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2006年10月28日

ハロウィンと小さな秋の収穫祭と

 ハロウィンin多摩センターを見に行きました。仮装した子どもたちでにぎわっていて、親子で楽しむイベントが成功している気がしました。来場者の年齢層は若い世代。孫を連れている高齢世代は見かけましたが・・・・・。

 その喧騒をくぐりぬけて、鶴牧・落合商店街の広場で行なわれた「つるまき・まちひろばオープンバザール」まで足を伸ばしました。商店街の前のオープンスペースを生かした手づくりのこじんまりしたお祭り。草花の苗を販売したり、小鳥の巣箱づくりやどんぐりを使ったクラフト、地域の音楽家によるコンサート、小野路の野菜などの販売、そして地域のお料理名人たちが腕をふるう小さなレストラン・・・・恵泉女学園大学の学生さんたちも参加していました。
 このお祭りのチラシには「思い思いに、秋の一日が過ごせればと思います。小さいながらもこの町にしかない秋のお祭りに育っていけばなぁと思ってます。」というメッセージがのっていましたが、顔の見える地域の関係づくりをするためにはちょうどいい規模でアットホームな雰囲気。集まってきた人が自然に会話をして交流が生まれていました。何と言っても大きなテーブルがひとつ。そこを囲み、いろいろな話題に花が咲いていました。
 オープンスペースを生かし、ちょっとした飲食もできるし、みんなで囲むひとつのテーブル。知人の顔を見つければ「ちょっと、こっちへ」と気軽に声もかけられ、テーブルに招き入れてしまえるような感じです。
 
 商店街も軒並みシャッター通りと言われていたひところからちょっと復活。小売店ではなく事務所機能などとしてのテナントも増えつつあります。でも、地域コミュニティの核になれる中心の場所にあるのが「近隣センター」です。いわゆる商店街の活性化でイメージするようなお祭りではないかもしれませんが、地域の人と人とをつないでいくことを目的とした「小さな秋の収穫祭」の取組みが続いていけばいいなあと感じながら帰路につきました。


 再び、鶴牧・落合商店街から多摩センター駅前に。終了時間に近づいたハロウィンはまだまだ賑々しく、出店では最後の値下競争が始まっていました。
 ハロウィンも今年で3回目(確か。。。)になり定着してきた感じもします。このイベントが実施される前のことを思い出すと、ちょうど同時期「いきいき多摩ふれあいフェスティバル」が毎年開催されていました。イベントのコンセプトも開催の手法も全て違っているので単純に比較することができないわけですが、市民の顔が見えた「いきいき多摩」のお祭りは「市民の広場」的な役割を果たしていた気がします。そのときには市民の活動団体などの出店が多くありました。その頃がちょっと懐かしいかも。

 市民にとっての「小さな収穫祭」、市民にとっての「ハロウィン」のイベント。‘まちおこし’ではないですが、まちにとっての‘イベント’の意味を考えさせられた一日でした。
 

投稿者 hisaka : 2006年10月28日

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