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2006年12月07日

12月定例会 一般質問5日目

 今日で一般質問が終了しました。

 ふりかえってみると「防災問題」と並んで「いじめ問題」をとり上げた人が多く、同じような趣旨の質問が続きました。なので、今日は、教育委員会の「いじめ問題」への対応が繰り返しPRされたような気がしました。
 これだけ多くの議員が関心を持っている「いじめ問題」・・・・子どもたちの安全・安心問題などが話題になれば、公式ホームページなどでそれへの対応が告知されるように、マスコミをこれだけにぎわしている「いじめ問題」への教育委員会の姿勢や対応についても告知をすればいいのにと思います。市民の関心も高いと思うからです。
 そしてまた、子どもたちには相談できる場所などの案内をリーフレット形式にして渡したと言うことでしたが、市内には私立の学校に通っている子どもたちもいるので、そのことも考慮すればホームページを活用して情報を掲載することの必要性はやはり大きいと感じます。(ちなみに、いじめの質問とは別の場所でわかったことですが、年度によって人数に若干の変動はあるものの、毎年、私立小学校へは約30人前後、私立中学校には約200名前後が進学しているそうです。)

 

 ところで、いじめのことについてですが、教育委員会に報告されている件数としては、2001年(平成13年)が17件、2002年(平成14年)20件、2003年(平成15年)18件、2004年(平成16年)19件、2005年(平成17年)13件ということが明らかになりました。この数字だけを見ても、何の評価も判断もしがたいのが現実。そもそも報告するまでに至らずに解決できている(とされている)いじめも存在しているわけですので。今後、実態をどう掴んでいくのかは課題になると思っていまし、教育委員会でも実態把握の重要性を認識しているようですが、最も難しいことと言えそうです。
 
 
 今、中学校にはスクールカウンセラー、小学校には心の相談員が配置され、子どもたちの悩み相談を受け止める体制はとりあえずは整備されていると言えます。そして条例で設置されている教育センターは多摩市の教育相談を専門的に受けつけ、対応にあたる場所として位置づけられています。しかし、残念がらせっかくある仕組みが十分に機能発揮できていない状況があり、ここを改善していくことが今後の課題です。教育センターが本当に核になれるのかどうか・・・・。スクールソーシャルワークの視点から子どもたちの悩みを解決できるようにすることが目標になるでしょう。


 明日から補正予算の審議が始まります。今年度の当初予算書、6月、9月の補正予算書とつき合せながら、今回配布された補正予算書を眺めながら、財政分析力にまだまだ欠けていることを痛感しているところです。

投稿者 hisaka : 2006年12月07日

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