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2007年08月02日

ふるさと納税

 「自治体改革」をテーマにし開催された研修会があり参加しました。自治体の再構築に関する講演会、それから地方財政をめぐる動向についての話を聞きました。久しぶりに長時間の講義にはしんどさもありました・・・。

 ところで、最近ちょっとだけ?話題になっている「ふるさと納税」のこと。今日の講師は税の考え方そのものからしても、ふるさと納税はナンセンスだと仰っていました。

 当初、私は「ふるさと納税」もまた、面白い発想だと思っていました。しかし、私自身が「ふるさと納税」の納税者だった場合をよくよく考えてみた場合に・・・・最も気になる点はふるさとに思いを馳せて納めた税金の使い方について。口うるさい私としては、納めた税金の使い道について決定には全く関わることができないとするならば、やはり納税する気にはなれないでしょうね。

 例え、その‘まち’にも議会があり、そこが最も望ましく税収入の使い方を決めていくとは言っても・・・・・。万が一・・・思いにもよらない使い方をされたなら、黙っていられないようにも思いますし。その意味で、自分たちの住んでいる場所で議員を選ぶ権利ってとても大事だと言うことがわかります。

 というわけで、ふるさと納税が義務化された大変ですよね。自分が応援したくない‘ふるさと’である場合もあるでしょうし。・・・そもそも「ふるさととは?」という議論から出発しなければならないでしょうから、そんなに簡単に導入できるものとは思いませんが、私自身もこの制度はまだまだ時期尚早というよりも、「思いつき」っぽい感じがしてならないというのが感想です。

 この話題にて改めて認識をしたのは「議会の役割」ということ。税金の使い方を決めるというのはとても責任ある仕事で、そこに求められる説明責任こそを負うのが議員であるということ。なかなか理想どおりにはいかないのが現実ですが・・・・。

投稿者 hisaka : 2007年08月02日

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