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2007年06月12日

所得税が変われば・・・・保育料は・・・?

 国の税制が変わり、所得税減・住民税増になりました。保育所保育料は所得税を基準にして保護者負担が決定するので、単純に考えれば所得税が減れば保育所保育料の負担も軽減されることになります。
 そこで、多摩市では「使用料等審議会」が開催され、保育所保育料のあり方について議論されるようです。つまりは、保護者の負担が軽減する→多摩市の負担が増える・・・・「さて、どうする?」という状況なのでしょう。今年度については、基本的には前年度の所得税額がベースになっているために影響は受けないわけですが、来年度このまま現行保育料金表が継続されれば、保護者負担は減るといううれしい結果となります。そうなれば、保護者は「所得税減税」の効果を実感できることでしょうね(あくまでも保育所を利用している立場としては)。


 しかし、「現行の保育料金表に改定を加えたい!」という意思が即座に示され、審議会の開催という運びになったようです。保護者負担が軽減する→多摩市の負担は増やせない→現行の保育水準を維持するのが困難・・・・・というような理由が述べられるのでしょうね。それも少しは理解できないわけではありません。

 とはいえ、「子育て」は多摩市の重点施策。「それでも多摩市は頑張ります!」とせめて一年間くらいは現行の保育料金表を継続するとなれば、「なるほど!子育てしやすい多摩市」のために粉骨砕身の努力をしている・・・・との評価もさらにアップすること間違いなし。
 ところが、用意周到でさっさか保育料金の保護者負担を議論しようとの意気込みなのですね。「それほどに厳しい台所事情である。」と素直に受け止めればいいのかしら?判断に難しいところですね。


 以上の状況を踏まえて、保護者の立場で審議会に参加されている方よりアンケート調査が行われています。かなり、ボリュームの多いアンケートですが、回答しなくちゃ!と思っています。それにしても、実感できない「減税」って悲しいものがありますね。
 ただし、住民税が増えるということは、それだけ多摩市の自由裁量で使える収入が増えることにもなるので、税金がどう使われているのかを見ていかねばならないと思います。市の裁量が増える=市長の裁量が増幅するということにもなるので。議会の役割もますます重要になるはずですね・・・・。議会でも活発に議論ができればいいなと思いますが、議員どうしの議論ほど・・・互いの利益をのつけ合いになる醜い争いになりそうなことは必至。そんなに簡単には行かないのが残念な現実です。

投稿者 hisaka : 2007年06月12日

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