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2006年12月08日

12月定例会 補正予算

 補正予算の審議に入りました。532,158千円の増額補正。

 個人市民税は当初よりも5億円ほどの増額、法人税については、ある企業が特別損失を計上したとのことで4億円のマイナス。それでもプラスマイナスで市民税は1億円の増。加えて、固定資産税や都市計画税など市税関係では合計4億円の収入増になっています。
 今回は予定していた基金の取り崩しについて、一部取り止めたり、特に市債では住民税等減税補てん債(個人住民税等の税制改正に伴う地方公共団体の減収額を補てんするために発行が認められた特別な地方債で、税の振り替わりとしての性格をもつもの。一般的な地方債が、財源にできる対象事業が限定されているのとは違い、減税補てん債は、一般財源と同様に建設事業以外の経費にも充当できる。)の起債はしない等、財政運営の健全化のために対応をしているようです。

 しかし、「健全な財政運営とは何か?」という考え方そのものが人によって見方がさまざまある・・・各議員の質疑を聞いているとそのことを感じます。単純に借金はしなければしない方がいいとも言えないようで、特に市債の発行については(今回は新たに唐木田コミュニティセンターの建設用地取得を行なうために一部起債しましたが)、将来その施設を利用する市民にも経費を負担してもらうとの考え方にたつことで、その必要性も認められるようです。


 起債そのものは否定しないものの、将来にわたる起債と返済の計画も示すべきではないかという厳しい指摘が出されたように、私も将来的にどうなっていくのか長期的な展望が欲しいとは感じます。
 とはいえ、長期的な展望が示された時に、まずはそのことを鵜呑みにせず、議会独自で市の財政的な問題を考えられるようになると理想ですね。そのためには私も含めて議員個々人が研鑚を積む必要性と、議員を支えるための議会事務局の調査活動の活性化が必要だと思う今日この頃です。

投稿者 hisaka : 2006年12月08日

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