉強になった気がします。(さすがに、最後の「がんばろう!」コールの時は会場の外に出ましたが。)

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2004年01月05日

仕事はじめかな?

 今日からが本格的な仕事始め。私も気分だけはそのつもりですが、今朝は月曜日ですが駅での遊説は念のため中止してしまいました。家の中をウロウロする分には元気なのですが、一歩外に出るとあっという間に疲れてしまう自分の体力の無さを思い知っているところです。お医者に行きましたが「完治するにもだいたい同じ位の時間がかかると思ったほうがいいし、早く治したいと焦らないでゆっくりね。」と念を押されて帰ってきました。
 会社勤務をしていた時には年に一度必ず健康診断がありましたが、今は健康管理は自分任せ。職員の健康診断の時に一緒に受診させてもらうこともできるのですが、ついつい「ま、大丈夫かな。」と思いパスしてきました。この事態になり、3年ぶりくらいの血液検査を受けました。結果は「異常なし」ということでホッと胸をなでおろしました。
 ところで「中性脂肪」についてですが、何となくこの値が増えているのは気になります。会社に入った時からの記録を見てみると、順調に伸びています。基準値範囲内ではあるものの気になるところです。
 ということで体力づくりと健康は今年の私の大きなテーマです。でも、すっかりと血液検査の結果が良好と聞き、そのおかげで元気になった気がしたわけですが、やっぱりそれも素人判断に過ぎず、食欲に任せて食事をすると具合が悪くなる始末。本当に「これは参った。」という感じです。

 いずれにしても随分と休みすぎて、休み中に読書できなかったことが一番の痛手。毎日に追われるとゆっくりと知識を積み重ねる時間が持てないのでお正月ほど貴重な時間はないのに…。そのことに悔いが残りますが、今日から私も仕事始め。まずは書類整理から始めましたが、何と恐ろしいことに封を切っていない郵便物がたくさん出てきました…。

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2003年12月26日

仕事納めかな?

 比較的元気になったので、今日は一年間の総括と来年度の計画を立てる会議に参加しました。一ヶ月ぶりくらいで事務所に顔を出しました。
 今年一年間の一般質問を振りかえってみると、結構面白いのは、私が採り上げているテーマはあまり生活感がないこと。もう一人のネットの議員である武内はアレルギー問題やごみ問題など生活に密着したテーマを扱っていて、私はどちらかというと「自治」の問題など学生の勉強の延長上にある課題をテーマして一般質問をしているのです。議員個々人の置かれている環境や興味関心が質問内容と大きく関わっていることを顕著に示しているなあと思います。
 生活実感にはだいぶ欠けていることを改めて感じました。私はどちらかというと地方政治のありかた、その仕組みに関心があります。どのようなシステムを構築すれば、より市民の声がまちづくりに反映できるようになるのか?「公平で中立」ってあるのか?ということなど考えてきたように思います。
 でも、何しろ今の多摩市の状況を見た時になかなか展望が描ききれないという現実。日々、処理をしなくてはいけない業務がありながらも将来を見通して今を組み立てていくことが必要です。何としても具体的な市長の方針を示してもらいたいと思ってきました。けれども、今だ「具体性」を持ったビジョンとその道筋が示されているわけではありません。来年度は市長の任期も折り返し地点にはいります。私たちが考えている「地域力・市民力」の視点から市長の示す具体的方策を評価していきたいと思います。
 私としてはもう少し生活実感あふれる質問ができるようになることが課題かもしれません。
 官公庁などは今日が仕事納めです。議会が終わってほっとしたところで、実は今月は遣り残したことがたくさんあるので、この休み中に少しずつ片付けたいなと思っています。

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2003年12月25日

体は正直者?!

  昨日は議会から帰り、何もせずに倒れこんでしまったわけですが、なぜか今朝は体がすーっと軽くなったような感じです。やっぱり議会が終わったから?一つ肩の荷が下りたからかもしれません。

 私は病院の待合室がとても苦手なので、なるべくなら待ち時間少なく、スッと見てもらえる診療所を探していたのですが、紹介された病院に昨日うちに「今すぐ、ここで連絡をしたほうがいい!」とアドバイスを受け、議会終了後すぐに控え室で病院に連絡を取りました。そして、議会も終わったことだし、ちょっとゆったり気分で診察を受けに行きました。
 不思議なもので、病院へ行っただけで妙な安心感がわきました。そして採血をして診察は終了。結果は年明けに・・・ということになりました。近くの薬局へ行き薬をもらいましたが、そこで「お薬手帳」というのを作ってもらうことにしました。これはとても便利なものです。つまり薬歴が一目瞭然でわかるという記録です。母子手帳を思い出しました。これは周りの人にもお勧めしたいと思いました。全国共通らしいです。今まではどんな薬が出されているのか?などあまり気にしたことはありませんが、これは薬を理解する上でもとても役立つものだと感じました。
 ちょっぴり昨日より元気になったのですが、何と10日分も薬が出てしまいました。ちょっと多すぎるのではないかと心配になりました。思わず「すみません、これは全部飲み干したほうがいいんでしょうか?元気になったら飲まなくても大丈夫でしょうか?」と薬剤師さんに尋ねてしまいました。もちろん「全部、ちゃんと飲んでください。」と言われました。
 「ハァ~薬は苦手。」しかも私の嫌いな顆粒。飲む前からいちいち顔がゆがんじゃいそう・・・。しかしながら、これを飲んでちゃんとお正月を迎えられるように胃の準備をしたいものです。

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2003年12月23日

明日が最終日

 明日で定例会が終了します。最終日にはさまざま案件に対して討論原稿などを書かなければならず、準備をしなくてはなりません。今月はほとんど寝て過ごしていて、まだほとんど準備できていない状況です。
 ところが悪夢のような一日で、またもや具合が悪く、一日中寝こんでしまいました。
 実は今日は民主党の石毛えい子さんと多摩ネットで今後の活動方針などの話合いがあり、参加したかったのですが、もちろん無理。結局は何もせずに寝て過ごした一日でした。
 でも、討論原稿が出来上がってないことが気になっているので、とうとう夢にまで出てくる始末。これは最終日当日の朝に完成させるしかないな・・・覚悟しながら、とにかく明日の大事な議決には参加しなくちゃと静養して過ごしました。

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2003年12月21日

最後に決めるのは「私」

 自分が迷ったら、他の人に話を聞いたり、判断を仰いでみたりします。けれども最後の最後で結論を出す時には自分自身です。今日はそんな思いを味わいました。
 というのは、また明日から月曜日。今月はまだ一度も朝遊説ができていません。さて、明日はどうするのか?という判断をしなくてはなりません。私はただ単に朝遊説をしているわけではなく、ニュースレターを配りたくて、駅前の静かな朝にお邪魔をしています。そのことから考えるとどうしても頑張りがきかなくて、今月はニュースレターが未完成のまま。朝遊説をやる意味が半減してしまうのです。
 けれども、今月は一度もやっていない・・・ということがどうしてもネックになっていて、マイクを持つだけでも駅で立つべきかどうかを迷っていたのです。
 私としては、総選挙中に全く自分の活動ができていなかったこともあり、今月もまたニュースも配れず、朝も立てなかったということがため息モノです。もちろん健康管理が十分に出来ていなかった自分自身もショックですが、全部自分自身に振りかかってくるなと言うことを身をもって体験した感じです。

 初志貫徹がくじけちゃった感がありますが、やっぱり私は明日も「無理」・・・そして今月は「無理」という決断をしたのです。とっても年末に自分に悔しい出来事です。半ば「自分自身との約束」だったからです。そして、こんな場面で私は公約という重みを感じることになるなんて・・・と思いました。

 とは言っても、ちょうど年も変わるいい節目。気を取り直して、また来月から頑張るしかないな!と元気の入れ直し。「ほうれんそう」はまだまだ定着していません。「ほうれんそう」を市民と政治をつなぐ架け橋として育てていくことは、実は私自身の活動の楽しみであり、喜びであり、挑戦になっています。変な細工はせずに出来なかった自分に素直に残念がり、悔しがり、言い訳せずに明日の力に変えていこう・・・そう思っています。

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2003年12月20日

何を再構築するのだろう。

 今日も一日家でぐったりとしていましたが、ぐったりとしているわりには結構、意識が鮮明で、なぜか横になりながら「行財政構築プラン」のことばかりを思い出すのでした。

 行財政構築プランの市民説明会が25日からスタートします。年末年始の忙しい時期に、どれくらいの市民が説明会に足を運んでくれるのか少々不安です。しかしながら、日程的にこの期間がギリギリだと判断しているのでしょう。来年度の予算に間に合わせるためにというキツキツの日程の中で、私自身は市民の意見を聞くのはいいけれど、一体どのように集約していくつもりなのかと思っています。それ以前に、私は考えれば考えるほどに、「行財政再構築プラン」が全く再構築になっていないと思えて仕方がないのです。
 再構築というのは、例えば「A事業」と「B事業」をやめますけれども、そのかわりに「A'事業」とか新規の「C事業」をやりますよ・・・みたいに具体的になっているはずだと考えるわけですが、中味を見てみると廃止する事業や経費の削減を目標としている事業ばかりが目立ち、「構築」されたものの姿がどこにもないのです。ただ「新しい公共」ということばが掲げられ「・・・・したい」というイメージは語られているのですが、「再構築」と言えるようなところは見当たらないわけです。
 つまり私はこれは「コスト削減プラン」であって、「再構築プラン」にはなっていないという評価をしています。おまけに不思議なことがあります。現在、ごみの減量を話あっている審議会があり、そこでは「ごみの有料化」が諮問されています。まだ答申が出ていないにも関わらず再構築プランではさ来年度からの「検討・実施」と書いてあるのです。これはちょっと不思議です。まだ答申が出ていないのに、勝手に「実施」と書いてある・・・?
 そう言えば、議会答弁でそのまま置きかえれば本プランにはいたるところで「検討」「研究」という文字が見うけられるのも危険です。「検討」は一応前向き、「研究」はほとんど前向きじゃない・・・・ということだからです。先日の全員協議会で、ある議員さんはその表現方法について「遠慮しすぎているのではないか?」とやさしい遠まわしな言い方で行政側に詰め寄っていましたが、私は正直言って「これって、本当にやる気があるんでしょうか?」と言いたくなります。「何をどのように誰が検討するのか?」をちゃんと書きこんでくれなければわからないからです。
 このようにあいまいな書かれ方だと市民自身がどこにどのように意見を言えばいいのかもわかりません。特にしつこようですが、学校給食の運営について、行財政診断白書では民間委託の方向も打ち出されていて驚きでしたが、再構築プランでは来年度は手法の検討、そしてその翌年も翌々年も「検討」ということ。本プランは3年計画ですが、またもや3年間「検討しつづける」ハメになりそうです。これでは、相変わらずのナシノツブテ。意見の言いようがありません。

 何をどうやって再構築しようとしているのか?まだその明確なビジョン、柱が定まっていないように感じられて不安です。もちろんコスト削減は緊要の課題。しかしながら、本当に改革すべきところにどこまで踏みこめているのかは疑問です。市民説明会で市民からの率直な意見が出されるでしょう。それをどこまで生かせるのか・・・プラン自体は議決事項ではありませんが、しっかりと見守っていきたいと思っています。

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2003年12月18日

さて?多摩市民の意見は

 またまた2日遅れの活動報告になりました。インフルエンザ注意報が新聞にも載っていましたが、とにかく健康第一を痛感しているところです。

 代表者会議がありました。私たちの会派からは4つの意見書を提出していましたが、もっとも注目していたのが「自衛隊のイラク派兵を中止する意見書」。さて、この意見書を国に提出することで代表者たちがまとまるかどうか・・・傍聴には行けなかったものの、非常に気がかりでした。
 ちょうど立川と羽村の議会ではこの意見書が提出できなかったとの新聞記事も載っていて、マスコミの世論調査などでは「反対」の声のほうが大きいという報道もあるのに、やはりどこか議会と世論とでねじれ現象が生じているのかしら?と考えていたところです。
 多摩市議会では意見書の提出は「全議員一致」というルールがあるので、事前に代表者会議の場で調整がなされます。つまり代表者会議でまとまらなければ、その意見書はあえなく「ボツ」になってしまうということです。
 会議が終わった後、すぐに代表から連絡が来ました。そして結果は・・・・「イラク派兵は予想通りの×」とのことでした。なんだかガッカリというよりは、多摩市民の総意としては「イラク派兵反対」もしくは「慎重に」ではないということになるわけで、私は本当にそうなのかな~と疑心暗鬼になってしまいました。

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2003年12月13日

どうしても明日のためには・・・

 明日、桜ヶ丘で障害者とその家族のためのコンサートがあります。実は去年ベルブ永山で第1回を開催し、それを聞きに行きました。コンサートの趣旨に共感をしたため、たまたま主催者の「いろりの会」の方と話す機会を得てコンサートの感想をお話したところ、「じゃあ、ぜひ来年もやるから、そのときには手伝って下さいよ。」ということになりました。「じゃあ、司会をお願いしますから、よろしくね。」と約束をしてほぼ一年ほどたち、コンサートが明日にと迫ったわけです。
 なんともこの体調で、先週の打合せにも顔を出せず、結局明日を迎えるわけですが、「代役がいないので、打合せはいいですから、当日よろしく」とのメールが届き、かなりプレッシャーが・・・・。
 やっと回復してきたし、明日は行けそうだなという感覚はあるけれど、心配。今日も一日たっぷりの休日を過ごしてしまいました。普段、ゆっくりとテレビなど見る時間がないのに、今日は昼間から「古畑任三郎」を見てしまい、このドラマってこんなに面白かったっけ・・・と見直してしまいました。

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2003年12月12日

ふーん・・・・。

 結局、体調が悪くて、建設環境常任委員会の傍聴には行けずじまい。他の常任委員会の傍聴に行くと、勉強になるので、議会運営委員会や代表者会議も含めて、傍聴に足を運ばなくてはと思っているのですが…。
 寝ているところに、携帯電話にメールが入り、今月末しかもクリスマスの25日に予定されていた議員忘年会が中止の連絡?!ちょっとラッキー・・・でも、なぜ?と理由を聞いたところ、ちょうど行財政の再構築プランの素案が発表されて、ちょうどその日が市民説明会の初日とか。そう言えば議員忘年会にはいわゆる四役(市長、助役、収入役に教育長)が出席していたっけ・・・。なるほど、もちろん優先は市民説明会でしょう!ということで、四役のキャンセルにより、じゃあどうしようかということになり、聞くところによれば「自分達の会費制とは言え、こんなご時世だし、市民感情もあるし・・・・。」ということで急遽取りやめになったとか。
 私にとっては、ちょっと救われた気持ちに。私は議員の仰々しい忘年会をあんまり好まないのです。「まぁまぁ・・・どうぞ・・・」とか言いながらビールを注いだり、特に去年だと助役がとてもこまめに議員周りをしていたような印象がやたら強く…。
 ということで「ふーん。」と思った後で、ちょっと安堵の喜びがこみ上げてきてしまいました。でも、風邪が吹っ飛ぶほどの朗報ではなかったみたい・・・。

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2003年12月11日

一日休養

 朝から何もできずに寝こんですごしてしまいましたが、昨日の委員会についての電話がかかってきました。
 実は昨日の委員会で自治基本条例が3番目の審議案件でしたが、議論をすると時間がいくらあっても足りなくなるだろうとの話しになり、市長を呼び、質疑をしてから、後回しにして先に他の案件を議論したのでした。ところが全ての案件が終わったところで、自治基本条例に戻った時、時間が午後7時で、時間的にも休憩をとってから再度議論に入るかどうかという話合いになり、結局、疲れた頭で考えるよりは、再度仕切り直しをして別途議論をしたほうがいいのではないか・・・という意見が多数を占めたので継続になったのでした。

 もともと私は会派として「継続」を申し出るつもりでした。なぜならば、自治基本条例について9月の段階で市民からのパブリックコメントを集めただけでは不十分だと考えていたからです。9月の時には議会に関する部分について、議会として市民からの意見を聞いたわけではなく、その後、代表者会議で議会の条項を決定しました。つまり、私たちの会派では議会として市民に何らかの形で再度、意見を聞いたほうがいいのではないかという話でまとまっているのです。
 それについてはいいわけですが、電話ではなぜ傍聴者をあんなに待たせておきながら何の議論もしないで継続にしたのか?ということでした。その方は、継続にすることで議論が後ろ向きになるのではないかと危惧していたようですが、私自身は議会として前向きに取組みたいからこそ継続をして、再度集中的に審議することになったんだと伝えました。
 確かに、今までの委員会でも12月中に議会として結論を出すことは無理だろうと考えていたこともあり、「継続ありき」という印象を与えるのも致し方ないと思うわけですが、議会が前向きではない・・・・と判断されるのだけは避けたいところです。
 頭がボーッとなりながら、事情を話し、ようやく納得してもらえたようでした。
 とりあえず今日は開店休業状態の一日で、自分自身に嫌気がさすくらいの体調の悪さ。早く体力回復をしなければ・・・はじまらないという感じです。

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2003年12月07日

別の病気?

