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2007年05月09日

世代交代を進めたい。

 5月はさまざまな活動団体の総会の時期を迎えます。お招きをいただき参加させて頂き、活動の一端を伺うことのできる貴重な機会でもあります。

 さて、今日は午前中に「手をつなぐ親の会」(知的障害児・者の保護者の方々のグループ)の総会がありました。今回で第39回目を重ねた総会には、歴史を感じますね。来年は40周年ということで一つの節目を迎える予定です。冒頭に会長さんより「70歳を迎えたけれども、まだまだ知らないことがたくさんあり、いつも学んでいかなければいけない、成長していかなければいけないと思う。」と実感こもった挨拶がありました。考えてみればその半分にも満たない年月しか重ねていないのが私・・・・謙虚に学び続けていきたいと改めて感じた次第です。

 障害者の福祉政策については自治体は独自施策を打ち出せるとは言うものの、財源確保問題からしても非常に厳しいのが実情です。障害者自立支援法に伴う負担割合の増加に対応し、自治体独自での負担軽減策を講ずるなど対策の必要性を感じる一方で、やはり制度全体のあり方含め、国において現場を踏まえてもっと議論してもらいたいと考えています。
 何しろ自治体行政の現場の事情からすれば、国の方針決定に翻弄されているのが現状です。制度変更に対して素早い取り組みが求められ、自治体で十分議論する時間的余裕もなく、とりあえずは新制度に対応させるために煩雑な事務手続きや体制を整えるだけで手一杯。職員も右往左往せざるを得ない状況にあると考えます。それについては、総会での来賓挨拶で市長も「現場の声をしっかりと国に届けていきたい。」と言っていたように、ここは自治体どうしの連携と自治体に最も身近な市民の活動・運動と連携を図りながら、国を動かしていくことが求められている部分です。当然、市議会としても国への要請行動などできるものと考えます。

 ところで、今日の総会では新たに副会長を一名増やし、会の今後のためにも世代交代をはかっていきたいとの方針も示されました。副会長に就任された方は会長よりも私のほうが年齢が近いと思われます。
 総会の終了後に会長さんと少しだけ言葉を交わしたなかで、「会を充実していくためには新しい力が必要。思いきった世代交代がやっと図れる‘きっかけ’ができたから、あとは若い人にどんどん任せていきたい!」とのおっしゃっていたのを聞きながら・・・・私は議会のことも思いました。

 来週の火曜日15日には臨時議会があるのですが、議会を改革をしていく力や新しい議会のあり方を目指していくためにはやはり「新しい力」になれるような人材の登用が必要ではないか?ということ。議会は年功序列のような部分があり、議長などの人事も期数の長い順から・・・・というような暗黙の了解のようなルールなどもあるようですし、‘長’というポストには市長不支持派の人を配置することをなるべく避けようとする傾向もあるのですが、そういう発想こそ変えていかなければいけないと感じます。新人議員がいきなり議長になることは難しいと思いますが、議会改革を進めていく斬新な発想を持っている世代に任せていくということも必要だと思いますし、変なポスト争いをするのではなく‘ふさわしい人材’を登用していきたいものです。議会も若返りを進めていきたいものです。そのきっかけをつくることができるか?議会にも問われていることかもしれません。

投稿者 hisaka : 2007年05月09日

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