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2007年12月20日
12月定例会 代表者会議
今日は代表者会議がありました。傍聴はしていませんが、報告を聞きました。明日の新聞に掲載されるのかもしれませんが、職員が個人情報のデータを紛失してしまったようです。夕方から記者会見をすると聞きました。その後の対策や情報管理体制の再確認など緊急対応が図られるようです。
さて、今日は午後から学習会に参加し、来年から始まる「特定健康診査」と「特定保健指導」の話を聞いてきました。これについては多摩市のホームページにも情報が掲載されていますし、地域説明会の開催もあるようなので時間がある方はご参加をおすすめします。でも参加したところで、多摩市の職員が十分なる説明が出来るかどうかは疑問です。制度が始まることは決まっていても細かい点などについては、現段階で・・・・厚生労働省そのものでも決めきれていないことがたくさんあるそうです。説明会を開催しなければならない私たち自治体の立場になってもらいたいものです。
今日の説明を聞く限りにおいて、「特定保健指導」の進め方があまりにも馬鹿馬鹿しくて笑ってしまいました。これは、「特定健康診査の結果、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)該当者または予備群と判定された方は、保健師・管理栄養士・医師などの保健指導スタッフからアドバイスを受けながら、食習慣の改善や運動習慣定着など、生活習慣の見直し方法を選び、それを実践していきます。」(多摩市公式HPより)なのですが、一体どういう指導かと言うと・・・・・それは「支援A」と「支援B」とに区別されて実施されるのだそうです。特に、「支援B」は「はげまし」なんだそうです。つまり、電話などで「がんばっていますか。」「ちゃんと生活を正していますか。」とか・・・そういう声かけレベルのことを実践するのが「支援B」に該当するとの話です。
おまけに、生活習慣改善日記みたいなものをつけるとか・・・そんな提案もあるようですが、いかに現実離れしているものであるか・・・。小学校時代の宿題のようですね。
私はそんな説明を聞いていて思いました・・・・・・厚生労働省全体でまずは「特定保健指導」のモデル実験でもしてみればいいのではないかと。指導なんていくらやったって・・・・健康問題は最終的には本人の問題で口うるさく指導したり、丁寧に指導したからといって解決されるものでもないですよね。もっと根本的に見直すべき問題があるのではないかと思います。愛煙家に「健康には悪いから控えたほうがいいですよ。」と言っても、「別にそんなこと構われたくない。」と相手にされないのと全く同レベルで語れることではないでしょうか。
とりあえず、保健指導については、どれだけ指導したのかというのをポイントに換算し達成度を測定するようですが、ただ単に電話やメールで「はげまし」のエールを送っただけでもポイントが加算されることがいかに無意味か・・・想像に難くありません。
というわけで、制度の内容を十分に理解しているとはいえない私が、今日一日の説明だけで判断してあれこれいうことはできませんのでこのあたりにしておきますが、まずは厚生労働省で働いているみなさんがこの制度に基づいた実践で、省内には生活習慣病0(ゼロ)を目指してもらいたいものですね。
投稿者 hisaka : 2007年12月20日
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