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2006年12月24日

暖かい冬に感謝

 定例会が終わり、疲れがピークに達してしまった・・・という感じです。翌日は朝は定例の唐木田駅での街頭宣伝活動、その後は来月号のニュースの原稿を作成して、友人と会い、それから夜は議会の忘年会でした。市長や助役等を呼んでいたという古き良き?慣例もここ数年は踏襲せず。今回も議会事務局の職員と議員とでしとやかに?行なわれました。このような会では人間観察が面白いですね・・・・。ものすごくこまめにお酒を注ぎまわる議員さんもいれば、私のように「食べる」に専念している人もいますし。ここでも議員それぞれの持ち味を活かした動きが垣間見れ、「立ち振る舞い」の勉強になります。

 それにしても、暖かい冬にありがたく思っています。昨日も今日も日中は冬の日差しでまぶしかったわけですが、特に今日は桜ヶ丘、永山、多摩センターにて街頭宣伝活動をしたので大助かりでした。貼るカイロは必要なかったですね・・・・。

 ところで、今日の朝日新聞の朝刊の記事に注目。「首長まかせではすまない。自治体運営どうチェック?」データ的には少し古い(2004年)のものが、議員の仕事ぶりについて・・・・市議会に提出された条例案のうち議員提案は4%で市長提案は残りの96%だそうです。つまりほとんど大部分、100%近くが市長提案だと言えるわけですね。さらに・・・市長が提出した96%の部分ですが、これを「原案通り可決」した割合は99%。議会が修正したり、否決したり、市長が撤回するという事例は1%だとか。
 つまり、それぞれの議会で色々と議論は行なわれているのかもしれませんが、結果だけを見てみれば、市長提案がそのままノーチェックで議会を通過しているわけですね。

 けれども、本当にノーチェックなのでしょうか・・・・。本来は市民の眼に見えるかたちで議論がなさることが望ましいわけで、やはり議会の場で堂々と意見交換をし、最善の選択をしていくべきと思いますが、それは単なる理想の境地?!
 というわけで・・・市長が議案を提出する前に一段階ののプロセスがあるのかもしれませんね。どちらかと言えば私の立場は市長側とは言えないので、あんまり「お伺い」されることは少ないわけで、いつも事前に説明されることは内容的にもほとんど意志決定固められている状態ですが・・・。いわゆる市長派の立場にある議員の方々には濃淡あったとしても、事前の事前の事前の情報提供や情報交換があるのかもしれません。
 私にとっては「寝耳に水」と思えることであっても、そうではなかったんだなと感じられる場合や場面も実際にありますので・・・・。


 いずれにしても、「情報量や専門性、調査能力で議員は行政太刀打ちできないのが現状」と指摘されているように、議員活動を支援できる体制づくりが求められていると思います。市議会事務局の充実を考えてみたとしても、これまたとても難しく、事務局の職員も役所の人事異動の一部に組み込まれていることからもわかるよう、議会事務局の職員とは言え、純粋な議会専属スタッフになりきれない面もあります。
 議員が議案の提出など、政策立案能力を高めていくためには相応の支援体制を構築することが必要。ある意味で政党が抱えている政策スタッフがそれなりの役割を果たせればそれに越したことはないのですが・・・・ここが最も大きな課題かもしれません。政策をつくる市民政策スタッフ、市民のシンクタンクのようなものがあったらいいのになぁと思える今日この頃だったりします。

投稿者 hisaka : 2006年12月24日

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