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2007年11月19日

12月定例会の議案説明

 師走が迫り、ますます寒くなった一日でした。午後から市長より定例会前の説明を受けました。

 「別に人気取りとか、点数稼ぎではない。」という前置きのもと、都市計画税の税率改正の話がありました。税率は条例上(多摩市都市計画税条例)では100分の0.3と規定されていますが、ここ15年間は100分の0.23に軽減してきました。それをさらに100分の0.21に引き下げると言うのが提案内容です。それによる減収は約1億7千万円になるそうです。

 都市計画税は使途が限られていること、そして税収については厳格に運用することが求められているそうです。今後、都市計画税を充当する事業の見通しやらを立てたとしても100分の0.23の税率により市民の方に負担をいただくと毎年約1億円前後収入のほうが多くなってしまうとのこと。つまり余ってしまうと言うことですね。「厳格なる運用」をするという立場(国や東京都からも求められているらしい)からすると余剰分を基金に積んで将来への備えにしにくい状況があるとの話でした。色々と勘案すると当面は税率を100分の0.21でもやっていけると判断し(市長は5年から10年はやっていけると発言していました。)、また必要であれば税率を引き上げすることを考えていきたいとの方針が示されました。
 15年ぶりの税率引き下げ・・・・都内26市の中では武蔵野市、府中市の100分の0.2についで3番目に都市計画税の税率が低い自治体になりました。ちなみに今までの3番目は100分の0.22の三鷹市。


 あとは来年4月から指定管理者制度に移行する予定の総合福祉センター・温水プールと八ヶ岳少年自然の家について、それぞれ事業者の選定が終わったようです。総合福祉センター・温水プールについては2事業者から応募があり、八ヶ岳少年自然の家には1団体からの応募があり決定に至ったとの説明がありましたが、1団体からの申請しかなくてもそこに決定するのですね。


 ところで、その他報告事項でびっくりしたのは来月から「(仮称)犯罪のない安全安心まちづくり条例」制定のパブリックコメントを実施するとの話。条例文を実際に見ていないと判断できませんが、今まで多摩市は条例の制定には積極姿勢を示していなかったはずだけれど・・・・?
 そして、第68回国民体育大会で多摩市はサッカーとハンドボール競技の会場になっているようですが、先般、その準備のために主催者側の方々が多摩市内の施設を見学にいらしたとか。
 その結果、サッカーの会場として使用する陸上競技場について
・控え室を増やす
・フユシバにして欲しい
・駐車場を増やす
・練習場も必要
 という要望があり、同じくハンドボールの会場として使用する総合体育館については
・床の張替え
・照度の確保(今は暗いらしい・・・)
・電光掲示板の設置
 という要望があったとの話。私は多摩市の身の丈にあわない施設に改善・改良を加えないで欲しいと思いますね。改善改良するときには多額に財政援助をもらえたとしても、結局のところ長い目で見れば、メンテナンス費用は多摩市が負担するようになるわけですし。多摩市のみならず、そういう施設が全国各地にたくさんあるはずで、国民体育大会の開催の仕方・・・考え直すべきと思います。今後のことを考えると、気が重くなる話のように感じるのは私だけ?
 受け入れについては12月中に検討をし、最終的には3月中に開催決定をする予定とのことでした。

 定例会に向けて一般質問の準備も大詰め?って感じですね。9月定例会で指摘をした「来年度以降の多摩NPOセンター事業」について、その後どうなっているのかを確認しなければならないかも。とりあえずお茶を濁して終わり・・・という風にはされたくないので。

投稿者 hisaka : 2007年11月19日

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