« 謎な出来事 | メイン | 廃プラ施設見学 »

2007年04月25日

世代交代への道のり。

 今回の選挙では20代、30代・・・朝日新聞で言うところの「ロストジェネレーション」世代が私を含めて5人が立候補。けれども最終的には現職有利で私一人だけが当選するという結果に。これについてはまた分析が必要だなと思っていますが、「若ければいい」という傾向もだんだんと薄れているのかもしれません。けれども、「若い人にがんばってもらいたい!」というエールを下さる人は多いのですが・・・。

 前回の場合は当選した26名の平均年齢は51.19歳、今回は52.57歳。この平均年齢が50歳以下になるとうれしいなあと思っていますが、結局私はまたもや多摩市議会最年少ということになります。
 ちなみに・・・・前回最年長は64歳で最年少は26歳。今回最年長は68歳で最年少は30歳。ここから見てもわかるように、議員が年齢を重ねた分だけ、最年長も最年少も都市を重ねたと言うことで・・・・。

 多摩市議会としての課題は世代交代を進めていくこと。つまり、これは私たち多摩市民の課題にもつながってくると思います。そのためには人材育成が何よりも必要になるでしょう。長期多選議員の弊害なども指摘される一方で、それが必ずしも批判の対象ではなく、1期や2期の経験が浅い議員が多数を占める議会の場合には老練な行政職員に太刀打ちできないというのも悩みの種。その点ではバランスよくさまざまな属性を持った議員が議会に存在していることが大事なのかもしれませんね。
 
 ただ・・・長期多選の方々が「議会改革」を訴えていることには非常に違和感を覚えてなりません。その方々では改革することができなかった「改革」があるはずだからです。どっぷりと先例や慣例につかりきってしまっている方々では無し得ないことってたくさんあると思うのです。だからこそ、若い力が必要・・・・そんな視点に立てば、いつまでも議席にしがみつくのではなく世代交代できる潔さや引き際を見極める謙虚さなども問われるような気がしてならないですし、それが問われた選挙戦ではなかったか?と個人的には考えていましたが、結果を見る限りでは・・・私の考え方はあまり反映されていないようにも思うので、まだまだ私の分析力は不足していることを感じています。


 いずれにしても、4年に一度の選挙の機会を一人一人の市民はもちろんのこと、多摩市の市民全体でどう活かしていくのか・・・・最終的にはそこが問われるのだと感じます。議員の人件費も含めて市民が必要とするからこそ「議会」の存在があるわけですから・・・。市民が必要とする「議会」を目指さなければいけないと改めて思う今日この頃です。

投稿者 hisaka : 2007年04月25日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1380