« 改革派市長。 | メイン | 議会基本条例制定を目指す議会改革特別委員会 »

2007年08月21日

地方議会の改革が地方分権につながる。

 昨日に続き、全国若手市議会議員の会の研修会に参加をしました。講師は栗山町議会の事務局長の中尾修さん。これまでもお会いしてお話を伺ったことはありますが、講師という立場で話をされたのを聞いたのは初めてだったので新鮮でした。

 議会改革を進めていくためにはリーダーシップのとれる議長とそれをしっかりと支えていく腹心としての議会事務局長の力が必要。議長はビジョンを明確に示し、それの裏づけ、情報収集を的確に迅速に行っていく・・・・中尾さんの頭の中にある情報量は半端ないことを垣間見た講演には、何より議会事務局長の力量が問われていることを物語るようでした。

 さて、初日の研修でも、「地方分権をしてもその受け皿が地域にあるかどうかが非常に懸念されている。」ということを指摘され、その上で「地方議会改革」の必要性が高まっていることが主張されていましたが、先般の地方分権改革推進委員会の基本的考え方で「地方が主役の国づくり」ということが明確化された上で「地方政府」という文言が使われたことは非常に画期的なこと受け止めています。

 地方政府において議会はとても重要な位置を占めることは言うまでもありません。その議会をいかに機能させていくのかが問われているということでしょう。首長への「おねだり議会」からの脱皮が問われている・・・・当然のことと思えますが、依然として「おねだり」構造が根深いのが全国どこの自治体でも変わらぬ状況があるようですね。その状況を決していいとは思っていない議員もまた増えていることは事実ですが、議会にこびりついて錆びついてしまった伝統?のようなスタイルを一掃することはそう簡単ではありません。

 議会自らの調査権をどこまで発揮していけるのか、そのために議員として何を考え行動すべきなのか・・・現在の状況を誰しもが肯定していない、、、、、、特に同世代の自治体議員たちは党派関係なく、閉塞感のある議会のありようを変えていきたいと思っていることが確認できて、励まされました。やっぱり時々は挫けながらも、でもあきらめずに目指すべき議会をつくっていきたいものです。


 市民も議会とともに多摩市政を考えていきたいと行動しています!
 →参考までにご紹介!「多摩自由大学」発行の多摩じゃーなる。
 ご希望の方はお申し付けください。いくつか私の手元にもあります。

投稿者 hisaka : 2007年08月21日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1464