« 多摩動物公園に行きました。。。 | メイン | 視察にまつわる小話♪ »

2007年10月22日

視察シーズンです♪

 議会は視察シーズン?に。今日から厚生産業常任委員会は佐賀県の伊万里市に。明日は私も文教常任委員会で愛知県犬山市へ出かけます。そして大阪で一泊してから兵庫県の尼崎市まで足を伸ばして帰宅する予定です。犬山市は全国学力テストを実施していないなど独自のポリシーで教育活動を進めている自治体で全国的にも有名中の有名ですね。尼崎市は放課後に地域の大人などの参加により、子どもたちの学習サポートをする活動をしているとのこと。その2自治体の事例に学びます。(学べるといいけれど。)
 ちなみに総務常任委員会は大阪府池田市と兵庫県芦屋市、建設環境常任委員会は大阪府の寝屋川市(とあともう一つあったかもしれないが。)に行くことになっています。いずれも今週中に1泊2日の日程で行われます。あと、来月に入ると議会運営委員会が三重県伊賀市に行く予定です。

 実は、ちょっぴりですが視察について実施方法を変えたところがあります。「変えた」・・・というよりは、「当然の姿」に戻したと説明するほうが適切なのかもしれませんが、従来は議会事務局の職員が作成をしてきた視察報告書を各常任委員会の委員長が取りまとめることになったのです。一般の感覚だと「議会事務局の職員が作成している方がおかしい。」となりそうですね。でも、今までは「事務局の仕事として当然の業務」だったわけで、各常任委員会に張り付いている職員が視察の最中に熱心にメモを取り、それを最終報告書とし、委員会報告として提示をしてきたわけです。誰も違和感を覚えていなかったはずです。
 けれども、私は「あれっ」と思ったのです。というのは、昨年度(改選前)の委員会視察の報告書の中に1委員会だけ委員長自らのとりまとめた報告書があったからです。その報告書はさすがに光ってました・・・私にとって。つまり、必ずしも議会事務局で作成をするべきものでもないことが確認できましたし、委員長の仕事の範疇には視察報告書の作成が入ってくるはずだと確信したのでした。

 そこで、ほんの雑談、立ち話にて・・・・私は議長に「委員会の視察報告書の作成に何かルールがあるのか?」「議会事務局の職員が書かなければいけない理由は何か?」などなど素朴な質問を尋ね、「議会のあり方や議員の主体性が問われるのであれば、視察報告書の作り方も変更したら良さそうですね。」と伝えたことがありました。


 議長は、おそらく副議長とも素朴な私の質問を検討してくれたのでしょう。9月定例会の最中に、各常任委員会の委員長と副委員長が議長室に集められ、「これからの視察を迎えるにあたっては、視察報告書をできればぜひ、みなさんの手で書いてもらいたい。」という提案があったのでした。
 「委員会の視察なのだから、事務局の職員に任せないで自分たちでやってみるという意欲や姿勢が大切だと思っています。」という議長の言葉を否定する人はありませんでした・・・もし否定する人がいたら、その方にはおそらく冷たい視線が集中するでしょうね。各委員長(副委員長)ともに、その方向で取り組むことに即座に合意形成できたことは、議員そのものの意識も従来型とは変容しつつあることを示しているようにも思います。
 それにしても私の素朴な疑問を雑談に片付けず、きちんと検討してくれた議長には感謝するものです♪

投稿者 hisaka : 2007年10月22日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1512