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2007年03月12日

予算特別委員会 1日目

 来年度予算に対して、総括的質疑、そして歳入についての質疑がありました。税制の変更で大幅に収入増となりますが、そのことが市民生活にどう結びついていくのか、市民サービスの向上にどう反映されるのかに問題提起する意見など出されました。

 私は今日は発言するつもりはなかったのですが、他の方の質疑を聞いていて、ふと・・・気になっていたことを思い出しました。市長の考えるトップマネジメントの強化で助役が2名、4月からは副市長2名になるわけですが、それに伴って大幅な組織変更が予定されていました。しかしスリム化を図る組織変更のスケジュールが大幅に遅れています。本来であれば、新年度前の今の時期に整理されていることが望ましいわけですが、どうやら新しい組織については6月定例会での提案が最速だとか・・・。結局、今年10月から新しい体制で動けるようにしていく予定になっているようです。

 どんな組織体制になっていくのかについてまで私は言及しないわけですが、当然ながら組織のスリム化を図るとするならば、管理職・・・とりわけ部長ポストもスリム化が図られて当然です。ところが、3月末で退職をする部長相当職の職員数のことやらを考えはじめると・・・・もしかすると4月の段階では部長相当職に該当する人が増えるのではないか・・・と考えられるのです。

 今は・・・・企画政策部長、総務部長、市民部長、くらしと文化部長、こども青少年部長、健康福祉部長、環境部長、都市づくり部長、生涯学習部長、学校教育部長、議会事務局長、監査事務局長が確か部長ポストだと思います。

 ところが、少なくとも4月から・・・収入役の廃止に伴って新たに設置される会計管理者が部長相当職となる予定なので、現状でも部長ポストがひとつ増えます。
 
 そして、現在の部長級で今年度末退職者は2名。要するに新たに3名が部長級に昇格することとなるわけです。


 ・・・・けど・・・・・今後の部・課の再編によって組織のスリム化を図る、部長ポストを減らすとのことであれば4月に3名を昇格させてしまうと、10月以降に人余り状況になる恐れがあるのです。
 つまり、4月に3名分のポストの空きがあるからといって、すぐにそこに部長ポストへの昇格人事を行ってもいいのでしょうか?というのが私の意見です。


 一体どうなるのか・・・?誰にもわからないようでした。情報を隠しているわけではないとすれば、答弁からは「まだなにも決まっていない。」との状況が明らかになったと言えます。現段階でなにも決まっていないとすれば・・・行政運営そのもののあり方にも不安を増幅させる要因につながらないでしょうか?
 私の意見は・・・他の議員が「助役二人制は市民に全く還元されていない。」の指摘もあったように、その声に応えてほしいということ。つまり、「新たな組織像が明らかになるまでは助役が空席の部長ポストを兼任してはいかがですか?」ということです。

 どういう判断をするのかについてはわかりませんが、人事異動など発表される時期はもうまもなくですね。助役二人制の効能と人件費削減、無駄なく効率の良い税金の使い方という観点で考えてほしいものです。

投稿者 hisaka : 2007年03月12日

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