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2006年11月04日

秋空のもとで。

 ここ2日間の報告が滞ってしまっています・・・反省。まず、11月2日に更新されている多摩市の公式ホームページでは来年度予算編成方針についての意見募集が行なわれています。これはまさに新たな取組みで、自治基本条例があってこその展開だと考えています。予算策定に市民参画を取り入れる段階に進むためには、もう少し時間がかかるでしょうが、一歩踏み出したなという印象です。

 さて、昨日は東永山小学校の跡地にて「福祉まつり」が行なわれ、今日と明日はベルブ永山前、グリナード広場にて「消費者フェスタ」が開催されます。
 昨日は秋晴れな一日。福祉まつりは大盛況だったようです。私も午前中に足を運んだのですが、市民の出店が軒を連ねているお祭りならではの交流を感じました。ひとつひとつの出店それぞれから活動団体の思いが伝わってくるような気がしました。少しでも活動資金をつくりたいとバザーをしたり、手づくりの飲食物の販売、環境系のNPOは活動の宣伝、絵手紙の団体はその場で体験、高齢者の集う陶芸のグループでは作品の販売などなど・・・・・。広々としたグランドでゆったりと過ごせて、親子連れもたくさん遊びに来ていました。保育園でも前日にチラシが配布されたのですが、その効果は大きかったように思いました。

 そして今日は消費者フェスタへ。これは市民提案型まちづくり事業補助金を活用したお祭りです。もともとは毎年恒例で行なわれていた消費生活フォーラムが補助金改革の中で見直し対象となり「中止」されてしまったのですが、多摩市消費者団体連絡会に所属する団体のメンバーたちが再奮起し復活をしました。消費生活フォーラムでも人気だった「リフォームファッションショー」は今回も大好評。古い着物などがステキなお洋服に大変身。私ももう少し年を重ねたら・・・着てみたいな♪と思った次第です。消費者フェスタは明日もあります。
 「これって何なの?」と話しをしている声が聞こえていたのですが、たまたま通りかかった市民にはよくわからなかったのかもしれません。「何かやっている・・・・」ということしか。本当は「消費者問題を考えるきっかけ」を投げかけていくことが目的なのですが、本質を伝えるのは難しいのかもしれませんね。その会話をしていた人たちは「生協が並んでいる」と思ったようでした。(いくつかの生協が出店し、安心安全な食品、せっけんなどのPRをしていたので)

 人によっては連休3日間となるわけですが、市民によっては「お祭り」の3日間になる人もいるようです・・・。「福祉まつり」でも「消費者フェスタ」でもお店側で活躍している人の顔がチラホラ・・・・・。そのパワーには頭が下がるわけですが、やはりそのパワーにも広がりが出て、参画する人の輪も広がることが理想だなあと思いながら、人の動きや人の流れを眺めました。
 
 
 活動的な世代の休日は、天候が良ければ遠出をして過ごすことが多いのかもしれませんが、高齢世代が増える今後は「地域で楽しめる」がますますキーワードになってくると思います。市民の交流が広がるような市民主体のお祭りが開催されることの意義を感じました。秋空秋晴れ・・・明日も天気が良ければいいなあと思っています。

投稿者 hisaka : 2006年11月04日

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