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2007年10月01日

やっぱり難しい意見書の提出。

 今日は代表者会議でした。市民の方に「代表者会議って何をする場所なんですか?」と尋ねられ、思わず「・・・・・」すぐに返答できなかった自分がいました。でも、いまいち何をやる、どんな位置づけの会議なのかよくわかりませんね。

 ただ、他の自治体では「非公開」で行なわれている場合が多い。多摩市の場合は交渉会派(3人以上)でなくてもオブザーバーとして出席することができますが、他の自治体では交渉会派の代表者しか参加できないことが多く、「密談の場」と批判されることもあります。

 多摩市議会では議会運営委員会(議運)で議論するにはなじまない重要事項の決定に当たり、意見調整を行なう場だと思っていますが、議運の場合も意思決定は「合議制」によるので意見調整は十分に可能です。となると、代表者会議の存在意義をどこに求めればいいのかっていまいち不明ですね。
 
 ただ、毎定例会・・・・代表者会議の役割で大事だと思うことは市議会として提出する「意見書」の内容を調整することだと思っています。市議会として東京都、国その他・・・・・に意見書を提出することは「多摩市民の意見表明」としても意味あることと考えていますが、市議会でのルールは「全会一致」の場合に提出できることに決まっています。
 ちなみに「どんな内容の意見書を提出するのか」については、各会派からの提案となっています。

 今日の会議ではここのところ話題になっている教科書検定の「集団自決」削除の件について意見書を提出しようとの提案がありました。ぜひ、これについては各会派の歩み寄りで提出できればよかったのですが、1会派(自民党)の拒否にて残念ながら市議会の総意は成立せず。国立市や東久留米市ではすでに全会一致で意見書提出が決まっていると聞いています。
 これもまた多摩市民の民意であると理解することができ、そのように理解することが適当なのかもしれませんが、私自身は納得しがたい結論が出ました。


 ・・・・・ということですが、「東京都がオリンピックを招致」することについて支援し、後押しするための意見書提出について「提出しない」ということを決めることができたのも「全会一致ルール」のおかげ。(東京都は都内全議会に意見書の提出を求めているようですが・・・)


 意見書の提出が多数決で決まらないというルールは「痛し痒し」なところもありますが、市議会の総意をつくっていくという意味では堅持していきたいものですね♪

投稿者 hisaka : 2007年10月01日

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