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2006年11月21日

給食の試食

 今日は午前中に代表者会議がありました。そこである会派より提案があり、文京区議会のように災害などに際し、議会・議員としての行動に関するルールを定めることが必要ではないかという問題提起がありました。そう言えば、多摩市では災害の際、多摩市災害対策本部が設置され、議会事務局長はメンバーの一人になっているようですが、議会・議員がどう対応するのかについてマニュアルなどはありません。一定のルール決めをしておくことは大事なことかもしれません。

 さて、今日は永山第1給食センターへ行き、‘地場野菜’給食の試食をしてきました(多摩市学校給食市民連絡会の企画です)。メニューは大根の葉入りご飯、ししゃも、おでん風の煮物、りんご、牛乳でした。・・・・このメニューに牛乳はちょっと勘弁してもらいたいと言うのはもしかすると大人だけの感覚かもしれませんが、私は牛乳は飲めませんでした。今日の地場野菜は煮物の中の大根。東寺方の生産者より届けられたものです。聞き間違いが無ければ・・・早朝に約130tほど届けられるとか。一体、何本なのでしょう・・・・?想像がつきませんが。
 現在、給食センターは全部で3センターあります。永山第1、永山第2と南野です。けれども、ここを2センターにしていく方向性が出されており、この9月から南野にあったセンターは改修工事のために閉鎖しています。そこで、永山第1と第2センターが従来の南野分を引き受けているので、第1センターだけで考えても3700食分から5100食分へと変更したとか。食数が増えたので、献立にも一層の工夫が迫られているそうです。できるだけ季節感のある献立にしようと食材などの工夫もするそうですが、なかなか難しいという話でした。

 給食は子どもたちが学校で「食」のことを考えたり、学んだりする一番の機会だといえます。そして、食育基本法が制定され、ますます学校教育の現場で「食」教育を進めなければいけない状況です。学校現場には栄養教諭の配置などが示されていますが、東京都は・・・・東京都だけは全校に栄養教諭を配置していないようです(という話でした)。
 多摩市の場合はセンター給食なので、給食をつくっている調理員さんや献立を考えている栄養士さんと子どもたちとのつながりがどうしても希薄にならざるを得ません。学校側の依頼により、時には栄養士による出張授業が行なったり、また小学生は学校給食センターへの社会科見学もしているようですが、「顔の見える関係」がつねに存在する自校方式給食にはやっぱりかなわない部分を感じます。それでも子どもたちはとても素直なので、社会科見学などを終えた直後などには、地場野菜の生産者の方や栄養士さんなど宛てに手紙が届くようです。「食への感謝の気持ち」が綴られているのでしょうね。
 
 ところで、給食センターの改修工事とともにメラミン食器が強化磁器食器に変わる目途がついています。12月の議会では、強化磁器食器の購入に伴う契約に関しても議案が提出される予定です。ちなみに・・・私は多摩市に住んで20年を過ぎますが、給食を食べたのは引っ越してすぐの1年間だけ。そのうち食器が変更になったので、お弁当を持参していました。その当時、食器を持参して給食を食べるかどうかも選択肢にあったのですが、私は迷わず「お弁当」を選びました。札幌にいた時には親子方式給食で、隣の学校でつくった給食が届いていたのですが、それと比べると多摩市の給食は「美味しくない」と子ども心に感じていたからです。
 でも、今日は給食もそこそこ美味しいなと思いました(私は薄味なので少々味付けが濃いようにも感じましたが)。給食を美味しく食べるには、献立や味付けなどの問題もありますが、そこにプラスしなければならないのは「環境」があると考えています。何よりも給食の時間が短くてせかされるように食べるのでは美味しさも半減、食器についてもランチ盆とメラミン食器ではいまいち(私の時代はこれに先割れスプーンだった・・・)です。食器だけでも改善されることは「環境」改善につながることなので大歓迎。しかしながら、強化磁器食器は少し重ため、そして食器の数が増える・・・など、給食の準備片付け的な点からするとちょっぴり手間が増すのかもしれません・・・・そのことによって、給食時間にますます余裕が無くなり、各クラスの先生たちが‘ガミガミ’にならないで欲しいなと思います。


 給食センターの方式だと希薄になりがちな、栄養士さんや調理員さんと各学校との関係づくりがこれからの大事なポイントになるなと個人的には感じています。栄養教諭が配置されないともなれば、ますますここが重要になるはず。

投稿者 hisaka : 2006年11月21日

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