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2007年11月09日

教育長との意見交換

 今日は民主党TAMAで教育長との意見交換をしました。10月から就任されて一ヶ月あまり。多摩市の印象などを伺いながら、私たちの考えていることをお伝えしました。さすが、小学校の教員、校長先生を経験なさっているなあと感じさせるのは、ご自身の豊かな経験談が会話に出てくるところ。それが事務系公務員出身であった前教育長との違いになるのでしょうね。

 さて、多摩市の印象・・・・についてですが「話に聞いていたよりも、非常に落ち着いて教育環境が安定していました。」ということでした。どうやら・・・多摩市に限らず、多摩地域というのは都内23区に比べて‘遅れている’というイメージが一般的に言われているようですね。教育だけに限ったことではないようですが、都内23区のほうが先進的なイメージがあるのは不思議なことですが、いずれにしても好感を持って多摩市の教育環境を捉えていただけたのは良かったです。
 あとは、、、校庭が広くて緑が多いこと、学校に限らず公共施設が立派なことも多摩市に来られて驚いたことなんだそうです。それから、全体の財政規模に比して子どもたちにとても手厚く予算が手当てされていることを感じたそうです。

 ところで、私たちの会派は学校選択制については見直していくべきではないかと言う基本的な考え方を持っているのですが、教育長は学校選択制に対しては肯定的に捉えていらっしゃるようでした。選択するというのは「主権者としての市民が決める」という考え方に基づくことだとの話をされていました。確かにその発想はとても大事なことだと思います。でも、私はどの地域に住んでいても同じように学べる環境があること、「公教育の平等性」が優先されるべきだと感じています。わざわざ「選択」する必要もないのでは?と思っています。この考え方は古臭いのでしょうか?考えてみたいとは思います。選択肢が広がることは豊かであると思っているので。


 就任して1ヶ月あまりでは、まだまだ全体を把握するまでにも至らないのは誰しも同じ。教育長のカラーを出すまでにはまだ時間がかかりそうですが、12月定例会では教育長の持っているビジョンなどを尋ねる一般質問をしてみたいと考えています。 

投稿者 hisaka : 2007年11月09日

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