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2007年07月03日

迷ひ。

 最終日の本会議に向けて討論を書いたり、会派での話し合いをしたり。明日の採決に向けてどういう結論を出すのか会派で議論をまとめられるといいのですが・・・・・まとまらないから悩ましい。

 「会派」としてまとまることが重要なのか?それとも、個人の見解を優先するのか。

 もちろん「会派」として見解をまとめることは大事で、議論した上で合意点を見つけていくべきだとは思っています。思想信条に深く関わるようなものでない限りは議論をし尽くして結論を出していくことが望ましいのでしょうね。


 でも、今回の場合は「会派」で議論している途中に事故発生。途中で脱線させられたのと同じ。今回の定例会で最も懸案事項だった組織改正条例について、会派の見解がまとまりそうだった直前で、総務常任委員会で修正案が可決されてしまい、おまけに修正案の提案者が民主党だと受け止められているのですね。


 組織のスリム化をしていく必要性は一定程度理解したとしても、「環境部」を解体してごみ関連業務を「くらしと文化部」、それ以外を「都市環境部」にするという提案だけはどう考えても納得ができず。エコプラザ多摩のこと、家庭系ごみの有料化の方針・・・・どれをとっても解決しきれていない問題です。まさに「今が正念場」だと私は思っています。


 新たに衣替えする「都市環境部」にはコンセプトがあって、ニュータウンの問題など「都市基盤の再生」という新たな視点からの再編成だとか。その観点から「都市環境部」を編成するとごみ行政部門はハグレモノになってしまう・・・・ごみ行政はこれからますます実践が必要で、ごみの減量には市民との協働が欠かせない、なおかつ「ごみ」はくらしと密接な関わりもあるから「くらしと文化部」に仲間入りすることが相応しいとの説明。


 でも、私は爆弾を抱えているかのような環境部を現時点でなくしてしまうという見識そのものを疑わざるを得ず。家庭系ごみの有料化についても、「地球環境」「温暖化の防止」「Co2の削減」が目下最大の課題という認識が語られていたし、エコプラザ多摩の問題で考えても単にリサイクルを進める「ごみ行政」の範疇に留まらず「環境汚染(有害化学物質)」問題と切り離せない課題だし。ここで「環境部」をなくしてしまうことはできないはず。


 ・・・・という理由があったのかなかったのかはよくわかりませんが、総務常任委員会では施行日を「10月1日」から「来年4月1日」に変更をした修正案が可決されているわけですね。
 でも、そもそもの提案に立ち戻ると市長は「10月1日」で組織変更したいと考えていたわけで、その考えの裏にある「哲学」とか「思想」が私にはいまいち理解できないのです。やっぱり「無理がある」。


 どういうふうに組織を変更しても「連携」が必要。縦割り行政ではなく物事を動かしていかなければならない時代です。そのために副市長を一人増員し、よりよい連携体制を図れるようにしたはずです。そのことも含めて考えると・・・・組織改正にかかると試算されている諸経費「約1億円」(これは職員組合で試算した数字のようですが)って本当に必要なのだろうか?って思えてきます。

 むしろ、今の組織体制の中でも努力できることがあるのではないか?どう変ってもどう動かしても「連携」が必要で、そこには「連携」を上手にコーディネートできる「人」の存在が不可欠。その「人」=副市長二人であり、最終的には市長ではないのかなあ。そして職員としては「経営陣」に入っている部長たちがいるのでは?


 以上のように私の考えに基づいてツラツラと討論を書いていたらどこから読んでも「とんでもなく反対」にしかならない。施行日を変更する修正案についても賛意を表することのできる部分が見つからない!そんな状態で悶々としながら朝を迎えてしまいました。


 ・・・「さえずりの森」のブログで看板設置のニュース♪何だかものすごくうれしくって、ほんのひとときだけ気持ちが救われました。

投稿者 hisaka : 2007年07月03日

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