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2007年08月28日

NPOセンターのこと。

 NPOセンターについて、請願を提出したいとのことで市内の団体から説明をいただきました。ちょうど、私も一般質問することになっている内容ですが、請願の趣旨は「多摩NPOセンターについてそのあり方を再検討してほしい」ということで、私の主張にもピッタリと合致するものです。請願の場合には紹介議員が必要になりますが、紹介議員になるかどうかは会派にて検討することにしました。趣旨については賛同するものですが、誤解されたくないのは私の一般質問にあわせて、本趣旨の請願もしくは陳情が提出されていると受け止められること。


 まれに・・・、議員の一般質問と請願とをセットにして市長に要望要請を行うというような手法を用いる政党もありますが、私は全くそんなことは考えずに質問を組み立てしてきたので、そのことだけは変に理解されては困るなあと思っています。
 一般質問と請願とをセットにした手法の場合、請願が採択された場合にあたかも「我が○○党の実績!」とか「私たちの成果!」とか主張することが多々あり、遠目から眺めていても「独りよがりっぽい」感じがしてならないわけですが、私にはそんな考えは毛頭ありませんので。
 ということで、政策的にどうなのかをきちんと判断してもらえるような環境をつくりたいなと思います。

 NPOセンターの問題で一番致命的だったのは、市民協働や市民参画に最も重要な「信頼関係の構築」を大きく後退させるような行政の手続きがあったことだと考えています。「公設備・市民設立・市民運営」という高く掲げた理念は踏襲するとしつつも、行政主導で受託団体の変更を実施してみたり、その後も色々なことが有耶無耶になったままにNPOセンター事業実施要綱を設置してみたり・・・と私にも不可解な状況があります。
 今のNPOセンターの運営云々ではなく、それ以前の問題として行政の透明性を欠き、市民への説明不足を指摘せざるを得ず今に至っていることそのものが問題なのです。


 今回の請願の趣旨もそのようなものと理解しています。結局は・・・・・

 「多摩NPOセンターのあり方については改めて初心に戻るといいますか、このあり方を含めてやはり5年たった段階でいま一度市民の方と交えて話し合いをして、そういう中で次のステップになるだろうというふうに考えております。そういう意味では、18年度、市民の方を交えた中で検討していきたいというふうに考えております。」

 と答弁しているにもかかわらず、その答弁の内容が反故にされていることに対して、市民が疑問を持つのは当然のことと思います。
 私は憤りを覚えます。私が質疑したことに対する答えなので。なおかつ、これについてはここ数年ずっと取り上げてきている問題でもあります。なので、今回の一般質問で市長がこれまでの経過をどう総括したのかを尋ねないわけにはいかないというのが私の立場です。

 それとは別個に、今回の請願(陳情)が提出されたことの意味もまた大きいと思われます。何せ、NPOセンターについては現在その運営を受託している団体と市長とのパートナーシップ協定の期限(概ね3年間)が今年度末になっているので。


 少々結論めいて・・・私個人的な見解ですが、NPOセンターは発展的に解消することも一つの道だと思っています。もう少しきちんと位置づけされた市民活動支援機関が必要です。

投稿者 hisaka : 2007年08月28日

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