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2007年10月05日

結果責任は負う。

 最終日から一夜明け、改めて昨日までの一ヶ月を振り返ってみました。最終日の前日まで、私のところには「家庭系ごみの有料化は絶対に阻止して欲しい。」と希望する方々から電話があり、そしてお会いもしました。「有料化になったら困る。」「主婦のことをわかっていない。」「お年寄りをいじめている。」などとご意見を伺いました。中には「あなたの支持者の中にも有料化をして欲しくないと思っている人もいるはずなんだから。」とも言われました。正直、翌朝まで自分自身の政策判断を確かめました。「家庭系ごみの有料化」という政策判断をしてきた理由を再確認しました。
 
 私たちは補正予算の討論でもこの件に対する民主党TAMAの姿勢を表明してきたので、改めて最終日に討論する必要もないと考えていましたが、傍聴に来られる市民の方が多いことも予想し、討論をすることにしたのでした。討論については同じ会派の遠藤議員を中心にまとめあげました。今まで議員をやってきたなかで、これほどまでに会派で議論をしまとめあげた討論はなかったように思います。

 最終日前日にお会いをした市民の方には「あなたの立場はとてもよくわかりました。でも、反対している人もたくさんいることを忘れないでもらいたい。」と言われました。そのとおりだと思っています。物事の判断をする立場で、常に肝に銘じておかなければいけないことだと感じながら、その言葉をかみ締めました。


 さて、家庭系ごみ有料化の議案に対する議決が終了したとき・・・・・傍聴席からは「落としてやる。」とつぶやく声が静かに響いていました。誰に対してぶつけられた言葉であるのか定かではありませんが、市民の方のお気持ちを端的に示す言葉であろうと受け止めました。
 

 一つ一つの判断をしていくとき、全ての人の思いに応えきることはできない。時には立場を厳しくするような判断が迫られるのだと思います。大事なことはそのとき・・・逃げないこと。「結果責任は負わねばならない。」


 賛成した立場はもちろんのことですが、反対した立場であっても・・・結果的に議会全体の意思は「有料化という新たな政策を実施し、ごみの減量化をさらに進めていく。」というもの。全議員がその結果責任を等しく負うこととなります。賛成・反対の立場それぞれの意見について、双方ともに問われるのが説得力であることは言うまでもありません。今回の結果については、新たな政策を実施することに対する説得性が高かったと受け止めています。


◇家庭系ごみ指定袋方式による収集方式について・・・<議会質問内容>民主党TAMAの討論を掲載しました

投稿者 hisaka : 2007年10月05日

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