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2007年02月27日

楽しい食育の取組み

 パルテノン多摩の小ホールで行われた「子どもの食育シンポジウム」に参加をしました。東京都の南多摩、八王子、町田保健所の主催でした。先日、子どもたちの薬物乱用の話も聞いたわけですが、保健所も地域に開かれた活動を進めているのですね。改めてそのことを感じました。

 今日のシンポジウムははほねぶとネットを主催されている大村直己さんの講演と、事例発表の2部構成でした。大村さんのお話しは「食育」にとてもわかいりやすい解説をつけてくださった感じで、その必要性が再整理できた感じです。
 印象的なのは・・・豊かで便利な時代だからこそ「食」が難しいということ。それは食に対する感謝の気持ちを味わう心をまず持つところからスタートするのではないかと思いましたが、「飽食時代」にある私たちが「食」の大切さをどう捉え、そして「食」にどう向き合っていくのか、それは「食生活全体」・・・暮らし方全般にもつなげて考えねばならないことなのだと感じました。

 「食べたい時に食べたいものがすぐ食べられる豊かで便利な時代だからこそ、食の大切さを再認識し、食の基本に立ち返ることが大切な時代」と表現されていましたが、生きる基本になる「食」への欲求が簡単に満たされてしまう社会環境があることが、子どもたちの忍耐力の無さにもつながっているとの指摘はあながち外れていないのではないかと感じました。


 何と言っても今日は、以前から話は聞いたことがあったのですが、石坂ファームハウスの石坂さんからの活動事例発表があり、ますます参加をしてみたくなりました。時間ができたとき、早速訪ねていきたいと思っています。夏の日差しはちょっと恐怖ですが、昔から伝わる色々の伝統行事・食習慣を次世代に残していくことが大切だとの石坂さんの思いでスタートした活動がつながていくといいですよね。

投稿者 hisaka : 2007年02月27日

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