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2007年07月11日

始めが肝心?!

 「始め良ければ全て良し」、「終わり良ければ全て良し」・・・小学生のころ、この二つの表現は「一体どっちが本当?」と悩んだにも関わらず、答えが出せなかった時期がありました。今は「どちらも本当だ。」と思っていますが。。。


 今日は議会運営委員会で前回から先送りされてきた「議会改革特別委員会の設置」に関する協議が行われました。結果的には「一致せず」。つまり、今日の協議会でも特別委員会の設置をすることができませんでした。相変わらず一つの会派が頑な。それ以外の会派全てが特別委員会設置の必要性を主張しているのに・・・・・。

 とはいえ合議制。民主主義の根幹を成す話合いで何とか決着を見ることが重要です。「何としても前向き対応を!」・・・・と一会派には最終最後の歩みよりをお願いをして、次回の委員会で結論を出すこととなりました。

 なぜ、特別委員会が必要なのか。民主党TAMAでは以下のように考えています。
①議会運営委員会と代表者会議の双方に関わる改革事項があるのではないか?
②議員の身分そのものに関わる事項もあるのではないか?
③議会運営委員会は交渉会派しか正式なメンバーになれない。現在、一人会派が存在しており、少数会派も正式なメンバーとして迎え入れて議論をする必要があるのではないか?

 「少数会派の意見は議会運営委員会でも尊重して議論をすれば事足りる。」という乱暴なご意見もありましたが、それは少数会派になったことがない方ならではのお立場からのご発言。
 私は初めて議員になった際、交渉会派ではなかったので、その時の気持ちを今でも忘れず覚えているのですが、何とも言えない「疎外感」がありました。一応・・・委員外委員として、会議のオブザーバーとしての発言は認められるのですが、それは単なる「参考意見」に留まっていました。

 当時から考えると議員の顔ぶれは随分と変り、議会の雰囲気も変っていますが(いい方向に)、「交渉会派」という考え方はそろそろ終わりにしてもいいのでは?とも感じます。そういうことも議会改革の内容に含まれて欲しいと考えています。
 そして、現在、各会派から「改革事項」として提案されている内容には議員定数、議員報酬、政務調査費に関わることも提案されています。これらは多摩市議会のルールからすれば代表者会議にて話し合われるべきことです。要するに、議会運営委員会に認められいる権限があるとすれば、その範囲外のことにも改革の議論が及んでいくと思われるのです。

 ただ、特別委員会については一定の期限を設けながらその都度その都度結論を出すべきだと思っています。議会改革の内容についても比較的取り組みやすく結論が出やすいものから、時間をかけながら考えなければならないものまで様々あることを考えても、「第1次議会改革特別委員会」「第2次議会改革特別委員会」・・・・という風に、議論を整理しながら進めていくことも可能です。
 何しろ、屋上屋(?と言ったら反発を買うでしょうが)のように君臨する代表者会議。私はそもそも代表者会議のような非公式の場が必要であるのかも検討してもらいたいと考えていますので、そのためにも特別委員会は必須なのです。


 改革の必要性では一致・・・・でも、改革すべき事項として考えている内容については各会派温度差がありそう・・・・今はまだまだ改革着手の前段階にてつまづいている状況と言えますね。その議論の所要時間○○分。「討議型デモクラシーには時間がかかる。」そのことを実感し、今日までの議論を有意義なものとして捉えるためにも・・・・次回の委員会では特別委員会設置ができますように。


 みなが合意納得をした上で、着々と改革論議を進めたい!そうでなければ、勢いつかないかもしれませんし。「始めが肝心」!

投稿者 hisaka : 2007年07月11日

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