 普段は歯医者にしか行かないので、たいていの場合、風邪で病院へ行けばすぐに薬が効いて復活出来るのに、症状は変わらず。相変わらず口にしたのは、一日で3口のおかゆにポカリスェットとりんご半分。寝ていると風邪じゃなくて違う病気にかかったのではないかと不安になってきて仕方ない。
 いづれにしても明日からまた議会が始まるから、なんとか回復してもらわないと困る。せめて平熱に戻りたい。
 それにしても今週末は結構楽しみにしていた予定があったのに、全てキャンセルなんて・・・・健康でいることって大事だなと言うこと、寝ていると色々なことを考えるけれど、やっぱり国民健康保険っで必要っていうことを実感している自分になんだか嫌気がさしてしまった・・・・。

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2003年12月06日

やっとお医者さんに行く

 考えてみれば12月に入ってから、ずっと体調が悪く、4日、5日とは帰宅してそのまま寝ないとやっていられない!・・・という緊急的な事態でした。食事ができていないので、体力は低下。それにも増して、食欲がまったくわかない・・・。お医者に行くのすら・・・というか歩くと言うことがとても辛いのでどうしようかと迷ったけれど、ここは行かなければ、おそらく月曜日に議会に行けないと近くの病院へ。
 風邪から来る胃腸の機能不全ですね・・・と診断され、薬をもらったけれど、この薬本当に効いているのだろうか?食欲を出す薬・・・・を飲んでもちっとも食欲わきませんけれど・・・・・。ちなみに口にしたものは一口のおかゆと、ポカリスェット。

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2003年12月05日

記憶をたどって・・・つぶやき*その弐*

 今日の一般質問では「検討します」とか「研究します」というお決まりの行政答弁について「何か統一したルールがあるのでしょうか?」という質問がありました。しかしながら、助役が出てきて「特にありません」・・・私はむしろ‘ない’ということを聞いて驚いてしまいました。どの部長さんをとっても、それほど個性もなく一辺倒で同じような答え方が出来てしまう・・・組織って恐ろしいと思いました。知らず知らずのうちにどっぷりと漬かってしまうんだわ。
 面白いのは、どちらかと言えば、反市長派の議員に対する答弁。市からの送付物について案内文の文章の文字が小さくて、高齢者にはなかなか読みづらいということを指摘していていたのは、結構いい提案だなと誰もが思ったと思うけれど・・・・行政側の答弁は・・・多分、普通なら「検討します。」と来るかと想像をしたけれど、「貴重なご意見の一つとして承らせていただきます。」とちょっと冷たい感じがする。こういう行政側の答弁一つで、行政が市長と議員との距離関係をどのくらいに位置付けているのかがよくわかるのはとても面白い場面。

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2003年12月04日

記憶をたどって・・・つぶやき*その壱*

 多摩センター活性化について同じ会派の篠塚さんが質問をしていたけれど、そう言えば、多摩センター活性化と言えば、来年から『eワーク情報局』がどうなるのかが気がかり。パルテノン多摩のシティサロンはロケーションとしては素晴らしく、あそこがもっと気軽な市民の活動場所になるのなら、これほどうれしいことはないよなあ!
 ところで、篠塚さんは多摩市のホームページについて(せっかくリニューアルしたのに)、三鷹市ホームページのような工夫が欲しいと提案をしていた。確かに私も三鷹市のホームページはいいなと思ってみていたけれど・・・。あとは最近、自治体ホームぺージに企業のバナー広告を掲載しているところもあり、多摩市もぜひ!とすすめていたけれど、私自身はバナー広告で広告料をとらなくていいから「ハローキティに会える‘まち’多摩」のPRが多摩市のホームページ上でできないものかと思ってしまう。せっかくのキティの街のかおりが漂わず、何だか寂しいと思っているのは私だけかなーって思うけれど。多摩市のホームページにキティちゃんキャラクターが登場したら、とても画期的。これはサンリオの宣伝にもなると思うけれどなあ・・・。

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2003年11月16日

自治会でのおそうじ

  今日は昨日に引き続き日本自治学会の2日目ですが、午前中は話を聞きたいな・・・という気持ちを少し押さえつつ、自治会でのおそうじに参加しました。

 というのも、実は自治会の掃除に参加をするか、それとも「税源移譲」の話を聞くかでかなり迷ったのですが、やはり地域のことにも参加しなければ…というわけで、公園の落ち葉掃きをしました。
 昨晩の雨のお蔭で、今日まで降り続いてくれれば掃除も中止になったわけですが、、何せ晴れあがって暑さを感じるような陽気に、落ち葉たちは中途半端な乾き具合。一番嫌なコンディションの中での掃除でした。
 さらには、さすが「賃貸住宅」というだけあって、コミュニティの弱さを痛感する参加率。100世帯以上はいるはずなのに、参加世帯は私を含めて5世帯のみ。どんなに少ない人数かは想像できると思います。しかも私自身、ハズカシながら、自治会の副会長さん以外の人の名前もわからない始末でした。せっせとお掃除をすませて、日本自治学会の会場へと向いました。

 「賃貸住宅」はやっぱり「仮住まい」という意識の方が強いこと。それから私の住んでいる所は駅からとても近いので、「寝床」としての住居にしか過ぎず、「生活の場」として住まいが位置づいていない人の方が圧倒的多数だと思います。

 つい最近、知らぬ間に引っ越していった同じ棟に住んでいた方にお会いしました。たまたま自治会の話をしたところ、「いやあ、何となくだけれど自治会とかって参加しづらい雰囲気があるし、居心地があまりよくなくて。」という感想をもらしていました。わかる気がします。とにかく転入居、入れ替わりが激しい物件ということもあり、人が全く定着していないし、仮に真面目に休日の貴重な時間に自治会に参加をしても、ほとんど全員が参加をしていない状況を見れば、わざわざ自分が参加するなんて・・・と参加意欲が低下するのも当然でしょう。
 とは言っても「でも、自治会とかの組織も必要なんですけどね。それはわかっているんですけれど。」と元住人の方がそうポツリとおっしゃったことが妙に印象に残りました。

 私の住んでいる所は「賃貸住宅の宿命」の典型だと思っています。数少ない参加者の一員としてはため息をつきながら、そしてこういうコミュニティをどうしていくべきなのか・・・など考えなくてはならない当事者経験も必要なことかなと納得をしながら、清々しく掃除を終えた次第です。
 「今のところ自治会なくとも大丈夫・・・」というのが私のエリアなのかもしれません。自治組織を成立させること自体が至難の技なのです。回覧版も回ってきません。でも、別に困ることってないのです。私の生活を考えても同様です。

 その後、日本自治学会の分科会では「国民健康保険制度・介護保険制度」を選び、話を聞いてきましたが、「まさに介護保険は『自治』の問題」と繰返し強調なされたので、さすがの私も耳が痛くなりました。

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2003年11月11日

やり残しの宿題

 今日は朝から雨模様。多摩センター駅で当選した候補者と支援していた議員による当選報告に立ちました。
 「何、お礼?」と声をかけてきた方がいらしたそうですが、当選後「ありがとうございました。」と発するのは禁句です。選挙違反につながるからです。でも、やっぱり選挙の前後だけしか通勤客などに姿を見せていないとなると、どんなに弁解をしても理解され難いような状況が生じるのも仕方のないことかもしれません。
 「人の振り見て我が振り直せ」とも言いますが、「決して選挙のためじゃない。」という気持ちをいつかは理解してもらいたいなと思います。そのためにも地道に朝の駅頭報告は継続しなくてはなりません。

 ステイツマン支援議員の一人である民主党の加藤公一さんは前回当選来、毎日欠かさずに駅頭で報告活動をしました。1000日以上もになります。これはすごいと思います。何せ私のように最寄駅だけでなく、選挙区全部の駅に立つわけですから、休むわけにはいかないのです。その努力は今回の得票数に表れていた気がしました。私が身近で尊敬する国会議員の一人です。

 さて、今日は先月休刊したニュースレター「ほうれんそう」作成、それから一般質問について考えたり、市民自治基本条例のことについて関係者に話を聞きに行ったり・・・その他家事なども含めて、どっさりとやり残した課題を片付けようと手をつけ始めたわけですが、やるべきことの多さに閉口し、同時に睡魔に襲われた一日でした。
 考えてみれば来月の議会まで、あと残すところ半月です。一般質問の通告書の提出期限も迫っているし・・・気ばかり焦っているところです。

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2003年11月10日

選挙が終わっても。

 朝は選挙終了後の報告に永山駅に立ちました。来週からは、やっと自分自身の活動報告ができるなあと思うと、1ヶ月間ほどは随分と自分のことにはおろそかだったと改めて感じます。何はともあれ、当選できたことに喜びがじんわりとわきます。
 朝、目の前を通過していく急ぎ足の通勤、通学の人たちの様子はいつもと同じ。でも、「お疲れさま」と声をかけてくれる人がいるのは少し違う風景かもしれません。

 今日はようやく歯医者通いも完了して、その後選挙事務所の片づけを手伝いに向いましたが、到着したら、ほぼ後片付けも終了していました。当選した議員本人は、当選報告に忙しく、こうして事務所を閉じるのはやっぱり周りで支える人たちの仕事です。ボランティアでずっと事務所番をしてくださった方には本当に感謝だなあと思います。候補者があっての選挙なわけですが、その蔭にはにはものすごくたくさんの力があるんだと実感できたことが私にとっての貴重な体験が出来ました。
 そして、自分が当選した時にはこれからが大変だなと両手を上げてニコニコもしていられず、気を引き締めるのですが、応援した人が当選することの喜びも初めて味わえたこともいい経験になりました。どんな戦いごともそうだと思いますが、二度と同じ戦はできないわけで、その意味でも瞬間やその場面場面を大事にすることの大切さも実感した気がします。

 夕刻から町田で選挙の報告会もあり、多くの人が集まったものの、さすが候補者のイメージや雰囲気にぴったりしたアットホームな祝勝会でした。国会議員と言うとイメージ的には派手派手しいわけですが、私が居心地良さを感じるでこじんまりした温かい感じの報告会でした。
 その場のお祝のスピーチの中で「ここに集っている皆さんが少しずつ支援の輪を広げて行くことが大事」というメッセージがありました。私も同感でした。私も地道にしか政治も広がっていかないと思っています。

 選挙が終わって、またその翌日から選挙・・・・なんて言われ方もするわけですが、そういう捉え方で政治と向きあっている風潮自体をまずは変えていきたいものです。

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2003年11月09日

選挙でわかる地域色

 ちょうど投票日にはいい感じの曇り空。投票への出足はかなり上場だったようです。けれども結局は終わってみたら、投票率は小選挙区でも比例区でも約60%で前回よりも約2%下がっていました。投票率を上げていきたいと考えている私にとっては非常に残念な結果です。
 しかしながら、応援していた候補者は比例区でしたが復活当選!今、日付が変わって午前3時すぎですが、「なんとか当確が出そうだ。」との情報を得て町田の事務所に迎い、やっとNHKの字幕で当選を確認し、万歳三唱。私の選挙の時には万歳など一切しなかったので、何となく照れくさい感じで万歳体験しました。

 さて、今日は昼間から多摩自由大学に参加してから、投票立会人として開票所の総合体育館に向いました。午後8時の投票〆切の後、続々と各投票区から‘ブツ’が運ばれてきました。そして午後9時から開票開始。それにしてもNHKでは既に投票〆切の午後8時から当確がでているのが不思議ですが、体育館に設置された一台のテレビを横目で気にしながら開票作業を見守っていました。
 まずは投票箱には厳重に鍵がかけられて運ばれてきます。南京錠がかかっているかの確認とその鍵がちゃんと封筒の中に入れてあり、もちろんしっかり封をして、そこには投票所の立会人の割り印が押してあります。
 選挙管理委員長の合図により、一挙に鍵があけられて開票スタートです。もちろん鍵の開いた投票箱の中もチェックします。もしも一票でもひっかかっていたりしたら大変だからです。

 私は小選挙区の担当だったので、30分ごとに開票状況が知らされて、確認印を押しました。そして、疑問票や無効票の確認をしました。例えば別人の名前や記号が書いてあったりします。それから白票も確認しました。点字の票もありました。それにしても開票作業はとてもスムーズな流れ作業でした。とても勉強になりました。
 無効票の中に「今回はとても残念です。次回までにもう少し政治に関心を持ちたいと思います。」と書かれた票がありました。若い女性の文字だと思いました。わかるなあ・・・その気持ちと思いました。「岩永ひさか」と書かれた一票が無効になっていたのには恥ずかしく思いました。これを私が支援している候補者の票にしたいものです。

 投票結果ですが、小選挙区は22時58分に確定しました。多摩市では①民主党・石毛えい子/31,583票②自由民主党・伊藤公介/29,420票③日本共産党・今村順一郎/7436票でした。そして比例区は①民主党/30,313票②自由民主党/19,255票③公明党/8,726票④日本共産党/7010票⑤社会民主党/3811票で23時8分に確定しました。
 私が応援した候補者、民主党と石毛えい子さんは前回と同じく多摩市では勝利をおさめました。これは本当によかったなと思いました。ただ前回と同じくして町田との合計では勝てなかったことは残念。でも、石毛えい子さんがなんとか比例区で復活できたことは、多摩市の民意が国政に届くことにはなります。もしも比例区で復活できなければ、多摩市民の声がダイレクトに届かないわけですから、この結果には素直に喜びたいと思っています。
 ステイツマンが新規支援していた議員も比例復活で当選しましたし、何人かの知人も当選をしていたのでうれしかったです。今回の選挙は政権交代とまでは行かなかったけれど、確実に政治の流れは変わっていると思います。それは比例区で民主党が獲得した票にも表れています。そういう意味では今は過渡期、「しがらみ選挙」から脱皮する時期もすぐそこまで来ているのでは・・・という気がしています。

 テレビを見ていると「国民の目線で」「市民の声を」としっかりと当選の味を噛み締めている政治家たち。当選直後の気持ちをいつまでも持続してもらいたいものです。私は今日の開票立会人に行き、改めて一票の重みを感じました。その意味ではやっぱり「政治はわからない。」という人の心や考えかたを少しでも変えること、政治をわかりやすく伝えたい!という気持ちが以前よりも強くなりました。私自身が胸を張って『民意が反映されている』と言えるような政治を創りたいです。

 今回私がチャレンジした投票率をあげることはできなかったという無念の思いを私は克服するためにも「頑張らなきゃ!」と思います。それが今の私に精一杯出来ることだし、すべきことだからです。

 選挙を通じて悲喜こもごも、そして色々な政治的な関係図などを学べたなあというのも感想の一つ。こんなに真剣に総選挙を見たこともなかったけれど、あらためて全国の結果を眺めれば、本当に地域色がくっきりと表れていることを感じました。さらには遅れ馳せながら「一票の格差」問題の是正についてはっきりと意識させられたのも今晩でした。

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2003年11月08日

多摩センターも頑張れる!

  選挙戦も最終日。今日一番の大仕事は多摩センター駅前での多摩市内でのフィナーレ。何せ、自分の選挙区には数回しか足を踏み入れていないという党の代表が多摩市にも寄れる・・・という話が二日前に来たので、慌てて準備をして、今日に臨んだわけです。
 もちろん、もっと事前からのPR期間があればよかったのですが、PRするにも時間がなさすぎて、当日時間になるまで、本当に多摩センターに人が集ってくれるのかどうかドキドキしていました。

 演説の予定は17時半からでしたが、私たちは16時すぎから駅前に広場に立ち準備や呼びこみをしていました。しかしながら、まったく人が通りすぎていくばかりで、「どうなっちゃうんだろう?」と少々不安が募りました。
 ところが・・・、なんとすっごい人だかりとなりました。演説会が始まると、みるみるうちに多摩センター駅前に人・人・人・・・通路がない!と苦情が駅に届くほどの人でした。もちろん通路を確保していたのですが、それでも一目でいいから代表を見たい、話を聞きたい!というひとが集ったわけです。さて、ちょっと遅れ馳せながら到着した代表はまずをもって一言。「私は多摩センター駅前に、こんなに人が集まったのを見たことがない!」

 全くその場にいた人も同感でした。私たちもびっくりしすぎていたからです。恐るべし‘代表’!さすがだと思いました。
 最近は携帯電話にカメラがついているので、必死に携帯を掲げて代表のベストショットを写している若者たちもたくさん集りました。みんなが熱心に話に聞き入っていたよう感じます。

 私は・・・と言えば、「WAO!多摩センターも捨てたものじゃない!」、きっと上手なやり方をすれば人がいるじゃないの!集まれるだけの潜在能力があるんじゃないかと思って、人の山を眺めていました。
 私たちは1,000人くらい集まれば・・・なんと気弱なことを言っていたわけですが、そんなのは眼じゃありません。取材に来ていたマスコミの人の話では3,000人以上はいるだろうとの話。とにかくすごいのは、ペデストリアンデッキが満杯、そして多摩センター駅の京王線側の改札前くらいまで人が数珠繋ぎだったこと。

 本当に驚きました。苦情の電話があったとの話ですが、言い方を変えでば苦情が来るほど(実際鳴り止まなかったらしい・・・・)人が集まりすぎたって言うことなのです。

 ようやく終わった12日間にはほっとしました。忘れかけてしまった日常生活を取り戻すのにちょっとリハビリ期間が必要みたいです。睡眠時間が欲しい。

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2003年11月06日

すごい人だかりに圧倒された!

  朝から勢力的に選挙の応援。残りが今日を含めて3日間で、各候補者の陣営ともマイクを使わずに駅前では街宣活動。今日は多摩センター駅でした。あいにくの雨だったものの、午後にかけて晴れ上がりました。

 ところで、私は気がついたのですが、2回の選挙を通じて、知らずしらずに市内の道路に詳しいようです。というのも朝の1時間、街宣カーの道先案内人として同乗したのですが、「自分の選挙の時の記憶」が次々と蘇って来たからでした。「けもの道」みたいな感覚かもしれません。

 今日は、恐らく最初で最後!くらいの経験をしました。というのは、町田駅前にそれこそ「顔」である政治家が応援弁士に来たのですが、到着時刻が遅れてしまいそうということもあり、急遽、町田市の選対と合流したのです。
 まずは、行ってみてびっくり!主催者発表では約3千人の聴衆ということですが、町田駅前のマルイのところにワンサカと人がたまっているのでした。ちょうど候補者カーの屋上では東京生活者ネットワークのメンバーが話をしているところでした。
 それが終了した後、何と多摩市の選対から・・・ということで紹介されたわけですが、そこで「一番若いから」という理由で演説するハメになりました。「げーっ。」どうしよう・・・一応、心の準備はしたのですが、いざマイクを持つと頭の中は真っ白になり、何を話したかも忘れてしまうくらいに緊張しました。(実際にどんな風に話したかも忘れてしまいました。)
 それにしてもこれはとても貴重な経験です。多摩市の中で街頭演説をしたとしても、これだけの人を集めることは無理だと思います。第一スケールが違います。そもそも町田市は人口も40万人超で、‘まち’そのものの規模自体、比較の対象にはなりませんが、私はここで一つ気がついたことがあります。

 というのは、私たちが多摩市内で街宣活動を行う時には、マイクの音量などわりと‘おとなしめ’ですし、叫ぶようには喋らないで演説をするのが普通です。どちらかというと「語りかける」と言う感じです。
 ところが、一緒に選対を組んでいる同じ市議会議員でも、町田の方々は非常に大声で身振り手振りも十分でそれこそ「見せ方」をちゃんと心得ているというわけです。町田市の人たちと並んで、一緒に演説をすることを考えると、私たちのやり方とのギャップがありすぎて、何となく違和感あるな・・・、空気の違いを感じると感覚的に捉えていた理由に納得です。
 もしも、多摩市内の駅前で町田駅前と同じようなことをすれば、多くの人たちは冷たい視線に変わるだろうな・・・というのが感想です。そして私にはやっぱり多摩市という‘まち’のサイズの方が好きだし、似合うななんて勝手に思いながら、すごい人だかりを眺めていました。

 でも‘まち’で人が動いている空気があり、躍動感がありました。それにしてもこんな経験、二度と出来ないと思いました。さらには、警備に来ていた警視庁の強面の人たちの中に、何と知り合いが・・・・終わった時に声をかけられてびっくり。「げー、めっちゃ恥ずかしい」以外の何物でもありません。とは言っても、そんなこと思っているのは私だけ。町田駅前の人たちは「顔」である大物政治家の話にきっと酔いしれて、私のことなんて記憶彼方に飛んでいるはず!「あーよかった。」

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2003年11月04日

議員の仕事を考えてみよう!

