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2007年10月25日

議会改革の進め方は?

 視察が終わり、久しぶりに会派で集まり意見交換。来週、「議会基本条例制定をめざす議会改革特別委員会」の実質1回目の会議が開催される予定ですが、まずは特別委員会そのものの進め方から議論をし、合意形成を図らなければなりません。時間のかかるのが民主主義。議会改革特別委員会を設置するまでのことを考えてみても、思いのほか時間を要したので、おそらく今回の特別委員会もそんなに簡単に合意点が見出されるものではないだろうと予測しています。

 特に、議会改革特別委員会を設置する必要性はなく、議会運営委員会の中で議論をすれば十分だとの考えもあったので、今のところ最も大きな懸念は「特別委員会で議論するのがふさわしいこと」「議会運営委員会で議論するのがふさわしいこと」を分類したり、区別するための議論に終始してしまい、肝心な議論がいつまでも先送りされるのではないのか・・・ということです。合意形成に時間がかかることは承知済。しかしながら、本質的な議論をする入り口の入り口で停滞することは避けたいですね。
 市民に最もわかりやすい改革・・・と言えば、やはり「議員定数」や「議員報酬」のことになると思いますが、定数が減ったとしてそれが市民にとってプラスの効果を発揮されるのかどうか、議員報酬を減らすことで何が想定されるのか・・・・などなど、市民の方と意見交換する場が設けることも考えられるでしょう。多摩の市議会は他の自治体よりは市民への公開度が高いと言われますが、議論そのものは議員だけ、市民には閉ざされた議論の場で行われます。これからの時代の議会は、市民と直接意見交換もできるようにしていきたいものです。議員だけで自己満足的、「お手盛り的」な結論を出すことはしたくないものです。

 ところで、市議会ウオッチングの会の方が以前、希望をしていたことのある「議員研修会」の市民の傍聴について。横須賀市議会では市民にも公開しているようですね。なんと!案内によると傍聴者定員が104名!!公開していることのみならず、傍聴者定員の人数にも注目。
 今のところ、多摩市議会ルールは「市民の傍聴は認めない」となっていますが、市民と研修の場を共有することは決して市議会のマイナスにはならないでしょう。そうであれば公開する方向にしていきたいですね。


 週末、市民の方が主催する学習会に参加することになりました。ぜひ関心のある方、お時間のある方お出かけください!

*多摩自由大学 市民企画講座「市議会に改革を迫る」
日時:10月28日(日)午後2:00~5:00
場所:永山公民館4階 ベルブ視聴覚室
コーディネータ:牛山久仁彦(明治大学大学院教授)
パネリスト:山内和夫(東海大学教授・多摩自由大学学長)
      :安藤邦彦氏(市議会議員)
      :岩永ひさか氏(市議会議員)

 地方分権が進んでいくなか、自治体は自立に向けた議会の活性化と改革が避けて通れない課題となっています。いくつかの自治体では、すでにこうした変革をしようと努力しているところから、多摩市においても議会にそのための特別委員会が発足しました。
 そこで今回の第4回講座では、これまでの多摩市議会はどこに弱点があり、どのように変革しようとしているのか、またすることができるのかについて、議員ご自身からお伺いしようとしています。同時に私たち市民も、議会の課題や改革案などについて考え、知恵を出し、いかに改善していけるのか具体的に議論したいと思っています。そして市民が主役として、その意思を直接反映してくれる市議会を、実現していきたいと念願しています。
 自由大学は、これまでの市民企画講座を通して得た知見から、とくに次の課題について実現を図るべきであろうと考えています。

1.議会と市民の距離を近づけるため、定期的に議会報告とともに、市民と広く意見交換する制度を創設すること

2.現行の26人の議員数を、次回選挙において20人に減らすこと 

3.議会の運営について、格段に効率化できる仕組みを採り入れること

投稿者 hisaka : 2007年10月25日

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