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2007年11月16日

議会の公開はどう進んでいくか?

 今日は代表者会議と議会運営委員会の合同会議があり、懸案事項になっていた
①行政の組織改正に合わせて常任委員会をどうするのか
②一部事務組合に関する報告について
 上記2つの件は今後、議会運営委員会にて議論し結論を出すこととなりました。代表者会議と議会運営委員会はとりあえずの役割分担を決めてあると言え、時に両者ともに関わってしまうような内容の議題が存在することも。・・・・今日の場合も①②を議会運営委員会で議論していくことを確認するために開催されたようですね。はっきりいって「ややこしい。」と私は思います。

 合同会議が閉じた後、引き続き議会運営委員会を開催し、「議員研修会」の件について意見交換をしました。内容については「議会改革」を大きなテーマにすることに。「講演+議員同士の討議」を組み合わせて実施する方向になりました。

 さて、問題になるのは「市民の傍聴」について。市民に公開できるものはどんどん公開して行くべきという立場と議員向けの勉強会なので市民に公開する必要はない・・・という意見対立が・・・・・。特に、議員同士の討議の場合、傍聴の市民が存在すると緊張してしまい、意見が言いにくくなる恐れもあるのではないか・・・ざっくばらんな意見交換をするためにも公開しないほうがいいのでは?という意見もありました。
 私は・・・当然に「公開派」ですが、折衷案で「講演」についてのみ市民の傍聴も可能にしたらどうか?という提案をしましたが結論は先送りされました。再度、各会派が持ち帰って議論をすることに。

 一つ一つ全員の合意を取り付けて進めていくことは難しいのですね。方向性としては「市民への公開」という流れに大きく動きつつあるものの、どこまで公開していくのか?公開できるのか?という点ではまだまだ意識に大きく格差が生じている表れなのかもしれません。
 今のところ多摩市議会の議会改革は「全議員で取組んでいく。」という方針で進んでいるのが現状です。その意味では最初からどこかの一部が走りすぎるのではなく、全体的な議会の意識を高めていきつつ進めていけるようにしていきたいですね。


 後向きにならないで議論することさえできればいいなと思っていますが、そんなゆったり構えているのではスピード・レスすぎちゃうのかな?でも、焦ったところで変に議会内に対立や溝を生むのは逆効果。主張するところは主張しながらも、譲歩するところは譲歩する。そんな姿勢で市民に「見える」「わかる」「理解される」議会をつくらなきゃ!


 

投稿者 hisaka : 2007年11月16日

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