 「国会(議会)で法律(条例)をつくる」のが本来の議員の仕事。でも議員が自らの手で政策づくりしていく能力はまだまだ乏しいのが現実です。多摩の市議会を見ても、もちろん私自身のことを考えても「議員立法」をしていく力量までには時間がかかりそうです。けれども法律を理解し、条例を自分でつくれるようになってこその「議員」であると思います。

 ところが選挙カーで東奔西走しながら、ふと考えたのですが、とにかく本来の役目である議員立法をするためには、やはりそれなりの勉強をしなくてはならないのですが、実は議員には「勉強時間」が限られているように思うのです。

 「議員」であり続けるためには選挙を勝ちぬかなくてはいけない。そのためには市民(有権者)とのコミュニケーションも大事です。それはとてもよくわかりますが、何せ市民とて、膨大な数がいるわけで、その人たちみんなに対応していると、それこそその対応だけで貴重な議員活動が終わってしまうのが現実です。
 「まじめな政治活動、議会活動」って一体、どういうことなのかな?と考えさせられる毎日です。正直言って政治活動に偏りがちな自分の今日この頃があるからこそ、そう感じるのかもしれませんが・・・。そして議会活動よりも政治活動の方が得意な人のほうが、やっぱり勝ち抜いていくという現実が何となく見えてくるのです。

 例えば地元のイベントなどなど、もちろん住人としてはともに活動し、生活者の声を聞くことは大事なことですが、その分「勉強時間」をやりくりする必要があります。私の悩みは地元での地域活動の時間帯と、どうしても通いたい学習会等が重なってしまうこと。最近、「全然地元に顔を出さない。」と言われましたが、私にも優先順位があるんだけれど・・・と思いつつも、議員が地元の活動に参加してくれる!ということへの期待感が小さくないことを感じます。

 もちろん、それも理解出来るけれど、でも議会活動の充実をしたいと思えば思うほど、地域とはどうしてもかけ離れざるを得ないところが生じます。「地域には冷たい」と言われてしまうと、「ヴー」と唸ってしまいます。
 地元のイベントに顔を出したり、握手するのが議員の仕事ではないけれど、多くの場合は市民の期待に応えて、いわゆる‘議員っぽい’活動に終始してしまうのかもしれません。そういう意味では市民自身が議員に期待すること、その中味も自分たち自身で見直していくことが大切なのかもしれません。
 そして、議員としては地元の声をちゃんと集めることの出来るようなスタッフを抱える必要があります。スタッフ不足であることが現実の姿。これは国会でも地方議会でも同じだと思います。・・・ということは現在、プロ政治家を雇っている市民たちが、政治に対して、どれくらい税金を振り向けたいのかという意思を表明することも必要でしょう。そうすれば、自ずから議員の定数や報酬など等の課題も解決してきそうな気がします。

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2003年10月31日

選挙への関心は高まっている???

  朝から夜まで、ずっと選挙態勢です。今日は朝遊説をやった後、ステイツマンの支援議員のところへ行ってきました。

 今回の選挙は「マニフェスト選挙」と言われていますが、どの選挙区でもマニフェストの小冊子が大人気のようです。私も駅で立っていると特に若い世代の人たちが「マニフェストありませんか?」と尋ねてくれます。関心が高まっているのかなあと思います。これがちゃんと投票日に結びついてくれることを祈るのみです。
 でも、このマニフェストを読みこなすのはとても大変だと思います。私にも難しいところがあるからです。

 政見放送が流れていますが、訴えていることを聞いているだけだとどの人も同じような内容で、違いがまったくわかりません。「不安な社会を安心に変える」と言っています。そんなことは当然の政治の役目だろうなあと思います。きっと今までも、社会の安心や安定を目指して政治を行ってきたはずです。「未来にツケを残さない。」という認識も、誰もが一致しているところだと思います。

 先日の朝日新聞の天声人語では、人物評価の様相について書かれていたけれど、政治家だけは次の2つに集中したそうです。「行動的で改革志向」かどうか、そして「正直で信頼できる」かどうか。
 私は政見放送や選挙広報などを見ただけで、それって本当に判断出来るのだろうか?と疑問になります。
 ところで、私がずっと政見放送を聞いていて、「じゃあ、一体今まで何が足りなかった。」と思っているのかを各個々人に尋ねてみたくなりました。一番不足しているのは何か?についてどんな風に考えているのかを尋ねてみたいです。どうしてこんな風になってきたのかについての各個人に認識を聞くと、候補者の違いってわかるような気がするからです。

 選挙期間もいよいよ折り返しに差しかかっています。何よりも私は市民が政治の方に顔を向けてくれるようにとしていきたいと思っています。

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2003年10月26日

お膳立ては整ったの?

 朝からテレビをつけると総選挙を前にして、各党の党首がならび政策などの主張を繰り広げていて、いつもの日曜の朝よりは政治界も盛り上がりを見せているように感じます。
 でも、‘まち’ではいつも通りにしか時間はすぎていなくて、明後日の公示を控えて、準備に終われたり、緊張感を抱いているのは私を含めた少数派みたいです。

 今日は多摩センターの三越前で、東京全域の生活者ネットークから応援者が集まり遊説をしました。遊説をしている側では、ストリートミュージシャンが音楽を奏で、フラワー関連のちょっとしたイベントも行われているようでした。
 相変わらず、政治関係のチラシというのは毛嫌いされていて、配ろうとするとひょいっと手を出してくれるのですが、チラシの内容がひとたび「政治」だとわかると、「やっぱりいいです。」と手を引っ込められてしまいます。私も以前は、チラシを受けとってくれない人がいるといちいちに「残念だな。」と思っていたわけですが、最近は「こんなもんか・・・・。」と思えるようになってきて、‘政治に関わっている人間’の感覚がわかるようになってきたのかも・・・。
 どうしてこんなに政治が嫌われものになっているのかを考えはするものの、じゃあどうすればいいのか?という点では、やっぱり「地道」なのが大事だなと、断わられても断わられてもくじけない強さが必要!と変に前向きになれる気がしています。

 テレビで党首討論を聞きながら「これって本当なのかな?」と思って画面を見つめている自分がいる一方で、三越前でマイクを通して、通行人に向けて語っている自分の姿・・・どんな風に受け取られているのかな?と思っています。
 「耳障りのいい言葉はもうたくさん!」響きだけはいいような政策がずらりと並べられていて、選挙に向けてのお膳立ては整ったように思うけれど、やっぱり何かどこか足りない気がしています。チラシを配布していたらご婦人が近づいてきました。そして一言。「でも、あなたね、公約を守れなかったらどうするの?全員辞職でもしてくれるのかしらね。」・・・思わず私は「そうですね。」と言ってしまいました。
 もしかすると物足りなさってそこにあるのかもしれません。約束だけはするけれど、守れなかった時のことまで約束しているところはあるのだろうか?「だけど、守れない!ってわかっていたら約束しないほうがマシですよね。」的確ではないかもしれないけれど、このような答えを返してみました。納得できないわ!という表情で、ご婦人は笑っていました。
 なんとなく、多くの人の気持ちを代弁しているようなそんな出来事に遭遇した昼下がりでした。 

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2003年10月21日

百聞は一見に如かず?!

  2泊3日の視察が終了。ほとんどが移動時間!?と行く前には考えていたけれど、実際に色々な場所を転々と見に行くのにはそれなりに時間が必要なのかなあ?と思ったり。でも、関西方面まで行くと午前中いっぱいは移動にかかり、視察1自治体あたりに2時間ほど・・・となれば、やっぱりぎりぎりなのかもしれないし。さまざまな思いを抱えながら、過ごしました。でも、トータルで見れば今回の視察は大正解だったと思います。

 さて、このご時世で議員視察に向けられる厳しい視線。相変わらず今年は宿泊費は1泊2食付で上限が1万5千円というルールにのっとっているので、事務局(担当職員)も視察のプログラミングにはかなり神経を使いそうだと推し量っています。
 とはいえ、私の所属する総務常任委員会でもメンバーはかなり高い問題意識を持ちながら行動をしています。私たちは別に宴会を催しているわけではありませんが、一応、みんなでホテルにて食事をするのには最低限の料金はかかります。この食事代の基準となると、結構価値観が左右するというか、人によって捉え方が違うわけですが一応今回の場合は「常識の範囲内で、それなりに。」ということで纏めました。委員の中でも「宴会のようなものはおかしい。」という声も上がっていたので、いわゆる飲み代については別途徴収をすることにしました。

 わざわざ視察に来てまで飲む必要はないだろう・・・という意見もあるかもしれません。でも、私自身はハメを外さない程度に、要は目的である「視察をする」というところに支障をきたさなければ議員の自己責任で行動をすればいいと考えています。実際、今まではどうだったのか知りません(噂では考えられないような事件もあったみたいですが・・・?)、現在は議員個々人の意識は随分と変わってきていて、‘乾杯’はしても食事も20時半には終了し、私はいつになくトットと就寝できた2日間でした。
 「明日の視察に差し支えのないように」というのは大義名分?美容と健康の回復2日間のようでした。でも、正直言って、不謹慎かもしれないけれど、多摩市を離れることはいい意味でリフレッシュになります。パソコンを始めとして、何にも考えずに部屋に帰ればベッドに入れるなんて幸せな生活だと思いました。市内にいるといい意味でも悪い意味でも「緊張感」をたえず持ち合せているからです。

 視察に行くと面白い場面に遭遇します。特に一押しと言えば・・・私が今回決算特別委員会で指摘をした「民生委員」。
 法律では民生委員は「無報酬」の非常勤特別職公務員としてのような位置づけです。けれども「無報酬」ではなかなか引受けてくれる人が少ないこともあり、多摩市ではわざわざ福祉委員会という制度を設けて、民生委員に手当を出せるような「不可思議なしくみ」が存在しています。とにかく民生委員は無報酬で活動をすることが大原則なので、それに基づいて今後の制度運用を考えてもらいたいものです。いづれにしても、かつては「名誉職」という位置づけがされていました。多摩市の中でも民生委員を何期か続ければ「市民表彰」の選考対象になるみたいですが、民生委員は熱心な活動を展開する人と、そうでない人との温度差もあり、やっぱり制度そのものから整理し直す必要があると思っています。

 今日、金沢駅前で私たちが目撃したのは「石川県民生委員ご一行様」とヒラヒラしている旗でした。あらら・・・これって「旅行かしら?」・・・何の名目の研修?親睦?旅行なのかはわかりませんが、とにかく、ハタメク旗を持っている若い男性は旅行会社の人で、集まってきている人たちの顔ぶれを見ると、確かに民生委員になりそうなご年配の方々が多く、どうも雰囲気的には「ツアーの団体旅行客」風。
 「WAO!これがいわゆる‘民生委員’ってやつなのかも。」と思ってしまいました。

 さらに、もう一つは羽咋市の視察にて。羽咋市の市議会の事務局の方が「ずいぶんと日程がたてこんでいますが、観光みたいな余裕はないんですね。」と。そんな時間の余裕はなし(と言っても移動時間がやたら長いわけですが)。しいて言えばホテルに到着して食事までの1時間半くらいとかが空き時間。羽咋市の場合はちょっとは観光する時間がなければ・・・との視察の行程をくんでいるようです。そんなことがあれば多摩市では一気に批判の的でしょう。 視察に行くという時、相手の自治体へ訪問をして、しっかりと話を聞いてくる(時には現場視察もあり)というのが形式みたいな感じがします。

 ところで、私が思うことですが、ある程度その‘まち’の雰囲気を知るためには観光という要素も必要だと思います。観光というと、「遊び」と受け取られる一面がとても強い感じがします。今までの視察=観光「遊び」みたいなイメージで受け取られること自体が問題だなと思います。そもそも観光とは風光を見て回ることですし、本当は私も自由時間があって現地の人、例えば商店街のおじさんとかおばさんなどと話せるような時間が欲しいなと思います。これは一見、観光「遊び」に見えるかもしれませんが、‘まち’を知るためにはとても重要な要素です。

 それに、多摩市は「観光」という点ではとても弱いですが、他自治体がどんな風にして人を集めようとしているのか?などの工夫を探すためにも「観光」は大事です。自分の‘まち’に人を呼びこむことで‘まち’を元気にする・・・そのアイデアを探すという意味で「観光」をするのなら、それはそれで私はいいのではないかと思っています。
 つまり先にも書いたとおり、「観光」と一言聞いただけで批判の的になってしまうこと自体問題で、「観光」という言葉を聞いたら即効イコール「遊び」と受けとめられることも寒々しいなと感じます。要は、いかにして自分たちの視察結果を地元に還元出来るのかが重要なわけで、その成果(視察内容の良し悪しは別としても)を市民にきちんと報告できればいいのではないかと考えます。公費で視察に行っていることを忘れなければいいのです。多摩市の場合には「誤解を受けるような行動は控える」ということで、観光「遊び」と思われるような要素を出来る限り排除しています。「観光みたいな余裕はないんですか?」という点、他の自治体からみればある意味で、ただ話だけを聞くだけの余裕ない視察に感じるのかもしれません。(実際そう思いました。何せキツキツのタイムスケジュールでした。)
 
 話を聞いていると、羽咋市の市議会への信頼は随分と厚いような感じが…市民は議員に対しても「温かい」感じがします。つまり何が違うかと言えば投票率。なんと市議会議員選挙では80%の投票率を記録しているそうです。市民たちが議員に対して、ある意味では「お任せできる」だけの信頼感が強い感じがしました。

それは羽咋市の視察テーマである「まちづくり基本条例」・・・多摩市で言えば市民自治基本条例なるものを先駆的に制定しているわけですが、この制定にあたって「住民投票」をいれるのかどうか?について、市民の間で議論をしたところ「議会があるので、住民投票みたいなことをすると、議員さんに悪い。」というニュアンスの発言があったことにも伺えます。最終的には住民投票を設けてはいるのですが、市民の意識としては「議員がいれば十分」と頷ける状況があるみたいです。

 これは多摩市のような都市部との大きな違いかもしれません。民生委員のことにしても、市議会のありようについても、地域ごとにその特色や位置づけも変化することがよくわかった…と変に納得してしまいました。
 いろいろと情報入手の手段は広がっているけれど「一見に如かず」というのはよく言い当てた表現だなと感心しました。

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2003年10月11日

「あんたがたどこさ・・・ひごさ・・・」なるほど!

 久しぶりにゼミに行きました。今日は旧国の名前を白地図に入れられるか…というクイズをしました。
 先生が黒板に80弱の旧国名を書いてくれたので、それを見ながらで、なんとか正解率が半分。旧国別全図眺めてわかるのは中部、関東、東北…と東に行くほど国の領域が大きいこと。それから備前備中備後とか陸前陸中陸奥というように京都を中心にして国の名前が考えられていること、例えば近江は琵琶湖のあるところ、遠江は?これは浜名湖のことなのかな?
 私はそれよりも日常生活の中でたくさんの旧国名が残っているなあと思います。とりわけ食べ物から連想するものが多く「但馬牛」「日向かぼちゃ」「筑前煮」「伊予柑」「土佐鰹」「讃岐うどん」「丹波栗」「近江牛」「陸奥(りんご)」という具合です。さらに私は「大隈半島」「石見銀山」や「出雲大社」「因幡の白兎」「備前焼」「阿波踊り」「丹後ちりめん」「若狭湾原発」「播磨灘」「紀伊半島」「甲斐路」「伊勢志摩スペイン村」「美濃焼」「能登半島」などなど。でも、イメージ的にわかっても、正確な場所がわからないものが大多数。

 結構、感動することもあって例えば、お相撲で有名な「両国」は武蔵国と下総国の接点にあることが名前の由来。そして両国駅は総武線にあります。常陸国と磐城国をつなぐから常磐線とか。

 って…ところで、なぜこんなことをしているのか?と言えば「市町村合併」を学ぶため。市町村合併の行方、とりわけ合併後の新しい名前のつけかたを見る上でちょっと参考になるらしい。これにも「なるほどなあ!」と関心。久しぶりに中学受験生のような作業をして、思い出したことは…。家のトイレの壁にはいろんなモノがペタペタ貼られていたことでした。今日はとても学んだ一日でした。

 全国の市町村合併の動向は多摩市にとっても他人事ではありません。でも、「合併ブーム」が過ぎ去ったのかしら?最近はめっきり市町村合併の話題が減ってしまいました。ここにもマスコミの威力の大きさを垣間見ることができます。事実を正しく伝えてもらいたいなあと思います。選挙の蔭で合併問題はどんな風に語られているのでしょうか?

