« 議論してきたからこそ・・・ | メイン | 浅野さんの話から・・・ »

2006年11月16日

女性が歩いてきた道

 憲政記念館で開催中の「女性参政六十年特別展」を見てきました。それほど大きな展示フロアではありませんが、関連する資料が並べてあり、時代を感じました。60年という時間の捉え方・・・「たかが60年、されど60年」という表現になるのではないかという気がしました。60年間の歩みを辿ってみれば、その積み重ねを実感する部分もありながらも、社会全体で捉えてみれば、まだまだ女性の発言力というのは強いとは言えないからです。
 展示の一部にもありましたが、列国議会同盟の資料から見ても、国会議員に占める女性の割合で日本を探しても・・・・下位のほう。社会のルールをつくる根幹である「国会」の場で活躍する女性が増えることが、女性全体の「発言力」に力をつけることになるというのは、地方議会の現状を見ていてもそう思います。実際に多摩市議会の場合も女性議員がわりと多いことで「女性の立場」とか「女性の視点」も活かし、大事にしなければいけないと‘一端は’意識をしている男性議員の方が多いだろうと思います。そのことだけでも効果は大きいのではないかと感じています。

 この特別展のホームページからも、ちょっとの雰囲気を垣間見れると思います。こういう展示を見ると資料を保存していくことがいかに大切かを知ることができます。今、多摩市の図書館でも多摩ニュータウンの資料を集めているわけですが、その資料をどうやって後世に伝えていけるのかという視点が求められているなあとふっと考えた帰り道でした。

投稿者 hisaka : 2006年11月16日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1270