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2006年11月09日

親も成長できる場をつくる

 先日に引き続いて「プレイセンター体験講座」に参加をしました。今日は国分寺でプレイセンターピカソを創設したメンバーの一人で、日本プレイセンター協会のスーパーバイザ-である足立隆子さんに話を伺いました。講座のテーマは「親のための学習会」について。プレイセンターの一番の特徴とも言える「親のための学習会」の必要性や意義に関し、実体験を踏まえた話を伺うことができました。
 プレイセンターは親たち自身が運営をしていく場でもあるので、まずは初参加の人たちを「仲間」にしていくことが必要です。それほど堅苦しいものではなく、緩やかにつながり、そしてお互いの立場を分かち合えるような関係づくりをしつつ、参加している人誰もが必要とされる状況を創り出していくのだそうです。一緒に運営していく人になるための共通認識を作ることが学習会の役割。そのために、学習会では自分自身の答えを探すことが求められます。学習会を通じて、何を考え、何を感じたのかを毎回レポートにまとめ、それらを元に議論するためです。
 実はプレイセンターの学習会は「子育て」に向き合う自分自身を深め、見つめ続けることを目的としてプログラムされているのです。これは「子育て」の本質に向かう大変な作業になります。答えや正解がない学習をすることになるからです。しかし、その大変さを分かち合うのがプレイセンターに参加をしている人すべて。互いの立場を理解しあうことで信頼関係も生まれ、その後のプレイセンターの運営にもつながってくるそうです。

 確かに・・・子育ての渦中に置かれていると、「子育て」の本質云々など考える余裕などないと思います。その点で、プレイセンターで行なわれている学習会の意義には頷けます。子どもの成長とともに親も成長していけるような環境を整えているのがプレイセンターだと言えるのかもしれませんね。「親」として成長できる・・・・経験を積めば知らず知らず・・・・という考えもできるのかもしれませんが、その都度その都度で悩みを共有できる仲間がいることの意味は大きいはずです。私もプレイセンターの学習会に参加をしてみたくなりました。

投稿者 hisaka : 2006年11月09日

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