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2007年12月12日

12月定例会 総務常任委員会

 委員会の初日です。今回は議案数もそれほど多くありません。今日の総務常任委員会では組織の変更に伴って提案される条例、そして職員の給与を改正する条例(2件)でした。

 やはり、組織変更に関連して提案された条例については「6月定例会で既に組織変更が決定しているからと言って、『仕方がない』とは認め難い。」との意見で反対をしたのが共産党会派の議員でした。昨日のブログでも書いたのですが、「決まったことだから」と安易に賛成すべきではないのかもしれませんね。ここは会派で十分議論しなければならないと考えています。ただし、反対したからと言って大勢に影響がないことだけは確か。


 職員の給与については「職員組合との妥結」のもとで提案されている内容で、給与表を見直すものです。毎年10月に発表される東京都人事委員会の勧告に基づいて対応していると説明がありました。概要としては下記の通り。

○職員給与が民間従業員給与を上回る公民較差(△309円、△0.07%)を是正
   ・ 地域手当の支給割合の引上げ(13%→14.5%)に伴う引下げ分と合わせて、給料月額を引下げ
○ 初任給付近を据置き、若年層・若手管理職層の引下げ抑制
   ・ 昇給カーブのフラット化を推進
   ・ 初任給付近(0.0%)~高齢層(△1.7%)
○ 特別給(賞与)を0.05月引上げ(4.45月→4.50月)

 これについては最終的には全会一致で「可決すべき」となったものの、かなり厳しい指摘や意見も出されていました。特に組合との団体交渉については市民にもっとオープンにすべきであるとの意見(→団体交渉の公表(公開)をしていく方向は考えているもののどのように出来るのか検討中)、給与支給については人事評価、業績評価と連動させるべき(→その方向で交渉中らしい)、それから公務員の「わたり」と言われる慣行についても早急な見直しをすべき(→多摩市では「特別昇格制」になっていて「わたり」ではない。との説明だったが、実質「わたり」とさほど内容が変わらないらしい。そのことを質した議長はとても憤っていた。)・・・・そして「公務員叩き」「公務員攻撃」がされている状況を疑問視する意見などが出されました。

 管理職試験を受けないまま勤続し続けた場合には月額約43万円まで給与が上がるようです。管理職でなければ残業をすることで手取り収入が増え、それにより管理職よりも高い月給をもらっている職員がいるのは問題だとの指摘がありましたが、それについては「残業命令を出す管理職(課長)の責任」というのが答弁でした。


 議案審査が終了後は協議会(議案審査とは別に行われ、行政からの報告事項やたまには議員同士の意見交換も行われる=議事進行には関係ないことなので『休憩中』になる)。その中で、学校跡地施設の旧南落合小学校跡地に「特色ある教育施設の誘致」を実施していきたいとの方向が示されました。「特色ある教育施設」っていまいち私には不明だったりしますが・・・・・。とりあえず教育施設を誘致したいと言うことのようでした。
 
 
 学校跡地も含めた公共施設については「維持コストを考えるのならば、資産の売却も含め縮小を考えるべき」・・・・今日はそんな意見が私の手元に届きました。議会としても将来を見据えての判断と決断を下していかねばならないのでしょうね。大所高所から検討を重ね、結論を出していきたいものです。

投稿者 hisaka : 2007年12月12日

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