« 12月定例会 厚生産業常任委員会 | メイン | 12月定例会 文教常任委員会 »

2007年12月14日

12月定例会 建設環境常任委員会

 今日は建設環境常任委員会がありました。市道路線の認定・廃止について、それから陳情1件が審査案件だったので傍聴はせず、会派での打合せをしていました。。建設環境常任委員会では議案など以外に、「清掃事業・環境事業」「都市計画・都市計画事業」の2つをテーマにした調査を進めています。昨日はそれほどの議論をせず終了したようです。委員長の菊池さんは議会改革にも積極的な方なので、「委員会視察の市民への報告」などにも取組みたいと考えていたようですが、委員会としては見解がまとまらず実現するのは難しいご様子。「議会って、ホントに難しい。」・・・・議員はそれぞれの方向を向いているので、一つのことを達成したり実現するのは簡単には行かないということなのでしょうね。

 「骨折り損のくたびれ儲け」なんて言葉を思い浮かべみましたが、そのことを厭わずにやらなければ議会改革は達成できないような気がしています。「政治とは極めて複雑で高度に人間的な営為である。」って小池百合子さんが書いていましたが、理解できるようで理解できないようなこの表現がぴったりくるようです。


 来週は文教常任委員会ですが、それに先立ってちょっとした説明を受けました。・・・というのは、建替えする多摩第一小学校ですが床材の変更をするというのです。変更をしても予算にはさほどの影響がないとの話でしたが、当初予定では「カーペット」ったものを「木床」に変えるとか。教育長が変わったことによる方針変更です。これについてはつい先般の補正予算で次のようなやりとりがあったばかり。そのまま議事録を抜粋しました(名前については消去)。

◯教育総務課長  教室の床のカーペットのことについてでございますけれども、今、教室部分の床については、タイルカーペットといいまして、取り外しのできるカーペットを予定しています。これは、多摩第一小学校が多摩市で初めてオープン形式の教室となるということで、騒音面、それから安全面などを考慮して、カーペット方式といたしました。  これに当たりましては、学校の先生方と設計業者と一緒に、ほかの学校、他市でこのようなオープン形式とカーペット方式をとっている学校をいろいろ視察いたしまして、学校の先生方といろいろ意見交換してきました。その中で、学校の運営上特に問題ないというふうに判断させていただいて、カーペットとしたものです。  なお、カーペット床のメリットとしては、滑りにくいこと、それから疲れにくいということ、それからあと、音が静かなので、先生の声が後方までよく届くと。それからあと、カーペットの下には多少クッション材を入れておりますので、断熱材の役割をするということなども挙げられるかと思います。  今、先生方の要望で、給食をこぼしたときの汚れの対応などありましたけれども、タイルカーペットにつきましては、品質がよくなっておりまして、抗菌処理もなされております。それから、50センチ四方でございますので、汚れた部分をすぐ交換して、後ほど洗うこともできるような形になっておりますので、そういった対応で考えていきたいと思っています。


◯議員
 カーペットを使用するということ、その後、設計会社と学校関係者でいろんなところを見にいったということは前にも伺ったんですけれども、要するに、これが設計会社のアイデアなのかどうかということを1点、確かめたいと思っています。
 それと、多摩市の学校の場合、木床に向かって進むというか、木床にしていくというのが一つのこれまでの流れだったというふうに思うんですが、それが、今の説明の中で、多摩第一小学校についてはそういう方式をとらないというふうになるわけですけれども、要するに、木床にしていくという流れが、このことで、どんなふうに教育委員会の中で整理をされたのかということ。
 それから、近辺の学校を見にいったというお話があったんですけれども、私の聞いているところでは、ごく近くのカーペットを使っている学校でも、非常に洗いにくいと。要するに、素人ではなかなかきれいに掃除をするということがしにくいと。セパレートといいますか、はがせるようにはなっていても、そういうことがあったとしても、かなりやりにくいということを私自身は聞いているんですけれども、そういう点で、衛生的でないということでの心配はあると思うので、最終的に決定をしていくというか、一たんやってしまうと、また変えることはかなり難しいと思うので、非常に慎重にその辺はぜひ関係者の意見も入れて検討してほしいというふうに思いますが、いかがでしょうか。


◯教育総務課長
 学校施設の床については、改修を行っていくところにつきましては、これまでどおり、木床で行っていきたいというふうに考えております。ただ、今回、多摩市で初めてのオープン形式の教室ということで、いろいろ比較検討させていただきました。これは、設計業者だけではなくて、学校の先生の意見も重要だということで、学校の先生、校長先生はじめ、全部で6校ほど同じような形の学校を見にいったところ、それで問題ないというふうに判断させていただきましたので、多摩第一小学校の場合は、一応、特別な形で、木床とは違う形での床というふうに判断させていただきました。
 カーペットの床を見にいった学校でございますけれども、群馬県の九十九小学校、世田谷区の桜丘小学校、八王子市のみなみ野小学校。申しわけありません、見にいった学校は今の3校でございます。6校というのは、タイルカーペットを使用している学校を挙げたリストでございます。


◯11番(小林憲一君) 私が聞いたのは、どこの、要するに、設計会社のアイデアでそういうことが導入されたのか、そのことについて、教育委員会としても承認をすることになったのかということ。


◯教育総務課長(設楽隆君) タイルカーペットに決定した経緯でございますけれども、設計業者と市のほうで協議をさせていただいて、先ほどの視察結果も踏まえて、決定させていただいたということです。


◯11番(小林憲一君) 設計会社のほうが、過去にカーペットでやった実績がある程度あって、そういうアイデアもあって、そういうことになってきたんだろうというふうに私も思っているんですけれども、今のご答弁では、もう大体決まっているんだということだったんですけれども、再度、繰り返しになりますけれども、実際に学校を使う方たちの声も非常に重要ですので、その点ももう一度ぜひ検討してほしいということは最後に要望して、終わります。

 ってやりとりがあって、教育委員会では当時は‘ゴチゴチ’の「カーペット」方針で、「木床」は眼中になかったようですが、教育長が変わって・・・・「木床」になりました。月曜日の委員会で改めて報告がなされるようですが、私も「木床」の方がいいのではないか?と思いながら上記やりとりを聞いていたので、異存なしです。教育長が変わったことを実感できますね。

投稿者 hisaka : 2007年12月14日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1553