« やっと一区切りで。 | メイン | 今日から3期目スタートしました! »

2007年04月30日

進まないごみの減量・・・

 今日は「まったなし!」ごみ減量懇談会」がありました。祝日なので参加者数が心配されたのですが、午前中の見学から思った以上の方にご参加いただけたようです。私は午後の意見交換会に遅れて参加をしましたが、ちょうどそのときには「パブリックコメント」など、行政の市民への情報共有のあり方が議論されている最中でした。

 確かに・・・行政としては考えられる範囲での情報提供をしているわけですが、しかし提供するだけで受けてである市民がしっかりとキャッチしてくれているかどうかはわからない・・・事前に周知している事柄であっても「後から聞いた」とか「そんなこと聞いたことない」などと言われることも多いのが現実。その際、「以前に説明しましたので。」とはねっかえすのではなく、経緯を説明をしながら、理解を押しつけて求めるのではなく、きちんと市民の立場から考えて応対することが必要なのだと思われます。いずれにせよ、そのあたり・・・職員の応対姿勢が何よりも重要だと言えるでしょう。「ちゃんと情報を察知しないことが悪い。」という態度では市民との溝を深めるだけです。
 そういう姿勢を変えていくのはまずはトップである市長から。市長、副市長、部長などなど・・・・彼らの姿勢や態度が変わらなければ職員が変わるわけありませんので。


 さて今日はたま広報の配布のあり方にまで話が及びましたが、新聞をとらない家庭が増えている中で、全戸にポスティングするなど新聞折り込みに頼らない方法を考える時期に来ているのではないか?と考えていらっしゃる方多いようです。若い世代のみならず、高齢世帯でも新聞をとらないところが増えているとのことでした。
 実は議会でもこの問題が指摘されているのですが、今のところ新聞折り込み方式を変更する意思はないもの受けとめています。経費の問題のみならず、ポスティングをするのに一定の期間を要するために、情報の伝達が平等ではないということも課題になっているようです。・・・でも、今回の都知事選、市議選と2度の選挙では選挙公報は全戸にポスティング方式でした。そのことを考えると・・・(お金さえ出せば?!)ポスティング方式で可能と言うことになるのでしょうか?費用対効果などとの選択にもなりますが、「ポスティングに一定の時間を要する」という点はクリアできそうですね。あとからどのくらい経費をかけたのか調べてみたいと思います。


 ・・・・それにしても、今日のごみ減量懇談会で改めて思ったことは、情報を受け取ることも難しさです。というのも、選挙の際に「ごみ減量30%は達成している!」と大々的に宣伝をしていたところがあることが引き合いに出され、家庭系ごみの有料化の必要性を感じないと考えていらっしゃる方がおられたのですが、実はこの2年間で見ると毎年5%ずつ家庭系ごみの量は増加傾向であるとの事実にとても驚かれていたのです。
 ごみの30%減・・・というのはダストボックスを廃止したころと比べたら・・・という話に過ぎず、直近の比較では家庭系ごみに限っては「増加している」という事実。情報が不正確に流れていたとしか思えませんし、それを宣伝に使用することに私は心から残念に思います。今大事なことはダストボックスを廃止をし、ごみの減量が順調に進んできたにもかかわらず、また微増傾向になっていること。その事実を伝えることが大事なはずです。今、市民に届けなければならない情報を歪めて伝えているとしたらその責任はとても重いのではないかと感じてなりません。

 いずれにしても家庭系ごみの減量が進んでいない現実があります。家庭系ごみの有料化は確かに負担だとの話もききます。でも手元で負担をするのか税金で負担をするのか・・・どちらを選択するのか?という話ではないでしょうか?これはとても極端な言い方かも知れませんが、周辺の自治体でごみの有料化になり、生活が苦しくなって大変だ、厳しくて大変で、ごみが捨てられない・・・・という状況に陥り、地域中に「ごみ屋敷」が増えたということも聞いていません。もし、そのことが生活の負担になるようであれば、そこはしっかりと福祉的配慮をすべきで、対応をすべきとは考えています。
 家庭系ごみの有料化については近々、議会でも再度議論されることと思います。でもその前にもう少し市民のみなさんと議論を進めたり現状を理解してもらえる工夫をしていきたいものです。

投稿者 hisaka : 2007年04月30日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1383