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2007年08月09日

パルテノン多摩と多摩市の力関係?

 「パルテノン多摩と多摩市って一体、どんな関係なの?」と尋ねられたのですが、思わず返答に詰まってしまいました。

 多摩市の公共施設で市民の財産。昨年度から指定管理者制度が導入されたけれど、実質的には従前どおり財団法人多摩市文化振興財団が管理運営を担っている。そして建前的には独立採算で市とは別個に自立的に運営をしているというもの。

 まずは、以上のことを思い浮かべて答えたものの、質問意図は以下のとおり。

 先日開催された多摩市の平和展はたま広報でも1面に記事が掲載されるくらいのイベントにも関わらず、パルテノン多摩のニュース(新聞折込)での取り扱いが驚くほど小さかったということ。確かに、パルテノン多摩の自主事業でもなく、直接的に携わっている事業とは言えないまでも・・・・多摩市における平和展の位置づけなどなど勘案するならば、それなりに取り扱われてもいいのではないか?というのがその方のご意見。パルテのニュースには小さく一行だけでその案内が掲載されていたとか。

 早速、過去のニュースをチェックしたところ「貸館スケジュール」の一部に掲載されていましたが、全く目立たないというのは言うまでもありません。ちなみに平和展についてはパルテノン多摩も後援をしているわけですが、その「後援」というのはどういう意味合いを持つものなのでしょうね?年に4回しか開催されないパルテノン多摩・評議会の議会選出メンバーの一人としては考えさせられました。

 
 とりあえずはパルテノン多摩も・・・・というよりか財団法人も独立採算で歩いていかねばならず、自主事業に精力を尽くさねばならないことは確か。指定管理者になった限りでは、独立独歩でそれなりのビジョンと考え方を持っているのかもしれませんが、どうやらニュースにおける取り扱いの小ささ(冷たさ)は「主催者ではない」というところにあるようです。直接の主催事業ではない場合はすべて「貸し館事業」。貸し館事業主催者の希望によってのみ「スケジュール」としてニュースに掲載されていると理解しました。


 というわけで、それならパルテノン多摩も「多摩市平和展の主催者」にしてしまったらいいのかもしれませんね。有無を言わさず・・・・?!
 平和を考えることも文化の素地を培っていくことには重要な意味があるわけで、「多摩市文化複合施設」としても無視できないことだと思うので。従前のように「多摩市平和展」SANに場所を貸し出すというのではなく、この際、一緒になって「平和」を考える場づくりに関わっていけばいかがでしょう?

 ・・・・・そんなこと、できる余裕はない!と拒否されてしまう?!


 そもそも、それ以前の問題として「多摩市平和展」の私たちにとっての位置づけが問われているのかもしれませんね。そのことが市全体での取り組み方にも影響するのでしょう。指定管理者の運営云々に関わらず、公共施設としてのパルテノン多摩が果たさねばならない役割を考えていけば自ずから回答も出てくるように考えます。

 「それは公民館の仕事でしょ・・・・。」などと言われてしまうとはなはだ悲しいわけですが、多摩市平和展もパルテノン多摩も「くらしと文化部」が担当窓口ですよ!

投稿者 hisaka : 2007年08月09日

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