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2003年08月31日

9月議会に向けて

  明日からかなりハードな毎日が続きそうです。明日から2日間は全員協議会になります。行財政診断白書について審議しますが、先日の議会運営委員会で「今後のことについては一切お答えできません」という行政の態度表明があったので、一体何をどう協議しようか?、何を質問すればいいのかが見えなくなってしまいました。
 行政の言い分では、現在パブリックコメントを募集したり、議会からの意見も聞きながら11月を目途に財政再建計画、アクションプランを作成するので「今後については未定」というわけです。何となくこの言い分には理解出来るような、でも納得できないような…。
 こちらとしては現段階で行政がどのようなことを考えているのかを聞きたいのですが、それは「方向性としてお示ししているだけ」であり、確実なものではないとのことで、そう返答されればそれ以上のことは尋ねるにも尋ねられなくなります。
 「何のための全員協議会なんだろう?」という気がしてしまいますが、せっかく場を設定するからには有効活用しなくてはならないし、一日議員一人6分×2日間の合計12分の発言時間はとても貴重だと思います。

 ところで、この行財政診断白書を審議するための参考資料として要求した外郭監理団体の財務諸表と睨めっこしていますが、どう考えても不思議なことがあります。まだもう少し考える必要がありそうですが、例えば管理受託事業費を調査受託事業費に流用してもいいのか、業務委託費を他の経費(勘定科目)へと流用使用してもいいのかということ・…私は全く違う事業として受託しているのなら、普通に考えて流用することは出来ないと思っているけれど、一体どのような整理をして監査人たちは流用使用を認めたのかの意図が数字だけを眺めていても全くわからないのです。明日の協議会には少し時間が足りないので10月の決算委員会までの要調査事項でしょう。

 考えなくてはいけないことが多いし、課題が山積み。久々に途方にくれてしまいました。でも、ため息ついてもいられない!というよりか「ついている暇なし」。

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2003年08月27日

読めば読むほど・・・行財政診断白書

 朝起きたら、雨が激しく降っていたので遊説は中止。ところが、7時を過ぎると天気が急に回復。天気を予測するのはとても難しい。

 さて、今日は会派で、朝から「行財政診断白書」についての勉強会をしました。私たちの会派は新人族に属する3人なので、多摩市が辿ってきた経過についても詳しくないし、ここはベテランの人の力を借りようと、改選前まで議員だった松島氏にお願いをしたのでした。
 財政を分析するためには様々な指標や指数がありますが、その用語から詳しく解説をしてもらいました。その指標の中で、やっぱりよくわからないのが「基準財政需要額」「基準財政収入額」「標準財政規模」。これは国が地方交付税を算出するのに重要な数字になるらしいが、一体、何を根拠に数字がはじき出されるのでしょう?つまり、国が多摩市にふさわしい「基準」を決めてくれてもなあ…と思う。国が地方自治体を管理するという発想から生まれているこの数字をどこまで当てに出来るのか?がよくわからない。おまけに、「標準的な状態」というのも、全くあいまいな表現。多摩市の今の状態は「標準的」なんだろうか?
 …と、朝からずっと数字を見ていたので頭が悪くなりそうでした。さらには、市民説明会の時にも「この白書には、まったく過去の反省が載せられていない。」という市民からの発言が見受けられたのですが、私もこの白書を読んでいると、確かに現状分析はしてあるけれど、なぜこんな風に財政悪化を招いてきたのか?ということがほとんど触れられていず、「今後の再建プラン」を作成するために欠かせない材料として「過去の反省」があると思うので、そこも確認すべき点だと思っています。
 市民説明会の時にアクアブルーの建設について、豪華施設が多摩市にそぐわないとの意見がありました。それについて行政側が「市民のみなさまの要望が多かったものですから、建設しました。」と答えました。「確かにそうかもしれない…。」と思ったけれど、建設したことについてどう考えているのか?という答えが欲しいと感じました。

 ただ、「新たな行政需要にこたえて」きたことは確かだと思うし、市民の要望や要請をあれこれと受け入れてきたのも事実だと思います。「行政の肥大化」と言われますが、それは職員の責任ではなく、予算を提案する市長とそれを議決する議会の責任。ようするに「政治家」たちがどこまで堅実さを持ってまちづくりをしてきたのか?ということに一番の責任があるのです。「頼んだ市民が悪い」とは言えないはずです。

 それにしても、この「行財政診断白書」の存在を知る市民ってどのくらいいるのかなあ・・・ということが気がかりでなりません。

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2003年08月10日

何となく休日めいた一日

 久しぶりにゆっくりと休日…と言いたいところですが、今日は朝から明日の駅遊説に備えて「ほうれんそう」の印刷をしました。何とか明日の配布分は印刷終了。ところが折り機が故障していたので、手折りをするハメになりました。せっせと、そして黙々と二つ折り作業をする地道さは嫌いではありません。とりあえずは明日の準備が完了してほっとしています。

 それにしても、今日は暑すぎて外に出る気分がしないおかげで午後からは家篭り。3ヶ月に一度の定例議会があっという間に来月に迫り、一般質問の通告書の準備も進めなくてはなりません。今回は「(仮称)市民自治基本条例」をテーマにすることが決まりました。このテーマは扱い方が本当に難しいのです。去年は当選して直後の議会で私自身が市民ワークショップで取り組んできたことを踏まえ、市民自治基本条例のことを採り上げたわけですが、一年経過をして、ずいぶんと状況が変化しています。
特に焦点は、市民提言案と示された行政素案の内容比較なのですが、私が読み比べてみると、目指すものが似て非なるものとしか言いようがなく、一体、どんなつもりでこの条例制定をするのか、いまいち掴めないのです。いつになく困っている状況です。どうやって質問をすれば、市長が考えている‘まちづくり’の方向が見えてくるのかなあと頭を悩ませているのです。あれこれと資料を探したり、昨日のフォーラムで聞いた話を総括したりしていると、行き詰まってしまい、あっという間に夕方に。

 気晴らしに多摩東公園の陸上競技場の周りを軽くジョギングしました。ジョギングに行く道で、それにしても遊歩道が暗いなあ…「街灯つけなきゃ…恐いかも。だけどお金かかるなあ…」とか、台風で落ちた枝や草木などを見れば「あー明日、誰が掃除するのかなあ。」とか、「どうして、こんなに空き缶とかゴミを落とすんだろう」とか、とっぷり日が暮れているのに家に戻らずにベンチのところでワンカップ酒を飲んでいるオジさんたちを見れば「家に帰っても一人なのかな」とか、野良猫多いな…などなど色んな‘まち’の顔に出会ってきました。

 何となく休日風な一日を過ごし、ちょっぴり気分もリフレッシュかも。明日から、忙しめな一週間がスタートです。

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2003年07月18日

まちの変化

  今日は午前中に‘ほうれんそう’の印刷をし、午後から一部の地域にポスティングをしました。曇っていると本当に助かります。
 
 ポスティングをしながら、ちょっと目を話した隙に‘まち’が変化していくのを感じました。モデルルーム公開中だったマンションはすでに入居者もいて、管理人さんが掃除をしていたり、ただの空き地だったところが整地されて売りに出されていたり、新しいマンションが建っていたり…実際に‘まち’を歩かなければ、わからないことがあるなと思います。
 ‘まち’の姿が変わるということは、そこに住んでいる人の‘顔’も変わっていくことだと思っています。マンションやアパートを見ながら、どんな人たちが住んでいそうかを考えることは地域ごとのコミュニティのあり方を何となく特色づけます。コミュニティの雰囲気を見る時には‘ゴミ’の集積場所や自転車の並び方も参考になります。住んでいる人たちの意識のバラバラさは面白いと思います。これが私の‘まち’歩きです。
 
 さて、掲示板で紹介された「あなたが世界を変える日」を購入しました。絵本仕立てのステキな本ですが、内容は‘恐ろしい’と思えるほどの力強いメッセージです。子どもの曇るところのない真っ直ぐな眼で語られる言葉を大人たちはどんな風に受け止めたのでしょうか?この1992年6月のスピーチ以来10年は経過している今、なぜこの絵本が書店に並んだのかにも私たちは反省しなくてはならないように思います。
ぜひ、多くの人に手にとって見てもらいたいメッセージです。

 そのことと合わせて、今日、私のところに「朝日新聞の投稿を見た…」とメールをくれた学生がいました。早速確認してみると、長野県にお住まいの女性の投稿でした。

 「…最近の政治家たちの子育てや若者に関する発言、嘆きたくなる気持ち分かります。でも、その前に考えてください。『エライヒトタチ』は私たちが選んでしまったのです。
 そこで、あなたたち若者にお願いがあります。もっと選挙に参加してください。大人の「シガラミ選挙」を壊して下さい。
 『エライヒト』感覚の当選者が多すぎます。・…」(2003/07/18朝刊)

 今日はネットの全体会があって、議論をしました。私たちは2期ローテーション制をとっているので、どうしても「期数が多い方がエライ」感じになりがちな議会コミュニティの中ではいつも「政治的取引」とか「政治的駆け引き」の蚊帳の外に置かれがちです。水面下での取引をしたくない私にとっては都合がいいわけですが、それでは私たちの主張が通りにくい…結局は‘ベテラン議員’の壁を乗り越えられないのかな?という悩みを私はしばしば感じるからです。

 それについては結論めいたものもなかなか出なかったわけですが、「言い続ける」「ぶつかり続ける」ことのほうがむしろ大事なのかなと
朝日新聞の投稿にちょっと励まされました。
 「自分の地域の議会が一体何をやっているのか?」についてもっと多くの人に点検してもらいたいなと思います。でも、そのための情報が少なすぎるのが現実。その部分をどうにか変えたいなと知恵を絞っていきたいと思います。

 ★ぜひ、ご意見、ご提案お寄せ下さい!★

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2003年07月13日

金なし、コネなし、野心なし。

 今日は午前中は「ほうれんそう」を印刷。夕方からはステイツマンのミーティングに参加しました。ステイツマンでは新人発掘と称して、新しい支援議員を募集することにしています。その手伝いをすることになっています。

 ところで、今日は今週号のアエラが届きましたが、「今どき議員は脱力系です」という記事に「いままでのイメージを大きく覆す『脱力系』の議員」は「お金もないし、コネもな」く、「大きな野心もない」として5人の地方議員が登場していました。私もとても共感できる内容ですが、こういう記事にきっと腹を立てる有権者がたくさんいるんだろうなと思います。というのは、「自分がやりたいことをやっているだけ」…5人に共通するスタンスはなかなか理解されにくいと思うからです。
 私もこの間、同じようなことをある人に話したところ「そんなこと言うものじゃない」と言われました。でも「みなさまのためにやっています」とだけ言っているのには、何だか‘嘘’がある気がするのは私も同感です。「自分がやりたいことと、人の役に立つことが直接結びつく職業。そんな理想を信じているってことだろうか。」AERAの言うとおりかもしれません。
 でも、最初はそれでもいいかもしれないけれど、きっとその先のことが試されるように思います。「自分のため」だけでもやっていくことができない、やっぱり有権者の人たちの顔と向き合わなくてはならないなと感じます。市民は議員に対して好きなことだけをやってもらうために高い報酬を払っているわけではないはずです。

 「若年層の投票率が低いなかで、いったい誰がこの若い候補者に票を投じたのであろうか。なにを期待して、なにを基準に彼らや彼女たちの名前を書いたのであろうか。これまでの政治分析の常識を駆使してもその答えは見つかりそうにない。
 だが、と思う。じつは投票した人たちにもその理由はわかっていないのではないか。…」
 私のゼミの恩師があるところに寄せた文章です。先生は「これまで通りの投票行動をとっていても何も変わらないことは、多くの有権者に共有されている想い」としています。

 AERAの記事を読んで、思い浮かんだのがこの文章でした。いまいちAERAの記事が何を訴えたいのかわからないけれど、とりあえず私は「若い人に任せてみよう…」と判断した有権者が「もう、選挙には行かない。」と諦めを持ってしまわないように、肩肘はらずにやりたいなと考えています。

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2003年06月08日

のどかな一日だけど。

 水曜日の一般質問に向けての準備をしました。調べれば調べるほど、あれもこれも・・・と収集つかなくなってしまうのが大変です。行政とNPOの協働ですが、やはり行政側のNPOに対する認識を確かめたいと考えています。
 NPOの活動基盤はまだまだ強固ではなく、本来は自立して運営をすることが理想ですが、今は一手法として、行政からの事業委託によって経営基盤の安定化にまずは努めるケースが多々あります。でも、これがコストダウンのためのNPO活用で、財政危機に陥っている行政のスリム化とセットで語られがちです。それは全く間違った認識であることをきちんと共有したいと考えています。NPOを活用することでコストダウンにつながるのは結果論だからです。NPOの必要性と経費削減は別議論として、今後の「協働」をつくってもらいたいと思うわけですが、思うことは簡単で、実際にその根拠をしめそうと何かいい資料はないかと探していたら、見つからないまま一日が終わってしまいました。
 一般質問はまるで試験の時と同じで、日時が迫るにつれて「どうしよう、間に合わない!」の気持ちが募るのです。

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2003年06月01日

贅沢な一日

「忙しいでしょう。いつ休むの?」と言われました。忙しいと言えば忙しいかもしれないけれど、時間的な拘束があるのは議会開催中と審議会などが開かれる時のみ。あとはネットの会議などもあるけれど、時間のやりくりは自由に出来るのが議員の仕事です。
 今日は予定していた講座をキャンセルし、一日ゆっくりと休みながら、一般質問の準備と6月号の「ほうれんそう」の原稿書きをしました。
 一般質問は30分の持ち時間で自分自身の主張を伝えるわけですが、行政側とのやりとりを繰り返す中で、いつも言いたいことを上手く伝えきれないで終わってしまいます。今回はNPOとの協働をどう進めていくのかについてがテーマです。今のNPOの活動状況をどう捉えるのか?そして将来の‘まちづくり’像の中でのNPOをどう描くのか?など市の策定した指針や計画を見ながら、考えを整理していると時間があっという間に過ぎてゆきました。今日みたいな一日はとても贅沢だと思います。
 フリーターが増えていて、若い人の雇用環境が悪化していて、その中で介護保険料を二十歳から徴収するなんて論議も飛び出してきて・・・自分自身がこの状況に一緒に不安になっていたら仕方ないなと開き直れたのが今日という一日の成果です。

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2003年05月31日

頭を柔らかくするためにも

 身近な問題に対処をしていくことは議員の仕事ですが、そればかりに追われてしまうと目の前のことしか見えず、将来像を大きく描くことを忘れてしまいそうになる…と感じる時があります。
 毎週土曜日に大学の授業に参加させてもらっていますが、この時間が私には欠かせない時間になっています。
 この授業では今、テーマが「政府間関係」(中央政府と地方政府との関係)です。なぜ中央集権化するのか?という話しから始まり、政府公共部門としての政治がセクターとして失敗してきた理由や、中央集権的な制度の疲労がどこにあるのか?などを学生とともに考えながら講義を進めています。
 今日は「中央集権的な制度は?」との問いが出され、私がまず思いついたのは「補助金」でしたが、学生の方が勉強をしているので詳しくわかっているなと思います。本当は私も学生時代には学んできたことなのですが、随分と記憶の彼方にしまいこまれている・・・と反省中です。
 授業では日本の政治の流れをたどりながら、今の政治を捉えようとしています。時代を追ってみると中央集権体制を頭から否定することはできません。中央集権の合理性も認めながら、地方分権を考えていくことが大事だと思っています。
 ただ単に地域の自立を唱えていても仕方がないわけで、やっぱり重要なのは現存の政治システムを認識した上で、新しいシステムをどう構築していくのかを考えることです。いきなり地方分権というものあり得ないわけで、どうやったら、時代の要請に応える仕組みになれるかを考えた上での政策提案が求められるからです。
 その意味ではまだまだ勉強不足だなと思っています。毎週一度、大学へ足を運びつづけることは、私の思考停止状態防止にはちょうどいいけれど、それでもまだ足りないくらいです。議員という仕事には‘勉強’が欠かせないし、やればやるほどに学ばなければならないことが膨大になるなあと最近つくづく感じています。

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2003年05月21日

懐かしい出会い!

 人のつながりは本当に不思議だと思います。今朝は桜ヶ丘で朝遊説をしましたが、あとの予定がつまっていたので、少し早めに切り上げました。そのことで私はなんと大学時代のゼミの同級生と再会したのでした。桜ヶ丘を通って通勤中の彼にばったり出会えたのです。
 以前出会ったのは、教授の退任パーティの時で、その時を思い出せばちょうど昨年の2月のことでした。確かそのパーティの当日に市長逮捕の情報が入ってきました。もちろんその時はOL3年目で同期生がそれぞれ頑張っている姿に「私も、楽しく生きなきゃ!」とか思っていました。それ以来の出会いです。彼は永山に勤務先が変更になったので「(私のことは風の便りで知っていたそうで) いつか出会うのではないか?と楽しみにしていた。」と言います。それにしても偶然でした。
 彼はハンディを抱えているのですが、大学卒業までしっかり学び、そして卒業後も事務の仕事をこなしています。今、出納係をやっているようで銀行に行かなくてはならないと言っていました。彼は身長が低いので、銀行のATMに手が届かないのではないかと思いました。実は、今日私は彼と話しながら、初めて気がついたことでした。今日は尽きない話題にも時間の限界があったのが残念ですが、彼と一緒に歩いているとよくわかるのはこの‘まち’が決してバリアフリーでないということです。私にはわからない不便さがたくさんあるように感じました。そしてもう一つ、先日身体障害者協会の総会で色々な話しを聞いていたので、彼の話しから働く場所があることへの感謝の気持ちがとても伝わりました。

 彼と別れてから、私は「みんなが自分らしく暮らせる‘まち’」とか「安心して暮らせる場所」をつくるシステムが、本当に私たちの提案している政策で実現出来るのかどうかを考えてしまいました。ちょうど来月の議会に向けての一般質問の通告書締め切りも迫っていることのあり、今の多摩市の状況をどう捉えて、そしてどう変えていけばいいのかを具体的に提案していくことって難しいよなあとつくづく感じているところです。

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2003年03月27日

明日で最後だから

 今日は静かな一日でした。明日は議会最終日。任期中最後の議会です。一年間をゆっくりふりかえりながら、明日の準備をしました。
 明日は来年度予算の討論があります。昨日、ネットのメンバーと話し合いをしたので、そのことを踏まえて、討論原稿を作成しました。
 昨日の夕方に、駅前の遊説をした時のことを思い出しました。そのとき自然と出てきたのは「議会をもっと市民の身近な存在にしていきたい。」という言葉でした。そして私は少しでも市民と議会をつないでいきたいと考えて、月に一度のニュースレターを発行してきたのでした。つまり私のニュースレター「ほうれんそう」は、いつも意識をしているわけではないけれど、市民と議会の「架け橋」の一つになってもらいたいとの強い願いがあったからこそ、楽しみながら作りつづけることができたんだと思います。
 一年前の今日は、ステイツマンの審査を受けようかどうかと迷っていた時期でもあります。何せステイツマンの審査を受けるために提出する資料は手強くて、どうして議員を目指すのかという志望動機から、政治理念や優先政策などを書かねばなりませんでした。そんなこと真剣に考えたこともなかったので、どうしてもにわか仕立てで思いつくこともできずに困っていたのでした。だけど私が思いつづけてきたことは「どの人にも一つ以上の長所があって、社会には必ずその長所が生かせる場所がある」ということだったので、今、考えてみれば、みんなが社会の中で自分の居場所が見つけられるようなきっかけづくりがしたかったのかもしれません。審査を受けた時に私は「もしかしたら、私が心地いいなと思える社会をつくるための手段の一つが議員」ということを言っていたように思います。今でもその思いは変わっていません。
 そしてもう一つは、やっぱりステイツマンの目指す「政治の架け橋」という言葉の響きに共感がありました。選挙の報道などをみていると本当に政治離れが進んでいることが明らかで、そして政治界で汚職などがあれば市民は批判し、そして文句を言う・・・でも、だからと言って一票の力を信じない人が多いのが現実です。むしろ汚職が起きれば起きるほど、政治が私たちの生活から遠ざかっていき、あきらめ感だけが漂って広がっていく状況を感じていました。これを何とか変えていかなくちゃと危機感を抱いていた一人としては、ステイツマンの活動に共感していました。だから私はステイツマンと一緒に活動をしていきたいとの思いが強くありました。
 なんとその時から、もう一年経っていることが信じられない感じです。明日が任期中の議会では最終日。明日、自分自身の一年間の総括をしながら、来年度予算編成に対しての意見討論しようと思います。

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2003年03月23日

曇りのち晴れ晴れ!

