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2007年09月06日

9月定例会 一般質問4日目

 40年間も放置されてきた尾根幹線。稲城、八王子側が整備されたのに多摩市のところが未整備なまま。血管の一部がつまったようなもの・・・・と表現をしていたのはそのとおり。しかし、かつての計画通りに「掘割」構造にするとしたら、全部で約450億円くらいかかるらしい・・・・。多摩市の一年間の一般財源の規模に相当するようなお金を投資する意味があるのかないのかはまだまだ議論の余地があるのかもしれませんね。・・・・整備の必要性があるとしても、まちの景観を壊すような防音壁の設置は避けたいもの。


 さて、今日の質問で注目していたのは「連光寺小学校の増築」に関すること。この定例会の補正予算で連光寺小学校の増築にかかる費用が計上されているのですが、これまでの経緯などを踏まえれば「何・・いまごろ。」「何・・・いまさら。」と指摘せざるを得ないような結果がある限り、「子どものことだから仕方がない。」とすんなりと受け入れ難い問題です。何といっても1名、2名と増えただけで教室不足発生という深刻な状況になるわけで、そんな余裕のない状況が存在することは今、初めてわかったことではないからです。
 すでに平成15年度の時点でも連光寺小学校の増築をすべく予算が計上されていたことは周知の事実。そのときに対策をしておけば・・と思います。行財政診断白書で「金がない!」という勢いのもと未執行に終わらせ、「何とか凌げる」としたにも関らず。

 はっきり言って、平成15年から学校の一定規模をどうするのか?という話し合いもしていたわけで、その際にもっと全体的な目配りさえできていれば・・・と思います。「学校の一定規模・適正配置」をどうするのかについて方針を確定したのは平成17年9月のこと。そして、方針を決めるための話し合いをスタートしたのが平成15年度の7月から。
 ・・・見事に教育委員会の見込みの甘さ?失敗が明らかになっている事例といえるのではないでしょうか?一定規模やら適正配置などの話の中で「連光寺小学校学区」は話題にも上っていないので。


 今日の質問について、教育委員会は「今の学校の一定規模・適正配置の方針に基づいた整理が終了した後には次の取組みとして適切な対応をしていきたい。」みたいな話をしていましたが、「今の方針に基づいた整理が終了するのって・・・When?いつ?」って感じ。
 正直、今の方針を進めるべくのんびりした対応をしていては教室不足に必至の学校もあり(今でも!)・・・普通教室はギリギリであっても、教育環境整備として求められる特別教室不足などに悩む学校もあるのでは?それまでは増築・建替にて対応していきますよ!ってことになるのでしょうか?


 「多摩市ってお金があるなあ!」


 たぶん市長をはじめ行政側としては「必要なところには無駄を最大限省きながら、手当てしていくのは当然のこと。」と言うのでしょね。「厳しい財政環境に置かれているという状況は変わっていない。」と。

投稿者 hisaka : 2007年09月06日

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