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2007年05月28日

6月定例会に向けて

 定例会を目前に市長から、提出予定議案などについての会派説明がありました。先般報告のあった国民健康保健特別会計の専決処分、一般会計の補正予算と人事案件が4件と条例案が12件でした。

 一般的には新年度がスタートしてすぐの6月議会ではよほどのことがない限り、補正予算が提案されることはないのですが、統合が決定した貝取・豊ヶ丘中学校改め青陵中学校開学に向けての準備・工事費用の一部(体育館補修費用900万円)が計上されました。これは、今回の定例会にて学校設置条例の改正が提出されることに伴う費用の発生です。予め見込んでいた費用ですが、当初予算を審議する段階では統廃合が正式な決定手続きにまで至っていなかったので、条例提案に合わせた段階での補正予算の提案で辻褄を合わせたということです。

 人事案件では議会より選ばれる監査委員についての提案と人権擁護委員の推薦に関わるもの。ちなみに、監査委員の選任については「議会のルール?」を尊重した・・・・との説明を受けたのですが、議会には別にルールはありません。

 条例については、ここのところ市役所内では話題になっている組織改正、関連して職員定数条例の改正、消防団条例の改正(入団年齢資格について上限が55歳までに10歳引き上げ!)をはじめ、「公の施設」(総合福祉センター、温水プール、八ヶ岳少年自然の家)に指定管理者制度を導入するための条例改正(来年4月から指定管理者制度に移行する方針)、学校統廃合に関わる学校設置条例の改正など等。

 ちょっと注目をしたいのは「地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例」の一部改正について。これは所有している土地の敷地の一部が地区計画区域内に所属している場合、従来は「敷地の一部」が全敷地の半分以上を占めた場合のみだけ地区計画が適用され、半分に満たなかった場合には適用はされないとしていた内容を改め、どこか一部だけでも地区計画区域内に属している場合には、それに準じた建築制限を受けるようにするものです。
 良好な住宅地の形成を阻害してしまうことから、今回の改正を行う・・・・という説明でしたが、これまでに阻害された場所があったのだろうか・・・・と聞きそびれてしまいました。

 今日の説明で議論紛糾?したのは組織改正のことで、教育長がいつになく私たちサイドの質問に熱弁をふるっていました。国の教育再生会議や教育基本法の改正を見据えて行われる組織改正だと考えているとの認識だそうです。ですので、生涯学習分野の一部を教育委員会から市長部局に編成替えすることには前向きで、そのかわり家庭教育分野については教育委員会が主導的に力を入れていくのだとか・・・・・。私は家庭教育分野の重要性は否定しませんが、教育再生会議がとりまとめようとしている提言内容に対して噴出している批判の声に対しては同感するものです。教育長はどうお考えなのでしょうね・・・・とどこかで尋ねてみたいものです。多摩市で力を入れていく「家庭教育」って?

 6月議会は15日からスタートします。一般質問の内容もそろそろとりまとめていかなければ・・・・という時期にさしかかってきました。

投稿者 hisaka : 2007年05月28日

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