 朝からいい天気なのに、私の気持ちはかなりブルー。というのも久々に単身赴任先から帰宅した父とちょっとしたモメゴトがあったからです。でも、すっかりステイツマンのメンバーに出会い、元気をもらって今日も一日、とても不得意な遊説をこなすことができました。
 聖蹟桜ヶ丘、永山、そして三越前と3ヶ所出の遊説でしたが、今日はみんなにとっていい日よりだったんだなあと思いました。もちろん私にとってもいい日よりでした。温かいとやっぱり元気が出ます。私は遊説がとても嫌いです。というのは、短い時間で、通りすがりの人に、自分の伝えたいことを伝えるのはとても難しいからです。だから私は遊説をしている自分の姿を見て、時に不安になっています。自分はただ立ってマイクを持っているわけではない、伝えたいことがあるからこそこの場所にたっているんだと思えば、その気持ちと歩いている人にどれだけ届いているのか、半信半疑でいるからです。
 今日は遊説をしながら「平和へのメッセージ」を集めました。これだけ反戦の声が上がっているに、まだまだその声が届いていかないのは、やっぱりもっともっと一人一人の人が、自分の心の中でだけ反戦を祈るのではなく、たったの「一言」でも表してもらうことだ大事だと思うからです。今日は3ヵ所の遊説の間に思った以上にたくさんのメッセージが集められたと思います。そしてその声の主は、私たちと同世代かもっと私よりも若い世代、中学生や高校生にまで広がっていきました。そのことがものすごくリアリティもあり、未来に対して本当に希望が持てると強く感じた一瞬でもありました。そういう意味で今日はとても晴れ晴れしています。
 実は、ステイツマンのインターン生の一人が一年間留学をするために今日で最後の活動日を迎えました。彼女はとても活発な学生で、将来は自分の‘まち’のために働いていきたい!という情熱を持っている人です。もちろん選択肢の一つとして政治に関わるというものもありました。ところがとても残念なことに彼女は議会ウオッチング初体験の、多摩市議会を見て、「議会で本当にまちが変えられるのかしら?」と思ったそうです。彼女の素直な感想でした。私はこれはとても重大なことだと思います。議会を変えるためには市民の力が必要だからです、やっぱり議会という機構が所持している権限は大きいです。けれども、その議会に対して「変えていける」力を感じきれなかった若い人がいるということに私たちは危機感を持たねばなりません。二十歳の若者の「心」を受け止めることが今、最も必要はことではないかと思います。なぜならばどうして若者の投票率が低いのか?という現実を解明する手がかりでへとつながる可能性はものすごく大きいからです。
 本当の意味で多摩市で市議会をみんなの信頼に値する場所に変えていくためには若者の「純粋さ」が必要だと思います。彼らはまちがいなく二元代表制を学び、そして「地方議会」を見つめていると思います。恐らく「えっ・・・」という驚きやショックを受けながら、地方議会の姿を見つめていると思います。だからこそ、私は彼らたちの感想を求めたいと思っています。
 私は「どうしてこんなに政治離れが進んでしまうんだろう?」って思います。でもそれはやっぱり政治に関わっている人たち全てが方向を間違ってきたからと考えています。「公」パブリックをつくるのは大変だと思います。例えば自分の家の目の前に迷惑施設が建設されるならば反対運動をするけれど、別に自分の家の前じゃなければ別のところで同じ問題があったときでも動けることが大事です。その意識を持たないと前に進んでいけないと思っています。私を含めて、みんなが少しずつ「公」の価値を理解することで、確実に社会の在り方が変わってくるのではないかと考えています。
 一見、自分の為でなくても。実は自分の為になっていることがこの社会では多そうです。だからこそ「情けは人の為ならず」という言葉が生まれてきたんだと思います。
 そういう意味ではみんなが本当に己を捨てた時、本当にやるべきことが見える・・・とも考えられるかもしれません。

 よくよく考えたら私たちはアメリカ産の民主主義でこれまで突っ走ってきたと言えます。でも今は、おそらく新しい流れがあると感じています。ぜひその流れを上手に汲み取りながら、新しいまちづくりの方向性を見出したい!これがステイツマンや私の思いです。今日の青空の下で私たちの思いがどれほど伝えられたのかはわからないけれど、他市の住民からも「がんばれ!」と声をかけてもらうことは本当に励みなります。励ましてくれる人たちの声を受けて、もちろんあとは「議員
」という立場に在る自分次第だと思っています。これからは地域から発信するのだと思います。アメリカ産民主主義でもなく、日本産民主主義でもなく、「多摩市産民主主義」をつくっていくために、いろんな人の力を借りながら、とにかく今置かれている環境の中で最大限の努力はして、悔いない活動をしたい!というのが今、この場所で活動報告を書いている私の素直な心です。

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2003年03月22日

冬に逆戻り?

 すっかりと冬に戻ってしまったかのように寒い一日でした。事務所に行って打合せをしたり、事務作業をして過ごしました。こんなに寒いと外に出る気分がまったくわいてきません。
 議会の最終日に向けて、来年度予算についての討論書を書くことになっているのに遅々として進まず。イラク攻撃を報道するテレビが気になります。イラク攻撃の衝撃にかき消されてしまいましたが、日本の中では徳島県の知事が議会の不信任案可決を受けました。長野に引き続く「乱」です。知事の提案をことごとく否認してきた議会が、時代の流れをどう読んできたかが非常に問われています。つまり県議選は4年前、でも、知事選は前知事の不信任のお蔭で約2年弱前に行なわれました。「吉野川」問題が焦点になっていて、市民グループの中から推薦され当選をした知事です。その事実について、まさに時代の潮流を読んでいない議会の在り方が露呈されたと思っています。4年前と2年ほど前では確実に時代は進んでいるし、人々の意識も変化をしています。徳島の人たちがつきつけられてきたのは、自分たちの意思を議会が否定したとの事実だと思います。
 でも、もしかすると情勢は変わっているのかもしれません。今度の県議選、何しろ私は議会がずるいと思いました。知事が不信任案を受け議会を解散する決断をしても議員自らが受ける打撃は同じです。どちらにせよ改選時期を迎えているこの時の不信任案可決は非常に問題ありだと思います。なぜなら、不信任案を可決した議会の責任は改選と同時に失われるのです。可決に賛成した議員たちはどこまで責任を取るつもりだったのでしょうか?
 議席は誰のためにあるのでしょうか?「私」のための議席を確保するために選挙があるわけではないのです。プロの手腕を求め、高い専門性と技術を議員に求める意味では「生業としての議員」が必要かもしれません。その反面、議員を生業にしている現状が「私」のための議席確保に必死になる議員を作り出すこともまた事実ではないかと思います。

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2003年03月16日

若い人に頑張ってもらいたい

 過去に市政で活躍をしていた方に会いました。「若い人が頑張らなきゃ!」と言われました。「先が長いんだから、期待感がある。若い人に任せたい!」
 でも、私はこれからの政治には「任せる」態度を変えていかなければならないと思っています。つまり、「若い人に任せたい!」と言われるたびに・・・プレッシャーとともに相手にも一緒に頑張ってもらいたいと思わずにはいられないのです。本当は、むしろ「何を任せたいのか?」を解明することこそ大事で、私に与えられている課題なのかもしれません。今のところ、期待値の中味を検証しきれていないことは自認してますが、それでも「私が出来る事」はやっていこうと思っています。
 そろそろ議員生活一年間を過ぎるので、感想を求められることが多いです。個人的なことだけ言えば「楽しくて新鮮毎日を送ってきた。」と総括できそうです。でも議員としての一年間は戸惑いと不安の連続と言うのが正直なところです。
 なぜそんなに戸惑って不安に思うかと言えば、政治に無関心な人たちが本当に本当に多いことを肌で感じるからです。彼らの声を聞かないままに議会で物事が決定していくことは恐ろしいことだと思います。その決定に自分が加わっていることがどんなに重大なことなのかを思った時に私に襲ってくる責任感にどうしようもなくやりきれない思いで一杯になるのです。そして議会で決定すれば「ひと安心」をして行政が動いてしまうことにも心配です。
 「若い人に頑張ってもらいたい!」もちろん若い人のパワーは強いし、魅力的なのかもしれません。でも今、渦中にいる人間として私が思うのは「若い人に頑張ってもらう前にすべきこと」がありすぎるということです。それは若い人が頑張れる環境づくりということかもしれません。その環境は「若い人に期待を寄せる」一人ひとりでしかできないことを私は強く強調していきたいと考えています。そんな意味で私が出来ることは「勝手に決まっていくことへの恐怖」を伝えることかもしれません。

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2003年02月28日

閉鎖的な‘まち’

 遊説をしていたら、途中で話しかけられたのですが、多摩市に引っ越してきてからまだ日が浅いそうです。まずここに来て、あまりの高齢者の多さにビックリしたと言います。問題意識の高い方なので、近くのコミュニティセンターや公民館へ足を運んで、この‘まち’の人に出会いに行ったそうです。そこで感じたのは「‘閉じられた’地域」でした。コミセンもお風呂に入りに来る高齢者が圧倒的、コミセンの運営もずっと同じ人が担っている状況、‘まち’の新人には温かくないということでした。
 この話を聞いていて、‘ムラ意識’の強いコミュニティはどちらかと言えば閉鎖的だと思うわけですが、それなら一体‘開放的’なコミュニティとか‘開放的’なまちというとどんなイメージをすればいいのかよくわからないと言うことでした。このイメージを鮮明にすることが、‘まち’を元気にできる取っ掛かりを見つけられる気がしたのです。
 2月は短くて、駆け足で過ぎていく毎日でした。今日は午前中に遊説をして、午後からはインターンと共に活動報告まわりをして、一年で一番好きな3月を控え、夜はゆっくりと久しぶりにテレビを見ていました。ある番組で「‘まち’から文化を発信したい」と訴える若者がいました。彼に対して「まず‘まち’を好きにならないと何も始まらない。」と厳しい言葉を贈る方がいました。若者は田舎である自分の‘まち’を否定的に見ていました。その若者を見て「好きだからこそ、変えられるんだぞ。」との言葉に私も同感でした。
 この‘まち’に住んでいる人はここが好きなのかなあと思いました。

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2003年02月24日

今日のくじ運と明日の運勢

 一般質問の通告書のしめきり。今日は順番の抽選くじをひいたら「20」でした。一般質問はなるべく早くに終わってしまいたいのに、またもや後方。自分の質問が終わらなければ、何となくですが他の人の質問も落ち着いて聞くことができない気がします。
 さて、今月のニュースレターには「わたしのつうしんぼ」があります。今までには数件のFAXなどが届いています。本当にうれしいことです。そして今日は回答してくださった方にお礼の電話をかけました。特に「会ったことはないけれど、ぜひお会いしてみたいです。」こんなメッセージつきでお返事を下さった方には電話をかける前にドキドキしてしまいました。電話がつながってみると相手はFAXを送ってくださった女性の方でした。彼女は「いつも『ほうれんそう』を読んでいるけれど、出会ったことがないので、このニュースを見てあなたの感性に魅力を感じているんです。」「ほら、会ったことないと、何となく想像がふくらんでしまうでしょう。私はあなたに会ったことないけれど、いつも『ほうれんそう』を読んでとてもほっとするのよ。いい方だなあって。」と言ってくださいました。もちろん私は「どうもありがとうございます。ぜひ、またお目にかかりたいと思っています。」と伝えました。
 最近、月曜日の朝の永山駅では『ほうれんそう』を受け取って下さる方が増えてきたように思います。今日もシトシト雨降りでしたが、ステイツマンのメンバーに助けられながら活動報告をすることができました。寒いと少し気持ちも落ち込んでしまいますが、一生懸命にニュースを配ってくれて、そして「おはようございます」「ありがとうございます」と明るく大きな声掛けをしている仲間には心からの感謝です。
 『ほうれんそう』はまだまだ一方通行です。今回「つうしんぼ」を設けてみた理由は、やはり双方向をどうにか実現していきたいとの試みでした。その私の思いが広がるようにと、一枚一枚のニュースに心をこめて配ることにしています。今日もまた帰りがけに、一通のFAXが届きました。今朝はステイツマンと私、全部で総勢5人での遊説だったので、5人の思いが届いたんだと思いました。
 今日のくじ運はちょっぴり凶。だけど明日の運勢はきっと良くなりそうです。このまま天気も良くなりますように・・・。

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2003年02月22日

人間らしく生きる

 福祉亭へ立ち寄りました。なんとなく以前に顔をお見かけしたことあると思い、隣に座っていた方に声をかけてみました。「すみません、前にお会いしなかったですか?」すると「あら、そうでしたっけ?」という答えが返っていましたが、私は前に会ったことがあるはずと感じました。しばらくすると今度は相手から「私のことどう思いました?」という質問が来たのです。外見は女性ですが、声は太いので私は「女性に見えますが・・・。」と言いました。すると「私は性同一性障がいなのよ。」と返ってきました。最近、性同一性障がいの方が新聞に投稿をしていることもあり、戸籍への記載の問題など「その人らしく生きる」を保障することがまだまだ制度上でもできていないことを感じています。そのことを相手に話しました。「私は男にも女にも興味はまったくないわ。私は女性の気持ちもわかるし、男性の気持ちもわかるんだよね。」と笑顔で話してくれるのです。今までに悩んだのは公衆トイレのことです。男性のトイレに入れば驚かれるし、かといって女性のトイレに入るのには自分の気持ち的に迷いも苦痛もあったけれど、保健士のアドバイスで女性用に入ったところ周囲の空気が変わらなかったので、今は女性用を使うようにしているそうです。そのことを聞くと、私には全くわからない暮らしにくさがあると思いました。前は「女性になりたい。」と言っただけで精神病扱いをされ、家族からも縁を切られてしまいたったの一人ぼっちだと言います。精神病というよりも心理的な問題なんだそうです。
 私は性同一性障がいの方と初めてお話をしました。そして少しだけでも歩み寄れていたらいいなと思いました。始めに私が市議会議員であることを告げていたので、公園のベンチの裏に散らかっているごみのことや、永山商店街に灯りがなく女性にとっては夜間は危険だろうということなど、感じていることを教えてくださいました。そして今は仕事が全くなく生活保護を受けていて、ありがたいと思っているとの気持ちも話してくれました。髪の毛を伸ばし始めたら、大家さんに追い出されたこともあるそうです。
 「人間らしく生きる」っていうのはその人のあるがままを受け容れる社会がないと難しいと思います。性同一性障がいのこともそうですが、今日の午前中に知的障がい者をめぐる今後の福祉の展開の話しを聞いていても同じことだと思いました。午前中の学習会では北海道の伊達市の話しがありましたが、グループホームが約70ヵ所近くあるそうです。話しをしてくれた先生は実際に現地に趣き、スーパーでも買い物をしていても、道路で歩いていても知的障がい者の方々に出会うことにとても驚いたそうです。私はそれが当り前だと思います。よく施設等はとても人里離れたところに建設されることが多く、私はここでも「隔離」する人々の気持ちを感じます。みんなが「人間らしく生きる」ためには、もちろん制度的な面でも改善の余地はあるけれど、本当は私たち一人ひとりが変わらなくてはならないと思います。
 毎週月曜日の朝、私は永山駅で活動報告をしています。そのときに知的障がいのある小学校時代の同級生がいつも「寒いでしょう・・・・」といって温かい烏龍茶を買ってくれるのです。「いいよ、いつも、大丈夫。」と言っても、彼は納得してくれません。だから本当にうれしいし、ありがたいなあと思って烏龍茶を受けとります。
 その人の気持ちを大事にして、応援出来るようにしたいなあと常に思います。そしてそのために制度的にどんなことが考えられるのか。「教育」の重要性を一層強く感じています。

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2003年02月20日

こんな会話が生まれたら

 永山に行く用事があったので、ついでにライブハウス永山福祉亭に足を運びました。いつものおじいちゃんが店内の端っこに座っていました。ちょうど満員で、まだ片付けられていないままのテーブルがありました。「今、片付けますので、お待ち下さい。」・・・・するとおじいちゃんが「どうぞ、ここ空いてます。よかったら座ってください。」
 これが私の描いていた出会いです。もちろん「よろこんで、本当にいいんですか?」と相席に。おじいちゃんはほとんど毎日、福祉亭に来るらしく、私が福祉亭へ行くたびに出会います。私の中では、ちょっとした顔見知りで、一言二言は交わしたことがあるけれど、おじいちゃんが私を覚えていてくれたことにとてもうれしく思いました。
 おじいちゃんは福祉亭の近所に住んでいるのですが、奥様がなくなってから一人で家の中にいるのは寂しいそうです。ちょうど福祉亭が出来て「来るところがあった良かった」というのです。そう思ってくれる地域の人が福祉亭を支えています。毎週土曜日には、おじいちゃんを尋ねてくる息子さんと一緒に福祉亭でランチするとのことでした。ここに引っ越してきて10年ほどたち・・・といいますが、なかなか近所での知り合いが出来ないなあと洩らしていました。ついでにおじいちゃんの歳を聞いてみたところ、なんと90歳!私も友人も驚いてしまいました。
 せっかくの機会なのでおじいちゃんに「福祉亭がもっとこうだったらいなーって思うことはありますか?」と尋ねてみると、「うーん、そうだなあ・・・若い人が来るといいね。あんたくらいだよ、こうやって一緒に座ってくれる人。」と言われたのでした。ちょうど昨日の福祉亭ではまだ高校生くらいのグループが8人くらいで話し合いをしていました。それを見ておじいちゃんは「いいよね、若い人がいるなんて。はじめて見たよ。」と目を細めているのです。私も初めての光景だったので、これは帰る時にちょっとリサーチしなくては・・・と声をかけてみました。
 彼らは永山高校に通っている生徒たちだったので、どうして福祉亭ができたのかを簡単に説明をし、「ぜひ福祉亭を周りのお友達にも広めて!」欲しいことをお願いしました。ここの福祉亭は三年間という期限付きで助成されてきた事業です。おじいちゃんの居場所、そして高校生たちの居場所として続けていくためには、おじいちゃんや高校生たちの力が不可欠なのです。「福祉亭のファン」を地域に増やすために、来年度が勝負です。
 「ここの席、空いているからどうぞ。」この一言が人と人とを結びつけます。ふらりと入ってきた人どうしが何気ない言葉を交わせるような場所、名前は知らない同士だけれど挨拶をする関係。地域が求めているものだと思いました。

