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2007年11月05日

なぜか議会への報告。。。

 代表者会議と建設環境常任委員会が合同で協議会を緊急開催。

 内容は端的に言えば「補助金の流用」ということ。聞こえがとても悪いものの、予算の執行が予定通りに行かない見込みがある場合には他の事業に充当(流用)して実施する場合もあるらしい。今回はたまたま金額が大きかったので、協議会に諮っておきたかった模様。

 実は最近、公共工事の入札が振るわない。というのは、行政の見積価格が民間業者の感覚にはあわないことが大きな原因。つまり見積価格が安すぎるらしい。最近は原材料の価格も上昇しているらしく、行政が提示する価格で工事を受注しきれないらしい。赤字がわかっていて仕事を受注しないのは当然のこと。
 今回の場合も、明神橋の人道橋設置工事について入札にかけたところ、最終的には全ての事業者が「辞退」したらしく、工事の引き受け手がなかったことが原因。東京都から2800万円の補助を受け、実施する工事の今後の予定に狂いが生じてしまい、年度内に工事完了のめどが立たなくなってしまったため、補助金の取り扱いをめぐって東京都とも協議を重ねてきたとの話でした。

 その結果、今年度予定されていた明神橋の工事は来年度に先送りし、来年度に予定していた工事を前倒しで今年度実施していくことで協議が成立。2800万円の補助が別の工事で活かせることが可能になるように東京都との調整を図ったと言う説明がありました。。ちなみに別の工事は「上の根大通り」「馬引沢北通り」の道路工事とのこと。補助金は今年度中に使い切らなければならないために、早急に2つの道路工事実施にあたってに手続きが必要なので進めさせて欲しい(というより、そのように進めていきます。)との宣言がありました。


 仮に議会が「進めるべきでない。」と判断した場合にはどうなるのでしょうね。実は私たちの会派は「進めるべきれはない。」という判断をしていたものの、本日開催された協議会では「他の事業に充当することになりました。」という報告止まり。何だか丁重に・・・格式ばって議会への‘ご報告’をした真意はどこにあるのでしょう?なんて思ってしまいました。金額の多寡には関らず、流用すること自体が原則的にはルール違反。今後は、同じようなケースがある場合すべてのことを議会に報告していただけるのでしょうか?金額が小さければ、議会にわざわざ諮らずとも市長の判断で流用する場合もあるやに聞いているものの、わざわざ議会に諮ったということは・・・・。


 どうやら、それなりにお墨付きが欲しいということなのかもしれませんね。事前に報告があったということで、何か問われた場合には「議会が知らないで実施したことではない。」と説明ができることになりますね。議会と一心同体で責任を分かち合える体制がつくれたことにもなりますから。
 東京都からの補助金の枠の問題やらで、2800万円を逃すよりもいいんじゃないの・・・と話す人もいましたが、そういう問題に片付けてしまっては安易過ぎるのではないかと感じています。

投稿者 hisaka : 2007年11月05日

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