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2007年12月04日

12月定例会 一般質問2日目

 どんな回答が返ってくるのかと注目をしていた「戦没者追悼式」に関する一般質問でしたが、「恒久平和を確立するために実施しているものとご理解ください。」とのことでした。質問をした議員は兵士・軍人に限定するのではなく、すべての犠牲者を対象として追悼式を開催すべきだとの見解をお持ちでしたが、市長側は「追悼式」の在り方を見直すつもりはなさそうでした。ちなみに、「追悼式」についてこれまでに取組んできた改善点とは、ご遺族の方々が高齢化してきているので会場をやまばとホールではなく関戸公民館のホールに変更したこと。さらにバリアフリーの観点からフロアをフラットにしました・・・・というのが回答でした。
 
 「戦没者追悼式」というのは平成9年から実施しているようですがそれ以前は「慰霊祭」という名称で同様な式典を開催していたそうです。初めて知りました。「慰霊祭」ということでは公金支出との問題とかいろいろ話題にもなっていたので形を変えたみたいですね。そういえば、大学時代に憲法の先生が「政教分離」と「玉串料裁判」のことを熱く語っていたのを思い出しました。

 多摩市では平和事業として毎年「多摩市平和展」が開催されています。「恒久平和を確立するために実施している事業」というならば、むしろ「多摩市平和展」がその象徴にあたるのではないかと考えます。「戦没者追悼式」についても広報で一般参列者にも広く呼びかけているそうですが、一般市民にとっては「平和展」のほうが敷居が低いのではないでしょうか。


 ところで、今回の定例会ですが市長答弁は「簡潔さ」を意識しているようで、とても端的であるのが特徴です。議事運営の効率化のためなのかもしれませんね。同じ会派の篠塚議員が「あまりにもあっさりした答弁」と指摘すると市長は苦笑していました。明日も一般質問が続きます。

投稿者 hisaka : 2007年12月04日

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