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2003年02月12日

継続は力なり

  「つうしんぼ」がFAXで届きました。そこに「継続は力なりですよ。」とメッセージが添えられていました。続けることも大変だけど、続けてきたことを止めることにもまたエネルギーのいることだと思います。私は続けるよりも止めることの方が難しそうだと感じます。
 毎日、人と会っていて思うことは「やっぱり、選挙前ね」という色の空気が少しずつ濃くなっていることです。もちろん選挙に近づいているけれど、私は少しでも多くの人と「まちづくり」を考えたいと思って活動をしているので、その真意を伝えることが簡単じゃないなあとちょっぴり手強さを体験しています。
 ある人が「議員に立候補しているくせに、議会の傍聴に来たことないなんて信じられない」ということをこぼしていましたが、実際に私も議員になる前の傍聴といえば市制30周年の「こども市議会」のみだったと思います。確かに議員になろうとする人は、議会の傍聴に足を運ぶ必要がありそうだと思いながらも、仕事をしている人が日中に議会に来る時間的余裕もないし、例えば委員会も含めて、議会がいつどんなことを議題として話し合うのかについても全く情報公開がされていないに等しい状況にありそうです。だからこそ、メッセンジャーとしての議員の役割がものすごく重要に思います。
 毎日、人と会って感じている手強さにほんの少し気楽さが生まれた時、私はきっと本物のメッセンジャーに変わりつつある自分との出会いが始まる気がします。それはやっぱり続けることでしか、かなえられないことだとつくづく感じています。

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2003年01月17日

これでいいのかな。

 ようやくオーストラリアの子どもたちが今日、江戸川に旅立ちました。多摩市を気に入ってくれたと思います。多摩市というよりも、多摩市のホストファミリーのことは。
 朝、9時に集合をし、江戸川区からのバスに乗り込み手を振ってお別れしましたが、いつまでたってもみんながバスに乗れず、写真をとったり、小さい子を抱き上げたりしていました。まだ幼稚園の男の子が、バスが見えなくなってしまった瞬間に歩道の端っこでベソをかいていました。私が集合場所についた途端に「どうして、どうして今日はマフラーしているの?」と元気がよかったのに、彼が一瞬にして涙をためていた姿にこちらも少ししんみりしていまいました。私は‘英会話’と考えただけで硬直してしまうので「なんでもや」としてのスタッフとして一週間過ごしました。第三者的に今回の交流企画を見て、初めてのわりには大成功だったと思います。リーダーは死にそうになっていましたが。終わってほっとしました。
 その後はひたすら団地を歩いていました。考えてみれば、一日に5人ずつの人に出会うとしたら、一年間で約1500人ほどの人に会えるわけなので、一応9ヶ月ほど議員の活動をしていましたが若干さぼりぎみだったと反省中です。私の目的は「議会を知ってもらいたい」ということにあるはずなのに、それを実現するための手立てが不足していたと思います。昨日もおじさんに言われたように「選挙前」と思われるからこそ、議会と市民との垣根はどんどん高くなってしまい、すでに透明の塀がそびえたっています。これを少しでも壊していきたいです。
 それにしてもやっぱり政治って嫌われていると思います。もちろん私もあまりいいモノとイメージはありません。私自身も議員が訪問してきたら「関係ありません。」とインタホンでお断りだからです。未だに議員ではない自分自身にも壁があると思います。
 そんなことを考えながら私は「ほうれんそう」を配り歩いているわけですが、今日訪問したお宅で「一昨日かな、これ駅のところでもらいましたよ。もう読んだよ。」これには疲れも寒気も吹き飛びました。「どうぞ、何かご意見があったら下さい。とにかく提案とか意見がないと私一人じゃ活動は出来ないので。」と伝えました。
 「こんなんでいいのかなー」って思います。議会と市民とを身近にするためにはどんな手段が考えられるのでしょうか?投票率が低い上に、政治家に対する信頼度はたったの15%で、そんな中で決定されていく物事。行政自身も不安ではないでしょうか?少なくとも私はとても不安です。議会の意志決定が本当に市民の声そのものに変わっていけるのかどうか私は今の状況に自信が持てません。

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2003年01月10日

友達の姿に励まされて

 朝から「ほうれんそう」を配りまわりました。「自民党じゃないから反対。」というおじいさんには参りました。こうもはっきり言われると、どんな顔をしていいのか戸惑います。おじいさんには「あの・・・。」とも言えずに、さっさと退散したのですが、自民党のどこかいいのかについて尋ねたいと思いました。反対を唱えて、すべて否定することは簡単ですが、むしろ「どこがいいのか。」を知りたいと思います。私は自民党の「良さ」がわからないからです。
 今日は高校時代の友人の舞台を見に行きました。久しぶりに新宿へ行き、サザンシアターに向かいました。多摩センターのイルミネーションはやっぱり比じゃない、新宿南口のイルミネーションは豪華できれいでした。何が違うかというと電飾のデザインが全く違います。やっぱり新宿の方がおしゃれでした。
 友人の舞台は5年ほどぶりでした。彼女とは中学3年生の時からのつきあいで、自主グループを結成し文化祭で舞台発表をしていました。考えてみれば、桐朋時代のさまざまな活動は「自主性」に任されていて、大人の先生は生徒から求められた時だけ手助けをするという環境にありました。私が「自治」にこだわるのは中高生時代の経験が大きいなあとつくづく感じます。
 彼女は大学も演劇科に進みました。そして仲間で劇団を結成して以来、おそらくアルバイト生活で演劇に取組んできたのだと思います。何年ぶりかの舞台は、私が初演を見た頃とは全く異なり、舞台装置や衣装などが本格的で、幕が開いた瞬間にゾッとしました。「すごい」と思いました。彼女が歩んできた道を感じたからでした。
 久しぶりに毎日の自分をすっかり忘れて舞台を見ながら、中高校生時代のことを思い出しました。振りかえれば振りかえるほど、私は桐朋時代の環境が自分の今にすごく影響をしていると思います。いわゆる校則はなく「自主規制」、しかも自主規制の内容も生徒会で決定します。自主規制が守られているかどうかは先生がチェックするのではなく、生徒会の委員がチェックしますが、チェックしたからといって罰則はなく、学校全体でクラス別に自主規制が守られているかどうかを一覧表に出すくらいです。でもそれで、自分達のクラスの状況は一目瞭然です。それ以後、どう行動するかは生徒一人一人にかかっているのみ。先生も見て見ぬふりでした。あまりにも短すぎるスカート丈については時々、「短すぎるぞー。」と注意を受けましたが。
 そんな懐かしい思い出から言えることは、子どもの年齢年齢に応じた大人の対応が必要だということです。大人がすべて子どもを管理するような体制の中では、子供が自分で判断をしたり、考えて行動する力を伸ばせないと思うからです。子どもの自由にさせると、自由奔放で言うことを聞かずに、規則も守らずに困った状況になると勘違いしている大人があまりにも多すぎる社会だと思います。子どもを自由にさせないからこそ、子供たちが苦しがっていることに学校でも家庭でももっと気づく必要があるのではないかと感じます。大人は結局、自分たちが楽をするために、子供たちの個を無視して同じ規則にあてはめようとするようです。いかにも「子どもたちのため」を装うのですが、「校則」は生徒のためではなく「先生」のためにある・・・というのが私が最近思うことです。

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2003年01月07日

この気持ちを克服しないと

 私は今、自分の住んでいる地域の人たちに少しでも情報を伝えたいという思いがあります。議会や議員を身近に感じてもらうことが一番の課題です。投票に行ってくれる人を増やしたいと考えるからです。「棄権」することは意見表明権の放棄につながるからです。市長選がない今度の4月の市議選は投票率が低いと予測されています。低い投票率で選ばれて議員をやること自体が恥ずかしいと思っています。それで市民から「偉い」と思われたらなおさらです。
 私にはこの気持ちがとても強く、去年の補欠選挙でも大した投票率でもなく当選した喜びの一方で非常に残念な気持ちになりました。だからここをどうにか挽回したいとの思いで9カ月間突っ走ってきました。
 でも、それが最悪のスランプに陥っているのは、最近の活動はまさに「選挙」のためにしかないのではないかと感じてしまうからです。一軒一軒に「ほうれんそう」を配り歩いていても、「あら、選挙なのね。」という反応が返ってくると、まるで「選挙のために活動をしている。」との側面ばかりが強調されるようだからです。
 だから嫌気ガ指し始めています。朝の遊説にしても同じです。これまで駅頭に姿を見せなかった人までがやってきて、手を振ったり挨拶をしています。一体、これは何なんだ・・・と思いますが、こうしないと選挙には勝てないのでしょう。その現実も重々承知の上ですが、やっぱり何だから喉の奥につっかえる何かがあります。
 この気持ちを克服しなければいけないなと思うわけですが、相当長い間この気分とつきあっていて、かなりめげているところです。

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2002年12月31日

未来夢三年に向けて

 レコード大賞を見て、紅白歌合戦を見て…今年の大晦日もいつものように過ぎていきます。
 時間の流れはいつも同じだけれど、年が変わる時には特別な気分がします。でもきっと私は明日になっても同じ場所にいて、今日と同じように朝を迎えます。普段通りに明日の朝が来ることを願います。私も元気で家族も元気、そして静かな朝が好きです。朝が来るといつも新鮮な気分です。明日はどんな気持ちなのか…それは明日にならないとわかりません。
 今年は生まれて初めてチャレンジャーになりました。人生はなにが起こるかわかりません。でも何が起こっても同じように朝が来れば、きっと何とかなるんじゃないかな。これが今年私が学んだ一番大きなことかなあ・・・?

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2002年12月16日

特にはこんな日があっても。。。?

 今日は朝は永山での遊説をしました。ここのところの疲れがドッと出ている感じです。気持ちが負けているので、遊説をしていてもちっとも楽しくありません。私はたいてい、いつもでもその場を最大限楽しむのがポリシーなので、気持ちが全く乗らない時は相当に心がクタクタな証拠なのです。
 気持ちの切換えをスパッと出来るようにならないとダメだな・・・って思います。けれどもどうしても今日はスパッと切換わらなくて、予定していた文教常任委員会の傍聴をサボってしまいました。議員は自分の所属している委員会に出席するだけが義務で、あとは傍聴するもしないも個人の自由です。つまり、最低限の義務を果たせばそれで十分なので、所属していない委員会の傍聴をする議員はほとんどいません。もちろん大きい会派では委員会は役割分担なので、会派内で認識の共有化が図れていればいいわけです。でも残念ながら私の会派は二人しかいないので、全ての委員会にメンバーとして参加することが出来ません。そこで、出来る限りは傍聴して情報の獲得に努めるしかないのです。でも、どうしても今日は重い腰が上がらずに、先輩の武内さんにお願いしてしまいました。
 でも、私自身は会派のメンバーがいないから傍聴に行くというよりはむしろ、どんなことを他の委員会の中では議論しているのかを直接見たいという思いがあります。「一体何をやっているの?」所属していないからこそ気になるし、伝え聞くだけれはわからない部分もたくさん見え隠れするのが委員会だからです。というのも委員会では議事録を作成しますが、「休憩中の議論」というちょっと理解しにくい時間が存在します。この時間中は議事録をとることはしません。つまり、委員会の議事録は表面的に見ただけでは一体どんな議論をして、委員会としての結論をまとめたのかがわからないのです。「百聞は一見に如かず」の典型的な場所だと思います。
 ところで、実は私は今、来年の選挙に向けてのプレッシャー負けしている感じです。根も葉もない噂を耳にするたびに、どうして・・・・と残念に思ってしまいます。同時に噂の脅威も感じるし、やっぱり「ケセラセラ」って流そうとはするけれど傷つく面もあります。でも「元気でやらなくちゃな・・・」って思うので余計に気持ちの空回りです。それにしても、どうしてそんなに周りの人の足をひっぱろうとするのかと不思議です。そんな時間があれば、もっと自分のために有効活用してもらいたいと。とにかく正直に一生懸命やりたい・・・これが次の挑戦に臨む私の姿勢です。

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2002年12月01日

明日に備えて・・・

とにかく健康第一・・・すっかり風邪をひいてしまったので、全ての予定を返上して家で休んでいた一日でした。寝ているときは天国ですが、起きてみると「ちゃんと健康管理しておけば・・・」と後悔。
 週末の予定は楽しみにしていたものばかりだったので、本当に残念です。でも議会が始まることを思えば、議会を欠席するなんて考えられないので今日はおとなしく家で休むという選択は致し方ないと言うところです。
 そのかわり、むきになったかのように睡眠をとりまくったわけで、ほとんど死んだように寝ていました。おかげで復活できそうです。でも、ちょっとの無理がきくような体力をつけなくては議員と言う仕事は務まらなそうです。まさに「体力勝負」の世界だとつくづく思いました。

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2002年11月22日

私のできることって何か

 「どうして議員になったんですか?」ってよく聞かれます。昔から政治家を目指していたと思われるみたいです。そんな方にとって私の存在は不可思議なのかもしれません。というよりもむしろ不可解のようです。私にとって議員の仕事は私が心地いいナーって思える社会、快適に過ごすための社会づくりの手段です。
 今日エリア会議のなかで都議の新井さんが言いました。「まちづくりは議員じゃなくても出来るのよね。」私も同感です。まちづくりは議員じゃなくてもできます。実際に私自身も自治基本条例の策定の動きをかじってみたり、高齢者の社会参加を考える会議に出てみたり、OL生活の中でも関わることができました。となると、「じゃあ、なぜ?議員なのでしょうか?」私にとっては「どっぷり‘まちづくり’に関わるための転職」だったなあと今、ふりかえって感じることです。必ずしも議員でなくても良かったのかもしれないけれど、OLの時と比較すれば「もっと地域のことを深く知る時間を持ち、そして‘まちづくり’にたっぷりかかわれる」ことが大きな違いなのです。
 議員としての私は自分の動ける範囲でもっと‘まちづくり’に対して市民の助けをもらいたいと思っています。なぜなら行政の仕事全部を私一人の力だけでどんな具合かを判断することは到底出来ないからです。私は日々、自分自身の力量不足を痛感しているわけで、行政職員は担当している部署のプロだなあとつくづく思っては、「ダメだな・・・まだまだ」と落胆しているのです。なので、私は‘まちづくり’のパートナー探しをしているところです。
 さて、今日は午前中にある勉強会をしました。そもそも行政のさまざまな計画書とは私たちの‘まち’の計画書で、自分たちの計画書でもあるわけなので、その中身をちょっと点検してみようという学習会です。といっても小難しい勉強会ではなく、ワークショップです。なかなか普段は目にすることのない計画書を見て「へーこんなの作ってるの、知らなかったわ!」という驚きの声がありました。この計画書がなくては行政は仕事が出来ないことを説明し、その後、だから担当職員が変わったからと対応が変わる・・・ということはあり得ないはずで、もし何か「あら?」と思った時には計画書を読んでみて欲しいとお願いをしました。
ただし「行政計画書」ほど言い逃れが出来るように作成されているものはないことも指摘しました。これは一目瞭然で、一緒に話し合いをした仲間も「えーっ、推進って何?充実だって・・・。」というため息ももれました。もちろん「そうなんです。・・・・私も困っちゃうんです。」というのが私の答えです。そして重要なのは、「でも私は正直に言って当事者ではないので、そこまで深くどこがどう進んでいて、もっとどんな風になればいいのかがわからないんです。」として、一緒に考えてもらいたい姿勢を表明しました。
 私は市民にお願いされて、それを実現できるだけの政治力を持っていないということは誰もが見てわかることと思います。だからこそできることはやっぱり一緒に考えてくれる市民を増やしていくことです。そのためには私自身が知っている情報をみんなと共有する必要があります。今日、私がびっくりしたのは「行政の計画書をはじめて見た・・・こんなのあるんだ・・・・」と眼を丸くした人たちがいたことでした。私はそのことを今日の学習会で知ってもらえただけでも成果だったなあと思いました。
 帰りがけ、今日のワークショップを「これから、私たちのグループでも取り入れてやっていこうと思います。またぜひ一緒に参加してください。」と言われました。ぜひ参加したいと思います。そして協力しながら、私自身の世界も広げていきたいなあと思っています。

 さて、これから深夜バスで大阪にむかいます。大阪は暖かそうで良かったです。私はいつも土壇場勝負で旅行会社に飛び込むので、今回もバス旅行・・・ちょっと一人で乗車するなんてドキドキです。日本自治学会で「地方議会…『地方議会改革の道筋―新しい制度と運用を探る』」という分科会があってとても楽しみです。

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2002年11月19日

今日のあれこれ・・・

 疲れすぎたために、今日の午前中は予定を変更して休養。そんな私を気遣ってステイツマンの代表が今後の打合せに・・・・と家まで来てくれました。彼女もまた、とてもタフな人で朝は支援議員の加藤公一さん(民主党の衆議院議員)の遊説の手伝いをしてから多摩まで足を運んでくれたのです。本当に感謝です。私にとっては彼女はとても貴重な存在で同じ年なので共有できる悩みが在ることです。私自身も生活者ネットワークのローテーション制がある中で、今後の人生設計を考えるし、彼女も大学院に行きながらこれからのことを考えていたり、同じ時間を生きているからか悩みの種類が似ています。今日みたいに疲れていると、悩みが増幅するので、そんな時は彼女と話すことで明るくなれるってわけです。
 午前中に元気を回復して午後は南多摩協議会。都議会報告を聞いていていつも思うのは、東京都の権限って本当に大きいんだなあということ。「都道府県の在り方」については様々なところで論じられていますが、都の目指すべき姿をどう考えながら政策を進めていこうとしているのかが見えてきません。八王子、立川に多摩市が業務核都市として加わったわけですが、東京都のまとめた報告書を読む限りでは、一体この都市図の実現のために東京都が何をするのか、そして市はどう動いていけばいいのかが具体的ではなく、結局言葉並べに終わってしまっています。これまでの報告書などに多摩市が加えられただけであとは言いまわし、表現の仕方だけが変わっただけな感じがします。
 それに比べると多摩市の計画書などは年を経るごとに充実してきました。特に私は住宅マスタープランは内容がより具体的にわかりやすくを目指して作成されていると思います。計画はある程度広く捉える中で作られるので具体性に欠ける部分があることもまた事実ですが、市民参加とか参画、協働を言うならば、計画書の中に市民がどう位置付けられ、そして市民自らが行動できる部分がどこにあるのかくらいは提示してもらいたいと思っているわけです。東京都の報告書でも市民の力を生かしながらどうにかしたいと思っているらしいのですが、そのイメージをどんな風に描いているのかがわかりにくいのです。そもそも都の言う市民参加がどんなものなのかが私自身もイメージできていないわけですが・・・。
 今日の協議会では議員定数削減問題が浮上しているため、これについても議論をしました。なかなか結論は出せませんが、「議員が多すぎる」というのが世論だと思っています。個人的にも削減に反対する大きな理由もなく、むしろ今のような議会のあり方ならば定数削減をした方がいいというのが考えです。
 そして今日は12月議会に向けた一般質問の打合せもしました。ほぼ通告書は完成していますが、都市計画がテーマなので明日の未利用地の特別委員会に出席してから、また少し考えを深めれたらいいなあと思っています。

