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2006年11月14日

多摩センター駅前を歩く

 お昼過ぎ、用事ついでに多摩センター駅周辺をひととおり歩いてみたのですが、「どうして、こんなにのどかでのんびりしているのか・・・・」とつくづく感じました。広い空間とゆったりした人の流れは経済的な活気を期待する側とするといまいちなのかもしれませんが、あくせくすることなく自分空間が邪魔されずに過ごすことができて心地よい気がします。人の多い場所に行くとまずは歩くスピードに気を遣うので、私は多摩センター駅前くらい広いと落ち着けていいなと思います。なので、小さな子どもとちょっとしたお買い物を楽しむのには最適。日本社会は全体的に小さい子ども連れには冷たいと感じることが少なくありませんが、多摩センターは空間そのものに余裕があり、他人にそれほど気兼ねしなくても済むように感じています。(これはあくまでも個人的な見解にすぎませんが・・・・。)

 今日もいつものように三越の2階にある「赤ちゃん休憩室」のところを覗いてみましたが、ベビーカーの親子が数組いました。私が覗く時だけかもしれませんが、この場所が閑散としていることはありません。三越は小さい子どものお散歩ついでに立ち寄る場所としてちょうどいいのかもしれませんね。
 

 さて、多摩センターでは先週の土曜日からイルミネーションが始まっています。これも定着してきました。夜はイルミネーションが美しいとしても、昼間は全くの反対。大きなクリスマスツリーはいいのですが、動物のモニュメントはお世辞にも可愛らしいと言えないところが悲しいです。イルミネーションの期間中にあわせて、いろいろなイベントが行われるようです。子ども向きとどちらかと言うと高齢者向きのイベントが多いみたいですが・・・・。多摩センターのイルミネーションには何かテーマが設定されているのでしょうか?都内の繁華街とは異なって、「家族で楽しむイルミネーション」というのがテーマになりそうですが。


 ところで、気になっているのが先月末にオープンしたバスロータリーの「福祉ショップ」。駅前などにもう少し「案内表示」が欲しいところです。今日は遠くから眺めていただけですが、お客さんは今ひとつ。宣伝強化が必要だと思います。福祉ショップなどでお買い物をすると、どことなく「役立っている感」があるので、宣伝をすればお買い物をしてくれる人も増えるように思います。既に、図書館の本の受取りサービスもスタートしていて、こちらも少しずつ利用が広がっているようです。
 この福祉ショップには1坪ショップがあって、市民が借りることができます。先日はネイルサービスがあったとか。この1坪ショップの取組みも面白いと思っています。まずはお店の存在をもっと広げることからはじめなければ・・・・。社会福祉協議会のホームページでももっと宣伝すればいいのにと思います。イルミネーションの時期も重なっているので、少し工夫をすれば宣伝効果も上がりそう。


 多摩センターの活性化は多摩市の重点施策となっていて、それなりに力を入れてきている努力は感じます。でも、市長が目指している多摩センターが活性化した「像」というのが、私にはよくわからないのが正直なところです。個人的には・・・西落合中学校跡地に図書館本館が移転するということで、親子で楽しむ多摩センターに相応しく「子ども図書館」の充実に期待をしているのですが、それにあわせて、駅から図書館に行くまでの道のりにもおとぎ話や絵本の話題ができるような工夫があるといいなと思っているところです。一部には不評の声もありますが、スペースピコロンは子どもにはうれしいスペースのように・・・・。

投稿者 hisaka : 2006年11月14日

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