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2007年05月29日

先がまったく描けない感じで。

 昨日の市長、副市長、教育長からの説明会でとっても疑問に思ったので質問したことがありました。それはこれからの多摩市の小中学校の統廃合問題のこと。

 現在は、多摩市立学校の一定規模及び適正配置等に関する審議会(覚えられないくらい長い名称!)の第1期目が終了。結論は竜ヶ峰小学校と多摩第二小学校が統合され、貝取中学校と豊ヶ丘中学校は青陵中学校として再出発するということ。そして、第2期目がスタートしています。ここで議論されているのは貝取・豊ヶ丘地域の小学校4校のあり方についてで、昨日の教育長からの説明では貝取・豊ヶ丘の地域を南北の地域に分けて考えているとのことでした。

 当然ながら・・・・現在は北貝取小学校・南貝取小学校・北豊ヶ丘小学校・南豊ヶ丘小学校なので、北地域にある小学校と南地域にある小学校どうしが統合されるんだろうな・・・・という予想くらいはつくのだと思います。つまりこのうち2つの学校についてはまたまた「学校跡地」になるということですね。
 そうなると、今後の学校跡地の活用がますます気になるところですが、その前にもっと気にしたいことは既に廃校となっている学校の活用のことです。それについては市民委員会も最終報告書を提出し、行政も恒久活用方針なるものをとりまとめているのですが、その後の動きがまったく見えてこず、市民も議会もまきこんでスッタモンダしていたあれは一体なんだったのだろうか?とさえ思えてくるのが情けないところです。

 それはさておき、新たに竜ヶ峰小学校が学校跡地になることは決定。青陵中学校については貝取中学校の場所での開学が決定しているものの、改築・改修などを実施するために最初の2年間ほど要するらしく、その間は豊ヶ丘中学校の校舎が活用されるとのこと・・・・つまり豊ヶ丘中学校はその後に‘跡地化’するのかなあと思い考えていました。

 ところが、教育長の説明によると、目下進行中の第2期目の審議会では「南貝取・豊ヶ丘地域」の小学校については豊ヶ丘中学校の跡地を活用することがいいのではないか・・・・?という方向性が提示され議論されているとのことです。「中学校の校舎を小学校の規格にするためには少しお金がかかるけれども、そういった方向で考えている。」らしいです。

 思わず「えっ?!」と聞きかえしてしまいました。一体どのくらいお金がかかるのかまでシミュレーションが描かれているのかと思いましたが、それについては第4次総合計画終了後の‘オハナシ’になるという認識にあるようで、まだその先のことは見えていないというような印象でしか説明を受けることができなかったのです。


 通学路のこと、とりわけ気になるのが子どもたちの安全安心の確保であることもよくわかりますし、その上でどこに学校を配置するのかを考えなければいけないこともわかります。とは言え、財政的な見通しや使わなくなる学校(学校跡地)の活用に対する考えや方向性も示していく必要があるように感じます。学校の統廃合については審議会の意見が最大限尊重され、財政的な措置もいとわないというのであれば別ですが。。。
 これは多摩市にとって今後も大きな課題になること間違いありません。貝取・豊ヶ丘地域の小学校のことが終われば、次には愛宕地域の小学校のとなども議論されることになっていて、その次には方針によれば諏訪地区や落合・鶴牧地区も視野に入って来るようなので・・・・。

 
 ちなみに、この方針のスケジュールどおりにいけば、北・南貝取と豊ヶ丘地域の小学校は2009年(平成21年)4月から統合されるようですが、青陵中学校の工事が完了してリニューアルした貝取中学校でのスタートは平成22(2010年)年4月から。豊ヶ丘中学校を小学校規格にしなおす工事期間のことやらを考えても統合予定の2009年4月には全く間に合わないことだけはわかりました。


 先が見えづらくて不安になりますね・・・・。っていうのは私だけかもしれませんが。

投稿者 hisaka : 2007年05月29日

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