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2002年11月15日

なかなか難しいことばかり

 比較的ゆっくりとした午前中を過ごし、一般質問のことや来年の4月までのことを考えました。午後からエンジンをかけ、まずは13時から市長との懇談に立合いました。市内で活動をしているNPOの多摩こども劇場、それから東京賢治の学校の2つのグループが市長と直接話したいとの要望があったからです。
 私自身も一緒の場に立合い、話を聞いていた感じです。議員の仕事の1つには市民と市長との仲介者・・・というものもあるんだと今日初めて思いました。普通は市民が直接市長に会おうと思っても、なかなか難しい話ですが、議員を通して頼めば市長も忙しい時間を少しでも割いてくれるようです。ここで危険なのは「市長に会えたのは議員先生のおかげ・・・。」という感覚を創り出すことです。そうなってしまったなら、おしまい。議員先生と市民との間の上下関係が気持ちの上で発生します。これは当然の議員の仕事であり、別に何も偉いわけでもなんでもありません。むしろ直接市長に頼むのではなく議員を通すことを心得ている市民が‘心得ている’のです。
 さて話を聞いていて思ったことですが、やはり多摩市内の廃校、学校跡地の活用はとても注目をされているということです。NPOなどは活動拠点の確保が困難なので、空き教室を利用できないかな・・・と考えるのもまた、うなずけることです。けれども学校の活用にはいろんな制約もあるそうで、おそらく文部科学省の示した目的(許容範囲も含む)以外での使用の時には、多大な補助金返還が発生します。まだ完全に学校建設時の借金を返しきっていないからです。なので市長は今、「学校跡地の利用については研究中」だと言いました。きっとこれについては真剣に研究していることと思います。でも私も、さまざまな人に会いますが、やはり使われていない施設・・・の今後を注視している人が多いです。時々「どうなっているんですか?」と尋ねられますが、私自身も「まだ決まっていないです。市民も入った懇談会もあるのでぜひ傍聴してください。」と言うことにしています。
 どうやったら「みんなにとって心地よい」学校施設の活用ができるのでしょうか?NPOなどに貸し出すとしても、グループがたくさんあるので恐らく場所の獲得競争は発生すると思います。つまり、いろんなことを実は同時並行的に考える必要があるのです。となると学校施設の活用について懇談会の答申が出てから、実際に事が動き始めるまで、ものすごい長い時間がかかります。気が遠くなりそうです。私は市民への待たせ方が1つ重要なポイントになると思っています。その「さじかげん」を握っているのはやっぱり市長なんだと見ています。
 今日の話しを聞きながら、うなずいている市長は一体どんな風な構想を描いているんだろう?ちょっぴり「腹の探り合い」みたいな部分もあって、私には苦手な世界です。普段はあんまり感じない政治界の「かけひき」を生で体験した感じです。やっぱり政治は「難しい」と思いました。

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2002年11月05日

恵泉女学園の太陽光パネル

 恵泉女学園の太陽光パネルを見学しました。大学では人間環境学科を設置したこともあり、自然エネルギーの活用には高い関心を寄せているようです。
 一番南側の校舎の屋根には全部で180枚のパネルがあるとの話でした。一日で30kW発電出来るシステムだそうですが、直流を交流に変更する際のロスをいれて約21.2kWを起電するそうです。年間では約3万kWを見こんでいます。担当の方の話では、気温が低くて晴れている方がよく発電出来るそうです。
 システム工事は昨年の8月から出、今年の4月から本格稼動しています。パネルは1枚が約15kgなので、大学の方は屋根の補強修繕工事も行ったそうです。パネルは3ブロックにわかれていて、どれか一つが故障しても大丈夫なようになっています。それぞれにパワーコンディショナーという調整装置がありますが、これは意外と小さめのサイズでびっくりしました。もっと大きな装置を想像していましたからです。だいたいの大きさは3つ重ねた高さが170cm、幅も約60cm弱、奥行き約約40㎝ほどです。とてもコンパクトでした。
 発電された電気は東京電力から購入する電気と合流させます。その時には接続箱があり、東京電力からの電気がシステムに逆流させないようにしてあります。天候によって発電量が左右されるため、接続箱がないと電気が逆流し、システムが故障するからです。
 このシステムは5年間のNEDOとの共同研究です。NEDOからはパネルの代金を半分負担してもらいました。それ以外の経費、例えば屋根の補強などには大学側の負担だとの話です。全部でいくらかかったのかについては「秘密・・・と言いつつもこっそりと約2688万」と教えてもらいました。20年くらい経たないと元手が取れないとの話です。けれども大学側はこのシステムの必要性に投資をしたそうです。もともと雨水利用システムの導入、小さな太陽光パネルにより時計を動かしたり、噴水ポンプの動力に使用してきた経緯はあります。さらにスクールバスも天然ガス自動車、ハイブリッド自動車を使用しています。天然ガス自動車の方はボンベが6つあり、クーラーを使用しないと約170㎞走るそうでした。タクシーの場合はプロパンガスを使用していて、バスで使用しているガスとはまた違うのだと運転手さんに教えてもらいました。
 さて、午前9時40分現在、気温16.4度、19.9kWの発電中でした。日射強度0.82です。今日の数字では石油代替量は18㍑の灯油缶で0.6缶、二酸化炭素の排出抑制では9.2キログラム、森林伐採阻止95.1㎡との表示が出ていました。まだ一年間たっていないので年間数字は出てこないものの、これを毎日のように集計して蓄積した最終的な結果が楽しみです。そしてそのデータをただ眺めるだけではなく、実感を持つためには、例えば森林伐採阻止の面積が一体どのくらいの広さなのかを見に行くことを取り入れると楽しそうだと思います。
 システムの管理は全てパソコンで行っています。数字の変化などはすべてパソコン画面上で見ることが出来ます。数字が微妙に増えたり減ったりするので、見ていて飽きないし、なぜ数値が変化するのかを考えるとそこには太陽のかげりだったり、気温の変化、風が吹いているとかさまざまな要因があるわけです。その分析も楽しいと思います。
 今、多摩第一小学校の建替えを検討していますが、その中でもやはり太陽光パネル導入の話が出ています。私は楽しんで地球環境を知るための教材としても、ぜひお奨めしたいと思います。

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2002年10月20日

ベルブ・ブラス・バンド

 このグループは公民館講座の「たのしい楽器やってみよう」の修了生有志によって結成されています。結成は1998年、多摩市で唯一の小中学生の吹奏楽団です。私がこのグループを知ったのは高齢者いきいき祭をプロデュースしている「感性工房TAMA」のメンバーからで、去年の永山フェスティバルで初めて演奏を聞きました。
 さて今日はほぼ一年ぶりくらいに彼らの演奏に出会い、その成長ぶりに驚きました。去年の夏にはまだまだ音の頼りない部分が気になったのですが、今回は本当に素晴らしい演奏ぶりでした。練習を積み重ねることってすごいことなんだと目の当たりにしました。何せ、みんなが素人でこれまでに楽器なんて触ったこともない状態からスタートしたと聞いています。こんなに堂々とした演奏、特にソロを担当した子どもが自分のパートをミスなく演奏し、ペコっと頭を下げ終わった瞬間の満足そうな、そして「上手く出来てよかった。」というちょっと笑みのこぼれるほっとした表情を見て感動してしまいました。このグループの成長を引っ張ってきたのは永山高校の吹奏楽部の卒業生だと聞いています。本当に心からの拍手を送りたいと思います。
 私は演奏を聴いていて「上手」「下手」ではなく、みんなが楽器を好きになり、そして楽しめるようになる過程を共有しているところがベルブ・ブラス・バンドの特徴だと思います。メンバー誰もがゼロからの積み重ねを一緒にやっていることが他の楽団との違いではないかと思っています。だからこそ「演奏できることの喜び」に溢れている舞台が生まれるのだと感じます。というのも「上手に演奏しよう…」とする前の「みんなで一緒に力を合わせて」という心がとても強く感じられるからでした。その連帯感は特筆すべし…です。
 そしてそのことはブラスバンドを支えている保護者の会の熱心さにも表われています。演奏会に向けて保護者が集まっているところに出くわしたことが何度かあります。話の内容はわかりませんが、毎回10人以上が集まっていたことを覚えています。
 「音を楽しむ」ことが音楽です。楽器を奏でることを楽しんでいる人の音が観客の心を躍らせると思います。今日は本当にそんな演奏ばかりでした。公民館の企画講座からスタートした吹奏楽団です。私は公民館の役割まさにここにあり!だと思います。つまり公民館が市民に対してのきっかけを作り、そして市民はそれを踏み台として更に自分たち自身の力でステップアップしていく・…一番の理想の姿です。もちろん市として最低限のバックアップをすることは忘れてはならないことです。でも私は出来る限りは市民力を生かし、むしろ市民力がどうやったらもっともっとパワーアップするのかについての支援をしてもらいたいと思っています。
 私はベルブ・ブラス・バンドは多摩市の特徴のひとつになる得ると思います。この吹奏楽団がどんな風に成長していくのかが楽しみです。

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2002年10月14日

ひまわり号・秋のバスツアー

 一泊二日で上高地に行って来ました。連休で、しかも紅葉真っ只中ということもあり、人だらけ、そして帰りは渋滞続きで帰宅したら23時ちょっと前。すっかり家に着く頃には紅葉を忘れてしまうそうでした。
 このバスツアーは「ひまわり号を走らせる多摩・稲城実行委員会」が主催しています。なかなか遠出することの出来ない重度の身体障がい者や知的障がい者の方々とともに旅をして交流を深めます。夏に手をつなぐ親の会の研修旅行に参加した縁で、今回もボランティアとしてバスに乗り込んだわけです。
 参加者の何人かはこの前の旅行でともに過ごした仲間たちで「久しぶり!」と再会を喜びました。そして朝、永山駅で遊説をしている時に出会う方もツアー参加者で「いわながさん、こんにちは一緒に隣の席に座ろう・・。」と一番に声をかけてくれました。私は車イスを押したこともないし(試しにはあるけれど)、ボランティアの経験もほとんどないので『ボランティア参加』はまだちょっぴり緊張してしまいます。けれども彼らのほうから声をかけてくれたので、すぐに緊張がほぐれました。
 ツアーに参加していた身体障がい児はバスの乗り降りは抱きかかえる必要があり、とにかく途中の休憩の時にもボランティアが手際良く車イスの準備をします。そして食事休憩の時にはミキサーを使用するためのコンセントを見つける必要もあり、実行委員のメンバーたちは休む暇なく気配りをし、レストラン側にコンセント使用のお願いに行きます。私はほとんどお手伝いする幕もなく、ただその動きを観察して障がい者とともに行動をする時の心得を学んでいました。
 上高地でも車イス隊に加わらず(車イスで上高地を歩くのは結構でこぼこ道もあり辛いです。)、他のメンバーたちとともに紅葉の散策をしただけでした。上高地はもちろんバリアフリーではなく、結局車イス隊は途中から車道を歩くことになりました。残りのメンバーとともに大正池から河童橋までゆっくりのペースで歩いていました。観光客だらけで、なかなか自分ペースで楽しむことができないのは差し引いたとしても、私たちがノロノロ(別に意識的ではないけれど)していることに後方からやってきた観光客が腹立たしそうに足音を立てるのことに、私は心のバリアを感じました。
 途中まで車イスが一緒だったとき(たぶんその人は私がボランティアだと思っていなかったのでしょう)「わざわざこんなところに来なくていいのにねえ。」とおばさんに相槌を求められました。そして迷惑そうに「早く、行っちゃいましょ。」と隣の男性とともにスタスタと車イスを避けて歩いていったのです。これにはさすがに腹だたしくなりました。私たちは「わざわざ」来たわけではないからです。一言も言葉を返せずに終ってしまいましたが。
 確かに車イスではなかなか歩くのに難しい場所もありますが、一緒に行った私としては、やはり同じ景色を見たいし楽しみたいと思いました。車道だと見ることの出来ない、コバルトブルーの水面や感じることのできない水のせせらぎがあります。もちろん車イスでも大丈夫なようにコンクリートの歩道をつけて欲しいと思うわけではないけれど、『バリアの問題』をひしひしと感じさせられる一日でした。
 特に、もちろんボランティアは足りていたけれど、「手をお貸ししましょうか?」と声をかけてくれる人がまだまだ少ない雰囲気をあちらこちらで感じました。

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2002年09月30日

9月も終わりで…

 『住井すゑ百歳の人間宣言』という記録映画の試写会に行きました。彼女は5年前にこの世を去り、今年がちょうど生誕100年目です。
 「人間の母性は人以上のものもつくらず人以下のものつくらない」そのことを母親はみな知っていると言いました。彼女が生涯をかけて戦いつづけた「悪」「差別」、果敢な勇気と情熱がありました。「貴・賎」…人間の罪は偉い身分を作ったことであると彼女は力強く主張しました。
 彼女は「人の為なんて偽りだ」と言いました。そのとおり「偽」は「人の為」です。世のため人のため…の仕事をするように思える「政治家」、議員って一体何なんだろうと考えさせられました。私にはとても衝撃的でした。私は今、何の為に仕事をしているのか、この立場に在るんだろうかと思いました。いまさらそんなこと考えるな!と言われるかもしれないけれど、でもそれを真剣に考えないと「うそつき」になる気がします。
 9月の終わり、来月でやっと議員生活が半年になります。「自分自身の全身全霊、魂をかけて立ち向かっているのか?」こんな風に彼女に鋭く問われました。その課題がとても重すぎて、今日は言葉少なになってしまいます。

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2002年09月20日

おばあちゃんのおはなし

 ネットでは7月から公共施設に関する意見を募集中ですが、もう一息声を集めたいとのことで一軒一軒訪問をしながら調査活動をしています。午前中に時間があったので、近所を一軒ずつ尋ねて歩きました。でも留守のお宅がほとんどで、こういう地道な作業は大変だなと思いながら、だんだんと足取りも重くポツリポツリと歩きました。もちろんインターホンごしに断られるケースもあり、庭先に出ているおじいちゃんには「そんなアンケートを年寄りのところに持ってきてもダメダメ…!」と追い払われたり、その時にはただ笑顔で「ごめんなさい。」と言って退散。中には「ご苦労さま」と言ってくれる人もいると、それにちょっと元気を出して、また次の家に…という繰返しです。
 あるお宅に行くと、とても生き生きしたおばあさんが出てきました。そこで随分と話しこんでしまったのですが、そのおばあさんの元気な秘訣はやはり「毎日が楽しい!」って思っていることでした。コーラス、民謡、お琴、ハマグリの貝殻の絵付け、絵手紙などとても多趣味な方で毎日忙しいそうです。特にハマグリの貝殻の作品は私に見せてくださいました。そして彼女は「あなたたちはいいわよ。だってまだまだ色んなことができるじゃない。私たちの若い時には考えられないものね。やりたくても出来てこなかったことが本当にたくさんあって。だから私は今、色んなことをやりたくてしょうがないの。今はね、豊かだもの。みんながもっと頑張れるわよ。」と言いました。私が神妙な顔つきで聞いていたからか「まあ、でもそんなに焦らなくていいのよ。まだまだ時間はあるんだから。」と声をかけてくれました。
 午後からネットの事務所で打合せをして、そのまま今日は全体会でした。この夏に環境部会が釧路湿原を訪問したのでそのスライドを見ました。「神の子池」という場所がありました。小さな池ですが、信じられないくらいに青い水面でした。私も行ってみたいところでした。スライドを見ていると有名な場所はほとんど全部観光地化されていて、自然とはいえ自然じゃないようなところと化しています。そういうのを見ていると自然を守るってどういうことなのかと考えさせられます。
 とにかく今日はおばあちゃんとのやりとりがとても印象的な一日でした。ところで「公共施設について」意見を聞いた結果ですが、やはり市役所の場所が不便!というのが多かったように思います。むしろ駅前の出張所がある多摩センターや桜ヶ丘の方がいいとのことでした。さらには「どうして多摩市は住民基本台帳ネットワークに対して何も言わなかったの?」と尋ねられました。これについては苦し紛れに、一応自分の知っている限りのことを答えました。人々は無関心に見えて、実は関心を持って社会を見ているように思いました。

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2002年09月16日

ステイツマンの雨男を探せ!?

