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2007年12月27日

先生のコミュニケーション力は?

 議会が終了・・・・ほっとする前に、今日は最終最後、東京発達と教育研究会に参加しました。テーマは「教室にいる、コミュニケーションのとりにくい子どもたち~広汎性発達障害の観点から考える~」でした。小中学校が冬休みに入ったところなので、学校関係者(主に先生)が多く参加しているようにお見受けしました。

 午前中は情緒障害通級学級の先生からは具体的な指導方法に関る話を伺い、午後は保護者、民間療育機関、公立小中学校の巡回相談をしている専門家も加わったパネルディスカッションでした。やはり心に残ったのは日々、我が子と葛藤する保護者からの発言でした。
 「知能的にはいわゆる固定学級の特別支援学級(心障級)に通学するほどの状態ではなく、普通学級(通常級)で子どもの最大限の能力を伸ばしていきたいと思う。」・・・・でも、小学校入学直後から、すぐに新しい環境に馴染めずに座席にじっとしていることもできず教室内を歩き回ったり、時にはパニックを起こしてしまったり。「我が子は通常学級に通っていていいのだろうか?」と自問自答する毎日を続けているそうです。周囲からは同情もあってなのか「○○ちゃんは、かわいそうね。」と言われてしまうことも・・・・「子どもは一体どこに行けば、受け入れてもらえるのだろうか。」・・・・・・・・・・・・「親も子も身の置き場がないんです。」


 多摩市内の学校でも同様な苦しい思いを抱えながら日々を送っている親子がいるのではないだろうか?彼らはどこに誰に相談をしているのだろうか?相談できているのだろうか?


 先日も発達障害児を抱え、日々奮闘している保護者の方々にヒアリングする機会を得たのですが、多摩市内学校の現状を聞けば、異口同音に「学校の理解がない。先生の理解不足。」・・・・そして・・・・・「学校によって対応が全く違う。先生によっても全く違う。」・・・・・・「どの学校に通っているか、どんな先生に出会えるのか。」・・・・・・・・・・・・・・・・「運まかせ。」と言うことでした。

 「いい先生に出会える確率を考えると高いとは思えない。」


 そう諦めてざるを得ない状況があるとしたら、本当に憂うべきこと。そんな状況を打開するために出来ることを考えていかねばなりません。


 現場の先生の実際はコミュニケーションのとりにくい子どもたちを抱えて途方にくれている教師たちがたくさん存在しているとも言われています。だからこそ、指導に即役立つヒントの得られる研修会には自発的に参加してもらいたいものです。例えば・・・・今日の研修会に多摩市内の学校から何人の教職員が参加していたのでしょうね。

投稿者 hisaka : 2007年12月27日

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