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2007年02月08日

3月定例会に向けて

 今日は来月から始まる定例会の議案について事前説明がありました。法律の改正に伴って文言整理するものなどが中心で議案の本数の多さに比べ、内容的に審査に時間がかかりそうなものは少なさそう・・・との印象でした。
 助役二人制の議論でも話題になっていた地方自治法の改正により4月から「助役」⇒「副市長」になります。それから収入役が廃止することに伴って「会計管理者」の配置がなされるわけですが、これは「部長クラス」なんだそうです。というわけで、組織改正をして部の数を減らすなどの方向で考えているとはいえ、一時的なことなのかもしれませんが、4月には会計管理者という「部長級ポスト」が一つ増えることになります。収入役は議会に出席をしていましたが、会計管理者は議会に出席するのかな?と思ったりしました。

 ところで、議案説明とあわせてその他の報告事項で東京で開催される国体(国民体育大会)の会場について、多摩市はサッカー競技の開催地としてまずは決定したようです。それからハンドボールについても現在調整中と伺いました。スポーツとは縁遠い私ですが、近くで行なわれる競技はちょっと覗いてみたいという気分です。

 今日のところ、私が市長の意向を尋ねたかったことの一つには「多摩幼稚園の廃園後」のことがありました。廃園に対しては、保護者を中心とした署名活動があり、廃園時期が一年延期されたとの経緯があります。そしてまた「教育委員会と独立性とは?」を深く考えさせられた問題でもありました。教育委員会とは言え、お財布の紐をキュッと握っているのは市長部局を前には力が及ばないという面も否めないような出来事だったかもしれません。・・・当時のことを思い出すと、やはり3月末で廃園となる幼稚園跡地の活用などが気になるところです。
 市立幼稚園としての役割は終了し、もっと有効な施策に変えていくことで話が進んでいたように思うからです。ここで廃園を迎えるにあたり、やはりしかるべき方向が示されていいのではないかと考えています。
 ・・・けれど、現段階ではまだ確定した方針は決定していないようで以下3点についてだけ示されました。

①園舎については使いつづける⇒幼稚園の耐震診断をまずは行なう
②シンボルになっている木は残す
③当面は子ども広場(子供家庭支援センターのブランチ的に使用)・研修センターとしても使用していく
市長は「時間をあけずに使用していくこと」が廃園後のしかるべき対応として大切だと思っていると述べていました。

 もう少し何か具体的な方策が見られるのかと思いましたが、国の示す「こども園」との関連もあるので今後推移を見ていきながら取組みをしていきたいとの話でした。私としては多摩幼稚園に関しては年間経費、人件費などが話題になっていたことを考えると、今後の「こども園」かどうかはわかりませんが、園舎の活用を含めて、どのくらいの経費を考えているのかが知りたかったのですが、それについても「国の方策が出てから」とのことでした。
 「何のために廃園したのか。」が市民に理解されないことが一番悲しいです。そうなりやしないか・・・議会としても廃園後の活用に対し、それほどに積極性をもった対応が行なわれてこなかったとも言えますが、今の状況では何となく行方が不安に感じています。

 それにしても考えてみれば3月議会までまだあと1ヶ月くらいあるわけで、かなり早い段階での事前説明だった気がします。

投稿者 hisaka : 2007年02月08日

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