« 無力ではない。 | メイン | 挑戦します!2007~その② »

2007年04月12日

挑戦します!2007~その①

 告示日まであと3日。現在愛用しているPCがあと3日だけ踏ん張ってくれたらいいなと思っています。WIN98を使用しています。ここ2週間ほど、入力中にフリーズしてしまうので困っています。来週が終ったら、買い替えないと。

 というわけで、今、一番気になっているのはお天気です。毎日、朝と昼と夜に週間天気をチェックしています。あまり晴れすぎるのも困りますが、雨が激しくても困ります。空模様が心配だなと思っていますが、こればかりは心配しても仕方がありませんが・・・・。

 
 さて、私は「凛と立つ。一人ひとりの声を力に」というスローガンともうひとつ「子育て・まち育て・人の輪づくり」という政策タイトルをつくりました。残り3日間で、そのことについて書いてみたいと思います。

 私は政策課題と言うのはさまざま多岐の分野にわたると考えています。社会状況は刻刻と変化していますし、議員はその時々の課題を捉えながら、議論をしていく必要があります。否応無しに、福祉をはじめとして行政が取り組まねばならない課題が出てくるでしょう。いまや高齢化の問題は当然のことですし、関連して健康、環境のこと、まちの活性化のこと、特に多摩市ではニュータウンのリニューアルを含めてのハードの問題、それから教育のことも・・・・・・・さらに忘れてはならないのは行政改革のこと、これに関しては議会のチェック能力も含めてですが、市民の方の関心は最も高いかもしれませんね。市民に求める前に行政や議会は自らの姿勢を質すべき・・・というご意見は多いです。

 
 今は、とても難しい時代です。経済状況も社会環境も含めて、将来「バラ色」を感じさせるような兆しを持てる機会は少ないのではないかと思っています。 
 そして、目の前に迫る少子高齢化社会は支え手が減る社会。これまでと同じように行政サービスを維持するとすれば、それだけの税負担を確保しなければなりません。その将来を見据え、議会では政策の優先順位をつけていく必要があるでしょう。議論をしなければいけません。

 でも、実際の議会はなかなか議論をする場所にはなっていません。だから、まずは議会改革を進める必要があると思います。3月議会では議員定数削減を求める陳情が不採択になりましたが、それについても市民と共に報酬のあり方、定数のあり方、議員活動のあり方など考えていくようなテーブルを設けたていきたいものです。自治基本条例で市民参画と情報公開を基調としたまちづくりを進めることになっています。議会でももっともっと市民の知恵を取り入れる工夫があっていいと思います。議会への市民参画の手法が進めば、議員の定数も減らすことは十分可能です。そして、大事な問題の決定には「住民投票」があっていいと思います。議会でも住民投票の活用が積極的に議論されるべきだと思っています。

 議員は一度選ばれれば、全てのことを委ねられた・・・・全権委任、白紙委任されたと考えるのではなく、常に「時代、社会環境は刻刻と変化している中で政策課題も動いていく。」ということを念頭に置くべきと私は考えているので、「住民投票」は大事な手段と思います。

 もちろん、これは・・・・新しいメンバーになった議会の総意が必要で、私だけが主張していても始まらないわけですが・・・・。
 

 以上を踏まえて・・・・・・。これまで私は市民の自治にこだわった視点で活動をしてきましたが、そこに新たに自分自身の課題でもある「子育て」が加わってきました。議員はそれぞれに「こだわり」があった方がいいと思っています。いろいろと議論はしなければいけないのは当然のこと。けれども、政策の質を高めていくためには‘こだわる’ことが大切です。
 そこで、自治体の「子ども政策」については10の提案を考えました。


 1-■市民参加で「子ども安心」地域を!~世代間交流で支える「子どもの居場所」づくり~
   安心安全な地域社会をつくることは行政や警察まかせでは決してできないこと。すべての子どもと保護者が安心できる「遊び場・居場所」の確保が求められています。地域の小学校に学年や障害の有無などにかかわらずすべての子どもが集い、市民参加で遊び学べる「放課後寺子屋」の取り組みをすすめ、地域全体で子どもたちの放課後活動を支える仕組みをつくります。

2-■保育園を地域の子育て拠点に!~子どものために心にゆとりの持てる子育て支援~
増える児童虐待防止は緊急課題です。子育てをひとりでがんばりすぎないためにも、保育園はすべての保護者のために。保育園を地域の子育て支援の拠点の核として位置づけ「親子ステーション」を開設します。働いている人もいない人も誰でも育児の悩みを気軽に相談できる場所として、また乳幼児の「食育」をすすめる地域の拠点として機能の充実を図ります。

3-■「食」を見直し、考える!~子ども時代の「食べる力」からはじまる健康づくり~
食生活の変化で子どもたちの生活習慣病も問題となっています。健康づくりは子どものときから、味覚づくりも乳幼児期に始まります。親子でともに大切な「食」に関心を持ち、学べる身近な場として「食育」ステーションをつくり、地域の料理名人の腕なども活かした、市民参加で子どもたちの「食べる力」を育める環境づくりを進めます。