 どうやらステイツマンには雨男がいるらしく、ステイツマンとの活動の時にはいつも雨が降っているのです。一体誰が…と思うのですが、本当についてないくらいに雨が降ってしまうので困ってしまいます。
 チラシを配布する時には雨が降ると、一戸建てのボストがかなり辛い。マンションやアパートなどの集合ポストは雨よけがあるのでいいのですが、一戸建てではポストの雨のしずくがチラシを湿らせてしまうからです。それにも関わらず今日はメンバー6名が集合して、馬引沢、諏訪地区に全て巻き終えることができました。本当に感謝です。ひとりでは絶対にできないことだと思います。仲間がいることは心強いです。でもどうしても雨からは解放されたいです。
 今日はうれしかったことがあります。それは小学校が同じだった人から、何年ぶりかにメールが来たことです。このホームページのアドレスから届いたメールには、既に多摩を出てから三年経っているけれど、「たまに実家に帰るのですが、その度に『どこの街よりも、多摩市一番好きだな』と実感します。」と書いてありました。とってもうれしい言葉です。そういう同世代がいつか遠くないうちに多摩に戻ってきて欲しいなって思います。そして一緒に多摩市を考えていきたいです。今は正直、まだまだ私たち若い世代のパワー不足です。でも「多摩市が好きだな」って思える人の存在が「まち」に希望をもたらすことを再確認できました。

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2002年08月24日

狂った予定・・・。

 今日は午前中、支援費制度の説明会に行く予定でした。けれども昨日から突如、奥歯の痛みが激しくなり、どうしようもなくなったので朝一番で歯医者に行きました。すると思った通り、虫歯になっていました。議会前なのに本当についてない・・・。がっかりして、腹立たしくなりました。というのもこの歯を治療してからまだ一年間経っていないからでした。虫歯になるのは自己管理が出来ていない証拠!と言われれば認めざるえないけれど、それにしてもOL時代に通っていた新宿高層ビル街の歯医者さんはひどすぎる・・・。電気製品のように保証書が欲しいと思いました。自分ではどうすることも出来ず、歯医者さんを信用するしかないわけですが、患者の立場ってやはり弱いことは事実です。
 医療情報についての開示については時々、話題になります。本人の情報であるにも関わらず、自分で確かな情報を知ることが出来ないという問題を実感した気がします。というのも私が以前にどんな歯の治療をされたのかが知りたくなったからでした。前も歯の治療に2ヶ月ほどかけたのが何だったのかと思い、前の診療所でも私のカルテを今日治療してもらった歯医者さんに見てもらいたいと強く強く感じたのでした。
 歯痛がようやくおさまり、一般質問の最終確認をしました。テーマは「高齢者福祉とまちづくり」に落ち着きそうです。「介護保険制度の見直し」から出発して、調査などを続けるうちにもう少しテーマを広げて捉えたいと思ったからでした。台風が過ぎて夏ももう終わり。暑さをかきたてる蝉の声のかわりに、今度はとんぼがすいすい軽やかに風に乗っているのを見かけるようになりました。静かな秋、9月を迎えたいなとしみじみ感じているところです。

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2002年08月19日

家篭り・・・雨×曇×晴

 今日は一日のほとんどを原稿を書くことに費やしていました。10月に予定している発行物に「多摩市の市民自治基本条例案」について書くことになったからです。原稿締め切りも近く、議会も始まってしまうので何とか早めにやらなくちゃ・・・と思っていたのに、なかなか書けずにいました。今日はちょっと気合いを入れて、朝から取組んで、何とか下書きを完成しました。ずーっとパソコンに向かっていると、気が遠くなりそうで、気分転換の必要性を強く感じました。
 そこで、ふらりと駅前のドトールに行ってみたら知り合いに遭遇。長年ボランティア活動をされているので、その話しを1時間ほど聞かせてもらいました。多摩市の中では市民活動なども活発で、他の自治体に比べたら、行政の支援体制もいいほうだと思います。私はそんな現在の市民活動の初期の段階の苦労やそれに携わってきた人の努力の上に成立してきた「良さ」の部分しか知らない・・・・まだまだ課題はあるものの様々な活動がどんな壁を乗り越えてきて、ようやく今に至るのかを本当はもっと知る必要があるなあとつくづく感じる今日この頃です。
 そんな自分の思いを話したところ、「そうね、若い人たちはなかなか苦労してきた時代が見えてこないものね。でもこれからよ。頑張って。」と励まされ、その方の30年あまりの経験談をお話してくれました。先人たちの苦労があるから今がある・・・実感しました。
 家に帰ってもパソコンの電源すらつけたくない!という気持ちになるくらいの嫌気が襲ってきます。そんな時もありかなと思いながら、夜は友人と会いました。彼女は他市で「今度、選挙に立候補しないか?」との誘いがあったそうです。その相談も兼ねて会ったのですが、彼女はすでに今回は立候補しないと決めていました。あまりにも突然過ぎて、すぐには決められないのと、何がなんでも「議員になりたい」って思ったらきっと私は迷わずに選択すると思うから・・・今はそのタイミングじゃないと話していました。彼女といろいろと話す中で、「議員をやる・・・っていう選択肢が私の人生の中でもあるんだな・・・って思いました。それに岩永さんの話しを聞いてもおもしろそうだなって・・・だから行く行くは考えてみてもいいかもしれません。」と言ってくれました。そのことが私の気持ちを晴れ晴れとさせてくれました。「議員という仕事」に魅力を感じる人が増えてくれることはうれしいことです。

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2002年08月16日

人のつながりは面白い!

 午前中、文京区議の前田くにひろさんと出会いました。彼とはこの間の川西市のシンポジウムで一緒でした。前田さんはお母様を介護していた経験をお持ちです。現在もまだ介護は続いているそうです。今度の議会で「介護保険」のことをテーマにしようと考えていることもあり、実際に20代で介護をされた経験や、議員としては先輩としてどんな活動をしているのか?などの情報交換をしました。文京区の資料などもいただき、あとは純粋な無所属議員としての苦労話なども聞くことが出来て有意義でした。
 とっても面白いことは、前田さんのところにはインターンの学生がいて同行をしていたのですが、彼の所属する「I-CAS]というグループは中央大学出身の田村弘行さんが代表を務めていて、私も田村さんと面識があるので、話しが一層盛り上がったことです。人のつながりって本当に不思議だし、世間が狭いなあ・・・と思いました。田村さんは私の選挙の時にも応援に来てくれて、その後、ぜひインターン学生を受け入れてほしいとの依頼もありましたが、まだ協力するところまで私の準備が整っていません。今日、インターンをしている学生と話をしていると、政治活動をすることはこれまでタブー視される傾向があったけれど、わりに関心を持っている学生は多いし、政治活動を直接というわけではないけれど、政治とものすごく関わりのある環境問題を始めとするボランティアやNGO、NPOなどで活動をしている人も多いんだなあと改めて思いました。
 午後からは「ほうれんそう」の印刷をしました。ステイツマンの代表が手伝ってくれたので、一人でやるよりも早く終りました。その後、桜美林大学に三週間ほど勉強に来ていた留学生と食事会をしました。明日帰国するので最後のお別れパーティです。知り合いのお宅にホームスティをしていました。他の友人なども一緒にわいわいと「手巻き寿司」を楽しみました。彼女は高校を卒業してから、就職し、その後大学に入学して勉強を続けています。とても勤勉で、目的意識がはっきりしています。彼女はこれまでの日本のイメージが大きく変わったし、若い人どうしが仲良くなってつながっていけば、もっともっと未来が楽しくなるし明るくなる!と言ってくれました。そして私に「やりがいのある仕事だから頑張ってね。」と応援もしてくれました。今日の一日はゆったりとした楽しい休日、息抜きが出来た気がします。

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2002年08月11日

週末の汗と涙・・・?

 昨日と今日は本当に暑さで体が参ってしまいました。それでも、今月中に達成させたい目標は市内の高校のOG訪問をすること。議会の活動報告がてら、何か知りたいことや意見がないかどうかを伺いにいくのです。お盆の季節と重なり、土日でもなかなか会えない人が多いけれど、にこにこして軒先に出てきてくれる先輩の顔を見ると「あー、来て良かったな。」と疲れも快感にかわります。
 昨日はついでに…と小学校の時の先生のお宅に寄ってみました。先生はもう70歳になります。小学校卒業以来、既に10年以上会っていませんでした。先生は「おやおや・・・。」と言いながらドアを開けてくれました。お腹が出ていましたが、相変わらずの白髪はきれいでした。先生は手足がしびれていると言っていました。書道が得意で達筆な先生でした。「なかなか書けなくて…。」と話す横顔にもの寂しさを感じてしまいました。高齢者福祉を考えている私にとっては身につまされるようなことでした。歳を重ねるということを感じました。先生は里山歩きを楽しんでいるそうです。暑い今は無理だけれど、もう少し涼しくなったら歩きたいんだ…と言っていました。里山保全は大事だと一層強く思いました。
 選挙には出会いがあります。私は先生に会っていて思いました。もしかすると選挙がなかったら、先生とも1年に一度の年賀状の交換しかしていなかったのかもな…。明日から「多摩市手をつなぐ親の会」という障がいを持つ子どもと親の会の夏期研修旅行に参加させてもらいます。ここにも小学校の時の同級生がいます。再会は新しい出発があったからこそだとつくづく思う今日この頃です。
 そしてこの週末。ここでかいた汗は涙でもありました。感謝の涙です。でこぼこの坂道が多い場所を歩き回ることはとっても大変なことです。本当は一人でやりきろうと思ったけれど、今月中のOG訪問の目標を達成するのは一人では無理!そう思ったので、父に運転手をお願いしたのでした。単身赴任先からわざわざ帰ってきてくれて2日間、私のために運転をしてくれました。本当に感謝しかありません。まだあと残り、元気に歩きたいと思います。が・・・運転免許あった方がいいのかな…。いづれにせよ、父には心からありがたいと思いました。何でも一人でやりきろうと思うと辛くなってしまいます。一人でやりきれるんだ!っていう強さも必要だけれど、必ずしもそれだけでもないんだ…と心に留めておくことも大切かなと思いました。

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2002年08月04日

なるほど…って思うこと

 今日は日曜日なのでゆっくり過ごそうかと思いましたが、朝から曇りぎみだったので、これはチャンス!と6月議会と活動の報告回りをしました。午前10時すぎに出発して終了したのは午後5時半。歩きまわって歩きまわって、足がじーんとしています。歩いているといろんなことを考えられるので、それが意外と楽しい作業です。蝉がひっくり却って落ちているのを見ると、かわいそう…って思うけれど、でも触れないからそのままにして通りすぎてみたり、細い道で突っ切って通れるかな…って思うと行き止まりでがっかりして、私ってバカだな…ちゃんと地図に書いてある通りに進めばいいのにって思ったり。そんな繰返しが疲れを一瞬忘れさせてくれます。
 お昼過ぎた頃、大栗川沿いを歩きながら私の3カ月間をふりかえっていました。投票日前夜に大学の教授が述べた言葉を思い出しました。「これまで、岩永ひさかがこんなに声が枯れるほど何かをやった!ってことがあったでしょうか?私は少なくとも学生時代に見たことがありません。」とても印象的でした。告示直後から声が枯れてしまい焦ったし泣きそうになったことは忘れられないことです。一人で歩いていると本当は気が滅入るけれど、弱音を吐いてはいられないんだと思えます。ある先輩は言いました。「投票してくれた人の数には会わなくちゃね。」
 「あらあ、よく来てくださったわね!ありがとう」こんな言葉に元気回復。「ありがとう」は私の台詞なのに…。「ありがとう」と言われることの重み。この感覚を忘れちゃダメなんだろうな…と思います。

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2002年07月27日

休業開店・・・?

 今日は久しぶりに一日中自由時間でした。大学時代の同期の結婚をお祝いするパーティへ行ってきました。私は大学の時は今とは全くかけ離れたような生活を送っていました。その経験は今の私にとってはとても貴重な財産で、そこから学ぶことがたくさんありました。実は私はアメリカンフットボール部でマネージャーをしていたのです。
 一日中休業で、好きなことが出来る・・・とはいってもやっぱり、頭の中には「介護保険」。電車の中吊りとかでも、関連記事がないか探してしまうし、立ち寄った本屋さんでも関連の本をみてきました。そういう意味では、議員のお仕事は休業開店かな?なんて思いました。
 議員として社会を見たり、物事を考えるというわけではなく、岩永久佳個人として社会をどう捉えるのか?とか考えるのか?が大きく問われるのがこのお仕事です。自分という柱をどうやって固めていくのか…はやっぱり毎日の生活の中で自然と蓄積されるもののような気がします。そのことをつくづく感じた一日でした。

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2002年07月24日

かっこわるい日焼けした・・・

 今日は夜の有事法制の学習会以外には予定がなかったので、前から気になっていたことをしました。というのは選挙の時に、立候補のご挨拶ということで高校のOGに電話をかけたのですが、まだ当選してから一度も私の初議会の報告をしていなかったからです。せっかく支持してくれたのだから、きちんと活動を報告する必要があると思うからです。ちょうど今日は朝から曇り模様で、日焼けも大丈夫かなあと出かけたのが悲劇。帽子着用、日傘も持っていたのに、首の後ろ側がめちゃくちゃ真っ赤になっていてびっくり。泣くに泣けず、笑うに笑えず…肌が元通りにならなかったらどうしようとかなりショックです。今日は本当に一部だけしか回れませんでした。留守のお宅も多くて残念に思いました。けれども出会えた人は非常に温かくて、「若い力って必要よ。がんばってね!」とエールをくれました。訪問先は転々としているので、移動だけでも時間がかかってしまいます。けれどもたどり着いて、人が出てきてくれた瞬間の喜びが、自分の疲れを忘れさせてくれるな…と思いました。「若いからは理由にならないんだからね!」と喝を入れてくれた人もいます。自分がうなずいた数だけの責任とかやりがいが出てくるな…と感じました。とにかく今日は疲れすぎました。暑さももちろんですが、こんなに歩いたのは久しぶりだからです。

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2002年06月14日

やっぱり、サッカー???!!

 今日は朝から、半分以上の議員がそわそわしていました。議会は10時から17時までが原則ですが、本日の予定が終了すれば閉会になります。質問者は4名だったのでおそらくサッカー開始前には終るだろう・・・との予想もあり?議場に入った途端「今日は早く終らせましょう!」と冗談が聞こえてきました。ま、何はともあれ、とにかくお昼過ぎはシーンとしていて野次もなく、気持ち悪いくらいです。私も時にふっと眠りに落ちそうになりますが、そこはタイガーバームに助けられ、何とか持ちこたえています。

 結構野次は面白いです。議会にはいろんな考え方の人がいるわけで中には君が代・日の丸反対の議員もいます。そんな議員らに向かっては「かわいそうに・・・ワールドカップとかを楽しめないなんて。みんな日の丸ふってるし、君が代歌ってますよ・・ヒッヒッヒッ・・・」なんて、ちょっぴりいやみなものもあります。「寂しいですなあー。やっぱりテレビを消しちゃうでしょうねぇ・・。」とか。あんまり面白がったらダメだと思いますが、でもただ第三者として聞いていると、本当に面白すぎて、それでも遠慮はして小声でヒクヒク私は笑っています・・・。ヒクヒク笑うのって結構難しいし、怪しいですが、でもそういう状況をオオッピラに笑うのは不謹慎!我慢我慢の子です。
 議会も土日は休み。けれどもこの土日には補正予算審議に向けて、ちょっとだけ猛勉強?しようと思います。財政については、チンプンカンプンで先ずは分厚くて、わかりづらく、見づらい予算書との格闘。見やすい予算書を作って欲しいと要望したいです。こんなんじゃ、市民は絶対にわけがわからないはず!

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2002年06月10日

明日は明日の風が吹く!

 いよいよ明日。何となく落ちつきません。そわそわしています。今日は朝から一般質問の確認をしました。2回ぐらい声を出して通告書を読んでみました。本番は明後日。ちょっとハラハラ、ドキドキです。私はイメージをするのが大好きで、明日の自分とか明後日の自分を想像してみましたが、思い浮かべるだけで何となく気恥ずかしくなってしまいます。「どうしよう・・・・」不安もあります。

 あまりにもソワソワしてしまって、落ちつかないので気休めにネットの事務所へ行きました。「大丈夫よー。明日一日あるんだし、雰囲気をつかめば、いいのよー。」事務局長の原田さんはいつもと変わらず。これはもう考えるをやめた!明日は明日の風!明後日は明後日。とりあえず今日は早く寝て、たっぷり睡眠をとろうと思います。なぜなら、私はお昼過ぎにどうしてもどうしても睡魔が襲って、負けてしまうからです。これは最大の悩みです。多摩市には「市議会ウオッチング」という団体があって議員のあくびから、席を立つ回数まで細かくチェックしています。初めからチェックされる名誉をいただかないようにしなくては・・・・。いざ出陣!って気分です。

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2002年06月09日

デモ行進を体験!

 生まれてはじめてデモ行進をしました。「有事法制とメディア規制反対」のアピールです。今日は炎天下で日焼けを気にしながら、永山駅から多摩センター駅まで約200人ほどでぼちぼち?と歩きました。警官がちゃんと交通整理をしてくれるなんて!と感動しました。約1時間ほど「有事法制はんたーい!」などと声を上げながら歩いたわけですが、初めは何となく気恥ずかしかったですが、最後のほうには大声を出すことが快感でした。自転車に乗った中学生くらいの男の子達が物珍しそうに、ちょっと興味しんしんに見てくれてうれしく思いました。

 最後、多摩センターの多摩中央公園でフィナーレでしたが、その時に私はみなさんの前で言いました。「戦争を知らない世代は「戦争ってなあに?」って思うのと同時に実は「平和ってなあに?」についてもわかっていないのかもしれません。「平和ボケしてるのかなあ・・・って自分自身を含めて思っています。」・・・「こういうデモの行進では「有事法制とかメデイア規制法案について反対!」唱えるけれど、このことがただ法案廃止を目指しているのではなく、本当に伝えたいことがあるはずです。一番何を伝えたいのか?をしっかりと確認しながら、一緒に頑張りたいと思います。微力ですが今日のでも行進に参加できたこと、ありがとうございます。」
 初めてのデモ行進!それにしても、とっても暑くて、いい汗かいたな!って満足です。

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2002年06月03日

明日がしめきり!

 明日が一般質問の通告書しめきりです。今日は朝から会議で、ようやく夕方には解放されましたが、その後、「えっちゃんのせんそう」という映画の試写会に参加してきました。この映画は多摩市の平和映画を上映する会と「えっちゃんのせんそう」応援団により7月30日に上映が予定されています。今日はそれに向けて、ぜひもっと多くの人にこの映画を広めて欲しいとの趣旨で開催された試写会でした。私は戦争は憎しみしか生まない・・・という言葉をしっかりと心に刻んでいます。そのことがひしひしと伝わってくる映画でした。「わたしはなんにも悪いことをしていないもん!」純粋に言えるえっちゃんの気持ちに私は涙が止まりませんでした。戦争はみんなが悪者になってしまいます。とても悲しい現実です。改めて平和を考えさせられます。今も地球のどこかで争いに苦しんでいる人がいます。その一方で日本にある私たち。何をすることができるのでしょうか?実は大多数の人は悲しいことに直接的には何もできないのです。そのことを自覚して明日からの行動に少しだけでも変化があったらいいなあと思います。この映画がそんなきっかけづくりをしてくれることを願っています。

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2002年06月02日

活動報告はおやすみ

 今日は卒業してから早7年・・・桐朋女子高校51期生の同期会に行ってきました。久しぶりに丸1日、自由に楽しくのびのび過ごせました。

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2002年06月01日

伝えることからはじまりで・・・。

 午前中に出席した多摩市視覚障害者福祉協会(視障協)の総会で会員の方からの意見に、私を含め来賓者は考えさせられたと思います。彼女は視障協の役員に対して問うていました。「一体どんなことが役員会で話されているかわからない、そのときの内容がちっとも会員のところに通知されないから、この会が何をやっているのか、何を目的としているのか全然わからない・・・だから意見だっていうこともできないし。」
 彼女たちは視覚に障害があり、朗読ボランティアや点字ボランティア(文書などを点字に変換する)が頼りなわけです。例えば議事録とかを作成するにも一苦労なのです。会員としてやぱり議事録などを送付して欲しい・・・こんなことを発言していました。
 「伝える」ということが難しい・・・私自身が伝えることが大切で、議会のこと、私の活動のことをすべて公開して伝えていく必要があるなあ・・考えていますが、視覚障がいのある人たちに「伝える」というところまでは考えが及んでいませんでした。そのことに反省をしながら総会の席に座っていたのでした。
 本当は「伝えない」つもりはなくても、伝えきれない状況がある・・・実はそういうことを自ら気づくことこそ大切なことなのに、私ができなかった・・・・自分自身が「地域・・・地域の人を大事にしたい」と言っていたことが本当に薄っぺらいと感じたのです。
 そして帰り際、選挙の時にお会いした朗読ボランティアの方に言われました。「あなたも独特な若者の語尾の伸びには気をつけなさい。議会とかではもっとピシッということも必要よ。」絵本の読み聞かせの朗読とは違います。私はうなずきました。きちんと伝えることが出来る人になりたいと思いました。

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