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2007年09月18日

文教常任委員会

 文教常任委員会に出席しました。審査議案は条例と陳情がそれぞれ一つずつ。条例は市立図書館の本館の移転に伴う単なる住所変更だったのですが・・・・。
 よくよく考えると、なぜ住所を変更しなければならないのだろうか?と思えてしまうのでした。どうしても。・・・・反対はしませんでしたけれど、考えれば考えるほど移動させてしまっていいのだろうか?と条例変更に賛成するかどうか相当迷ってしまいました。


 というのも、「耐震の問題などもあり緊急やむなし」とされる移転。旧西落合中学校の跡地に移転することを反対するわけではありませんが、あくまでも「暫定活用」の施設。昨年の9月定例会の補正予算で急浮上した提案には議会でも質疑が集中したことの記憶はまだまだ新しいところ。

 「図書館の耐震性が乏しいことは平成8年からわかっていた話。それなら、なぜ、学校跡地施設の恒久活用方針にて、『図書館の本館を移転する』としなかったのだろう。これが第1の疑問。」という気持ちは全く払拭されていません。

 暫定活用をしている学校跡地について、市民のためになる活用方法を考えてきたのでは?むしろ、、、暫定活用という中途半端な活用方法を改めるために「学校跡地施設」の活用方針を決定したのではなかったの?

 にも関らず、市長自ら率先して暫定活用を進めてしまうとは?

 
 多摩センター地域は図書館がない空白地域。もちろん図書館設置を要望する声も小さくはなかったと思います。だから・・・・暫定活用とはいえ移転することで市民の利益は大きい!・・・・なんて説明されるのかもしれませんが・・・・。


 今回の移転は「緊急措置」・・・・それでも約2億5千万円の工事を施しての移転。ちなみに、暫定活用とは言っても、その先の見通しがあるわけでもないところもミソ。だから、今回の条例提案になっているのでしょうね。
 暫定活用であるならば、「住所移転の必要なし」の判断も可能でしょう。あくまでも暫定的な移動で仮住まい仮住所であるのなら、わざわざ条例を変更しなくても対応することはできるはずです。なので、私としては整理上は暫定活用で「概ね10年間は使用します。」(って10年も暫定活用を続けるの?!って感もありますが)とのことですが、実は本音の本音の部分では「本格移転」として位置づけられているのではないかと思っています。
 つまり10年どころではなく、それ以上・・・永遠とあの場所は図書館本館になるのではないか?と私は思えてきます。と同時に・・・多摩市の温めてきた?「中央図書館的機能」の話などにも早々と決着をつけるべきではないのかと考えています。


 本日もう一つの案件は学校統廃合の件に関する陳情でした。継続案件として審査をしてきた陳情でしたが、内容的にも現在の時点で結論を出すことは難しいので、再び継続をしていくことで合意しました。また、文教常任委員会でも「学校の一定規模適正配置の件」を調査事項にし、視察、議論その他・・・進めていくことが決まりました。議会活動は活性化していくことにもつなげていきたいものです。

投稿者 hisaka : 2007年09月18日

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