4-■障害児への総合的なサポート施策を!~子どもの発達を見守る体制づくり~
 発達障害者支援法の成立、特別支援教育への転換など新たな課題への取組みも進んでいます。ひとり一人の子どもをより大切にし、個性を伸ばせる支援体制が求められています。医療・福祉・教育のきめ細やかな連携をすすめるために「サポートコーディネーター」の人材育成を積極的にすすめます。また、健康センター、子ども家庭支援センターと教育センターの機能連携、保育園・幼稚園・療育教室と学校の連携による就学前後のフォローアップ体制の強化を図ります。

5-■もっともっと本とふれあう機会を増やす!~想像力で描く子どもの夢・希望と未来の社会~
明日の夢を描きづらい社会だと言われます。しかし子どもたちの可能性は無限大です。想像力こそ未来の社会を築く礎。「読む力」が想像力を磨きます。多摩市で育つすべての子どもたちが豊かな想像力を育むために、バリアフリーの視点も活かしてつくる「子ども図書館」の充実をめざします。また市民とともに子どもとふれあい読書をすすめる「読み聞かせ活動」などに取り組み読書環境を豊かにします。

6-■子どもの視点に立った相談体制を充実!~スクールソーシャルワークで子どもの悩みを解決~
 友達・親、学校・進路のこと、体や性の悩みから虐待や経済的な困難などまで…いま子どもたちは実に幅広い悩みや困難を抱えています。現在、小中学校には心の悩みを受けとめるスクールカウンセラーが配置されています。しかし、現在の体制では学級担任や学校長、地域の諸機関と密に連絡を取り合いながら問題解決のプロセスを見つけることが難しいのが現状です。子ども本人への直接援助に留まらず、さまざまな相談機関としっかり連携し、家庭・学校・地域ぐるみで問題解決を図れる体制をつくります。

7-■中学生・高校生の活動場所の確保を!~「育つ力」を見守り支援できる地域を~
 部活動への参加も強制はされない時代です。気軽に集まれる場所、ふらっと立ち寄れる場所がなく、行き場を失っている中高生も少なくはありません。思春期の子供たち、中高生が気兼ねなく集まり活動できる居場所づくりも重要な課題です。飲食やおしゃべり、ゲームなどが出来る交流の場、図書室や勉強ができる学習コーナーなど、放課後や休日を思い思いに過ごせる居場所づくりを、中高生の参加で地域ごとに進めます。

8-■情報化社会を生きぬく力を!~子どもたちにメディアリテラシー教育~
   インターネットや携帯電話など子どもたちの周りにも情報があふれる社会です。サイバー犯罪の増加、携
帯電話を介して子どもたちを巻きこむトラブルや事件も増えているのが現実です。多くの情報量を受けとめ取捨選択しなければならない時代です。子どもたちが、メディアを読み解く力とインターネットや携帯電話を利用する基礎知識を身につけることのできる「メディアリテラシー教育プラン」を作成し、進展する情報化社会を生きぬく力を育てます。

9-■すべての子どもに育ちを保障!~子どもひとり一人に育つ権利と学ぶ権利~
「ワーキング・プア」や増えるシングルマザー・・・若い世代は経済的厳しさにも直面しています。子育てへの経済的負担も軽くしていかなければなりません。親の経済力に左右されずに子どもが学べる環境を保障すること、格差を子供たち世代のスタートラインでのハンディキャップにはしないことは、政治の重要な役割です。ひとり親家庭への支援、就学援助制度の拡充など、子どもひとり一人の育ちと学びへのサポートの充実を図ります。

10-■四季折々に豊かな自然を!~子ども・未来のために守る「みどり」・育てる「みどり」~
「みどり」豊かな生活環境を守ることが多摩市の魅力につながります。四季折々の季節を身近に感じられる自然は子どもたちの感受性を育てます。この環境を子どもたち、未来世代にもつなげるため、市民の出資でみどりを守るシチズン・トラスト「みどりの公募債」の発行、市民の参加でみどりを育てるグリーンボランティアの育成と活動環境の整備、みどりの里親制度(アダプト制度)など、市民のちからで多摩市のみどりを守り・育む仕組みをつくります。


 

 この10の提案をする理由は・・・・子育て難の時代だと言われているから。いつの時代も子どもは社会の夢で希望であるはず。
 

 でも、今は「この先の未来」が描きにくい時代にあるのではないでしょうか?子どもたちの姿を見ていてつくづく思うのは、子どもたちそれぞれの将来にどんな成長を遂げていくのか?という楽しみもありますが、子どもが大人になった時にこの社会は一体どんな社会になっているのだろう?・・・・という不安の気持ちも決して小さいものではありません。

 だからこそ、「子ども自身」の力をしっかりと伸ばしていきたい。未来への投資をしていきたいと思っています。「子育て力の低下」が指摘されていて「地域で子育て」をすることの必要性も指摘されています。地域に「子育て応援団」をつくりたいですね。地域は人材の宝庫です。2007年、きっとこれからますます・・・・。


 とても長文になってしまいました・・・・・・・・・・・・・・・・・明日に続きます。

投稿者 hisaka : 2007年04月12日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1375