« 市民討議会 | メイン | 9月定例会 補正予算可決・新教育長決まる »

2007年09月10日

9月定例会 補正予算

 予想通りに、今日は「家庭系ごみの有料化」に関する各議員の質疑が続出。有料か無料かという議論に終始し、どうやってごみを減量していくのかについてはほとんど議論がなされず。

 話題になっていたことで気になったのは8月20日付けたま広報にも掲載されたアンケートのこと。全部で2672名を対象に調査を実施しているものの、その内訳は2000名は無作為抽出、672名は自治会関係者、廃棄物減量推進委員、まったなし!ごみ減量懇談会参加者などなど。質問者としては「ごみの有料化賛成者多数の方向」を誘導するかのようなアンケートだと指摘をしたかったようですね。672名は行政関係者、行政への理解者と捉える立場のようでした。

 アンケート結果では半数以上の人が「有料化やむを得ない」ということだったのですが、回答者の属性がどうなっているのかを示してほしいとの発言がありました。つまり2000名の無作為抽出の方々からの回答だけを分析してみた結果が知りたいということですね。行政への理解者(と思われている)672名のうちからの回答が混ざっているということでは結果の信憑性にかけるのではないかとの指摘です。

 確かに、属性によって回答結果を分析することは必要だったと思うのですが、行政の回答では「分けることができない」ということ。もともと属性によって区分して回答を収集・結果分析することを想定しなかったから・・・というのが理由でしたが、その説明はなんともお粗末で情けないものがあったことは確か。
 まあ、それについては環境部長を兼務している副市長が「反省しなければならない点もある」と答え、アンケートの設計について工夫の必要性があったことは認めていました。


 「住民投票的に有料化に賛成・反対を問う目的で実施したアンケートではない」との回答もありましたが、一蹴されていましたね。個人的にはこの回答が非常に大事なポイントだと思って受け止めましたが。
 なぜなら、仮にアンケートの結果で「有料化やむなし」と「現行どおり」が拮抗する結果になっていたとしても、「有料化の導入を中止する」との判断は下されないと思うからです。

 

 ということで、家庭系ごみの件については会派で議論をし、修正案を提出することにしました。修正案の内容についてはプラスチック収集に関して。行政提案では大・中・小(40?・20?・10?)の3サイズの指定袋を作成し、それぞれの値段を30円・15円・7円とするものですが、私たちの提案は20?1サイズで10円にするというもの。理由については今月号の「ほうれんそう」に詳細を書きました。じきにアップしますので、そちらをご覧ください。

投稿者 hisaka : 2007年09月10日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1479